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2021.12.10
エラバレシ

この7人の輝く姿を記憶のフォルダへたくさん溜め込むためにも、朝倉ゆりの卒業の日までエラバレシの活動を引き続き追いかけたい。 エラバレシ・ライブレポート!

 エラバレシが、9月より続けてきた東名阪ツアー「エラバレシ 5周年記念 東名阪ツアー2021~at the crossroads~」。同ツアーのファイナル公演が、12月4日、大手町三井ホールを舞台に昼夜2公演行われた。ここでは、夜公演の模様をお伝えしたい。


 ついに今回のツアーも最終公演。毎公演、内容を変えてきたように1本1本に、そのときの自分たちの色を詰め込んで届けるのが"エラバレシ流"のスタイル。ライブは、自分たちの姿勢を示すように「テケテケ私流」を歌いながら幕を開けた。今、この瞬間を楽しもうと…いや、すでに楽しみながら彼女たちは歌い躍っていた。その姿を目にし、どんな素敵な景色広がるライブになるのか期待に胸が膨らむ。

 序盤から、彼女たちはキラキラとした"ときめき"を次々届けてゆく。「Baby Why?」を通してエラバレシがかけた、夢中にさせちゃう魔法。一体化したチャーミングな振りを見せながら、乙女らしい仕種で歌い躍る彼女たち。その姿に、心はすっかりやられてしまった。彼女たちがかけたのは、"ときめき"と"ドキドキ"の魔法。それって、エラバレシに恋しちゃうってこと?!とっくに恋してるからライブを見ているわけだけど…。そうか、もっともっと落ちてしまえってことか。なら、今宵も喜んで落ちていくよ!!


 ちょっとミステリアスなイントロに胸が騒ぐ。楽曲は、ふたたびアガりたい気持ちを呼び入れるように「アイノフシギ」へ。メンバーみんな、ずっと笑顔だ。ここからは、いろんな恋心を描き始めるように、女性だからこその恋に恋し、恋に気持ち翻弄してゆく曲たちを並べたブロックへ。同じ"好き"でも、心にはいろんな景色が描き出されてゆく。だから「愛って不思議」なもの。彼女たちは、「アイノフシギ」を満面の笑顔で歌っていた。それこそが、一番欲しい愛らしい姿だ。

  続く「ピコンでメタフィクション」を通し、メンバーらは異次元へトリップ。彼女たち自身が、ゲームの世界へ飛び込み、その世界で冒険してゆく気持ちを胸に、これから始まる展開へ胸弾ませる表情で歌っていた。メンバーたちがゲームに登場するキャラクターたちになり、ピョコピョコ進むように歌い躍る様を見ていたら、勝手に歌詞の世界観とリンクした姿で7人を見つめていた。

 これからの季節にピッタリ??彼女たちが届けたのが、「HAKU-GIN」。冬を舞台にした歌だが、曲調が、切なさと熱情を重ね合わせたような、まさに"愛と狂気"という言葉が似合う世界観。メンバーたちも、胸に熱情した想いを隠し持ちながら、その熱を少しずつ零すように歌っていた。いきなり情熱をぶつけるのではない、切なさともどかしさが混じり合う気持ちを、熱情したナイフで少しずつ削り取るように歌ってゆく。だから、その想いを、歌声を、全部零さぬように受け止めたくなる。

  さぁ、ここからふたたびエラバレシと一緒にアゲな空間へ飛び込もうか。彼女たちは「GAL的LOVE」を通し、大胆でわがままな乙女心を見せてきた。彼女たちに母性本能をくすぐられ、ツンとなんかできるわけがない。途中、メンバーどうしで指と指を合わせハートマークを作るなど、無邪気な小悪魔になって彼女たちははしゃいでいた。

  刺激的なダンスビートが流れだす。アクロバティックなダンスパフォーマンスも組み込みながら、楽曲は「女の子たちのbattlefield」へ。挑発するような楽曲とシンクロするように、彼女たちも大胆な女性となり、観客たちを熱い空間の中へ導いてゆく。それまでの愛らしい表情も見せつつ、今まで以上に挑発した姿で彼女たちはせまってきた。読めない天気予報のように、次々といろんな顔を見せてくメンバーたち。だから1曲ごと、その表情の裏に隠された素性を探りたくて、いろんな妄想を思い浮かべてしまうのかも知れない。


 舞台に立っていたのが、神崎しほ、本木瞳、真田美璃、小熊めうの4人。彼女たちは愛らしさを振りまきながらバクステ外神田一丁目の「Oh my destiny」を歌いだした。アイドルしている自分を思いきり楽しむように、4人はひときわチャーミングさを振りまきながら歌っていた。ガラスケースの中から真夜中に飛びだした人形たちが、ここぞとばかりにはしゃぐような姿で、4人は、今この瞬間を思いきり楽しんでいた。

  次に登場したのが、朝倉ゆり・もえのあずき・西愛花の3人。歌ったのが、バクステ外神田一丁目の「恋のYes!No?キミ想う」。彼女たちも愛らしい姿を見せながらも、少し大胆にせまる歌声や仕種を魅力に、見ている人たちの視線を一身に集めていた。先のチームとは異なる大人の魅力を振りまいてせまるところが、このチームの魅力。でも,若干一名はメンバー中一番若いのだが…。その事実も含め、3人の歌い躍る麗美な姿に魅了させられた。


 後半戦のライブは、スリリングな刺激を満載した、エラバレシ流のハード系ナンバー「もっと、ねぇもっと」からスタート。ときにはヘドバンする姿も見せながら、彼女たちは見ている人たちを熱く挑発してゆく。彼女たちが時折見せる凛々しく力強い表情も、気持ちを熱く騒がせる嬉しい見どころだ。

 エレガントで情熱的な姿を示すように、7人は「囚われのMirage」を歌いかけた。力強く拳を振り上げ、振りを一つにしながら、舞台の上でみずから輝きを放つように歌う姿が凛々しくて格好いい。熱情した気持ちをパワフルなパフォーマンスに乗せて届け、みずから運命を変えていこうと宣言してゆく姿に熱いエールを送りたい。

  表情は、一変。青春という言葉がとても似合う、明るく眩しく弾けた「Here we go!」の登場だ。彼女たちの歌を耳にしていると…。いや、エラバレシと一緒に未来を夢見ていると、自分の未来にも輝く景色が待っていそうな気持ちになれる。それが、嬉しいんだ。

 どんなことがあっても。どんな状況下へ落ちようと、自分の気持ち次第で今も、未来も変えていける。彼女たちが凛々しい姿で歌う「リバース」に触れながら、胸に滾る想いを抱いていた。


 「ライブは一瞬一瞬が輝きの違う瞬間です。ツアーを通してたくさんの素敵な景色がありました。みなさんに出会えた運命。これは、私たちを支えてくれています。この瞬間を、私たちは忘れません」(朝倉ゆり)

  
 その言葉を受けて歌ったのが、メンバーらとファンたちの絆を歌にした「Stay With」だ。お互いに、強い絆で結びあっているのはわかっていることだ。でも、それをライブという場を通し改めて噛みしめるからこそ、「Stay With」に記した想いを改めて大切に胸に抱きしめたくなる。

 さぁ、ここからは感情のストッパーを外し、沸き立つ気持ちのままにはしゃごうか。駆けだした「チェッカーフラッグ・ラブ」へ飛び乗り、メンバーらと一緒に感情のアクセルをベタ踏みしながら騒ごうよ。いつもならきついカーブも、高ぶった今の気持ちなら、なんなく乗り越えられる。そんな自信を、エラバレシが「チェッカーフラッグ・ラブ」を通して、心にチャージしてくれた。

 続く、アッパーチューン「キミをつくる全ての要素」でも、メンバーらも、観客たちも、今、この瞬間に感じている興奮と感動を燃しや尽くそうと、共に熱した感情を求め合っていた。とても、エモいライブだ!


 「人生とは、無数の点と点が離れたり、くっついたりを繰り返しているもの。今、この瞬間出会っていることって奇跡だなって思います。だからこそ、この一瞬の奇跡を信じて、私たちは歌ってみなさんと楽しい時間を過ごしたいと思っています。出会いがあれば別れがある、終わりがあれば始まりもある。このツアーはエラバレシにとって重要な分岐点。大勢の方が、今を一緒に楽しもうと集まってくれたことが、私たちはすごく嬉しいです。みんなと私たちで作り上げるこの空間が交わるときが、本当に最高の時間だなって思います。これからも、エラバレシの物語は続いていきます。メンバーとみなさんとで、もっともっと素敵な時間を過ごしていきましょう」(朝倉ゆり)

  最後にエラバレシは、この会場にいる人たちと。そして、配信ライブを通して見てくれる人たちと心をハモらせようと、このツアーのテーマ曲として誕生した「Harmony」を歌っていた。ふたたび、ライブという場を通してこの景色を一緒に描きだそうと約束を交わすように歌うこの歌が、次の再会の約束の歌に聞こえていた。


 メンバーそれぞれの感想の言葉を述べた後、エラバレシは最後に新衣装姿で登場。1月放送TVアニメ『#賢者の弟子を名乗る賢者』のEDテーマにも起用になれば、2月8日にシングル発売も決定した新曲の「Ambitious」を披露してくれた。とても爽やかな楽曲だ。この歌を聞いていると、冒険の先にどんな輝く未来が待っているのかが楽しみになってくる。リーダー朝倉ゆりの卒業が決まっている今、今の7人編成では最後の作品にもなるように、この7人の輝く姿を記憶のフォルダへたくさん溜め込むためにも、朝倉ゆりの卒業の日までエラバレシの活動を引き続き追いかけたい。 

  
TEXT:長澤智典


LIVE



セットリスト 
「テケテケ私流」
「Baby Why?」
MC
「アイノフシギ」
「ピコンでメタフィクション」
「HAKU-GIN」
「GAL的LOVE」
「女の子たちのbattlefield」
MC2
「Oh my destiny」
「恋のYes!No?キミ想う」
MC3
「もっと、ねぇもっと」
「囚われのMirage」
「Here we go!」
「リバース」
MC4
「Stay With」
「チェッカーフラッグ・ラブ」
「キミをつくる全ての要素」
MC5 
「Harmony」
-ENCORE-
「Ambitious」


★インフォメーション★

022年1月放送開始のTVアニメ『賢者の弟子を名乗る賢者』のEDテーマ「Ambitious」を表題曲に収録した
待望のニューシングルが2022年2月8日(火)発売決定!!

エラバレシ結成時からリーダーとして、グループのセンターとしてグループを牽引してきた朝倉ゆりが参加するラストシングルとなり、
DVD付盤、通常盤A、通常盤B、朝倉ゆり盤、『賢者の弟子を名乗る賢者』コラボ盤の5形態で発売!

SNS 
http://stand-up-project.jp/erabareshi/
https://twitter.com/_erabareshi_
 

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