FEATURE

2022.05.26
煌めき☆アンフォレント

白瀬乃愛生誕祭で、綺星★フィオレナードナンバーを前田優歩・橘すずと一緒に歌う!!! 煌めき☆アンフォレント ライブレポート

 5月24日(火)、恵比寿LIQUIDROOMを舞台に煌めき☆アンフォレントが『煌めき☆アンフォレント特別公演-白瀬乃愛生誕SP!!-』を行った。オープニングアクトにlumina⁂twinklarityが登場。ゲストとして、Luce Twinkle Wink☆/アキシブprojectが会場を盛り上げれば、スペシャルコラボゲストとして前田優歩・橘すずも出演。当日の、煌めき☆アンフォレントのライブの模様を、ここに紹介しよう。


 「この場所がスターティングオーバー」の歌声を合図に、煌めき☆アンフォレントのライブは『光彩⌘スターティングオーバー』から幕を開けた。眩しい輝きを放つように歌うメンバーたち。曲が進むごと歌声に煌きが増してゆくようだ。生誕祭という愛でたい場を華やかに彩る幕開けだ。新衣装姿のメンバーたちの中、白瀬乃愛だけは生誕祭衣装姿なのも目を引いた要素。この日の主役の白瀬乃愛を中心に据えながら、彼女たちは夢の先へと続く扉を開け放ちだした。
 
扉の先に広がっていたのは、熱狂の世界へと続く光輝く道。『太陽✡INVADER』を歌う7人に、グイグイと心の手を引っ張られるまま、 メンバーたちの飛び跳ねる姿に刺激を受けながら、フロア中の人たちも無邪気に飛び跳ねていた。キラキラした輝きと熱を放つ楽曲に合わせ、メンバーらが「夢中にさせてアゲル」と、ときめいた気持ちを胸に愛らしい声で歌えば、フロア中の人たちも大きく身体を揺らし、7人が作りだした熱狂の虜になってゆく。場内中に響き渡る大きな手拍子。メンバーらの「大好きなんだよーっ!!」の声に、心が落ちた。

 『雪のカケラ*』を歌い始めたとたん、フロア中に蒼く揺れる光の波が生まれた。メンバーたちは、込み上がる想いを愛しい人へ届けようと、今にも溶けそうな儚い想いを、見ている人たちの一人一人の心に降り注いでいった。愛しさを胸に切ない心模様を歌う、その儚い姿と、秘めた情熱に心がキュッと揺れ動いていた。

  儚い恋心へ勇気と力を降り注ぐように、7人は『儚恋‖セパレート』を歌いだした。切ない想いを振り切るように躍動した楽曲へ感情をシンクロしながら、彼女たちは凛々しい歌声を響かせていた。楽曲と感情が重なりあったときに彼女たちが発するオーラとパワーに、心が強く引き寄せられる。白瀬乃愛が歌うたびに、フロア中の人たちが巧みにペンライトの色をスイッチングし、フロアを蒼い輝きに染めあげるところもさすがだ。

  『煌々◇ナミダ』のイントロが流れたとたん、フロア中の人たちが沸きだした。悲しみ湛えた感情を、彼女たちは熱情した強い意志に変えて歌う。切なさを嘆くのではなく、悲しみさえも力強く前へ進む力に変えて歌うところが、煌めき☆アンフォレントらしい。メンバーたちも、込み上げる悲しみを心の中で炎に変えるように、感情を滾らせ歌っていた。めちゃくちゃ気持ちの高ぶる歌とパフォーマンスだ。舞台の上でどんどん煌きを増してゆく姿に、熱い視線をずっと向けていた。


 映像に映し出されたのが、ゲスト出演する前田優歩・橘すず、この日の主役の白瀬乃愛の姿。続けて、次々と綺星★フィオレナード時代の懐かしい映像が映し出されてゆく。そして…。

  綺星★フィオレナードの登場SEに乗せ、舞台に姿を現したのは、綺星★フィオレナード時代の衣装を身に付けた白瀬乃愛。その横には、同じく綺星★フィオレナードの卒業生の前田優歩と、今も綺星★フィオレナードのメンバーとして活動している橘すずの姿があった。
  3人が歌いだしたのが、『Puro☆Unfiore』。ここから3人は、綺星★フィオレナード・ナンバーを次々と歌いだした。沸き立つ想いをぶつけるように『Puro☆Unfiore』を凛々しく歌う3人の姿に刺激を受け、魂が熱く高ぶりだす。凛とした美しい花になった3人が、フロア中の人たちを熱狂の中へ巻き込んでゆく。フロア中の人たちも身体を大きく揺らし、沸き立つ感情を思いきり解き放ち続けていた。
  
  始まりを告げる白瀬乃愛の歌声が響きだしたとたん、フロア中が蒼い光に包まれた。散りゆく恋だとわかりながら。それでも咲き誇ろうと、3人は、深い想いを抱いた声で『℃repuscolo』を歌いあげる。揺れ動く気持ちの変化に合わせ抑揚する3人の歌声が、とてもエーショナルだ。魂をギュッとつかんで揺さぶる3人の歌声に、心がずっとつかまれていた。白瀬乃愛の歌声が響くたびにフロアが青く染まる様も最高だ。

  3人は、最後に『La mia adolescenza.』を歌唱。たとえ傷つこうとも、あふれそうなほどに熱く真っ直ぐな感情をぶつけずにいれない。恋した女性の熱情した恋心を、3人は力強く。でも、胸をギュッと抱きしめる切なさも含んだ声で響かせていた。一人一人が歌うたびに、フロアにも赤い光(前田優歩カラー)が、黄色い光(橘すずカラー)が、そして蒼い光(白瀬乃愛カラー)が輝きだす。落ちサビでフロア中が蒼い色に包まれた景色は、胸を震わせるほどの感動覚える景色だった。情熱的な3人の姿など、とても貴重なライブ姿を見れたことは素直に嬉しかった。歌い終わりフロア中に熱い拍手が飛び交ったのも、納得だ。


 白瀬乃愛が着替え中に、煌めき☆アンフォレントのメンバーたちが白瀬乃愛の魅力を語りだす。まとめあげるなら、「(煌めき☆アンフォレントにはリーダー制が無い中)リーダーのようにみんなの頼れる存在であり、いつもグループを率先してまとめあげてくれる人。しっかりしていながらも、意外と天然な部分もあるし、すぐに笑ってくれる人」のようだ。白瀬乃愛は一緒にいるだけでつねに癒される、煌めき☆アンフォレントに欠かせない大切な存在だ。


 蒼い妖精のような生誕祭用のドレス衣装に着替えた白瀬乃愛が、ふたたび舞台へ。ここからは、ソロコーナーへ。

 彼女が歌ったのが、大好きなアイドルソングの数々。最初に届けたのが、まねきケチャの『あたしの残りぜんぶあげる』。彼女の独唱する姿に向け、数多くの蒼い光がフロア中で大きく揺れていた。白瀬乃愛自身も、胸に手を添え、気持ちを震わせ、高まる想いのままに歌声を響かせていた。歌の世界へ気持ちをギュッと投影して歌う姿が、とても眩しい。力強く熱唱する姿をすべてしっかりと受け止め、抱きしめたい気持ちに染まっていた。
 
  ここで白瀬乃愛は、書いてきた手紙を読み始めた。

  「毎年、感染症の関係で延期になってしまったり、会場が変更になったり、思うようにいかず、ずっと歯がゆい想いをしてきたので、今年は誕生月に生誕ライブを開催できて。そして、「いつかここで生誕ライブが出来たらな」と思っていた会場で開催出来たこと本当に嬉しいです。わたしのために時間を使ってくれて本当にありがとう。
 今、こうやってみんなと一緒に過ごせて、わたしはとても幸せです。自分の中に軸を持ってアイドルになったつもりが、ときには先が真っ暗になって、素直で純粋な気持ちを見失ったり、自分が何をしたいのか、何に憧れて、何に感動して、何になりたいのかわからなくなったりして、涙したことはたくさんあります。そんなとき、わたしに道標をくれるのは、何時でも、どんなときでもみんなです。みんながかけてくれる言葉が、魔法みたいにわたしの自信に変わっていくんです。ステージに立って、その音楽とその空間の響き、フロアの熱量を感じて、なんの曇りもなく「楽しい」という感情が沸き上がって、わたしの「好き」はこれだって、本当の自分を見失わないでいられるんです。
 わたしが君にとっての、その役目を担いたいと思っていたのに、たくさん支えられてばかりで、感謝してもしきれません。間違いなく言えることは、「君は、わたしがアイドルでいられる理由そのものです」。日常のなんでもない出来事、嬉しかったこと、つらかったこと、悲しかったこと、真っ先に伝えたいって思う存在が、わたしだったらいいな。落ち込んだり、元気がないとき、側にいて、君を一番笑顔に出来るのがわたしだったらいいな。君がいるから強くなれる。どんな理不尽を突きつけられても、あきらめたくないって本気で思える。いつもわたしに希望をくれて本当にありがとう。何が正解とか、正しいものを探すんじゃなくて、何時か来るアイドルでなくなるその瞬間に、一緒に過ごした時間を振り返って、「あー、幸せだったな」って、お互い思えるように、この一瞬一秒を君と全力で楽しんで、最高の時間を過ごしたい。それがわたしの願いです。いつもたくさんもらっているぶん、たくさん恩返しをさせてください。今も、これまでも、これからも、心から大好きです」(白瀬乃愛)

 手紙を読み終えた白瀬乃愛が次に歌ったのが、Ange☆Reveの『運命的%』。わちゃわちゃと、ハイパーポップに弾けた楽曲を、彼女自身がキラキラときめいた姿になって歌っていた。輝きに満ちたその姿は、アイドル白瀬乃愛にとても似合うユニフォームだ。舞台の上を、右に左にと駆けながら歌う彼女の姿、めちゃめちゃ輝いていた。アイドルであることを思いきり楽しんでいる白瀬乃愛。アイドルであり、アイドルファンだからこそ、大好きなアイドルソングを歌いながら、自分自身を思いきりキラキラ輝かせる。その姿は、いつも以上に眩しく見えていた。


 白瀬乃愛の誕生日を祝うバースデーコーナーを挟み、ふたたび煌めき☆アンフォレントのライブへ。この日の楽しさを、もっともっと大きく膨らませるように、彼女たちはファンタジックでオーケストラな曲調も魅力的な『運命√ビッグバン』を歌いだした。スケール大きな楽曲の上で、7人は一人一人が強烈な光放つ存在になり、自分たち自身もさらに煌めく存在として昇華してゆく。力強く高く右手をあげ、フロア中の人たちのハートを射抜く姿が最高だ。

  「一瞬で...きらめく奇跡のスターチューン」とメンバーらが歌いだした。彼女たちは、胸をキュンキュン騒がせる『奇跡≒スターチューン』を歌いながら、チャーミングな乙女のときめきを、愛らしい歌声を通してフロア中に注ぎだした。ちょっと甘えた素振りで歌う彼女たちの姿に、ドキドキが脹らみ続ける。愛らしさ振りまくその姿に刺激を受けたフロア中の人たちも、胸をときめかせ、彼女たちの動きを真似ながら、手に持ったカラフルな輝きを揺らし続けていた。一部歌詞を変え、「乃愛ときらめく奇跡のスターチューン」と歌った瞬間、胸のときめきが流れ星のように飛び散った。

  最後に煌めき☆アンフォレントは『=虹色=サンシャイン』をプレゼント。この日のフロアに生まれた虹は蒼色が多め。メンバーたちが、ドキドキと胸をときめかせチャーミングに歌う姿に、誰もが一緒にドキドキした気持ちを重ね合わせていた。7人は、この空間を華やかなダンスパーティーの場へ塗り上げていった。メンバーたちの沸き立つ熱い歌声に合わせ、フロア中から熱く響き渡るクラップ。白瀬乃愛の「みんな大好きだー!!」の声も胸熱だった。


LIVE

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PHOTO:猿田祐樹
TEXT:長澤智典

 

<インフォメーション>


7/12(火)・WOMB LIVE
『解放感 Be in LIVE』

【時間】OPEN18:30 START19:00
【料金】優先入場¥6,000/一般¥1,500/当日¥2500 (各別途1D)
【チケット】https://t.livepocket.jp/e/kaihoukan_02
【入場順】①優先入場→②一般→③当日
【出演】煌めき☆アンフォレント
【ゲスト】アキシブproject
※入場者全員マスク着用必須
※オールエリアジャンプOK・横(縦)移動OK・コールOK・アルコール販売アリ
※リフトやサーフ等の危険行為は禁止


7/28(木)・WOMB LIVE
『解放感 Be in LIVE』


【時間】OPEN18:30 START19:00
【料金】優先入場¥6,000/一般¥1,500/当日¥2500 (各別途1D)
【チケット】https://t.livepocket.jp/e/kaihoukan_03
【入場順】①優先入場→②一般→③当日
【出演】煌めき☆アンフォレント
【ゲスト】FES☆TIVE
※入場者全員マスク着用必須
※オールエリアジャンプOK・横(縦)移動OK・コールOK・アルコール販売アリ
※リフトやサーフ等の危険行為は禁止


煌めき☆アンフォレント
http://kirafore.com/
https://twitter.com/kirafore_info

 

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