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のらりくらり「のらりくらり4周年記念公演」レポート!!!!!!!

5月17日に発売するミニアルバム『4thAnniversary MINI BEST』に先駆け、のらりくらりが、5月8日にSpotify O-EASTで「のらりくらり4周年記念公演」を行った。この日のワンマン公演を行う少し前に、のらりくらりを活動初期から支えてきた北乃あみ・齋藤さくら。同じく、3年間このグループを支えてきた小山りほが卒業を発表。まさに、新たな変わり目を迎えようとしている中での記念公演にもなった。当日のライブの模様を、ここにお伝えしよう。
オープニングに映し出されたのは、メンバー紹介の映像。その後、しっとりと流れだしたピアノの音色、この周年公演限定のOvertureが周年公演のはじまりを意識させる。その音が次第に表情を豊かにしていくごとに、気持ちがキュッと鳴る。時を経るごとに華やかさを増す音楽に乗せ、新衣裳姿のメンバーたちが次々とステージに姿を現した。彼女たちがクラップ求めるのに合わせ、場内中から熱いクラップが響き渡る。そして…。
ライブの冒頭を飾った『しゅき!しゅくりーむ!』が流れたとたん、フロア中から熱い声が張り上がる。ステージ上の7人は、甘えた声で満員の観客たちのハートをときめかせる。その姿に向け、場内中から感情のストッパーを外した野太い声が次々と上がっていた。「しゅきしゅきパイシュー」「しゅきしゅくりーむ」のやりとりも含め、愛らしい姿で観客たちを魅了するメンバーたち。だからこそ彼女たちへ、しゅきしゅきの気持ちを声にしてぶつけていたい。
立て続けに『だいてんさいっ☆』が流れだした。メンバーらか左右に動くのに合わせ、フロアでも観客たちが左に右へ大移動。メンバーたちの歌声にあわせ、「俺もー」とかけあう様も胸アツだ。7人と一緒に声を張り上げ、動きを真似ながら、このまま気持ちを一つに重ねていたい。彼女たちがステージの上で輪を描くように走りだせば、フロアでもサークルが誕生していた。
ガラッとかっこいい雰囲気に変わる『ノラクラボンバーナ』へ。彼女たちが元気いっぱいに「ぼんばーな!」と叫ぶ声に合わせ、一緒に気持ちを熱く騒がせたい。彼女たちと共に腕をぐるぐる回しながらパワーアップしていきたい。サビでは、7人と観客たちが拳を振り上げ、その場でピョンピョン飛び跳ね、気持ちのエンジンをガンガンにフル回転させていた。
「みんな、もっともっとのらくらの4周年お祝いしてくれますか」の北乃あみの声を合図に飛びだしたのが、アイリッシュ系の旋律も印象的な、爆上がりダンス曲の『わっちょい!大宴会!』。ここにいるみんなと一緒に「乾杯」の挨拶をしながら、この場を大宴会の場に染め上げようか。それだけで、もう最高で、優勝したような気分。途中、三拍子に転調する場面では,、フロア中から熱い手拍子も飛び交う。その後も彼女たちは「わっちょい!」と声を上げながら、みんなで満面の笑顔を浮かべ、楽しく爆上がりし続けていた。終盤に飛び交った「わっちょいわっちょい!」のかけあいが最高だ。
彼女たちは、この場をさらに彩り豊かに染め上げようと『ぜんりょく!ごめん!』をプレゼント。この曲ではSpotify O-EASTの全面LEDモニターを活かし、初公開のMV映像が流れ、お客さんのテンションは更に上がる。ステージの上でわちゃわちゃとはしゃぐメンバーらの姿に胸を熱く騒がせた大勢の人たちが、声を張り上げ、熱い想いのエールを送っていた。一人一人の歌声と動きがとてもキュート。その姿に夢中になり、熱情した声を張り上げるのも当然だ。なりふり構わず夢中になってごめん!いや、それでいい!むしろ、もっともっと心をわちゃわちゃ騒がせてほしい。フロア中から上がったガチ恋口上も、胸アツだ。
MCでは、今日の意気込みを一人一人が挨拶。小山りほの語った「今日は(加入してから)3年間の集大成の日です」の言葉や、瀬川ましろの「今日は特別の日だから、最高の想い出を作ることだけを考えてください」の発言も、印象深く胸に響いてきた。
「ウーハー!」の声と共に『ハオハオわんだーらんど!』が飛び出したとたん、観客たちも「ウーハー!」と熱い声を重ねだす。この場を熱情した景色に染め上げるチャイニーズ/オリエンタルな楽曲に乗せ、彼女たちも「ハオハオいいじゃん ハオハオユー」と愛らしい声を上げ、この会場を、美味しい熱狂(具材)をたくさん掻き混ぜた中華鍋の中のような熱情した様に染め上げる。彼女たちか「ハオハオいいじゃん ハオハオユー」と歌うたびに、身体中の熱が上昇し続ける。間奏では、7人と一緒に観客たちが「ウーハー!」とカンフーポーズを決める場面も誕生。7人はステージの最前まで踊り出て、「召し上がれ」と熱い誘いをかけていた。
そのうえで飛びだしのが、『無限チヤホヤ♡』 だもの。思いきりわちゃわちゃはしゃがなきゃもったいない。ステージの上で無邪気に歌い踊るメンバーたちに向け、フロア中から熱い声が飛び交い続ける。かわいい彼女たちを無限にちやほやしていたい。胸キュンなアイドルらしさを振りまいて歌い踊る一人一人の姿に、フロア中の人たちが両目をハートにし、夢中になっていた。
ヤバいよ、このブロック。どこまで気持ちを無限に熱くアゲてゆくのだろう。続く『むちゅー!らびゅー!』でも大勢の人たちが、胸をキュンと鳴らす彼女たちのキュートな振りを一緒に真似、夢中が無限に続く世界へとろけるように落ちていた。間奏では、7人に向けてフロア中から熱い熱いガチ恋口上が上がる場面も登場。無限に続くかわいい胸キュンのアプローチに、ずっとメロメロだ。
続いて飛びだしたのが、新曲の『きゅーっと!あぐれ!』。今まで以上に胸キュンのポップワールドが、この空間をカラフルに彩りだす。7人が、きゅんきゅん甘えた姿でアプローチするたびに、胸がバクバクしだす。初見で触れたにも関わらず、そのかわいすぎるくらいに愛らしい誘いに心を踊らせ、一緒にはしゃいでいた。途中に高速早口で語るセリフも登場。彼女たちが早口でキュートにせまるたび、ドキドキを抑えられなくなる。
そのうえでメンバーたちは、『おねがいタイムレス』をプレゼント。本来歌い出しはじまりのこの曲だが、ワンマンならではの演出、齋藤さくらの煽りMCきっかけから、曲が始まったとたん、フロア中の人たちがその場で大きく飛び跳ね、野太い声をぶつけだす。その声もパワーにしながら、7人はやればできる子らしいハイテンションな姿で、ステージの上で無邪気にはしゃいでいた。フロア中の人たちが、メンバーの動きにあわせてはしゃぐ姿も最強だ。「アレもしたいコレもしたい」と指を差して歌う彼女たちに指名(指を指される)たびに、フロア中の人たちも7人を指差して熱い思い伝えていた。
4周年公演や4周年に向けての想いを語ったインタビュー映像を流したうえで、後半戦へ。
インタビュー映像後半の「もうこの7人で迎える夏はこないけれど、最後にもう一度あの夏を」という現実が心に響く中で『もーちょいサマー!』からスタート。いや、この7人で夏をもう一度過ごし、このO-EASTの場で最後に最高の夏の思い出を作りあげようと、彼女たちは夏曲を歌い、大切な仲間たちと一緒に、この場へ忘れられない夏の思い出を作りあげようとしていた。その想いを感じたフロア中の人たちも、夏フェスの会場で推しに向けて最強のエールを送る気持ちで、最高に熱情した声を上げ、メンバーらと同じ振りをしながら、気持ちのエンジンをフル回転させていた。間奏で飛び交うMIXも、これまでの中で一番熱を上げていた?! 歌詞の一節ではないが、誰もが「最高の夏にしよう」という気持ちでいた。
そのうえでのらりくらりは、手にしたカラフルなタオルをくるくると振り回し『シャキ!シャキッ!かき氷』を元気いっぱいに歌いだした。彼女たちがステージの上から熱風を巻き起こせば、フロアでも大勢の観客たちがタオルやペンライト、腕をくるくる回しながら、一緒に熱情した常夏の景色を作り上げる。ほんと、激アツでノリノリの夏景色が、この場に生まれていた。
彼女たちが作りあげた眩しい青春の景色はまだまだ続いてゆく。7人はめそめそくよくよした涙心をぬぐい去り、ここから新しい一歩を踏み出そうと『はじめの一歩』を歌いだした。7人が言葉のひと言ひと言に強く想いを込めて歌うたび、その声が、気持ちを鼓舞するエールのようにも響いていた。だから彼女たちと一緒に、これからものらりくらりという青春の道を歩む思いで前を向いていた。
次に歌ったのが、活動初期かちのらりくらりのライブに熱い景色を作りあげてきたエモメロチューンの『ミライジャンケン』だ。7人が気持ちを一つに、一つ一つの言葉に強い意志を込めて歌う声が、感情を熱く揺さぶる。気付いたら彼女たちに向け、グーにした拳を高くかざしていた。「未来を変えるのは僕なんだ」の言葉を信じて、この先も彼女たちと一緒に素敵な未来を見ていたい。
止まることなく、楽曲は『のらり』へ。カラフルなレーザーが飛び交うステージの上で、一人一人が気持ちを奮いたて、自分たちの素直な心が上げる声を力強く歌にしていた。その思いを受け止めた観客たちも、ときに振りを真似ながら、7人を強い視線で見つめていた。終盤にのらりくらりが見せた彼女たちらしい生きざまに、胸が熱く揺さぶられる。そして‥。
のらりくらりは、最後に『えいえいおーえんか!』を届けてくれた。ここまでが本当にあっと言う間だ。もっともっと騒ぎたい。そんな燃え尽きたい気持ちへ熱いエールを送るように、彼女たちは「えいえいおー!えいえいおー!」と『えいえんおーえんか!』を歌っていた。ステージの上で無邪気な笑顔ではしゃぐ彼女たちを見ているだけで、無限にパワーが沸き上がる。メンバーらと熱いかけあいをするのも、お馴染みの景色。この楽しさを、ずっとすっと描き続けていたい。7人がステージの上から送る「えいえいおー」の声を耳にしながら、フロア中の人たちの思いきりはしゃぐ姿が眩しく見えていた。
フロア中から沸き立つ、熱情したアンコールの声を受け、メンバーらが『ギリ耐えジンセー』の楽曲に乗せてステージへ駆け出した。 メンバー一人一人が歌うたびに、場内のあちこちで起きた「俺の」コール。フロア中の誰もが、7人のチャーミングな動きに合わせて踊れば、「ねむたいねむたいねむねむTIME」の声に「俺もー」とかけあう様も見せてゆく。もっともっとこの熱狂を身体中に降り注いでほしい。そんな気分で、メンバーと観客たちが声を上げ、一緒に熱く沸き立っていた。感情のストッパーを壊してはしゃぐこの瞬間瞬間か最強だ。
ここで、メンバー一人一人が書いてきた手紙を読み出した。
「アイドルになったことが本当に正解だったのか、眠れない夜も、何時だってわたしの存在を肯定してくれたのは、あなたの存在です。12月から新メンバーとして加入したわたしを温かく迎え入れてくださり、そして、今日という特別な日を一緒に過ごしてくれて本当にありがとうございました」(遊佐いちか)
「12月に加入してから温かく迎え入れてくれて、ここまで応援してくれてありがとうございます。4周年ライブという大切な日に、大好きなみんなと過ごせて幸せです。これからも一緒にいてください」(相葉はる)
「この体制で、最初で最後のワンマンライブということで、たくさん目に焼き付けて、今日という日を絶対に忘れないでいてほしいです。これからもグループの一員として頑張っていきます」(星菜める)
「わたしが周年を迎えるのは4回目になります。どんどん大きな会場で開催することが出来て、そのたびに、私たちの大切な日を、同じ気持ちでこんなにも多くのみなさんとお祝い出来ていることを実感して、本当に胸がいっぱいです。この場所が、わたしの全てです。みなさんと出会えたことが本当に良かったなと思います」(瀬川ましろ)
「今日、このステージに立つことが出来て、みんなと今日を迎えることが出来て、この3年間頑張ってきて良かったなと心から思いました。今日という1日を絶対に忘れないです。みんなにも、何年経っても、頭の片隅にでもいいから残ってたら嬉しいです。3年間の集大成、全力を尽くせました」(小山りほ)
「卒業を発表してから迎えるワンマンで、昔からずっと応援してくれている人もいるし、最近出会ってくれた人もいるし、「まだまだ大好きなみんなと一緒に過ごしたいなぁ」なんて今でも思っちゃうくらい、今までたくさんの幸せをみんなからもらいました。感謝の気持ち、ちゃんと伝わりましたか?今日という日がみんなにとってかけがえのないものになっていますように。大好きです」(北乃あみ)
「4周年ワンマン、本当に楽しくて、幸せです。わたしにとって最後のワンマンライブ、ここにいる全員とまだまだ最高の空間を作りたいと思います。最後まで一緒に楽しもうね」(齋藤さくら)
ライブも、最後のブロックへ。支えてくれた人たちへ感謝の言葉を述べつつ、今の気持ちも重ねながら、7人は強く想いを込めて『好きとかくれんぼ』を歌っていた。君という大切な心の支えに向け、一人一人が胸の内で大切にしてきた思いをしっかり届けるように。歌詞のひと言ひと言を告白の言葉にし、「手を繋いでよ 好きとかくれんぼ」と歌っていた。だから、彼女たちが胸を震わせて歌うその言葉をすべて零さぬように受け止め、胸の内でギュッと抱きしめていたかった。
最後の最後にのらりくらりは、歌詞に綴った言葉の一つ一つを大切に『生きる』を歌っていた。この曲でも7人は、愛しい人たちへ向けて、今の自分の気持ちを伝えるように、優しい声で「笑って、胸を張って、生きている」と歌っていた。最後の最後まで、彼女たちらしく想いを伝えてくれたのが嬉しかった。だから、これからもメンバーたちのことを信じて、ずっとついていきたい。隣で君が笑ってくれるから、なんでも出来る気になれる。そんな勇気を、7人が与えてくれた。だからこれからも、笑って、胸を張って、生きていたい。最後の最後もみんなで大きく手を振りながら、誰もが優しい笑顔を浮かべ、互いを求めあっていた。
のらりくらりは、6月で現体制を終える。そのときまで、この7人を。その後も、新たに始まるのらりくらりの人生を、見つめ続けていてほしい。
TEXT:長澤智典
セットリスト
『しゅき!しゅくりーむ!』
『だいてんさいっ☆』
『ノラクラボンバーナ』
『わっちょい!大宴会!』
『ぜんりょく!ごめん!』
『ハオハオわんだーらんど!』
『無限チヤホヤ♡』
『むちゅー!らびゅー!』
『きゅーっと!あぐれ!』
『おねがいタイムレス』
インタビュー映像
『もーちょいサマー!』
『シャキ!シャキッ!かき氷!』
『はじめの一歩』
『ミライジャンケン』
『のらり』
『えいえいおーえんか!』
-ENCORE-
『ギリ耐えジンセー』
『好きとかくれんぼ』
『生きる』
のらりくらり
『4thAnniversary MINI BEST 』
2025.5.17 On Sale
発売元: 株式会社ロックフィールド
販売元:コロムビア・マーケティング株式会社
収録項目
・「ぜんりょく!ごめん!」
・「ミライジャンケン」
・「ギリ耐えジンセー」
・「好きとかくれんぼ」
・「無限チヤホヤ♡」
・「雪にとけてく」
SNS
https://lit.link/norarikurari0509idol
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