FEATURE

2021.11.30
ROSARIO+CROSS

ROSARIO+CROSS、6周年ホールワンマン公演で会場中に咲かせた笑顔の花。 ROSARIO+CROSS全曲披露ライブレポート!!

 今年でホールを舞台にしたワンマン公演は4回目。11月23日にROSARIO+CROSSは、デビュー6周年ホールワンマン「SMILE〜置いてきた笑顔をここに集めて〜」と題し、しずぎんホール ユーフォニアを舞台にデビュー6周年公演を行った。コロナ禍対策による会場側の制約もあり、ひと席ずつ空けてという形になったが、会場に相応しい光景を作りあげてきたのも、ROSARIO+CROSSの支持が地元静岡で磐石になってきた証。

  コロナ禍以降のROSARIO+CROSSは、極力遠征を控え、地元、静岡県内での活動に力を注いできた。プロモーション面でも、地元テレビ局でのレギュラー番組の放送、静岡市内の街頭ビジョンを使っての映像展開や、全国のファミリーマートで楽曲を流すなど、静岡県内の人たちへ向け、改めてROSARIO+CROSSの存在をアピール。さらに、静岡県内で展開しているジーンズショップの「OSADA」ともコラボレート。メンバーらがオリジナルの服を着てモデルを担えば、ショップのイメージソング「OSADAへ行こう!」を制作し、シングルリリースもしてきた。
   もちろん、県外から静岡まで足を運んだファンたちもいる。でも、静岡県内の人たちが今のROSARIO+CROSSに強い興味関心を示してくれたことが、今回のホール公演の成功に繋がったのも事実だ。

  今回のホール公演で、ROSARIO+CROSSは3つの公約を掲げていた。それが「新衣装披露」「新曲披露」「ROSARIO+CROSSの持ち歌全曲を披露」ということ。ROSARIO+CROSSファンにとっても、「全曲披露」は嬉しい見どころになれば、久し振りに披露する歌もあったように、熱心なファンたちにも曲ごとに嬉しい出会いや再開の場にもなっていた。

  この日のタイトルへ「SMILE〜置いてきた笑顔をここに集めて〜」と記したのにも、理由がある。コロナ禍以降、悲しみに包まれることが増え、笑顔を忘れてしまう日々が長く続いてきたし、今も続いている。だからこそ、この会場にいる間だけは、みんなに笑顔になってもらいたいし、その笑顔をこの会場にたくさん集めたいと思ってのこと。その思いを示すよう、冒頭を「Brand New Smile」で飾れば、「Birthday」「普段着に着替えて行こうよ」と、ナチュラルな自分でいることの魅力を伝える曲たちを並べ、訪れた人たちの心に明るい歌の光を降り注ぎだした。

  前半部には、「ふたりはラブコメディ」「希望フレーバー」「Lucky Girl」「虹色シャウト」「カサナール」と気持ちを心地好く弾ませる明るい曲調を並べ、見ている人たちの心へ、彼女たちは笑顔の種をどんどん植えつけては芽吹かせていった。中には、「そうさ、僕らは共犯者」のようなちょっとスリリングな表情も加え、見ている人たちに刺激を与えていたのも嬉しい見どころの一つになっていた。

  この日の大きな見どころになったのが、「メドレーコーナー」。序盤で「アルイテイコウ」「VOICE」「お茶のんでチャオ!」とメンバーみんなで歌ったあとに、Renaがソロで「EASY EASY」を歌唱。この歌は、RenaがROSARIO+CROSSのメンバーになって初めて参加した思い出の曲。その後も、MoekoとYuwaによる「SIX」。Mimuがソロで「君がそこにいたら帰れないじゃん」を歌えば、Yuriが「夏だ!」を、Yuwaが「夕暮れが霞んで見えないよ」を。そしてMoekoが「Blue Monday」をそれぞれにソロで歌っていた。後半には、YuwaとMimuの思い出の曲であり、数年ぶりに披露した「ワッショイ!しぞーかおでん」をデュエットすれば、Yuri・Moeko・Renaの3人で「思い出の交差点」を披露。最後は、ふたたび5人で「青春コールミー」を歌い、20分以上に渡るメドレーコーナーを閉じていった。

  中盤には、大人の女性の色気も放つ、ROSARIO+CROSSの新しい魅力や表情も導きだしたロック調の新曲「ズルイよ、そんなの」を届ければ、そこから5人で、心潤すバラードの「書きかけのPaperback」を歌い上げる姿も見せてくれた。

  後半、ダンサブルな「Are you ready?」や「lips~躍れ恋心~」を通して見せるパフォーマンスを示しながら、ROSARIO+CROSSはふたたび会場中に熱を集めだした。その熱を膨らませるように、「HELLO!未来」「七転八倒の向こう側」「ショートヘア」「ラン!ラン!ラン!」と明るく弾け飛ぶ開放的な姿を示し、見ている人たちの笑顔はもちろん、気持ちも熱く騒がせていった。

  そのうえで、本編最後に「自分ジャッジ」を歌い、これが今のROSARIO+CROSSの姿だと提示しながら、見ている人たちへ、この日のライブにどんな思いのジャッジを下すのかを委ね、一度幕を閉じていった。

  アンコールは、ROSARIO+CROSSのメンバーたちがイメージモデルとして活動中。静岡県内でチェーン展開しているジーンズショップASADAのシャツやジーンズを身につけて登場。同ショップのテーマ曲「OSADAへ行こう!」を歌い、会場中に温かい空気を作りあげていった。
  
  最後は、今年、街頭ビジョンや全国のファミリーマートで流すのみならず、ファンたちと一緒にライブへ一体化した盛り上がりを作りあげる歌として大切に育ててきた「大どんでん返し」を熱唱。約2時間半というROSARIO+CROSS史上最長時間となったライブを、その時間さえ忘れ、見ている人たちをずっと夢中にさせながら、会場中に笑顔の花を咲かせ、6周年公演の幕を閉じていった。

  活動7年目に突入したROSARIO+CROSS。彼女たちは、また来年もホール公演を予定している。もちろん、リリースも含め、いろいろと新しい展開の準備を水面下で進めているので、彼女たちからの笑顔になれる新しい報告も楽しみに待っていてもらいたい。

LIVE


TEXT:長澤智典
 


セットリスト

「Overture」
「Brand New Smile」
「Birthday」
「普段着に着替えて行こうよ」

「ふたりはラブコメディ」
「希望フレーバー」

「Lucky Girl」
「虹色シャウト」
「カサナール」
「そうさ、僕らは共犯者」

「メドレー」
「アルイテイコウ」
「VOICE」
「お茶のんでチャオ!」
「EASY EASY」(Renaソロ)
「SIX」(Moeko & Yuwa)
「君がそこにいたら帰れないじゃん」(Mimu)
「夏だ!」(Yuri)
「夕暮れが霞んで見えないよ」(Yuwa)
「Blue Monday」(Moeko)
「ワッショイ!しぞーかおでん」(Yuwa & Mimu)
「思い出の交差点」(Yuri & Moeko & Rena)
「青春コールミー」

「ズルイよ、そんなの」
「書きかけのPaperback」

「Are you ready?」
「lips~躍れ恋心~」

「HELLO!未来」
「七転八倒の向こう側」
「ショートヘア」
「ラン!ラン!ラン!」

「自分ジャッジ」

-ENCORE-

「OSADAへ行こう!」
「大どんでん返し」



ライブ日程は、以下まで。
https://rosariocross.jp/schedule/

ROSARIO+CROSS Web
https://rosariocross.jp/

ROSARIO+CROSS twitter
https://twitter.com/rosario_cross6

ROSARIO+CROSS Instagram
https://www.instagram.com/rosariocross_official/

miuzic Entertainment Library
https://www.youtube.com/channel/UCssWlebKLKQJiE6ClxdnXXw

ROSARIO+CROSS 公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCTkHizgmdLdl1-Vs0xwCYCQ
 

特集FEATURE

FEATURE
最新記事更新日 2024.12.16
イベント情報
最新記事更新日 2024.11.19
ガルポ!ズ INTERVIEW