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「Galpo! Live Show Vol.9」emiuライブレポート
さまざまな表情を見せてくれたemiu GALPO! LIVE SHOWをスタートダッシュから全力で盛り上げてくれたemiuのライブステージをレポート
2022年4月24日、六本木SEL OCTAGON にてGALPO! LIVE SHOW Vol.9 第2部が開催された。今をときめく5つのガールズユニットが一堂に会す。総勢26名の豪華なライブステージとなった。ライブの口火を切ったのはemiuの依東杏奈と麻鳥桃世。二人の息のあったダンスと、さまざまに表情を変える歌声で、会場のファンを魅せた。
当日のemiuの二人のライブステージをレポートする。
1曲目に歌うのは新曲「STORY」。先日新メンバー与子宮みず希が加入し、3人組で新体制となったemiu。「STORY」は新体制になってから披露した楽曲で、3人で歌う曲だったが、今日だけ特別に2人体制のパフォーマンスを見せてくれた。emiuの二人は変更に戸惑ったと話すが、ライブではそんな様子など微塵も感じさせない息のあったダンスを堂々と披露してくれた。
続いて、二人の鈴の音のような高音の美しいハーモニーが楽しめる「Re:」を披露。スタイリッシュで軽やかなダンスとサビのキャッチーな仕草が魅力的な一曲だ。飾り気のない歌詞には、応援のメッセージが込められていた。シンプルな言葉で綴られた歌詞だからこそ、自然と胸に突き刺さるように思えた。
3曲目に歌うのは、切ない片想いを情熱的に歌う「愛 愛 愛」。それまで清らかで凛々しい歌声を響かせていた二人。今回の楽曲では艶っぽさが垣間見える歌声で歌詞に込められた熱情を表現してみせた。激しいダンスの振り付けからも歌詞に込められた情熱が伝わってくる。かわいらしさだけではない、色香も感じさせるemiuのユニットとしての奥の深さを印象付けられた一曲だった。
今度はクールな表情で「New Prelude」を歌う。「New Prelude」では高音だけでなく、低音の歌声も美しいことを証明してくれた。複雑なリズムを息のあったパフォーマンスで見せたemiu。会場のファンも、心地よさげに体を揺らしていた。
emiuがラストを飾る曲に選んだのは「最後の雨」。明るいサウンドながら、出会いと別れを彷彿とさせる儚い歌詞が印象的な楽曲。別れなくてはならない大切な人に向けて、「大好きだったよ」、「楽しかったよ」と歌う声は凛としている。それまでの思い出に残された幸せを噛み締めている、そんな幸せな別れを、彼女たちは穏やかな笑顔と、気品あふれる歌声で表現してくれた。
透明感あふれる歌声からどこか艶を感じさせる肉感的な歌声まで、幅広い表現力を惜しみなく発揮していたemiu。ライブのスタートダッシュというプレッシャーの大きい役回りでも、緊張感を感じさせない安定したパフォーマンスで会場を沸かせてくれた。
ファンも一体となって一緒に楽しんでくれたことに嬉しいと話していた二人。それらの言葉だけでなく、歌声やダンスからも、二人の純真さ、素直さが感じられた。彼女たちの人間性が素敵なパフォーマンスを生み出す源泉になっているのだろう。
emiuは30日に渋谷でライブをおこなうという。ぜひ彼女たちの息のあったダンスと歌を見に、足を運んでほしい。
TEXT:高橋未瑠来
<セットリスト>
「STORY」
「Re:」
「愛 愛 愛」
「New Prelude」
「最後の雨」
<ライブ情報>
■emiu
4月30日(土)「MI・RA・I SUPER LIVE 2022」Saturday Special Stage編
会場:渋谷近未来会館
会場11:00/開演11:30
<emiu プロフィール>
"Borderless & Ambitious!"(ボーダレス アンド アンビシャス!)をテーマに掲げる
クロスジャンルアイドルユニット。依東杏奈と麻鳥桃世に加え、新メンバー与子宮みず希が加入し、3人組ユニットとして活躍している。