FEATURE

2025.03.08
NANIMONO

当時の映像を見ながら、「あのときの7人は本当に最強だった」と何度思ったことか。 NANIMONO「映画館イベント『なにものといっしょ!』」公演レポート!!!!!

 NANIMONOが3月5日に発売したLIVE Blu-ray、NANIMONO「"NANIMONO 2nd ANNIVERSARY ONEMAN『インキャが世界を救う★~なにものといっしょ~』"at TOKYO DOME CITY HALL」。同作品のリリースを記念し、前日となる3月4日に池袋humaxシネマズ シネマ1にて「映画館イベント『なにものといっしょ!』」を開催。映画館の大きなスクリーンで、LIVE Blu-rayの映像を見れたのが嬉しい。
 この日は、メンバーが舞台挨拶を行えば、イベント後には、訪れたTAKARAMONO(ファン)たちをハイタッチでお見送りしてくれた。ロビーでは、LIVE Blu-rayの先行販売も実施。購入者全員に特製ポスター(「全米が泣いた」という映画)「ナニマゲドンB2ポスター」をプレゼントしてくれた。
 場内への入場時、大きなバケツに入ったポップコーンとドリンクを手に席に着く人たちが多かったのも、この日の特徴?!ペンライト持参で参加している人たちが多かったのも、LIVE映像の上映会らしい。

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  上映会には、メンバーたちも客席に座って観覧。先にメンバーを招き入れたうえで、上映が始まった。嬉しかったのが、大きな映画館での上映とあって、良質かつ音量も大きめで映像を楽しめたこと。何よりも興奮を覚えたのが、メンバーたちの姿を大きなスクリーンで見れたことだ。メンバーたちを至近距離で感じられるという理由だけではなく、大きなスクリーンだからこそ、それぞれの表情の変化を、より鮮明に味わえた。この日は収録するカメラの台数も多かったので、様々な角度からライブの模様を撮影。会場で見ているときには見逃していた細かい演出に気づけたのも、思わずニヤッとした点。当日のライブを楽しんだTAKARAMONOたちの中にも、LIVE Blu-rayを観たことで、「あのとき、ああいう演出も施されていたのか」と、いろんな発見をしていた人たちもいたのではないかと思う。
  改めて当日のライブを観直したことで、中盤、メンバーらがマントを羽織って花道中央へ。そこでバッとマントを脱ぎ捨てて魔法少女に変身した新衣装姿を見せるのだが、その衣装を脱ぎ捨てた真下で魔方陣が光っていた演出には嬉しい驚きを覚えた。席の位置によっては気づいた人たちもいただろうが、アリーナ席にいたらわからない演出。いや、もしかしたらわかるように演者側が見せていたのかも知れないが、あのときは、手にステッキを携えたメンバーたちの姿に夢中になっていたことで、すっかり見落としていた。
  他にも、NANIMONOのメンバーたちが放つネガティブなパワーが生み出したモンスター、"つらたん"の表情(マスク顔の詳細)や、剣を振ったときの演出など、曲ごとに細かい演出を施していたように、曲にあったいろんな仕掛けの数々も、映像の隅々まで目を通し、いろいろ発見してほしい。アニメ映像のパートも、LIVE Blu-rayでは画面いっぱいに映し出されるので、メンバーたちが声優を担った短編アニメ絵像を見ている気持ちになれるはずだ。
  あの日のライブ自体が、NANIMONOのメンバーたちの成長物語であり、次の物語へ繋がる新たな幕開けになっていたことを実感。いや、気づいてたとはいえ、まるで様々な仕掛けを施した舞台劇のように緻密な。しかも、一人一人の心の成長を覚えるドラマになっていたことを改めて感じた。

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  この日は、LIVE上映会。映像越しにとはいえ、観客たちは、あのときのライブへ一緒に参加。メンバーの自己紹介時に、それぞれの名前を呼ぶのはもちろん。ライブ会場にいたTAKARAMONOたちと同じように、上映会の客席でも、みんな座ったままとはいえ、曲に合わせたMIXやメンバーコールを叫び、クラップを交わせば、手にしたペンライトをずっと振り続けていた。映画館でカラフルなペンライトの光が揺れ、熱い声が飛び交い、力強い手拍子が響く。何とも不思議な。でも、それこそがLIVE上映会だからこその楽しみ方。
  序盤の『アイデンティティー』では、映像に合わせて「アイデンティティー」と歌い叫ぶ声が場内のあちこちから上がれば、『JELLY FISH』ではクラップを重ねていた。『TEIKIATSU』や『404』でも最初からコールやMIXを飛ばせば、『インキャ・オブ・ファイヤー』で大きくペンライトを振りながら声を張り上げるなど、映像越しとはいえ、一緒にライブに参加していたTAKARAMONOたちも多かった。 
  この映像には、当日のメンバーのMCはもちろん、あのときの告知映像も収録。すでに終わった内容とはいえ、次々と情報が告げられるたび、その場で初めて情報を知ったように驚いた声を上げていたTAKARAMONOたちが多かったのも、あえて、あのときの空気に戻って楽しんでいたからこそ生まれた景色だ。

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  何よりも嬉しかったのが、今も5人と絆を結び合った同志であり、いろんな思いを胸に卒業。「この7人で日本武道館を目指す」という夢を志半ばであきらめざるを得なかった47774と遊乃ヲユタのキラキラとした姿が、映像の中で眩しく輝いていたことだ。あのときは、7人が本気で思いを繋げ、通じあい、同じ夢や志を持った仲間として、夢の舞台を成功させようと頑張っていたし、流れてゆく時間の一瞬一瞬を本気で楽しんでいた。それを知っているからこそ、あのときの7人に出会えたことが素直に嬉しかった。47774の「ぽまえら」の声や、じつは心にいっぱい不安を抱えながらも自分を振るい立てていた姿。遊乃ヲユタも、そう。涙ぐみながらも必死に気持ちを奮い立て、前向きな自分になっていく様や、力強く日本武道館宣言をした姿。この映像作品を通せば、あのときの煌めいていた2人と何度だって会える。改めて当時の映像を見ながら、「あのときの7人は本当に最強だった」と、何度思ったことか。47774や遊乃ヲユタの姿を、正直、無邪気な気持ちでは見れなかったが、でも、あの日の7人に、また会えたことが本当に嬉しかった。
  5人は今も、日本武道館という夢を現実にするため、必死に階段を駆け上がり続けている。だからこそ、その気持ちを初めて人前で告げた、あのときの7人の思いに、ぜひ触れてほしい。今を知っているからこそ、いろんな思いを巡らせながら、あのときのNANIMONOの姿に思いを馳せていくはずだ。

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最後に、上映後に行ったトークイベントの中、メンバーが語っていた言葉を記したい。

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ひなたゆま デビューして2年でTOKYO DOME CITY HALLに立てたことは、すごいことだと思う。それがね、Blu-rayになって、こんなに大っきい映画館で、みんなと一緒に観れたっていうことは、ぜんぜん当たり前のことじゃないし、ほんとにみんながいたから、こういうことが出来てると思ってます。本当にめちゃめちゃ嬉しいです。今日は、みんな会いに来てくれてありがとうございました。

紫苑りんか  実はさ、みんなと一緒に観る前に、「こんな感じの映像が流れますよ」と、1曲分だけね、ちょっと観させてもらったんだけど。そんとき1曲目を観ただけで、メンバー大号泣しちゃって。あのときの気持ちとかさ、めちゃグワーッーとなって。だから、観てくれたみんなも同じ気持ちを共有出来てたら嬉しいなと思ったんだけど。みんな楽しかったですか?(オーッ!!の声)良かった良かった。

ひなたゆま  映画館でさ、ペンライトを持ってさ、みんなで「イエーイ」とか「オイ! 」と言ってるから、あのときのことを思い出させせられるっていうかさ。あのときはイヤモニしててさ、聞こえはするんだけど、いっつもみたいに直で聞こえてたわけじゃないから、今日は余計に嬉しかった。

柊真ミフユ  重大発表あったじゃん、デテーンというやつ。発表のたびに、みんな、すごいザワザワしてたよね。あれさ、みんな観たことあるよね。なんか、ツアーも行ったことないみたいな感じのリアクションしてたんで、なんか感心しちゃって。もう1回(全国ツアーを)やりたいから、もう一度出来るように頑張ろうと思います。

ひなたゆま 今年は10(公演)じゃ収まりきれないくらい行こうね。

柊真ミフユ  わたし、地元に行ってないので、次は地元も入れるように頑張りたいと思います。

眠岸ぷりん  なんか、みんなかわいくなったなと思った。ぷりんさん、めっちゃパンパンじゃない?!みんな、今のほうがかわいくなったなと思ったし、映像に残るんだったら、次出す映像のときにはもっとかわいくなってなきゃって思ったから、また映像が出せるくらいおっきい会場で、またかわいくなった私たちをね、収めたいなと思いました。

輪廻ねる この映像を見てて、ねるは大半泣いてたんですけど。このBlu-rayには特典映像も付いてるの。推しカメラ映像があるし、アフタートーク会も入ってるし、MVも入ってて。なんと本編よりも特典映像のほうが42分長いんです。本編も楽しんで、特定映像もみなさん観てくださーい。お願いしまーす。

ひなたゆま  日本武道館という夢は見続けたいし、一生あきらめきれない、絶対に立ちたいステージ。たぶん、いろんなね、環境が変わったりとか、いろいろあるとは思うけど。私たちが一貫して変わらないことはTAKARAMONOさんのことが大好きということと、NANIMONOみんな一人一人NANIMONOのことが大好きということと、今、みんなで目指してる夢が「日本武道館に立つ」ということ。そして、日本武道館もゴールじゃなくて、もっともっと大きくなるために、今、目指してるおっきな目標だと思ってます。わたしたちはね、これからも日本武道館を目指して頑張っていくので、これかもNANIMONOについてきてください。

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TEXT:長澤智典


NANIMONO初の映像作品Blu-rayを発売!
2024年6月13日にTOKYO DOME CITY HALLにて開催された結成2周年記念ワンマンライブの完全収録版
特典映像あり
タイトル:"NANIMONO 2nd ANNIVERSARY ONEMAN『インキャが世界を救う★〜なにものといっしょ〜』"at TOKYO DOME CITY HALL
発売日:2025年3月5日
TEXH-70001 ¥7,000(税込)
<収録曲>
なにものといっしょ!SE
1. インキャのキャキャキャ
2. アイデンティティー
MC
3. JELLY FISH
4. ケンタウロスの夜
5. TEIKIATSU
6. 404
〜 襲撃 〜
アニメ「なにモンになっちゃった?!」
テーマソング「死ぬまで眠りたい」
魔法少女SE
7. 未確認生物
MC
8. 顔面コンプ期
9. どーぱみん!
10. インキャ・オブ・ファイヤー
MC
11. INTERNET MAGICAL GIRL
12. KIRA KIRA
En1. Hello,world
MC
En2. ジャージは戦闘服★
En3. INTERNET MAGICAL GIRL
Ending

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<イベント情報>
Teichiku Idol Party 2025
日程:2025年3月15日(土)終日
会場:東京・タワーレコード渋谷店
B1F CUTUP STUDIO / 5F イベントスペース / 9F 屋上イベントスペース
出演:風男塾 / バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI / CYNHN / ukka / NANIMONO

SNS

https://nanimono-official.com/#/
https://x.com/NANIMONO_idol


NANIMONOが魔法少女に転成した日。「NANIMONO 2nd ANNIVERSARY ONEMAN
『インキャが世界を救う★ 〜なにものといっしょ〜』」公演レポート! 
https://www.galpo.info/feature/208/list/9918

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