FEATURE

2022.07.15
煌めき☆アンフォレント/アキシブproject

「マスク必須」「オールエリアジャンプOK」「コール&縦横移動OK」「アルコール販売有」「リフトやサーフ等危険行為NG」がルール。煌めき☆アンフォレント主催公演『解放感 Be in LIVE』。アキシブprojectを迎えて開催!!

 煌めき☆アンフォレント主催による2マンイベント『解放感 Be in LIVE』。このライブの特徴が、「マスク必須」「オールエリアジャンプOK」「コール&縦横移動OK」「アルコール販売有」「リフトやサーフ等危険行為NG」という条件下で行うこと。いわゆる、コロナ禍前のライブに非常に近い状態で楽しめる。その"解放感"を求めて、この日も多くの人たちがイベントに足を運んでいた。

  なんキニ!を迎えて行った5月のイベントに続き、煌めき☆アンフォレントは7月12日に渋谷WOMBを舞台に、ゲストへアキシブprojectを迎えて『解放感 Be in LIVE』を開催。この日は、煌めき☆アンフォレントに新たに加入した長田美成(ながた みなり)も参加。7人体制として初のライブになった。


  暗くなったとたんにフロア中から沸き上がった絶叫。マスク越しとはいえ、人が感情のストッパーを外して己自身を開放したとき、こんなにも鼓膜を震わせる声が出るとは…。フロアいっぱいの人たちが一斉にジャンプし始めたとたん、床を揺らす振動を身体に覚えるとは…。武者震いが止まらない熱い興奮が,止めどなく身体中から沸き続けていた。この感覚だよな、僕らがライブに求めていた、自分を素直に開放する楽しさって。何時もの仮面をかぶった自分ではない、ありたい自分でいれる興奮に包まれた最高のひとときって、こういうライブのことを昔はよく言ってたよな。

 先の言葉に相応しい、コールしてゆく大声が飛び交う熱狂を、先行を担ったアキシブprojectも作っていた。彼女たちの熱したバトンを受け取った6人編成の煌めき☆アンフォレントのライブは、イベントのテーマ曲『解放感∫Be in Love』からスタート。冒頭から観客たちを熱狂のMAXまで連れていくのではなく、彼女たちはハートウォームな楽曲を届けることで、まずは心の熱をジワジワと上げだした。でも、この日の観客たちは、騒ぐことに命を燃やす人たちばかりが集まっていた。『解放感∫Be in Love』を歌い始めた時点でフロア中から凄まじい声が飛び交えば、手にしたペンライトを振り上げ全力で熱狂に変えていた。たとえ変化球で攻めようとも、心の真芯で捉え、熱狂の声に変えて打ち返していた。
  観客たちの期待へ応えるように、煌めき☆アンフォレントは『太陽✡INVADER』を歌唱。メンバーたちが舞台の上から振り注ぐ甘い衝撃に濃密な刺激を受けた観客たちが、彼女たちの歌に合わせ熱い声をぶつけ返せば、途中には大声で口上も述べていた。メンバーらの可愛い誘いに胸もときめいたが、それ以上にこの日は、フロア中から飛び交う「イエイ!!」の声を耳にするたびに、気持ちが熱く奮え続けていた。
  ド頭からMIXが飛び交った『☆光速艇☆ -star ship-』でも、メンバーたちの力強い歌声と凛々しいパフォーマンス姿に刺激を受け、観客たちの張り上げる合いの手の声やクラップが場内中に響き渡れば、転調する曲に合わせジャンプをするなど、誰もが自分を開放していた。その姿を見て、より挑発の姿勢を強めるメンバーたち。
 もっともっと声を張り上げたい。その欲求を限界まで高めたところで、煌めき☆アンフォレントは『永遠△グラヴィティ』をぶつけてきた。重低音の効いた身体を揺さぶる速いビートに乗せ、愛らしい声で挑発し続けるメンバーたち。彼女らの「Oi!Oi!」と煽る声に合わせ、フロアからも絶叫した声が飛び交う。会場中の人たちが一つになった「Oi!Oi!」の絶叫は、嬉しいくらいに身体を震わせた。


  ふたたびアキシブprojectのライブを受け、今度は、7人編成に進化した煌めき☆アンフォレントが舞台に登場。一瞬できらめく姿を見せた新体制の煌めき☆アンフォレントのライブは『奇跡≒スターチューン』から幕を開けた。冒頭からコールが飛び交うのは、もはや『解放感 Be in LIVE』公演ではお馴染みの光景。声を張り上げたり、左右への民族大移動や、その場で飛び跳ねるのは、このイベントではスタンダードな楽しみ方。そのうえで、どれだけ舞台上のメン,バーたちの気持ちを熱く揺さぶる熱狂度を見せるかだ。『奇跡≒スターチューン』を通してこの空間に生まれた、気持ちを解き放った人たちによる熱狂の高め愛(あい)。その熱い声の数々に刺激を受け、メンバーたちの気持ちも熱くきらめき続ける。
 もっともっと熱狂の中で一緒に溶け合おうと、煌めき☆アンフォレントは『太陽系◉ワンダーラスト』を歌唱。フロア中の人たちが、メンバーらと同じ振りを真似ながら、共に歌い、声を張り上げ、太陽系どころか銀河系以上にきらめいた光景を場内に作りあげていた。ペンライトのカラフルな光が大きく揺れる様は、まるで太陽のフレアのよう。まさにここは、楽しさしか存在しないワンダーランド。フロア中の人たちが飛び跳ねる景色が、とても華やかだ。

 「またみんなの前で歌って踊れることが幸せです。煌めき☆アンフォレントのメンバーにわたしが加わって良かったと思われるように一生懸命頑張ります」と、新メンバーの長田美成が答えていた。

 フロア中の空気を揺さぶるように「オーッ!!」の声が飛び交った、超エモくアッパーな高陽ソングの『幻影★ギャラクティカ』だ。野郎どもの野太い声が一つの熱した塊になり、会場を揺らす。メンバーらも愛らしい表情で、観客たちを挑発。とても胸熱だ。いや、ここにいると胸熱なのはスタンタード。その胸熱さをどこまで彼女たちと一緒に高めあっていけるかだ。
 メンバーらが両手を広げて左右へ動くたびに、フロア中の人たちも両手を広げて民族大移動。メンバーらが高らかに声を上げれば、同じように観客たちも高く拳を突き上げ、声を張り上げてゆく。『全開<アクセラレーション>』でも、誰もがメンバーと一緒に感情のアクセルを全開に騒ぎ続けていた。
 最後に煌めき☆アンフォレントは,キラキラとしながらも燃え盛る熱を発してゆく『=虹色=サンシャイン』をブースト。熱い口上やコールが飛び交うフロア。楽曲に合わせ、高く拳を突き上げ、声を張り上げれば、MIXも登場。舞台の最前へ押しかけ熱いエールを送るのも、ライブらしい姿。まさに煌めき☆アンフォレントが、アフターコロナ過以降の、熱狂をスタンダード化してゆくライブの一つのあり方をここに示していた。みんながガキみたいにピョンピョン飛び跳ね、声を張り上げていく姿って、やっぱ最高じゃない!!!!!!!


 次回の『解放感 Be in LIVE』は、7月28日に渋谷WOMBを舞台に開催。対バン相手はFES☆TIVE。この日も凄まじい熱狂が生まれそうだ。


TEXT:長澤智典


LIVE

 

煌めき☆アンフォレントセットリスト前半
『解放感∫Be in Love』
『太陽✡INVADER』
『☆光速艇☆ -star ship-』
『永遠△グラヴィティ』

煌めき☆アンフォレントセットリスト後半
『奇跡≒スターチューン』
『太陽系◉ワンダーラスト』
『幻影★ギャラクティカ』
『全開<アクセラレーション』
『=虹色=サンシャイン』


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