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2020.12.05
東京女子流

東京女子流 10th Anniversary Live~*キミニヲクル*~ ライブレポート&2021年 NEWシングル発売決定!!

9ヶ月ぶりの有観客ライブ、影ナレから4人がこの日のライブを楽しみにしていたと告げられ、拍手で迎えられる。感染症対策に細心の注意が払われ開催されたこの日は着席観覧でのライブとなった。

東京女子流

「薔薇の緊縛-introduction」から4人が順々に入ってくる。ゴシックな曲調に合わせ、ゆっくりと4人がステージに帰ってきた。そう思えるほど、堂々と立つ姿がやはり映える。黒を基調としたダークな雰囲気、山邊もデザインに参加したと言う新衣装、チェック柄と赤のアクセントが眩しい。厳かな雰囲気の楽曲に、それぞれのボーカルが響く、高音が気持ちよく耳の奥をくすぐるこの感覚が懐かしい。1曲目からいつも以上に感じるそのパフォーマンスから、この日のためのいかに準備を重ねてきたかが、しっかりと伝わってくる。

「Limited addiction」「雨と雫」とメリハリの効いた楽曲たちを、歌い踊りこなす姿は、まさに東京女子流が表現者であることを証明する。ダンスは、激しく踊ればいいわけではな、難しい振りをこなせばいいわけではない、リズムに合わせ何を表現するかを知っている彼女は、大人の雰囲気のリフに合わせ、しなやかに体を揺らす。この日が着席でのライブ観覧となったことに感謝を感じる。見ること聞くことに集中ができ、そのパフォーマンスを見ているだけで楽しいなんで、誰にでもできることではないからだ。

 

曲間に暗転し、新井ひとみ、庄司芽生、山邊未夢、中江友梨の順にスポットライトが当たり、自己紹介がわりにソロダンスを見せる。プロローグが終わり、メインストーリーの始まりを告げるように。

 

「ラストロマンス」「Ever After」とスローなチューンが続き、持ち前のボーカル力で会場中を奏でる声で包み込む「predawn」あいたくて あいたいよ 歌う姿は、今、目の前にファンに向けたのように投げかけていた。深いリズムを刻みながら「kissはあげない」と、ただ甘いだけではない複雑なストーリーも奏でるように演じる。

 

誤解を恐れずに言うと、東京女子流は出来上がりすぎていている。常に進化を感じてる彼女たちに完成形ではないが、パフォーマンスにスキがない。だがそれこそがプロフェッショナルなんだ、ステージに立つ過程ではなく、この今、自分たちが立っているスポットライトを浴びている瞬間で勝負をしているからだ。

 

東京女子流

『私たちの思い受け取ってね』と「ミルフィーユ」へ。東京女子流の世界観に引き込まれていく。ダンスのジャンルを無限に見せつけて変幻自在にステージを流れるように動いていく。決して容易くないフォーメーションをやすやすとこなしてくるその姿は、"キメ"ではない動きの呼吸が合っているからこそ気持ちがいい。それを合わせるのに、彼女たちにはアイコンタクトなんていらない、なぜなら4人のリズムが体の奥まで刻みこまれているから。ダンスで魅了した後は、声で心を掴まれる「深海 -Hi-ra Mix-」4人の声が重なるたびに、調和の深度が増す。楽曲の表現者である彼女たちを見ていると、不思議な気分になる。曲と歌とダンスの調和が、高レベルで、アーティストを立たせるための曲であり、曲を際立たせるためのアーティストであると、曲とステージが一つになり、今までにない一体感を感じる。

曲終わりに鳴り止まないほどの拍手の熱量が何よりの証だ。

 

ここでやっと音が止まり、最初のMCに、声が出せない代わりにそれぞれ手拍子で工夫をしてあいさつをする。

 

庄司から『今年は思いもよらない1年になったと思います。みなさんの背中を少しでも押すことができると思って心を込めて次の曲、歌います』と「Don't give it up」が始まる。高く伸ばした手は奇跡を掴むためにあると、拳を突き上げる。こんな時だからと、明日へ向かうため 会場中も一つになり拳を掲げる。4人はステージいっぱいに、ただ前を向いて、力強く『Don't give it up』と響かせる。「初恋」「約束」「純白の約束」と、今までの東京女子流の歴史を振り返るように、一つ一つの言葉を丁寧に届けるようにメロディに乗せる、季節が移ろっても大切な君へと。

 

この1年は、山あり谷ありだったけど、大切なみなさんに10周年イヤー最後の私たちの贈り物として新曲をプレゼントします と新曲「Hello, Goodbye」を初披露する。何度も会いたい素直な気持ちを贈りたい、と9ヶ月もの長い間会えなかった時間、今日やっと会えたことを慈しむように彼女たちは声を重ねる。4人は白い花を持って歌い、そして一つに束ねる。東京女子流とファンとが一つであるよと伝えるかのように。この曲は10周年を締めくくりとして、2021年2月10日にリリースが決定とも告げられた。

 

東京女子流

ライブTシャツを各々アレンジした衣装に、順に着替え次の曲の振り付けコーナーを挟み「おんなじキモチ」へ、おなじみの楽曲だが改めて伝授してもらった振り付けで、会場の一体感が増す。先ほどまでは、強烈までな彼女たちのパフォーマンスに魅入ってしまっていたが、ここからは、一緒にライブを楽しもうと、会場へカメラの向こうへ向いていく、ここにいるみんなは宝物だと言わんばかりに会場全体の空気を包みこむように歌い身体を動かす。クラップを誘い「大切な言葉」へユニゾンに乗る爽やかなメロディがさらに会場が沸いてくる。

「ヒマワリと星屑」軽快に小刻みなギターリフでさらに熱くなる。ストリート系ダンスで身体を揺らすと、歌詞の前向きさもあり、とにかく楽しもう!と言わんばかりだ。「Attack Hyper Beat POP」ではタオルを取り出し、さらに会場を煽る。真っ直ぐ届けたい愛を受け止めてよと。

 

大きな盛り上がりの拍手の中、新井が告げる『最後に、今、みなさんに一番伝えたい曲を歌いたいと思います「キミニヲクル」』優しい音数の少ないメロディに鼓動のように響くベースの音が、感情の波を掻き立てる。10年間数々のステージを旅してきた彼女たち、いまだから言えるよ、本当にもうthank you と。届けてくれ、本編は幕を閉じた。

 

東京女子流

 

曲の最後の音が終わると、歓声の代わりの拍手が鳴る。やがて熱を帯び、カーテンコールへと変わる。アンコールは「キラリ☆」から、優しいピアノで登場した彼女たちは、キラリ☆衣装に着替えて現れる。爽やかに届けるこの感じは、この先にあるキラめく未来を見据えているようだ。その未来でみんな待っててねと、約束を交わすように。

 

10年の年月を経て、東京女子流の物語はここから始まると感じた。研鑽を積んできたと言葉のように個々の個性が研ぎ澄まされていった4人のステージは、東京女子流というひとつの個性に集束されている。同じ道を歩み続けてきた集大成の形だろう。

 

4人はこの日を振り返り最後の挨拶をする。

「9ヶ月間こうして待っていてくれてありがとうございます。10年間いろんな形で東京女子流に愛を伝えてくださって本当にそれが嬉しくて、みなさんがいるから私たちは活動できてますし、今日を迎えることができました。素敵な1日をありがとうございました!」(山邊未夢)

 

「9ヶ月ぶりにみなさんと会ってライブができて、東京女子流の10周年に素敵な思い出を一緒に作れてすごく嬉しかったです!今日はありがとうございました」(新井ひとみ)

 

「こうした大変な時期に会いにきてくれて、そして配信で応援してくれて、心からありがとうございます。東京女子流は10歳になりました。11歳の東京女子流もよろしくお願いします。今日はありがとうございました!」(中江友梨)

 

「やっぱりみんなと過ごすライブが一番好きだと思いました。また会える日まで、私たちも精一杯頑張っていきますので、これからも東京女子流を応援してくれたら嬉しいです。今日はありがとうございました。」(庄司芽生)

 

最後にもう一度「キミニヲクル」へ。4人はステージ中央に集まり向き合う。アカペラから始めるスペシャルバージョンで届ける。 『絶対また会おうね』とステージを後にした4人のこのアカペラで見せた美しいハーモニーが会場中に響く。その残響が会場を後にした後もずっと耳の奥から胸を揺らしていた。

 

<セットリスト>

SE 薔薇の緊縛-introduction
01.薔薇の緊縛
02.Limited addiction
03.雨と雫
04.ラストロマンス
05.Ever After
06.predawn
07.kissはあげない
08.ミルフィーユ
09.深海 -Hi-ra Mix-
10.Don't give it up
11.初恋
12.約束
13.純白の約束
14.Hello, Goodbye(新曲)
15.おんなじキモチ
16.大切な言葉
17.ヒマワリと星屑
18.Attack Hyper Beat POP
19.キミニヲクル
-アンコール-
En1 キラリ☆
En2 キミニヲクル

 

取材・文:もりたはぢめ

 

<インフォメーション>

「東京女子流 キミニヲクルLIVE* SD」開催決定!!

2020年12月19日 (土)
SD-01 ~大忘年会2020 ありがとうをキミニヲクル~

SHIBUYA PLEASURE PLEASURE 
開場 17:20 開演 18:00
前売 4,500円(税込)ドリンク代別
※当日券の販売はありません

 

2020年12月25日 (金)
SD-02 ~聖なる夜に東京女子流サンタからのヲクリモノ~

SHIBUYA PLEASURE PLEASURE 
開場 18:20 開演 19:00
前売 4,500円(税込)ドリンク代別
※当日券の販売はありません

詳細はこちら
https://tokyogirlsstyle.jp/live/tour.php?id=1001936


2021/2/10発売
NEW SINGLE 発売決定!!

「Hello, Goodbye」

 


新井ひとみ

3rd シングル「時には昔の話を」

好評発売中

通常盤
1,000円(税抜)
AVCD-94941 

CD+DVD盤
3,000円(税抜)
AVCD-94940

 


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