FEATURE

2022.09.21
GTRA

楽曲と歌声がシンクロしながらグルーヴを作り上げるGTRA、その音楽スタイルがクールだ。

8月21日に渋谷club asiaで行われたイベント「iColony LIVE PREMIUM」。ここでは、GTRAのライブの模様をお伝えします。


GTRA


「Electronic Dance Music系 Mismatch IDOL」として活動中のGTRA。彼女たちのライブは、心地好く。でも次第に熱を上げるように、エレクロなビートを際立たせながら『Gtra』に乗せてスタートした。感情へ振幅を与えるように、微妙にリズムを変えながら楽曲は進行してゆく。メンバーらは、ある程度の感情の揺れ幅を抑えた声を保ちながら歌唱。でもサビ歌では、気持ちに熱を加えながら、心の揺れ動く様を巧みに描きだす。楽曲と歌声がシクロしながらグルーヴを作り上げる。そのスタイルが、とてもクールだ。

 続く『残機』では、どんどん速度を増す楽曲に合わせ、メンバーたちの歌声にも熱を加えだす。GTRAのライブの魅力は、変幻する曲の表情に合わせるように歌声を寄り添えながら、その歌声の絵筆を用いて様々な色を塗り重ねてゆくところにある。いわゆる、歌声も楽曲を彩る音色の一つという感覚だ。とはいえ、そこは生声で歌うメンバーたち。そのときどきに生まれる感情の熱次第で、計算では成り立たない予測外の歌声の揺らぎが生まれる。そこが、GTRAのライブの面白さだ。

3曲目には、よりダンサブルな魅力を強調した『Yell』を披露。高く拳を突き上げ、「オーオーオー」と歌うメンバーたち。華やかなダンスビートに、愛らしい声の色を塗り重ねながら、楽曲に生々しい躍動や高揚という表情を与えてゆく。この日のセットリストがそうなのか、曲が進むごとにメンバーの生々しい感情の揺れが浮き彫りになる。エレクトロな音のうねりの中、どんどん生々しさを覚えれば、そこへ心地好さを覚えていた。

メンバーらの一人一人の歌声の魅力を活かした『憂い花』でも、そう。様々な音をコラージュしたようなアバンギャルドでポップな楽曲の上で、メンバー一人一人が凛々しく歌声を響かせていた。エレクトロな音の衝撃に飲み込まれることなく、メンバーたちは、自分たちの色を、歌声の絵筆を使ってしっかりと曲の中へ塗りたくっていった。


PHOTO: 豊田詩緒里、永瀬一幸、大西基
TEXT:長澤智典


ライブ写真


SNS
https://twitter.com/GTRA_official
 

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