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「Galpo! Live Show Vol.8」emiuライブレポート
3月27日(日)、六本木SEL OCTAGONを舞台に「Galpo! Live Show Vol.8」を「1部/2部公演」として開催。1部に出演したのが、CaressVanEnd/wqwq/RiNCENT./HOT DOG CAT/キミイロプロジェクト。2部に出演したのは、emiu/STELLABEATS/夢∞NITY/AiDLOXXXY/テンシメシ໒꒱。
この日の模様は、「ニコニコ動画」でも生配信。ニコニコチャンネルの番組「Galpo! Live Show」に月額会員登録した方は、「Galpo! Live Show」で配信したライブ動画。さらに、スピンオフ配信のプログラム映像を見れる内容になっている。
ここでは第2部に出演したemiuのライブの模様をお届けします。
emiu
MOMOとANNAによるemiu。ライブは、情熱的な物語の幕開けを飾るように「最後の雨」から始まった。その先に期待を向けたくなる始まりだ。終わらない、終わりたくない夢を追いかける気持ちを、2人は希望を胸に抱いた晴れた声で歌っていた。emiuの歌を聞いていると、自然と心がにやけてゆく。一緒に夢追いかける仲間となり、その夢を彩る一人となって、その先の景色を覗いてみたくなる。晴れた心へ染め上げるemiuのライブに、早くも素敵な出会いを感じていた。
曲調や感情の色を塗り替えながらも、emiuは変わることなく前へ突き進む意思を「New Prelude」でも歌っていた。弱い自分を認めたうえで、それでも未来に描いた姿を手にしようと、2人は、沸き立つ想いへ突き動かされるように歌い続ける。軽やかに、でも華やかも携えた声として響かせながらも、そこには秘めた決意にも似た強い色も滲ませていた。
MCでは、とても初々しい語りを2人は見せていた。
MOMOとANNAは想いと歌声の波長を一つに重ねあわせ、歌謡ユーロ調の「愛 愛 愛」を歌いだした。躍動するエレクトロなダンスナンバーの上で、2人は気持ちを前へ前へと突き動かすように、熱情した想いをぶつけていた。躍動するビートへシンクロするよう軽やかに歌い躍るMOMOとANNA。2人というスタイルだからこそ、歌声やパフォーマンス面でいろいろシンクロする様を彼女たちは見せていた。一体化した動きがとても綺麗だからこそ、歌う曲が余計にキラキラと輝きを放って見えていた。
「Re:」では、激しくも華やかに躍動するトランス系楽曲に乗せ、気持ちを押せ押せに2人はせまっていた。 楽曲を重ねるごと、2人の歌声のボリュームが上がり続けてゆく。最初こそ緊張を背負って始まったが、良い意味で緊張が解きほぐれたことで、本来魅力として持っていた伸びのあるパワフルな歌声が、強い存在感と熱情を持ってグイグイとせまってきた。じつは、とても大胆な女性たち?!愛らしい表情を浮かべながらも、もしや、心の奥底には強気な女性としての面も備えてるということか?!
最後にふたたび歌った「最後の雨」でもemiuは、美しいコンビネーションを見せながら、終わらない夢を追いかける姿を力強い意思を持って見せてきた。冒頭で触れたとき以上に「最後の雨」に疾走感や迫力を覚えていたのは、2人の気持ちが楽曲に臨場感を与えていたからだ。emiuに触れていると、2人が追いかけている夢の行く先を一緒に見たくなる。MOMOとANNAが感情的な歌声で願うように歌うからこそ、その姿にエールを送りたくなる。最後に、メンバーと気持ちを一つにフロア中の人たちが大きく手を振る景色も、素敵だった。
PHOTO: 菊島明梨
TEXT:長澤智典
セットリスト
「最後の雨」
「New Prelude」
「愛 愛 愛」
「Re:」
「最後の雨」
emiu
https://twitter.com/EMIUofficial