FEATURE
気持ちが熱く沸き立つ。その歌や歌声に、想いへ、心が嬉しく揺さぶられる。CANDY GO! GO!が作り上げるこの景色、何度だって味わいたい。 「iColony LIVE EXTRA」公演より、CANDY GO! GO!のライブの模様をレポート!!
定期的に開催中のライブイベント「iColony LIVE」を通し、毎回アイドルのライブ映像を生配信。その後、YouTube上で展開中の「iColony アイコロニー・アイドル ライブ動画」へアップし続けているのが、映像制作/イベント開催を行っている「iColony」。同チームが、11月4日(木)に代官山SPACE ODDを舞台に行ったのが「!Colony LIVE EXTRA」。出演したのが、ヒップバーン/Re:INCARNATION/LeirA/INDIVIDUAL PLATE/Fragrant Drive/AiDOLOXXXY/CANDY GO! GO!/CHERRY GIRLS PROJECTの8組。
ここでは、CANDY GO! GO!のライブの模様をお届けします。
CANDY GO! GO!
トリ前を飾ったのが、CANDY GO! GO!だ。凛々しい姿で舞台に立つ彼女たち。大きく振り上げた拳を揺らしながら、CANDY GO! GO!が最初にぶつけたのが「overdrive」だ。激しく高ぶる気持ちを一つに重ねあわせたメンバーらの歌声が、感情を熱く奮い立てる。いきなり熱した拳で背中をガツンと押されたようだ。おらおらもっと騒げよと煽るようなパワフルなパフォーマンスに触発され、身体中からアドレナリンが沸き立つ。狭い舞台の上だろうと、彼女たちは激しくダイナミックな動きを見せてきた。もっともっと沸き立つ気持ちのまま騒ごうとけしかけていた。
止まることなく楽曲は「DeepSurrender」へ。唸り、疾走するラウドなロックンロールナンバーに乗せ、メンバーたちは感情を剥き出しにがなり立てれば、甘いアプローチも示してゆく。とても艶かしいパフォーマンスだ。彼女たちの動き一つ一つから目が離せない。釘付けになる?いや、気持ちが磔らたように、必死に目だけを動かしながら彼女たちの姿を追いかけていた。
「いくぞ!!」、なぎさりんの叫び声を合図に飛びだしたのが「Yes-Yes-Yes」。何にも邪魔されない、誰にも惑わされない、彼女たちは「これがうちらの生きざまだ!!」と突きさすように、自分たちだけの生きる姿勢を雄々しく歌っていた。気持ちが熱く燃え立つ。その歌声が、何にも負けない強い闘志を導いてゆく。なんてパワフルな姿だ。その気迫に押されるどころか、そのままグイグイ引っ張られたまま、気がついたら一緒に高く激しく拳を突き上げていた。
激しく攻めるばかりがCANDY GO! GO!じゃない。続く「大切なお知らせ」では、なぎさりんと菜月アイルが美しハイトーン声を響かせながら、しおらしい女性の心模様を歌っていた。オラオラといかつい様を見せながちも、じつはとても乙女な女性たちの集まりのCANDY GO! GO!らしい、もう一つの魅力を見せた楽曲だ。その甘い誘いに、胸がどんどん蕩けてゆく。メンバーらの温かい歌声を味わえたのも嬉しかった。舞い躍るようなダンスパフォーマンスとはいえ、相変わらずダイナミックだったのもCANDY GO! GO!らしさだ。
最後にCANDY GO! GO!は「endroll」を届けてくれた。大切な公演では最後を締め括ることの多い楽曲だ。この歌にも、CANDY GO! GO!の意志や想いをたくさん詰め込んでいるからこそ。アイドロックというCANDY GO! GO!の音楽スタイルを象徴するビートロックナンバーだからこそ、この日も最後に「endroll」を歌いながら、この空間に素敵な景色を描き出していった。気持ちが熱く沸き立つ。その歌や歌声に、その想いへ、心が嬉しく揺さぶられる。この景色、何度だって味わいたい。
CANDY GO! GO!は現在バンドを従えて全国ツアー中。12月6日にはTSUTAYA O-EASTでツアーのファイナル公演を迎える。この日のライブ、見逃せない!!
PHOTO: 小林晴翔/高橋まりな/平野葵/大西基
TEXT:長澤智典
CANDY GO! GO!
https://twitter.com/onecandygogo
セットリスト
「overdrive」
「DeepSurrender」
「Yes-Yes-Yes」
「大切なお知らせ」
「endroll」