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2020.09.02
キミイロプロジェクト

キミイロプロジェクト「キミイロ解体、4グループデビューライブ『Verse Jet City』」ライブレポート!

「キミイロプロジェクト(以下、キミイロPJ)」の解体&4グループデビューライブ『Verse Jet City』が白金高輪 SELENE(セレネ)b2で開催された。

会場は現在の情勢をかんがみて、アルコール消毒やソーシャルディスタンスに配慮がされていた。

 

空舞台に高槻の「私たちキミイロプロジェクトが解体され、新たに生まれる日です。最高のバースデーにしましょう!」のかけ声が響き、正規メンバー12名(高槻、瀬川、山田、朝日南、蒼井、杏、美月、片平、姫条、一ノ木、澄乃、白熊)が登場する。

 

キミイロ

 

まずはキミイロPJで立て続けに4曲。「サヨナラじゃなくて」、「AGAINST」の次はPOPで思議な世界観の「キミがもしモンスターだったとしても」と続き、メジャーリリースシングルCP曲を聞かせてくれた。そこからリード曲「ダーウィンダーウィン」へ。イントロが流れると会場が高揚したのを感じた。キミイロPJが解体してしまったら、これらの曲をこのメンバーで聴く機会はレアになるかもしれない。

 

高槻から、会場のファンと、YouTube生配信を見ているファンに挨拶があり、蒼井からも「ついに解体の日となってしまいました。でも4つのグループの第一歩の日でもあるので、楽しんでくれたらと思います!」と笑顔で宣言されると、新しいものに出会えるわくわく感が増してきた。

 

一旦全員がいなくなり、キミイロPJが「解体」の道を選んだと発表されたときのライブVTRが流れた。メンバーが横一列に並ぶ中、高槻が説明する。コロナ禍でライブ活動が難しくなっているアイドルたち。「解体」するのはメンバーやファンの道を閉ざさないための選択で、前向きな決断なのだ。そしてキミイロPJ自体がなくなるわけではなく、どんな困難があってもファンを笑顔にすると誓ってくれた。

そのあとに、新たに誕生する4グループのティザーPVが順番に流れた。新グループなのに完成度の高さに期待できるのは、そうそうあることではない。紛れもなく貴重な瞬間に立ち会っているのだとかすかな緊張感もあった。

 

キミイロ

まずはLAUGH CARROT/ラフキャロット(杏あいり、澄乃凛、姫条りなん、 堀木さな、白石エマ、柚井和奈)からお披露目スタート! 赤とネイビーを基調としたチェックの衣裳に身を包んだ6人が登場した。リード曲「GO DANCE」は疾走感の強い曲だ。イントロの足を左右にさばくステップが独特でとても印象に残った。

 

この曲でひときわ存在感を放っていたのは澄乃だ。滑らかなダンスに健康的なセクシーさが同居して、自信を持ってセンターに立っている意気込みを感じた。白石の手足の長さも舞台映えして見ごたえがある。次の「悶絶コミュニケーションZ」はキミイロPJ曲だが、勢いがあるこのグループにとても合っていた。次は「Slip out」。この曲は「殻を破る」がテーマで、サビの♪殻に閉じ込めないで アンニュイなライフ砕くんだ♪と、グループコンセプト「アンニュイな生活にLAUGH(笑い)を」が組み込まれている。今いる世界がすべてじゃない、もっと楽しい世界を見つけに行こう! という希望に満ちた曲だ。柚井のステップが軽くスピード感があり、堀木はしっとりしたイメージがあったが、アッパーチューンも意外性があって良い。4曲目は「A無しで始まりだす恋」。シンセを使ったダンスチューンでメンバーの声が加工されてPOPな雰囲気だが、恋に悩む女の子の複雑な心境を描いた曲だ。それにしても歌っている姫条は「男前」の言葉が似合う。最後はリード曲の「GO DANCE」が再登場! 「4グループで圧倒的な運動量」を掲げる彼女たち。生き生きとした汗を流して踊っていた杏を筆頭に、力のこもったダンス&パフォーマンスだった。

 

透明な

2番目は透明なトビラ。(瀬川のどか、朝日南まつり、桃鈴蘭世、 佐藤みき、深瀬真璃奈)の5人が真っ白な衣装で登場。遠目ではそうだが、近くで見ると実はいろんな色が使われている「透明な状態から色をつけていく」というコンセプトを体現している。

1曲目はリード曲「サビの終わりは突然に」だ。ティザー写真では透明感のあるおとなしめの女の子なのだが、冒頭から元気爆発! ふわふわのスカートを翻して割と素っとん狂な歌を歌うというギャップに惹かれる。朝日南はいつもどのポジションでも元気だが、センターで跳ねる姿を見ていると、感慨深さがあった。佐藤が曲フリで「スタートラインに立った私たちが新たな風を吹かせます!」と叫ぶように言ったのも頼もしかった。「瞬間風速無限大」(キミイロPJ曲)では、小柄なはずの瀬川がパフォーマンス中とても大きく見えた。カッコいいね。次もキミイロPJ曲「BE ALIVE」。この曲はメロディ・歌詞共に清々しく、困難を乗り越えて次のステージに進もうとする人の背中を軽やかに押してくれる。

 

MC(挨拶)を挟み、次は「パパには内緒」。この曲は彼とパパの間で板挟みになっている女子大生を描いた曲で、振り付けは杏が担当した。冒頭のセリフやソロ部分など、桃鈴の声が曲にハマっていてかわいい。最後「Top of the world」は、星空を見て会えない彼に想いを馳せる女の子が主人公のアイドルソングだ。去り際、深瀬がファンに深々とお辞儀をしていて胸にじんとくるものがあった。結束力が強く表現の幅も広いので、今後のライブにも期待が持てる5人だ。

 

ロゼット

3番目はROSETTE/ロゼット(蒼井花、片平結愛、愛輝夏美、小松心愛、姫宮ゆな)の5人。グループカラーでもあるベビーピンクの衣装がハマっている。コンセプト「可愛い革命、私の証明」と掲げるだけのパンチ力があった。照明も衣裳もピンクで「LOSE!!LOOSE!!」のイントロから随所にハートを表す振り付けが取り入れられていた。

 

蒼井のセンターは堂に入っていて、グループを引っ張っていく自信も感じられた。続いてキミイロPJ曲「君に届いて」「たった一人のキミへ」。愛輝のソロはまた安定感が増したのではないだろうか。このグループは正規メンバー2名、3月にお披露目をした愛輝、そして新人2名と3世代入っているので、さすがアイドル! という部分とこれから成長していくんだな……、と楽しみな姿が両方あるのがお得である。ちなみに「ROSETTE」は彼女らが着けている「ロゼット(リボンの付いた勲章)」と、お酒の「ロゼ(ピンク色のワイン)」の2つの意味があり、少女と女性の間で揺れ動く気持ちを描く楽曲を発表していくそうだ。4曲目は「恋のぼるよグッドモーニング」。アイドル曲で「放課後」「自転車」は王道だが、自転車のスピード感と恋のドキドキがリンクした甘酸っぱさがクセになってしまう。「あのグラウンド」は高校球児に恋する女の子の歌で、男子側と女子側両方の目線が描かれているのが面白かった。新たに加入した小松と姫宮は、ステージ慣れしている蒼井や片平と比べたらぎこちなさは見られるが、アイドルは順応性が高い。初々しい姿を見られる短い間を大事にしたい。

 

マッド

最後に満を持して登場したのが、MAD VIOLET/マッドヴァイオレット(高槻あくび、一ノ木ゆき、白熊めぐる、美月ルナ、山田小豆、山内沙紀)だ。薄い藤色の衣装はコンセプトである「夜が滲む」をイメージしているのだろう。

 

高槻あくびのソロからハードめな「LAST DANCE」が始まる。このチームは歌唱力・パフォーマンス共にとても高いレベルで、しかも安定している。音の重厚さに負けない迫力に圧倒されたまま、1曲目があっという間に終わってしまった。次はキミイロPJでも人気の「Re:」。山田の心を絞るように出される歌声にはいつも引き込まれる。美月の掠れる声がセクシーな曲フリ「迷って折れそうなときも、君の居場所はここです」で3曲目「hello, world」へ。ファンとメンバーが思うように近づけない今、音楽でつながっていることを伝えるための1曲。サビで横一列になって歌うところがカッコよく、そこに入る一ノ木のフェイクのエモさにも心をつかまれた。次のキミイロPJ曲「キズナサイテ。」では、背中合わせで呼応するように歌い上げる一ノ木と白熊のソロがとてもいい。ラストはグループのキャッチコピー「夜が滲(にじ)む」をテーマに作られた失恋ソング「ヨルニジ」。曲調にかすかに清涼感があり、緩やかに前を向けこうとする女性のいじらしさがかえって切なさを生んでいる。グループテーマから闇のイメージが強いが、そこに光を見出そうとする芯の強さが確かにあった。

 

さて、各グループのお披露目が終わり、メンバー全員がステージに呼び込まれる。人生初ライブの小松は「リハーサルより全然緊張しなくて、みんな(ファン)がいてくれたおかげで笑顔でできました」とにっこり。姫宮も「緊張したんですけど、会場がピンクでかわいくて、かわいいパワーで頑張れました!」と堂々とコメントしていた。

 

高槻が「キミイロプロジェクトはメジャーリリースしたと思ったら解体宣言して、たくさん驚かせたと思います。でも私たちはどんな状況、環境になってもみなさんをいい意味で裏切って驚かせていきたいです!」と改めて宣言をしてくれた。

22名全員がそろったところで「恋恋恋鯉」の爆音が! それぞれのグループ衣裳でこの曲が聞けるのはなかなかプレミア感がある。そしてライブの締め曲は「シンパシー」。グループごとに横一列に並んで入れ替わりながら歌っていく構成で、改めて各グループの色を感じることができし、同時に4グループになったが、キミイロPJが全員集まったらこんなにもゴージャスになるんだというところを見せつけられた。

形態の変更を余儀なくされたキミイロプロジェクトだが、22名分の魂がステージ上にあると確認できたライブだった。

 

<セットリスト>

01.サヨナラじゃなくて(キミイロプロジェクト)
02.AGAINST(キミイロプロジェクト)
03.キミがもしモンスターだったとしても(キミイロプロジェクト)
04.ダーウィンダーウィン(キミイロプロジェクト)

05.GO DANCE(LAUGH CARROT)
06.悶絶コミュニケーションZ(LAUGH CARROT)
07.Slip out(LAUGH CARROT)
08.A無しで始まりだす恋(LAUGH CARROT)
09.GO DANCE(LAUGH CARROT)

10.サビの終わりは突然に(透明なトビラ。)
11.瞬間風速無限大(透明なトビラ。)
12.BE ALIVE(透明なトビラ。)
13.パパには内緒(透明なトビラ。)
14.Top of the world(透明なトビラ。)

15.LOSE!!LOOSE!!(ROSETTE)
16.君に届いて(ROSETTE)
17.たった一人のキミへ(ROSETTE)
18.恋のぼるよグッドモーニング(ROSETTE)
19.あのグラウンド(ROSETTE)

20.LAST DANCE(MAD VIOLET)
21.Re:(MAD VIOLET)
22.hello, world(MAD VIOLET)
23.キズナサイテ。(MAD VIOLET)
24.ヨルニジ(MAD VIOLET)

25.恋恋恋鯉(キミイロプロジェクト)
26.シンパシー(キミイロプロジェクト)

 

<インフォメーション>

10/27 Zepp DiverCityワンマンライブチケットが9月1日発売開始!
本公演「Verse Jet City」ライブDVDの予約販売決定!(特典映像+ブロマイド付き/詳細後日)
各グループのリード曲を除く8曲が9月12日にMカードでリリース決定!

 

キミイロプロジェクト

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LAUGH CARROT

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透明なトビラ。

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ROSETTE

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MAD VIOLET

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取材協力:株式会社センターグローブ

 

 

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