SUPER☆GiRLSの樋口なづなです。第7回目の連載です。2月下旬、暖かい日にこの記事を書いています。冬が抜けて暖かくなってきた頃に思い出すのは、春休み前の短縮授業の高揚感。この世の全てを制したかのような速さで 友達と東京へ向かっていました。急ぎ過ぎて背中とおでこが汗ばんできて、電車に座ると少し体が冷やされて寒くなってきて。それが気持ち良く感じられる程の喜びこそが短縮授業でした。3年前の今頃、お友達と短縮授業の学校帰りにいちご狩りに行った事がありました。「いちご農園ごと食べてしまえそう！」とかなんとか言ってたくせに、意外と胃に入らない所までがセットです。

先日、スーパーに行くと 旬だからかいちごの種類が増えていて。また、これ今なら全部食べられそうだなと頭に過ぎりましたが、1パックだけ持ってレジに並びつつ、半分ケーキに使おうかな〜と思ったのが木曜日。そろそろ作らないとダメになると怒られたのが土曜日。行動に移したのが日曜日。母に言われた通り、少し遅かったようで 熟したいちごを見てため息が自然と出た日曜日。しかし、何のアイデアも思いつかない 2月21日、午後の樋口なづな。なんで熟してるんだよと言わんばかりの視線をいちごに送っていた気がします。買ったのは自分だよと言わんばかりの母の視線を浴びていました。こちらは気のせいでは無いです。私、母、いちご。三角関係です。とりあえず土台だけ作ったら思いつくかなと思いスポンジを焼きました。

思いつかないな、何時間経ったっけこれ。時計を見てみると意外と時間は経っていないんですよね。時間が止まったんじゃないかと思うくらいには進んでいない。もしここで時間が止まったとしたら、いちごは熟し続けるんですかね？ああ、そんな事考えている場合ではないです。スポンジを焼いても、いちごを挟んでも、ナッペをしても、何も思いつかない。(叫) しかし、こんな日に限って上手くクリームが塗れました。

ホワイトチョコでいちごに羽をつけるイメージで作ってみました。「なんとなく」が多すぎてあまり納得はしていませんが、そんな日もあります。やむなく出した答えは不本意で、愛着はなかなか沸かない。だけど、人が食べているのを見ると少し口角が上がります。仕方なく出した答えも、人に褒められるとこれで良かったのだと思ってしまうものです。作り終えてからアイデアが浮かんできたので、メモしておきました。いつしかの連載で採用される事でしょう(  ᴗ   ᴗ  )。それではまた次の連載でお会いしましょう！