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2022.06.13
キミイロプロジェクト

キミイロプロジェクト、一人一人の輝きが音楽を通して一つの束になったとき、ドキドキが見大きく膨らみ存在感あふれる大輪になった。 「Galpo! Live Show Vol.10」キミイロプロジェクトライブレポート

  5月29日(日)、六本木SEL OCTAGONを舞台に「Galpo! Live Show Vol.10」 を「1部/2部公演」として開催。1部に出演したのが、アイドールBRAVE/Caress Van End/COLOR'z/Next☆Rico。2部に出演したのは、キミイロプロジェクト/AiDOLOXXXY/emiu/I-deal PROJECT/FLAPSTAR。
 この日の模様は、「ニコニコ動画」でも生配信。ニコニコチャンネルの番組「Galpo! Live Show」に月額会員登録した方は、「Galpo! Live Show」で配信したライブ動画。さらに、スピンオフ配信のプログラム映像を見れる内容になっている。
 ここでは第2部に出演したキミイロプロジェクトのライブの模様をお届けします。


キミイロプロジェクト


 可愛いは嬉しい罪だ。彼女たちが愛らしい笑顔を振りまきながら『LA LA ピポ』を歌いだしたとたん、メンバーみんなの笑顔を次々と目が追いかけていた。冒頭からキミイロプロジェクトは、その場を華やかに彩るパーティーチューンを通し、見ている人たちを自分たちのドキドキときめくフィールドへ連れ出した。舞台上に華やかさが生まれていたのも、一人一人の輝きが作りあげたもの。一人一人の輝きが音楽を通して一つの束になったとき、ドキドキが大きく膨らみ、存在感あふれる華やかな大輪になる。だから、その姿を追いかけたくなる。 

  『レベルあっぷっぷ〜』を通してメンバーらに「あっぷっぷー」と甘えた表情でせまられたとたん、ハートを射抜かれた。歌を重ねるごと彼女たちはキラキラした輝きを増してゆく。楽曲のテンポが速度を上げるのに合わせ、心臓の鼓動まで速くなる。そんな風に思えるほど、気持ちがどんどん過呼吸になってゆく。それくらいメンバーたちへ夢中になっていたということだ。途中、舞台劇のようなパフォーマンスを見せる場面も登場。気持ちを虜にするその展開から、ずっと目が離せない。

  ノンストップで続くキミイロプロジェクトのライブ。続く『ミライに手を伸ばせ』では、メンバーみんなで未来へ向かって力強く手を伸ばし、明日をつかみ取ろうとする想いを、晴れた歌声を魅力に届けてくれた。彼女たちが「未来に手を伸ばせ」と力強く歌うたび、一緒に手を高く伸ばすことで、僕らも同じように夢をつかめるのかも知れない。彼女たちの歌う願いや想いを信じたくなるのも、この子たちなら、それを現実に変えてくれそうという想いに心を染め上げてくれるからだ。

 後半の始まりを告げた『pm9:00から眠るまで』では、夜に電話をかけるメンバーたちの姿からスタート。深夜へ近づくにつれ、気持ちが開放的になっていくのはどうしてだろう。積極的になりたい乙女心を彼女たちは少しアバンチュールな気分で、艶めいた歌声や電話しながらのセリフを通して伝えてゆく。気持ちが積極的になる初な心模様を、彼女たちの描きだすドラマ仕立てのライブパフォーマンスを通して感じていた。

  胸に抱いた情熱を思いきりぶつけるように、キミイロプロジェクトは『マイノリティヒーロー』を力強く、でも晴れた表情で歌っていた。言葉のひと言ひと言に気持ちを込めながら、そこへ熱を詰め込むように彼女たちは歌う。曲が進むごと心が熱情してゆく様が、歌声やパフォーマンスから伝わってきた。その姿に刺激を受け、気持ちを一緒に熱く高ぶらせてゆく。そして…。

  最後にキミイロプロジェクトは、『晴天ファンファーレ』を歌いながら、この会場にいる人たちみんなを無邪気な童心に戻していった。メンバーらと同じ動きをしながら楽しむ人たちも多かったように、彼女たちの楽曲に合わせ、胸の奥に隠れていた感情を青空のようにスカッと解き放ち、晴れた色に染め上げてしまいたい。心に染みついていた黒いネガティブな色も、キミイロプロジェクトのライブに触れている間にすっかり消えてしまった。そんな風に思えるくらい、夢中にさせるライブを彼女たちは見せてくれた。


PHOTO:菊島明梨
TEXT:長澤智典


LIVE


■キミイロプロジェクト
https://kimiiro.tokyo/
https://twitter.com/kimiiro_emg
 

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