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2024.12.17
Palette Parade

彼女たちの強い意志の伝わる歌声に触れていたら、いつの間にか、なりたい自分になって一歩踏み出す勇気を持った自分に心が染まっていた。 Palette Parade「パレちゃレ!4」PART1公演レポート!

 「Palette Paradeがさらなる成長を目指し、さまざまな試練に挑む全力のチャレンジ企画」として、毎年行っている「パレちゃレ!」。4年目となる今年も開催が決定。今回はSpotify O-Crestを舞台に、12月12日・1月15日・2月12日の3回に渡って実施。それぞれのチャレンジを見事クリアすると、2025年某日開催予定のパレちゃレ!4 FINALにて、重大な発表が行われる。ここでは、12月12日に行われた「パレちゃレ!4」PART1の模様をお伝えします。

 

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 暗くなった場内へ、胸をときめかせる華やかなSEが流れだす。その音に乗せてメンバーらが次々と舞台へ登場。気持ちが、自然とはしゃぎだす。ライブは、全員で手を高く掲げた姿を見せながら始まった。

  今宵のライブの幕開けを飾ったのが、触れた人たちの気持ちをジェットコースターのようにずっとドキドキワクワクさせる『Brand New, Brand New Days!!』。7人とも愛らしい笑顔で、ときめくハートビートを上げながらはしゃぐように歌い踊っていた。その姿を見て、同じように胸をドキドキさせながら、フロア中の人たちが騒いでいた。楽しんだ者が勝ちじゃないけど、この勢いへ一緒に飛び乗って楽しまなきゃもったいない。ステージの上でわちゃわちゃとはしゃぐ7人の姿が、最強にHAPPYでかわいらしい!!
  さらに煌めいた輝きを場内中へ降り注ぐように、『起きて笑おう果報者』を歌唱。彼女たちが「君と私でシャラララ」と明るく弾けた声で歌うたびに、7人の掛けたときめきの魔法に魅了され、メンバーらと一緒に元気に身体を揺らし、声を張り上げたくなる。彼女たちが愛らしく呼びかけるたびに、フロア中からも熱い声が飛び交いだす。中でも、彼女たちのセリフのような呼びかけに熱情した声を返すやりとりは、本当に胸アツだった。7人がステージの上で元気いっぱいに飛び跳ね、はしゃぐたびに、同じように気持ちが騒ぎだす。途中には、メンバーと観客たちが一緒にスクワットに興じるやりとりも登場。さぁテンションをアゲアゲに、このまま走り続けようか。メンバーらと一緒になって飛び跳ねる、その瞬間瞬間が最高だ。
 『スプラッシュアンカー』が始まったとたん、フロア中から野太い声が水飛沫のように上がりだした。Palette Paradeが作りだしたノリノリでアゲアゲの波に乗って、一緒に思いきり青春の景色の中で溶け合いながらはしゃぎたい。メンバーらが歌うたびに、観客たちが一人一人の名前を呼び合う様も胸アツだ。彼女たちからの誘いを受けて、フロアのあちこちから熱い熱い口上が飛び交いだす。7人が作りだすキラキラの歌と音楽の波に乗って、一緒に青春という想い出を描き続けたい。桶いきり水飛沫を上げるように飛び跳ねて、騒ぎ続けたい!!


 MCでは、「パレちゃレ! 4」が始まったことへの期待や、どんな挑戦が発表になるのか、そのドキドキとした気持ちをメンバーたちが語っていた。果たして、今回も過酷なチャレンジになるのだろうか…。

 

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 「みんなお祭り気分で楽しもう」の声を合図に飛びだしたのが、『UKIYO-YO ONDO』。音頭系のダンスビートに乗せ、7人が「ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!」と声を上げ、観客たちを宴の中へ誘い入れてみんなの感情を祭り気分に染め上げれば、途中には、メンバーらがこぶしを唸らせて歌う場面も登場。ほんと、Palette Parade流のお囃子に乗せて楽しまなきゃもったいない。途中、盆踊りの様が生まれるなど、いろんな祭りのリズムが生まれるたびに、7人が、ステージという櫓の上に立って、みんなを踊りで先導してゆくようにも見えていた。だから、みんなで「ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!」と声を上げて楽しんでいたわけだ。
  メンバーらが、まるでガールズトークしてゆくようにはしゃぎながらスタート。彼女たちは、フロアにいる人たちへときめきをたくさんチャージしていこうと『ときしゅわ!』を愛らしく歌唱。フロアからは、メンバーらへ向けた熱い熱いコールが飛び交いだす。華やかな楽曲に乗せてフロア中から響き渡る、メンバーの名前をコールする野太くて熱い絶叫の声も、最高の一体感を作りあげている。7人はキラキラの笑顔を浮かべ、気持ちをシュワシュワときめかぜ、ステージの上ではしゃぎ続けていた。彼女たちの甘い誘いの声へ触れるたび、胸がしゅわしゅわしてきて大きな声で叫びたくなる。歌詞の一節ではないが、ほんともう「君しか見えない」気分だ。最後に生まれた、メンバーの「君が好きだ」の声に、「俺もー!!」と声を交わす場面も胸アツだった。
 熱いMIXの声が飛び交う様から始まったのが、『スタートライン』。この曲へ触れるたびに、気持ちがドキドキ騒ぎだせば、彼女たちと一緒に素敵な未来へ向けてパレードしたくなる。ときにステージの上で駆け巡る姿を見せれば、ときには前向きな思いのハーモニーを笑顔で重ねあわせるなど、彼女たちは、この場に一体化した空気を作りだす。フロアからも、熱いコールや掛け声が飛び交うのも納得だ。その声を、7人がさらに煌めいたポジティブなパワーに染め上げる。「ゴールなんてないよ 僕らは夢見て走ろう」の歌詞が、すごくいいよね。彼女たちの歌うその言葉もエールにしながら、観客たちの気持ちも、7人と同じように、夢や明日へ向って元気いっぱいに駆けだす色に染まっていた。さぁ、ここからまた一緒に始まりの景色を描きだそうか。
 ときにはネガティブな気持ちさえ、彼女たちは自分たちのスタイルでポジティブに染めてゆく。『Bad Genius』で7人は、不安やもどかしい感情をぶつけながら、一人一人が気持ちを熱く奮い立てていた。それもまたPalette Parade流の未来へ向う走り方だと伝えるように。言葉を強く吐き出すように歌う様へ、彼女たちが胸の内に秘めている熱い心情や高鳴る鼓動を覚える。だからフロアからも次々と拳のエールが飛び交っていた。
 7人の美しいハーモニーからスタート。『domino』でも、メンバー一人一人が心の声を奮わせて歌う姿を味わえたのが嬉しかった。途中から楽曲が力強く躍動するのにあわせ、彼女たちの歌声にも強いパワーと魂が漲りだす。一人一人が、歌詞に綴った劣等感を跳ね返す気持ちを自分の気持ちとシンクロし、歌唱。心を奮い立てる感情的な歌声を次々と響かせていた。元気いっぱいに明るく歌う彼女たちの姿や歌声も魅力だが、胸の内に抱いた痛い感情を吐き出し,ぶつけるように歌う姿にも、同じように気持ちが惹かれてゆく。

 

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 「宝物のようなキラキラとした時間をパレちゃレ!で過ごせたらいいなと思います」の声を合図に歌ったのが、『gemmy day』。この曲では、彼女たちが先頭に立って「一緒に行こう」とみんなをリードしながら、新しい世界へ導く姿を見せていた。途中に出てくるセリフパートで見せるメンバーたちの姿も愛らしい。この曲へ触れている間中、ずっと気持ちがドキドキしながらも、はしゃぐ気持ちを抑えられずにいた。だからこそ君と僕らで、この楽しさをもっともっと膨らませたい。そして一緒に気持ちを熱くしながら、その先に待っている新しい世界へ突き進もうじゃないか。
  『おとなだもの』が始まったとたん、フロア中から熱い熱いMIXの声が飛びだした。誰もが彼女たちと一緒に心を解き放ち、全力で騒いでいた。メンバーたちもステージの前へ前へと身を寄せ、熱狂する観客たちと一緒に、熱情した風をこの場に巻き起こしていた。「もう好きなように生きるさ」と歌う彼女たちの歌声が、良い意味で大人げなくて無邪気だ。大人だって、自分を開放すればいくらだって輝ける。それを彼女たちが、この曲を通して教えてくれた。
  「描いた未来が光景が たとえ叶わなくても」とメンバーたちが凛々しく感情的に歌う声からスタート。『未来図』、たとえ、その姿が格好悪くてもいい。彼女たちが夢へ向って駆け続ける、その強い意志と信念がリアルに胸に突き刺さる楽曲だ。彼女たち自身が歌の主人公に気持ちを染め上げ、想いの沸き立つまま感情的に歌っていた。その声が胸をギュッと締めつけ、気持ちを揺さぶる。だから、7人が勇気を振り絞り、夢に向かう思いを伝える姿に熱いエールを送り続けていたかった。最後に作りあげたハーモニーも、とても胸打つ感動だった。
  最後に7人は、より力強く感情を込めながら、理想の自分を描きだそうと『シャイガール』を歌っていた。「いつかは憧れてたなりたい私になる」など、一つ一つの言葉に強い意志を感じていたのは、彼女たち自身が、ここから強い決意を持って新たに進もうと宣言していたから??新しいチャレンジの始まりに相応しい、7人の強い決意の見える歌声やパフォーマンスであり、ライブだったのが嬉しい。7人のダイナミックに躍動したドラマチックなパフォーマンスも、目に眩しい。彼女たちの強い意志の伝わる歌声に触れていたら、いつの間にか、なりたい自分になって一歩踏み出す勇気を持った自分に心が染まっていた。

 

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 ここで、新たなチャレンジの発表へ。その内容が、「Palette Paradeの輪を広げよう!10,000人完全包囲チャレンジ」。今回のミッションは、「メンバー自身でオリジナルのビラを作成し、7人で10,000枚を配布する」こと。期限は、「パレちゃレ!4」<PART2> が行われる1月15日の本番前まで。実践日時は、メンバー主体で決める。2,500枚、5,000枚、7.500枚を超えた時点での達成報告はあるが、それ以外の報告はないので、本当に10.000枚を配布できたのかはライブ当日の発表を聞くまでわからない。達成した瞬間を一緒に喜びあうのか、それとも涙するのか…。その空気を、ぜひ会場に来て感じていただきたい。さらにEXTRA企画としで、ビラを15.000枚配布できたときは、メンバーを、行きたいテーマパークに連れていくというご褒美も用意。葵うたは、「上海のディズニーランドに行きたい!!」と叫んでいたように、そこまで達成できるかも含めて、今回の「パレちゃレ! 4」PART1の挑戦の日々を追いかけてもらいたい。

 

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  最後に、ライブを終えた葵うた・白川千尋に感想の声をもらったので紹介しておきたい。

白川千尋:「パレちゃレ」も今年で4回目。何が来ても頑張ろうと思ったんですけど。最初に発表されたとき、正直「納得だ」と思いました。今回は、10000人に自分たちの手で作ったビラを配るとのことなので、私たちの思いが、より新しい人たちの元へ届けられるのかなと思ったら、みなさんの心へ届くように毎日を頑張ろうと思いました。個人的には物を作るのが好きなので、思いをいっぱい込めたビラを届けられたらいいなと思っています。

葵うた:わたし、人と話すのは好きなんですけど。けっして得意ではないから、どんな挑戦がくるのかな??とドキドキしていました。1回目のチャレンジはビラ配りということで、すごい緊張もしているけど、わたしは15000枚の配布を達成してテーマパークに行きたいから、絶対に15000枚を目標に頑張ります。行きたいのは、上海ディズニー。やっぱし、行くなら海外がいいじゃないですか(笑)。正直、1ヶ月で15000枚も配れるのか不安ですけど、テーマパークに行きたい気持ちがとても強いから頑張ります。。。って、なんか一人だけ目的が違ってる??(笑)。

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セットリスト
『Brand New, Brand New Days!!』
『起きて笑おう果報者』
『スプラッシュアンカー』
『UKIYO-YO ONDO』
『ときしゅわ!』
『スタートライン』
『Bad Genius』
『domino』
『gemmy day』
『おとなだもの』
『未来図』
『シャイガール』


PHOTO:真島洸
TEXT:長澤智典

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【最新LIVE情報】

パレパレクリスマス!2024
■日程:2024年12月26日
■会場:Veats Shibuya
※渋谷区宇田川町33−1 グランド東京渋谷ビル
■OPEN:18:30 / START:19:00

Palette Parade定期公演 『Start on Parade』#6
■ 日程 2024年12月28日(土)
■ 会場 AKIBAカルチャーズ劇場
※千代田区外神田6丁目14−2 サカイ末広ビル 2F
■ 時間 OPEN 18:30 / START 19:00

2025年もパレードは続くよ!2024年大感謝祭ライブ
■日程:2024年12月31日(火)
■会場:Spotify O-WEST
※渋谷区円山町2−3 2F
■OPEN:14:30 / START:15:00

パレちゃレ!4 PART2
■日程:2025年1月15日(水)
■会場:Spotify O-Crest
※渋谷区道玄坂2-14-8 5F
■OPEN:18:30 / START:19:00

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【関連リンク】

Palette Parade 公式HP
https://paletteparade-idol.com/

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