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2022.06.30
ハープスター

ロックの日に、ハープスター改めロックスターが生バンドを従えた熱訴訟したライブを披露!! ハープスター・ライブレポート

 昨年と同じ日に,同じ場所で…。つまり、あのときの感動や興奮を、ふたたび1年後にも彼女たちは形にしてきた。6月9日(木)のロックの日に、ハープスターが新宿BLAZEを舞台に「ハープスター改めロックスター」と名乗り、生バンドを従えたワンマン公演を行った。 


 お馴染みのSEを、今宵はバンド演奏で披露。いつもの音色が迫力と臨場感を持って響きだしたことで、気持ちが一気に高ぶりだした。今宵は、いつにも増して熱くなりそうだ。

ライブは、ハープスターのデビュー曲『アストライアー』から物語を描き始めた。メンバーの声に絡まるバンドの音。彼女たちの聡明な歌声へ、生バンドの演奏の熱と迫力が加わることで、いつも以上に抑揚した感情の揺れを彼女たちは描きだしていた。事実、サビへ向かってメンバーらの歌声の熱も上がれば、「神みのみぞ知る世界」とサビを歌う声が、とても熱情していた。メンバーたちも、身体揺さぶる音の風圧を背中に感じ、刺激を覚えていたからか、とても躍動した動きを見せていた。

 「オーアオー 最強のロックスターをはじめようか」の歌声が飛びだしたとたん、今度はフロア中の人たちの身体が思いきり激しく揺らしだした。この会場に爽やかな、でも胸を熱く騒がせるロックな風を吹かせるように、ハープスター改めロックスターは『rock YOU and ME』を歌っていた。「叫べ 騒げ」の歌詞ではないが、感情の疼きを止められないフロア中の人たちが身体を大きく揺らし、ときに飛び跳ね、沸き立つ衝動を舞台上のメンバーたちにぶつけていた。ステージの上の6人も、胸弾む気持ちを抑えられず、その場で何度も高く跳ねながら、ときに力強く拳を突き上げ、この会場に気持ちを一つにした熱い絆を作り出していった。胸が弾む、いや、弾むころか熱く弾けていた。まさに世界一楽しいロックパーティーが、ここに生まれだしていた。

  その勢いを、さらに熱く加速するように、ハープスター改めロックスターは軽快にステップを踏みながら『サカサラブ』を歌いだした。彼女たちが口にした「なんてね」の言葉を、一緒に心で唱えていた人たちも、きっと多かったに違いない。ハープスターのライブへつねに熱狂を描きたす「サカサラブ」の登場に、場内中の人たち身体を揺らすことで、フロアに大きく揺れる人の波が生まれていた。沸き立つ楽しさを隠しきれず、満面の笑顔で歌いはしゃぐメンバーたち。その姿が、胸キュンだ。落ちサビで生まれた嵐のようなすさまじいクラップ。メンバーとフロア中の人たちが同じ振りをしながら互いに熱を持って繋がりあえる。これって最高じゃない…「なんてね」。

 「君が好き アイドルじゃなかったら」とメンバーらが想いを一つに歌いかけたとたん、クラッと心が落ちた。甘く、でも、キュッと切ない想いも胸を刺す『悔恋想』の登場だ。この日はバンド演奏という理由もあり、いつもよりも熱く想いを掻き立てる歌声やパフォーマンスとして、6人の姿が瞼に焼きついた。アイドルだからこそ越えたくても超えらない感情の壁。その想いを、舞台とフロアという近くて遠い距離の間にある見えない壁を超えるように、彼女たちは気持ちを強く込めた歌声で、一人一人の胸にしっかり届けてくれた。ヤバいくらいに胸がキュンキュンするし、キュッと痛くもなる。その複雑な気持ちが、さらに胸を熱くする。

 「ハープスター改めロックスターです」のMCが最高だ。その言葉を受けて、ハープスター改めロックスターが届けたのが、感情をキュッと疼かせる切なくも、でもエモーショナルな『アンビション』。歌詞に込めた心苦しい想いを一人一人が気持ちをぶつけるように、胸の奥から沸き立つ熱情を、バンド演奏と重ねあわせるように歌っていた。バスドラの音と身体を揺らす姿が重なるたびに、気持ちを熱く騒がせる。メンバーたちは、全身でバンド演奏が生み出す力強いビートを感じながら、胸の内に渦巻く痛く苦しい感情を浄化するように、手にしたマイクをギュッと握りしめ、歌っていた。

 華やかで開放的な、とてもスケールあふれる演奏が飛びだした。メンバーたちの歌声と、躍動したバンド演奏が重なるのに合わせ、楽曲はとても華やかでエモーショナルな姿を描きたす。『いっそ世界なんて』、どんどん心を解き放つ歌だ。この日はバンド演奏を加えたことで、雄大に広がる景色にも、いつも以上に熱い輝きが降り注いでいた。何より、メンバーたちが大きく手を振り上げ、広大な空間へ向かって飛び立つように歌う姿に刺激を受け、一緒に大空へ気持ちを解き放ちたい気持ちでいた。「いっそ世界なんて消えてしまえばいい」と歌う声を合図に、僕らは6人と一緒にこの世界を塗り替えていた。もちろん、沸き立つ熱情という色に。

  『ぐらばどりーむ』が、さらに気持ちも身体も軽やかにし、一緒に青空をランデブーしてゆく気持ちへ染めあげてゆく。「君と出会えて良かった」「君と二人夢をつかみたい」の歌詞ではないが、この曲に触れている間、6人が笑みを浮かべ誘いかける声に導かれ、わくわくする気持ちを抑えられずにいた。彼女たち自身が、楽曲へ誘われるように、心も身体も軽やかに夢あふれる想いを歌っていた。彼女たちの歌に触れている間、6人の描く夢をずっと一緒に追いかけ、その夢を瞼に焼きつけたい気持ちになっていた。いや、彼女たちに無邪気な笑顔で誘われたら、そういう気持ちにもなるのも当然だ。

  「One-Two...One-Two...Ready!」の声を合図に飛びだしたのが、『オーロラトラベル』だ。メンバーたちの胸弾む想いを、駆けだすバンド演奏が生み出す熱情した音で包み込み、夢あふれる空間へ観客たちをグイグイ連れだしてゆく。気持ちが熱く騒ぐままに歌いはしゃぐ6人の姿に刺激を受け、フロア中の人たちがメンバーと一緒に同じ振りをしながら、まだまだやれると未来へ向けた気持ちを熱く着火。キラキラと、エモいロックな演奏も背負いながら、6人と一緒に輝く未来へ向かって全力の笑顔で飛び跳ねていた。

  ライブは、止まるどころか、気持ちにどんどん自由を与え、心を無敵にしてゆく。メンバーたちの「ハイ!ハイ!」の声も胸にキュンと響いた。力強く疾走するバンド演奏に乗せ、彼女たちは『七色のストーリー』を歌いながら、届きそうで届かないけど、でもしっかりと見えている輝きの未来へ向かって走り出していた。いや、歌声の手を伸ばし、その輝きをつかもうと仲間たちにも誘いの声をかけ、一緒に未来の輝きをつかみ、ともに新しい物語を描きあげようと誘いかけてゆく。

  『君だらけ』が流れたとたん、フロア中の人たちが演奏に合わせ、合いの手のように熱いクラップを入れだした。曲か進むごとに熱く響くたくさんのクラップ音。メンバーたちも、一人一人が歌のバトンを受け取るたびに、胸熱な気持ちを、あふれだす想いを、思いきりフロア中へ解き放つように歌っていた。めっちゃ胸熱な気分だ。メンバーらも沸き立つ熱情を歌声に乗せエモーショナルに響かせていたが、観ている人たちも、込み上げる高陽した想いをぶつけたくて身体を揺らせば、6人に向かって掲げた手を力強く伸ばしていた。「君だらけ。僕の心は君だらけなんだ」と歌う歌詞は、ホント、たった今、この瞬間の熱い気持ちそのまんまの言葉だ。誰もがその言葉の持つ真実を感じていたからこそ、熱く求めあっていた。

  最後にハープスターが歌ったのが、最新シングルの『僕がここにいる意味』。イントロの哀愁を帯びたストリグスの音色に合わせ、舞台上のメンバーがシルエットで映しだされた姿に視線がグッと惹かれた。「僕がここにいる意味 変わらない君 気持ちを知りたい」とメンバーたちが歌いだしたとたん、ふたたび胸熱な気持ちが心の中をぐるぐると駆け巡り出した。6人は、愛しすぎるからこそ抱く切ない想いを、もどかしい心の声をぶつけるように歌っていた。躍動するバンド演奏の力を、気持ちを前へと突き出す熱情に変えながら、6人は、この場に足を運んだ人たちへ向け「僕がここにいる意味 君だけ見てる 君の夢が僕の夢だから」と、ここに居て想いをぶつけてゆく意味を力強く、込みあがる気持ちのままに歌っていた。最後に、「ハープスター改めロックスターでした」と挨拶した言葉も胸熱だ。


 最初のアンコールを飾ったのが、『ファスラブ』と『サカサラブ』。「君がくれた眩しい世界は まるで星降る夢のよう 君は僕の希望なんだよ」と、メンバーが心を一つに歌いだすのを合図に、演奏がスタート。『ファスラブ』を通し、彼女たちは胸弾む青春の景色の中へ飛び込み、心をキュンとくすぐる、淡いけど、でも、眩しい輝きを放つ恋心に思いきりときめけば、このひとときを胸いっぱい吸い込むように歌っていた。彼女たちが目の前に描き出した青春の1ページ。6人のドキドキするほどに愛らしい歌声に誘われ、この会場に足を運んだ一人一人が、そのページを彩るもう一人の主人公になり、この瞬間だけは、お気に入りのメンバーと一緒に、澄みきったように青く眩しい景色を心の中に描きだしていた。

  「ロックスター、盛り上がる準備できてるかー!!」の声を受け、ふたたび彼女たちは『サカサラブ』を歌いだした。「なんてね」の言葉を合図に、フロア中の人たちがその場で大きく飛び跳ね、手にしたペンライトや拳を振り上げれば、サビではメンバーらと同じ動きを真似ながら、一緒に熱情したひとときを作りあげていた。無邪気な笑顔を浮かべ、舞台の上でわちゃわちゃした姿で歌い躍る彼女たちの姿がチャーミングだ。落ちサビで起きた嵐のようなクラップ。そこからラストに向け、グングン気持ちが突きあがる、その感覚が最高に刺激的だ。この胸熱でロックな衝動が、たまらなく愛おしい。。。なんてね。


 熱狂止まないライブは、ここで終わるなんて不可能だ。ふたたびメンバーらが舞台へ登場。最後の最後にハープスター改めロックスターは、『ありきたりな言葉よ、刺され』を熱唱。メンバー一人一人が、この場を熱狂の色に染めあげてくれた人たちへ向け感謝の想いも伝えつつ。最後にもう一度、ドキドキする気持ちを一緒に分かち合っていた。ハープスター改めロックスターのライブ、もちろん、1年後も同じように、同じ日に、でも来年は、今年とは違ったドキドキで熱々な気持ちを感じながら、この楽しさを感じあっていたい。『ありきたりな言葉よ、刺され』を聞きながら、ドキドキするような日々を続けながら、ちょっと先の未来へ早くも想いを馳せていた。
  最後にメンバーの語った、「また来年も、これよりおっきなおっきな景色を一緒に見れますように」の言葉を信じていたいし、楽しみにもしていたい。

TEXT:長澤智典


セットリスト
『アストライアー』
『rock YOU and ME』
『サカサラブ』
『悔恋想』
『アンビション』
『いっそ世界なんて』
『ぐらばどりーむ』
『オーロラトラベル』
『七色のストーリー』
『君だらけ』
『僕がここにいる意味』
-ENCORE-
『ファスラブ』
『サカサラブ』
-W ENCORE-
『ありきたりな言葉よ、刺され』


SNS

https://twitter.com/HARPSTAR_info
https://timetreeapp.com/public_calendars/harp_star
https://www.youtube.com/channel/UCrGx7qTCWxm-AvD2daJsf1A
 

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