FEATURE
煌めき☆アンフォレント ライブレポート
煌めき☆アンフォレント、Zepp DiverCity公演より、メンバーの言葉をお届け!!!!!!!
神谷美玲、桐下愛未、達家真姫宝、穂村ゆうか、羽純凜、白瀬乃愛…。新体制を形作る煌めき☆アンフォレントの新メンバー6人が発表になったのが、2021年1月13日のことだった。それから4日後となる1月17日には、新体制として初のライブを行なえば、1月18日より『新体制お披露目ツアー -新宇宙±ワープドライブⅡ-東京公演』を皮切りに、名古屋、大阪をサーキット。ふたたび東京へ舞い戻り、3月9日にZepp DiverCityで同ツアーのファイナル公演を迎えるはずだった……。だが、世の中を掻き回し続けるコロナ禍の影響により、同ツアーは延期になってしまった。
それまでの煌めき☆アンフォレントの血を唯一受け継いだ双葉莉乃をリーダーに、新たな銀河世界へ船出をした煌めき☆アンフォレントだったが、夏を迎える時期に双葉凛乃が1ヶ月ほど休演。新メンバー6人のみによる煌めき☆アンフォレントとしての活動を送る時期も、彼女たちは経験してきた。
そして、突然の知らせ。リーダーの双葉凛乃は、公式twitterを通して7月28日にグループからの卒業を発表。同時に、アイドル活動からの引退も表明した。
もちろん、ここに至るまでの期間の中にも、新体制初の音源となった2nd EP「新宇宙±ワープドライブII」の発売。メンバー達家真姫宝がレギュラーのラジオ番組を持つなど、嬉しいニュースもいろいろあったように、新体制の発表から約8ヶ月の中にも、煌めき☆アンフォレントが歩む道の上にはいろんなドラマが刻まれてきた。
物語は、けっして淡々とは進まない。そこに気持ちを揺さぶるドラマが生まれるからこそ、新しい動きが起きるたびに心揺さぶられ、ときに涙しながら、物語の行く末に想いを馳せてゆく。その物語が波瀾万丈であるほどに、強く惹かれていく…。
これまでも波瀾万丈という言葉では要約しきれないほどのドラマを、煌めき☆アンフォレントは綴り続けてきた。きっとそのドラマは、これからも続くだろう。この日はまさに、その大きな一つの節目となる物語になっていた。
8月3日、煌めき☆アンフォレントは3月に行なうはずだったツアーのファイナル公演の振替公演を、当初通り、Zepp DiverCityで行なった。本当なら、7人の新体制煌めき☆アンフォレントとしての新たなスタートを告げる場になるはずだった。
いや、確かに新たな物語の始まりの場ではあった。ただ、そこには、3年半煌めき☆アンフォレントのメンバーとして物語を彩ってきた煌めきの一つだった双葉莉乃の卒業という、さらに、新たな姿に生まれ変わるための、一つのエピソードも描きだされていた。
ここに、当日、双葉凛乃が手紙を読む形で語った言葉を記したい。
「今日はライブに来てくださり、ありがとうございます。まずは、たくさん心配をおかけしてしまってごめんなさい。それでも「双葉がいる煌めき☆アンフォレントがいい」と言ってくださる人がたくさんいて、申し訳ない気持ちと同時、嬉しかったです。ありがとう。
煌めき☆アンフォレントに加入して3年半、いろんな場所に行って、普通じゃ経験できない、いろんな経験をしてきました。関ヶ原で水鉄砲をして遊んで怒られたり、アジアツアーで海外や沖縄に行ったり。手売りチケットを販売していたときは、寒い中、みんなが買いに来てくれたり。カウントダウンや誕生日を一緒に過ごしたり。生誕祭は、毎年びっくりするほど幸せでいっぱいで…。他にも語り尽くせないほど、想い出はいっぱいです。
君に出会って、喜んでくれるから頑張ることを覚えました。
褒めてくれるから、自分の笑顔を、歌を、声を好きになりました。
君が悲しむから、死にたいと想うことも、自分を否定することも少なくなりました。
自分を無価値だと思っていたのに、君がわたしを見つけてくれたから、わたしは自分に価値を見いだすことができました。
今、誰より君の心の側に寄り添えたかな?
君を幸せにできたかな??
凛乃のことを忘れてほしいわけじゃないけど、忘れたほうが幸せだったら忘れてください。覚えてたほうが幸せだったら、覚えててください。
これから先、凛乃がいなくても、忘れないでほしいのは、ただ毎日生きてるだけで偉いということ。自分の幸せを一番に考えていいんだよということ。
「またね」も、「さよなら」も言わないけど。凛乃はずっと君の幸せを祈ってます。
最後に。こんなに根暗で泣き虫なアイドルらしくないわたしを見つけて、アイドルにしてくれて、「唯一無二だ」と言ってくれて、君とわたしの関係でいてくれて、ありがとう。君自身も、笑顔も、涙も、くれた言葉も、ぜんぶぜんぶ忘れません。
今日、来てくれてありがとう。今日、一緒に生き抜いてくれてありがとう。君はずっと、わたしの一番の宝物です」(双葉凛乃)
「新宇宙ワープドライブ」を歌い、幕を開けたこの日のライブは、続く「太陽系◎ワンダーラスト」と、冒頭から徹底して攻めた姿を示し、観客たちの気持ちも、身体も騒がせてゆく。
キラキラとした輝きを放つ「流星☆ロマンティカ」や「珈菲ワンサイドD.C.」などに、キュンと胸がときめく感覚も、堪らない。
「オーオーオーオー」と力強い歌声を響かせた「全開<アクセラレーション」で気持ちが高ぶれば、「運命√ビッグバン」でも,ドラマチックな世界に感情が熱く奮え続けていた。
「解放感∫Be in love」や「煌々◇ナミダ」で心をロマンチックな色に染め上げるなど、心に切ない風景を描き出す場面も印象深い。
途中には、卒業する双葉凛乃のためにソロ・コーナーを用意。歌を通して今の気持ちを伝えるように、彼女は「ありきたりな言葉で」(まねきケチャ)を歌いながら、ファンへ向け素直な心模様を告白していった。
ライブの後半戦は、「☆高速艇☆-star ship-」「瞬間、フロレセント」と熱狂の世界へ導く情熱的な楽曲を歌い、観客たちの気持ちを熱く高ぶらせれば、最後は「幻影★ギャラクティカ」を歌い踊りながら、会場中を熱狂のパーティ空間に染め上げていった。
アンコールでも、キラキラとした眩しい輝きを放つ「奇跡≒スターチューン」を歌い、会場中の人たちの心を"ときめく"ロマンチックな色に染め上げれば、最後に「虹色サンシャイン」を歌いながら、7人の煌めき☆アンフォレントという最高の虹色を見ている人たちの胸にしっかりと焼き付けていった。
最後に、メンバーが舞台の上で語った言葉を乗せておこう。
「ファイナルですけど、みなさん楽しかったですかー。ゆうかも、とてもとても楽しかったです。去年末に煌めき☆アンフォレントに入ることを決意したときは、今まで応援してきてくれたファンはどう思うかなぁ、受け入れてもらえるな?とか、いろいろ不安がありました。でも、今日Zepp DiverCityという素敵なところでワンマンライブができて、こうやって素敵なファンにたくさん囲まれ、大好きなメンバーと一緒にステージすることができて、支えてくださっているファンやスタッフさんと一緒にこの日を迎えられて、わたしは煌めき☆アンフォレントに入って心から良かったなぁと思いました、ありがとう。
前体制から凛乃ちゃんが引き継いだ煌めき☆アンフォレントを、これからはわたしたちが大切に、もっと私たちなりにパワーアップして、いろんな変化を見せれるように、飽きずに長く愛されるように頑張りますので、これからもよろしくお願いします」(穂村ゆうか)
「まずは、このご時世の中、無事にZepp DiverCityでお披露目ツアーを開催させていただくことができて本当に嬉しいです。私たちは新体制として1月にデビューさせていただいたんですが、こんな素敵なステージを用意してくださって、このステージに立てることがものすごく嬉しいですし、延期になってしまった中、こんなにみなさんお越しになってくださって、改めて本当にありがとうございます。
去年まで普通に会社で仕事をしていた自分が、煌めき☆アンフォレントというこんなに素敵なグループに、新体制を作る一人として加入させていただけたことは本当に光栄なことですし、こんな素敵なことってないと思って、今までやってきました。何より、前体制から受け継いでくれた凛乃ちゃんと一緒にステージに立てたことも嬉しいですし、ホントに7人でこの日を迎えることができたことも本当に嬉しくて…。
でも、これからは煌めき☆アンフォレントという場を背負って。「もっともっとこのグループを見ていきたいな」とか、「進化していきたいな」って思うグループにしていくので、これからもよろしくお願いします」(桐下愛未)
「お披露目してから半年になりました。最初から当たり前のように大きいステージに立たせてもらって。そういうのって、凛乃ちゃんだったり、今までの先輩方がここまで築きあげてくれたからだなと思って、わたしも毎回ステージに立っております。
わたしも凛乃ちゃんのおかげでここに立っているので、今日で一緒に立てるのは最後と思うと…「やだー!!」。凛乃ちゃんと一緒に歌うのは今日が最後と思ったから、1曲1曲噛みしめながら歌ってました。ほんとに凛乃ちゃんのおかげで、わたしはまたこのステージに立っているので、ホントにありがとう!!わたしも、これからも凛乃ちゃんの意志や、今までの煌めき☆アンフォレントを受け継いで頑張っていくので、これからも応援よろしくお願いします」(神谷美玲)
「わたしも半年前は、違うアイドルグループをやってて。でも、自粛とかがいろいろあって半年ステージに立つことができなくて…。わたしはステージに立つことが大好きなので、卒業を決めて、また1からアイドルをやろうと思って煌めき☆アンフォレントに入りました。そしたら、こんな素敵な6人と出会えて、ホントに改めて煌めき☆アンフォレントに入って良かったなと思いました。
凛乃さんと今日ステージに立つのは最後ですけど、これからの煌めき☆アンフォレントがもっともっと上に行けるように一生懸命頑張るので、これからも応援よろしくお願いします」(達家真姫宝)
「こうやって、みんなの前で話すのが苦手なんですけど。今日はほんとにこんなご時世の中、開催されるかも危うかったけど、できて本当に良かったなと思うし、みなさんが来てくれて嬉しいです。
わたし、煌めき☆アンフォレントのメンバーに入るって最後に決まったんですよ。デビューまでも、むっちゃせわしなくて、今日までもすごいせわしなかったんですけど。みんなが支えてくれたから。そして、凛乃さんがレッスンをしてくださって、凛乃さんのおかげでこの日を迎えられました。
こうやって新しくグループに入るのに緊張もしたんですけど。凛乃さんや、他のメンバーも、ファンのみなさまも、煌めき☆アンフォレントのもともとのファンのみなさんも、すごく温かく受け入れてくださって本当に嬉しかったです。
新しくついてくれたファンのみなさまも、今まで応援してくれたみなさんも、今日来てくれて嬉しいです。みんなとデビューの日からずっといろんな想い出を作ってきた中、今日、Zepp DiverCityに立てて本当に嬉しいです。これからは凛乃さんが今まで守ってきてくれた煌めき☆アンフォレントを受け継いで、自分たちがしっかり守っていけるように頑張ります」(羽純凜)
「このZepp DiverCityの公演自体、本当は3月9日に行なわれるはずだったんですけど。5ヶ月経ってのやっとの開催…ということで、しかも、今日を迎えられるかどうかもわからなかったし、今日に向かって、みんなといろいろたくさん話してきました。今日やることも、なんなら2日前くらいはちょっと違ってたりするくらい、いろんなことを話し合っての今日だったので、無事にみんなの前に立てたことが本当に嬉しいというか、ありがたいことだなと思います。
わたしは、前のグループ(綺星★フィオレナード)のときからずっと煌めき☆アンフォレントを見てきたというか、ホントに煌めき☆アンフォレントに憧れてたというか。だからこそ、1月に煌めき☆アンフォレントとしてステージに立てたことが本当に嬉しくて。それこそずっと先輩でいた凛乃さんと同じグループに入るのは、始めは実感が沸かなくて…。莉乃さんが、前体制のときからずっと煌めき☆アンフォレントを守り続けてくれていたことなどいろいろ知ってるからこそ、このグループに入って、自分も少しでも貢献できるようになりたいなって、入ってからも、悩んで悩んで頑張ってきました。
莉乃さんが煌めき☆アンフォレントをずっと守り続けてくれて、今がある。だからこそ、6人になるのがホントに寂しいんですけど。莉乃さんが煌めき☆アンフォレントとして守り続けてきたことを側で見てきたので、その想いを引き継ぎながら。煌めき☆アンフォレントはこれから6人で頑張っていくので、みなさん、これからも煌めき☆アンフォレントのことを応援してくれたら本当に嬉しいです」(白瀬乃愛)
「凛乃は半年間リーダーという立場になって、今まで人についていくだけで良かったわたしが、引っ張らなきゃいけないし、しかも6人もというのが、わたしにはすごいプレッシャーでした。すごい焦りもあったし、「大丈夫か?」とみんな思ってた部分もあったと思うんですけど。それでも「頑張ろう!!」と思えたのは、みんながいたからです。ホントにこの半年間、新体制になって、頼りないリーダーだったけど、いつもみんなが応援してくれて…。双葉がいなくなったときにも、「双葉戻ってこいよ」って言ってくれる優しい、温かいファンのみなさんがいてくれて、本当に嬉しいです。
そして今日、こんなにたくさんの人たちが集まってくれて本当に嬉しいです。煌めき☆アンフォレントに入って本当に良かったなと思いました。凛乃が頑張ったからじゃなくて、みんなが応援してくれたから、ホントに煌めき☆アンフォレントに入って良かったなと思うし、煌めき☆アンフォレントで過ごした3年半を、これからもずっと忘れないなって、本当に改めて思います。この景色も、一人一人ずっと顔も見てたんだけど、ずっと忘れないように胸に閉まって、これから先進んでいきたいと思います。これからも6人で煌めき☆アンフォレントは続いていくので、これからも応援してください。みんなのことが大好きです」(双葉凛乃)
この日のライブで、新メンバーたちだけによる正真正銘新しい煌めき☆アンフォレントが始まりを告げた。これまでに培ってきた煌めき☆アンフォレントの歴史を継承しながらも、今年加入した新メンバーばかりだからこそ、自分たちによる新しい煌めき☆アンフォレントの物語をここからは6人で描き出す。その道の先に、どんな風景が広がってゆくのか楽しみに追いかけたい。
TEXT:長澤智典
セットリスト
「新宇宙ワープドライブ」
「太陽系◎ワンダーラスト」
「流星☆ロマンティカ」
「珈菲ワンサイドD.C.」
「解放感∫Be in love」
「全開<アクセラレーション」
「運命√ビッグバン」
「煌々◇ナミダ」
「儚恋||セパレート」
「ありきたりな言葉で」(まねきケチャ)双葉凛乃(ソロ)
「☆高速艇☆-star ship-」
「瞬間、フロレセント」
「幻影★ギャラクティカ」
-ENCORE-
「奇跡≒スターチューン」
「虹色サンシャイン」
<インフォメーション>
煌めき☆アンフォレント Web
http://kirafore.com/
煌めき☆アンフォレント コロムビア Web
https://columbia.jp/artist-info/kirafore/
煌めき☆アンフォレント twitter
https://twitter.com/kirafore_info
トイプラチャンネル 公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCuGD0F2LvYzZ4SUmmMMbUNQ
↓ 下記ギャラリーにて当日のライブ模様もお楽しみください。