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中あまね(anew)地元山形での最後のライブ!「anew 2nd anniversary ONEMAN 2024"思 春 期"」山形公演レポート!!!!
anewのライブ活動は、2022年12月10日に山形サンディニスタで主催したイベント「CHIKAKARA Vol.1」が始まりだった (https://www.galpo.info/feature/208/list/6699)。1周年を迎えた2023年12月には、東京(https://www.galpo.info/feature/208/list/8717)と山形で、初のワンマン公演を2本行い、とても濃密な1年間の活動を締めくくった。それからさらに1年が経過、その間に、オリジナルメンバーの姫ここなが卒業。新たに月夜なぎを迎えた新体制になれば、4ヶ月連続で4枚の配信シングルをリリース(正確には5ヶ月で4枚になる)するなど、今年も激動の日々を過ごしてきた。11月には、オリジナルメンバーの中あまねが引退を発表。衝撃を感じ続けている間に、気づけば、今年も12月を迎えていた。成長の速度が早く、早熟だけど、いつまでも田舎娘心を持っているところがanewらしいというべきか。
彼女たちは「anew 2nd anniversary ONEMAN 2024"思 春 期"」と題し、今年は山形と東京で、2周年を祝うワンマン公演を行った。昨年は、東京→山形と続いたが、今年山形→東京という形を取って実施。ここでは、オープニングアクトにbibibibi(from 山形)を迎え、12月7日に山形ミュージック昭和で行ったワンマン公演の模様をお伝えしたい。
暗い場内が、さらに暗くなるのにあわせ、背景の大きなスクリーンに文字と一緒に紬祇りこのモノローグが流れだした。
「雪が激しく降り続ける 雪の白さを堪えながら 欺きやすい雪の白さ 誰もが信じる雪の白さ~どこに純白な心などあろう どこに汚れた雪などあろう~雪は汚れるものとして 何時までも白いものとして空の高みに生まれたのだ その哀しみをどう降らそう」。
「夕焼け小焼けでまた明日 何かになれてたあの日~」、舞台の中央で円陣を組み、4人がアカペラで歌いだした。ライブの始まりを告げたのが、『雪の惑星』だ。この日は山形でも雪が振り、本格的な冬の始まりを告げた日。そんな今の季節に似合う歌であり、山形をベースに活動をしているanewを象徴する楽曲からの幕開けだ。「諦めたくない 諦めたくない」と言葉を吐き出すたびに、4人がanewを始めた頃の、いろんなもどかしい心情がよみがえる。彼女たちの始まりを告げた『雪の惑星』を冒頭に持ってきたところに、雪国で生まれ、そこから世界へ向けて羽ばたき始めたanewの始まりの景色を思い出す。一人一人が、言葉のひと言ひと言へ強い想いを込め、その言葉を、みずからを鼓舞する勇気に変え、力強く声を上げていた。その言葉が、自分たちがanewとして生きていくことだと宣言するように‥。
その想いをさらに強く示すように、4人はanewというグループの意志を詰め込んだ『世界ヲ染めていく』を、思いきり感情を吐き出すように歌い叫んでいた。彼女たちが声を荒らげ、叫び、飛び跳ねるたびに、フロアからも熱い声が張り上がる。とてもスリリングな、でも、胸を熱く高ぶらすパフォーマンスだ。メンバーらの身体から発する気迫が凄まじい。そこへ、この日のライブに賭ける4人の強い意気込みが現れていた。
曲を重ねるごと、楽曲にも重厚さと激しさが増してゆく。4人ともさらに感情のアクセルを踏み込み、ステージの上から観客たち一人一人へ挑みかかる勢いで『ジャンルレス』を歌っていた。一人一人の歌声から届く気合がハンパない。彼女たちは、自信を胸に観客たちを攻めていた。これが、2年間という歩みの中で培ったanewの姿だと言わんばかりに…。
止まることなくライブは続いていく。彼女たちは『位置情報なし』を通し、今、ここで示している姿こそが、今の4人の最強の現在地だと伝えてきた。フロアからも、彼女たちの気迫に押されまいと、野太い声が次々と上がりだす。互いの気持ちと気持ちを裸にしてぶつけあい、共に熱を上げる。いつものanewらしいライブが、そこには生まれていた。メンバーの高いテンションに食らいつく勢いで、フロアからも次々と熱いコールが飛び交う。この日の4人は、キリリとした表情でせまっていた。けっして馴れ合いなど求めてない、互いに全力でぶつかりあう。それこそが、今のanewのライブだと言うように。
横ノリのダンサブルなリズムが身体を心地よく刺激する。4人は、この場を楽しい宴の場へ染め上げようと、コミカルなダンスを見せながら自分たちをアピール。彼女たちの歌い踊る姿を真似、フロアでも同じ動きが広がりだす。『僕たちに明日はない』、この会場にいる人たちの気持ちを一つに繋げ、一緒に踊りに興じてゆくanew流のアッパーなダンスナンバーだ。でも、けっして根明ではなく、自虐的に見せた反逆精神を持ってせまるところがanewらしい。anewにとっても一つの転機になった楽曲であり、とてもanewらしいネガティブな反骨パワーを持った楽曲なところも最強だ。
自己紹介のMCでは、いつもの緩いスタイルに。むしろ、その力の抜け加減がanewらしい。さっきの気合はどこへやら??でも、その緩さに惹かれるのも事実。まるで、友達に語りかけるようなフレンドリーさを持って観客たちと接していく姿も、ほんと4人らしさだ。
次のブロックは、カラフルな音がコンフュージョンした、anew流のバーストポップナンバーの『何色少女』からスタート。てんやわんやでズバババーンと炸裂した華やかな音と4人の歌声が、極彩色に光る雪崩のような様で襲いかかる。総天然色の音の上で、4人が無邪気なキラキラの笑顔を浮かべ、破天荒な少女たちとなってはしゃぎまくっていた。ときに愛らしくせまりながら、ときにがなるなど、つねに予測不能な動きを見せるメンバーたち。彼女たち自身が、マーブル模様の沼のように、騒げば騒ぐほど深みにハマる存在だ。後半では、フロア中の人たちも4人と一緒にわちゃわちゃとはしゃきながら、この空間にカオスでカラフルで破天荒な、でも明るい世界を作りあげていた。
止まることなく、ライブは『デキルカナ?』へ。メンバーたちが互いに顔を見合せ、「うきうきちゃん」や「わくわくちゃん」と煽りながらはしゃぐ姿が愛らしい。激しく躍動した楽曲の上で身体をずっと揺らし、跳ね続ければ、間奏では「Oi!」「Oi!」と声を交わす場面も誕生。次々と転調しながら、あの手この手で観客たちを煽り続けるメンバーたち。ほんと、うきうきで、わくわくで、もきもきな気持ちが止まらない。
アッパーなテンション感を継続しつつも巧みに色を変えるように、彼女たちは『夏疵』を持ってきた。その枠に縛られない奇天烈な展開もanewらしい。まるで浜辺ではしゃぐような、わちゃわちゃとした4人の姿が愛らしい。曲が変わるごとに、4人は、いろんな病んだ乙女になって、思いきり青春という妄想の世界に染まり続ける。もちろん、『夏疵』でもそう。だから、一緒にその仲間になって、ともに妄想の切ない景色の中で戯れたい。これもすべては、浮かれた気分に連れ出す夏のせい??躍動するビートに乗って「Oi!Oi!」と笑顔ではしゃぐ彼女たちの姿が、とてもキラキラ眩しく輝いていた。
これもすべてはanewが作りあげた『異日常』な世界。何時しかこの場にいる僕らは、4人が作りだす異質な、でも最高に極上なポップミュージックが描きだすワンダーランドの中で素敵な夢を見ていた。いや、これが、anewと僕らが求めている極上な日常だ。現実などとっくに消し去り、一緒に夢の世界で声を投げかけあい戯れる。こんな日常になら、ずっとずっと浸っていたい。そう、これこそがanewがライブ空間の中に作りだす日常だ。フロア中の人たちと作りあげる異日常なノリこそが最強じゃない。さぁ、もっともっと明るく狂ってしまえ。
歪むギターの音がハウるのを合図に、『ソコとココ』が飛びだした。きっとこの曲を待ちわびていた人たちも多かったろうか。イントロが流れた瞬間から、メンバーと観客たちとのテンションが一気にヒートアップ。4人が笑顔で誘いかければ、フロア中からもメンバーらへ向けた野太い声のコールが次々飛び交う。anewが始まったときからそうだった、この曲を通して彼女たちは観客たちの騒ぎたい感情に熱い火を付け、ここじゃない熱情した世界へ連れ出し、一緒にはしゃいでいた。メンバーたちがリードするのではない、同じ目線で、何もかも共に蹴散らして楽しむのがanewのスタイル。何時までも、彼女たちの目線が変わることははない。
映し出されたのは,ここへ至るまでの1年間の歩みを映しだした映像。そして、4人の、2周年を迎えたanewについての想いや、引退を決意した中あまねに向けた、3人の素直な本音の言葉たち。その言葉を受けて、舞台の上に中あまねが姿を現した。彼女は、観客たちへ向けてこう語りだした。
「ここまで2年間、anewとして中あまねを応援してくださって、みなさん本当にありがとうございました。わたしは、小学生の頃からアイドルが好きで、ずっと憧れて、この舞台に辿り着いたわけですけど。自分がいかにアイドルに向いていないかを思い知らされました。
アイドルってかわいいだけじゃ、スタイルがいいだけじゃ売れないし、楽曲がいいだけでも売れないし。だから、ほんとに自分は2年間、anewのメンバーもそうだし、楽曲もプロモーションも全部含めて、プライドを持ってやってきていたので、ずっと悔しい気持ちでいました。
これからのanewがどうなっていくのかはわからないし、わたしがここにいたことで残せたものもあるかも知れないし、いなくなってから何か新しいものが生まれるかも知れないし、どうなるかはわからないですけど。せっかくこうやってたくさんのアイドルがいる中で、anewを見つけてくれたので、この先のanewのこともどうぞよろしくお願いします。
みなさんこの場に来てくれて本当にありがとうございます。今日という日は今日しかないので、最後まで、ここにいる人全員、目に焼き付けて、「今日が楽しかったな」とみんなの中で思い出として残る日になればいいなと感じています」
中あまねの言葉を受けて歌ったのが、『ヤメテヤメテトメテ』。一人一人の歌声が少し涙ぐんでいたのも、わかる気がする。この歌に込めた気持ちは、3人の、そして、まもなくここから旅立つ中あまね自身の心の言葉たち。この日はとくに、この曲に込めた想いの一つ一つが胸に深く刺さった。メンバーたちが想いを込めて響かせるその言葉の一つ一つが、痛いくらいに胸を打つ。だから、舞台の上の彼女たちを、滲んだ姿でしか見れなかった。4人は客席のその先を見つめて歌っていた。そこに映しだされていたのは誰の姿であり、どんな景色だったろうか‥。
続く『束の間』も、メンバーたちは涙声で、心の底から生まれる想いを歌声に乗せて響かせていた。一人一人の歌声やパフォーマンスがとても力強い。いや,どうにもやるせないこの心のもどかしさを、4人はこの曲に乗せてぶつけていた。『束の間』も、中あまねの想い惑う心模様に見えれば、それぞれに決めた道を進んでゆくことを誓うようにも聴こえていた。だからこそ4人とも今の運命を真っ直ぐに受け止め、一人一人が気持ちを奮い立て、みずからを必死に鼓舞するように、『束の間』に乗せてみずからの想いを吐き出していた。何時しかみんなが、壊れた感情のままに歌い叫んでいた。そうやって互いの気持ちをぶつけあい、舞台の上で支えあうことで、4人は自分が信じた道を進むべきだと己自身に言い聞かせていた。
ここから一気に空気を塗り替えるように、anewは激しめの楽曲を叩きつけた。力の限り言葉を突き出し、叫ぶメンバーたち。いろんなわだかまりを、今は『偶像依存SHOW』に乗せてぶち撒けたい。サビでは、4人とも天上を見上げ、力強く両手でマイクをギュッと握りしめ、高らかに歌い叫んでいた。まずは自分たちが気持ちを奮い立てねば、ここから新しい未来を築けない。そのためにも、いろんなわだかまりをこの曲を通して壊してしまえ。4人とも、何度も何度も天井を見上げ、力強く両手でマイクを握って絶叫する。その様が、とにかく凄まじかった。
その気迫を、疾走した楽曲に乗せて、さらに解き放て。anewは、『どうせ馬鹿にしてるだろう』をブースト。一人一人が、改めてやるしかない気持ちを胸に、自分自身を鼓舞するように歌っていた。この日のライブは、彼女たちの気持ちの成長の時間軸の見える流れとしても構築していた?!いや、4人ともこの日のライブを通して、心に一つの区切りをつけ、新たなステージへ向うための心の整理をしていたのかも知れない。
だから、ここで彼女たちは『思春期』を歌いながら、あらためて、anewから旅立つ中あまねに向けて、もどかしいさよならの言葉を伝えていた。いや、中あまね自身が、anewという青春に別れを告げていたと言ったほうが正しいだろうか。何時になっても、幾つになっても、終わらない思春期は歪んでいるもの。物事を真っ直ぐに受け止めたくても、どうしてもすべてを歪んで受け止めて、それを無理やり消化しようとしていく。だからこうやってひねくれた楽曲に乗せて、彼女たちは、羽ばたく中あまねに「ありがとう」の感謝の気持ちと、涙声の「さよなら」の言葉を送っていた。でもやっぱし、中あまねがみんなに「さよなら」と伝えていたと書いたほうが正解だろうか‥。4人とも、必死だ。表現者としてしっかりと伝えねばならない使命感を持ちながらも、哀しみに暮れる気持ちを必死に歌に乗せてぬぐい去っていた。
MCでは、『思春期/道程ソー・ヤング』の組み合わせについて「異色と異色の組みあわせ」と語っていた。さらにここで、月夜なぎが今の想いを手紙にして読み出した。
「半年が経ったわけですが、その半年本当にあっちゅー間でした。半年ってすごい、わたしがanewに入らなかったら、もっともっと長い時間だったと思うし、こうして健康な状態でいれたかもわかんないしみたいな。それくらい大切な半年という時間を、半年があっと言う間だなと思えるくらい全力疾走できたのは、本当にみんなのおかげだし、おーやるじゃんと思いました。
わたしは自分にあんまり自信がなくて、言葉をしゃべるのも苦手だし、誰からも求められていないんだろうなという気持ちもずっとあって。でも、こうしてみんな優しく見守ってくれるから、わたしは求められる人間に。そして、みんなに与えられる人間になりたいなと思いました。去年のわたしがanewを観るために生きていたように、わたしも、誰かに「今日のライブのために生きよう」と少しでも希望になれる存在になりたいなって、半年で思いました。そう思えたのはあなたたちのおかげだから、ありがとう。
メンバーへ、本当にどうしようもないわたしを見捨てず、ちゃんと向き合ってくれて。よくするために一緒に考えてくれたメンバーには本当に頭が上がらない、土下座です。3人がいてくれたから、わたしは今ここにいるわけで。anewのパフォーマンスが完全体じゃなかったのは、わたしのせいだし、ごめんとは思ってたんですけど。りこさん、まいみさん、まあねさん、本当に言葉じゃ伝えきれないですが、わたしをここにいさせてくれてありがとうございます。3人とも愛してるよ。
阿部さんも、わたしを見つけてくれて、3人のメンバーがわたしを受け入れてくれて、anewの作品を作ってくれる人たちがいて、こうして応援してくれる人たちがいて、本当にいろんな形の愛の上で私は生きていているんだなと思います。本当にありがとうございます。全人類に感謝、愛の気持ち。愛してるよ」
ライブも終盤へ。次に歌ったのが、中あまねの次の人生に向けて届けようと『Debut』を元気いっぱいに歌唱。それまでの涙が流れるのを我慢していた姿を忘れてしまうくらい、4人とも、ステージの上で思いきりはしゃぎ、弾けていた。そう、ここからanewは、また新たなステージへと向けて走りだす。これが、この日が、anewにとって3年目へ向けたデビューの日。やはりanewには、無邪気で純粋な笑顔が似合う。良い意味でプロ意識の欠けた、何時までもずっとアイドルやアーティストに憧れ、その憧れに近づきたくて、自分たちをキラキラ輝かせようと本気で歌やパフォーマンスを楽しむ。そんな無垢な姿のanewだからこそ惹かれてゆく。
どんな色にも無邪気に染まっていけるのが、今のanewの強み。彼女たちは、もどかしい青春の叫びを、GOING STADYのカバー曲『童貞ソー・ヤング』に乗せ、力いっぱい、元気いっぱいに歌い叫んでいた。自分たち自身が、もどかしい心のわだかまりをぶちまけ、同じもどかしさを抱えた仲間たちと一緒に、終わらない青春を楽しもうと、今にもステージの上から客席へ飛び降りんばかりの勢いで「Oi!Oi!」と歌い叫べば、フロア中の人たちも一緒に歌を掛け合い、シンガロングしていく。「さぁ歌おうぜ!」ほんと、その気持ちのまんまだ。メンバーと観客たちが一緒に「一発ヤルまで死ねるか」と叫び、「Oi!Oi!」と声を上げる。ロックだね。ほんとロックしているよ、互いが裸の心で、本気でときめいた心のままに沸きたい感情をぶつけあい、ともに歌いあう。フロア中の人たちが一緒にスクラムを組んではしゃぐ姿に向け、4人が絶叫した声を熱く熱く降りそそぐ。共に伸ばした指先を、空の上で重ねあう。桃兎まいみの声はすでにもう、声にすらならない絶叫と化していだ。でも、そこまで本気で想いをぶつけ、楽しむことこそ青春じゃないか!!!!
アンコールは,この楽しさをさらに笑顔で分かち合おうと、陽気なアイリッシュナンバーの『完敗乾杯』に乗せてスタート。互いに「乾杯しようよ」と高く手を乾杯のポーズにして掲げながら、「Oi!Oi!」と声を張り上げて騒いでいた。何時しかフロアには、みんなで肩を組んでくるくると回る巨大なサークルが誕生。4人が満面の笑顔で「乾杯しようよ」と歌う声や、4人が手を繋いでラインダンスを踊る姿にあわせ、フロアでも大きなサークルが誕生。「君に」「乾杯」「僕に」「かんぱい」「みんなで」「乾杯」とやりとりを交わすたびに、気持ちがアガり続ける。みんなで 一緒に輪になって騒ぐ、この楽しさが最強だ。
最後の最後にanewは、自分たちの存在を改めて示すように『NAME』を熱唱。「手を伸ばしても届かなかった 自分の存在をあきらめたくなかった」と4人が力強く手を掲げ、気持ちを真っ直ぐに歌う。昔も今もそう。自分たちの名前を呼んでもらうことで、自分たちがここで歌っていると叫ぶことで、anewとしてこれからも力強く存在を示していけることを、この歌を通して伝えていた。4人とも、本当に泣いて、笑って、楽しんで歌っていた。でも、それでいいじゃない。喜怒哀楽の感情を隠すことなく、素直に見せ続ける。その素直で無邪気な乙女の姿に、僕らは強く強く惹かれ、そして名前を呼んでしまうんだもの。さぁ、彼女たちと一緒に高く手を掲げて、その名前を力の限り叫ぼうじゃないか。
TEXT:長澤智典
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セットリスト
OP 映像
『雪の惑星』
『世界ヲ染めていく』
『ジャンルレス』
『位置情報なし』
『僕たちに明日はない』
MC
『何色少女』
『デキルカナ?』
『夏疵』
『異日常』
『ソコとココ』
映像
中あまね 挨拶
『ヤメテヤメテトメテ』
『束の間』
『偶像依存SHOW』
『どうせ馬鹿にしてるだろう』
『思春期』
MC
『Debut』
『童貞ソー・ヤング』
-ENCORE-
『完敗乾杯』
『NAME』