Speak emo

2019.11.12
RYUTist

「新たな名曲の誕生」って感じです!

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グルーヴは作るものではなくて、出てくるものじゃないですか(みくちゃん)

 

――続いて「Never let me back」。これ問題作ですよ。

 

むうたん:問題作ですか?

 

ともちぃ:問題作です!

 

――これも昨日披露されたんですよね?

 

一同:しました!

 

――僕は観られなかったんですけど、ツイッターのタイムラインなどを見ると、ちょっと苦戦されたというような…。

 

むうたん:いやぁ…。

 

のんの:これはもう…。

 

ともちぃ:苦戦でした…。

 

 

みくちゃん:深く反省して、今は次回への闘志が燃えたぎっております。

 

――曲を聴くとやはり今までと少しグルーヴが違うなというのは感じました。演者である皆さんも感じますか?

 

一同:感じますね。

 

――どこがどう難しいですか?

 

ともちぃ:仮歌の方がラップ調に歌う方で、これを真似するのか!と思ってびっくりしました。

 

むうたん:男の人の仮歌だったもんね。

 

ともちぃ:そう。男の人の仮歌だったんです。初めてかな?

 

――歌い方もこれまでに無い感じですよね?

 

むうたん:今までとは違います。

 

ともちぃ:難しかったです。

 

――ヴォーカル・リーダーの友さんはどういうプランでレコーディングに挑んだんですか?

 

ともさん:プランですか???

 

みくちゃん:聞かせて聞かせて!

 

ともちぃ:全体の?

 

――はい。仮歌がラップ調で難しいと思ったわけですよね? じゃあそれをどう解釈して、どう消化して歌おうと?

 

ともちぃ:そのまま歌わなくてもいいってプロデューサーさんに言われたんですが、でも、グルーヴ感を出すのが難しくて…。「Like a マジック」とか、そんな感じのものを歌ったことなかったので…。

 

――ですよね。

 

ともちぃ:ちょっと戸惑いながら、でも、殻を被って吹っ切れてやらないとこの曲は表現できないので、別人になったような感じで歌いました。

 

――皆さんは、どちらかといえば素直に綺麗に声を出されるイメージがあるんですけど、これはかなりシンコペーションが効いていて、横揺れのリズムで食いながら乗っていくみたいな感じです。最初に聴いた時「ああ、違うな」ってすごく感じました。所々歌が“しゃくって”いるというか…。

 

一同:うんうん。

 

――そんなところが随所にあって、「あぁ、頑張ってるなぁ」「新しいことにチャレンジしてるなぁ」って思いました。特に「ないんだーね」っていうところ。実郁さんが歌ってますか?

 

ともちぃ:「ないんだーね」は、むうたん。

 

――あぁ、夢羽さん。失礼いたしました。実郁さんと夢羽さんの歌声、よく間違うんですよ…。

 

むうたん:似てますよね。

 

――でも、その部分。めっちゃいいです。ちょっとチャラくて(笑)。

 

一同:おぉ(笑)。

 

――でも、今までにない感じですよね。これまでもメロディーが食ったりしているケースはあったと思うんですが、あんなニュアンスでは出てなかったと思います。

 

みくちゃん:“殻破り”成功ですね。

 

――チャラい夢羽さんになりました(笑)。

 

むうたん:えぇ~(笑)。でも、そういう意味では、のんのが一番殻を破ったと思います。

 

みくちゃん:のんのが歌ってるところ、びっくりしませんでした?

 

――あぁ、あれですよね。

 

ともちぃ:「光る海」とか(笑)。

 

みくちゃん:チャラくはないですよね?

 

――あ~。でも、ちょっと頑張ってる感がありますね。

 

のんの:頑張りましたぁ(笑)。

 

――とても真面目な人が頑張って派手な格好してるみたいな(笑)。

 

のんの:わかりやすい!(笑)

 

みくちゃん:リズムが食ってるところとか、すごく忠実にやってますよね。グルーヴは作るものではなくて、出てくるものじゃないですか。

 

――自然と出るものですよね。

 

みくちゃん:そう、自然に出てくるものです。でも、歌を聴いて、チャラいとかじゃないですけど、一生懸命成り切ろうとしている感じがして、「うわっ、真面目だ、この人」って(笑)。

 

のんの:逆に私は、不器用なのでフィーリングではできないんです。“真面目にしっかり”しかできないので難しかったです。全部真面目にしすぎるのは良くないですよね。カッチカチで(笑)。

 

――アハハハ。でも、そこに味が出てると思います。

 

のんの:ありがとうございます。

 

――でも、そういう意味でもやはり難曲だったんですね?

 

一同:難曲でした。

 

むうたん:でも、自分たちでは結構殻を破って、新しい部分が出たとは思ったんですが、ファンの方に「でも、RYUTistっちゃRYUTistだよね、この曲」って言われて…。

 

のんの・ともちぃ・みくちゃん:えぇえええ!?

 

のんの:そんなの言われたの?

 

みくちゃん:どこらへんが???

 

むうたん:あ、それは聞かなかった…。でも、そう感じる方もいらっしゃるんだなと思って…。

 

――今3人からすごい反対意見が出ましたけど、僕は夢羽さんに同意します。

 

一同:あぁ…。

 

――皆さんEspeciaと共演してますよね? まぁ、実郁さんはまだ加入してなかったと思いますが…。

 

一同:はい。

 

――「Never let me back」を作曲した東新レゾナントさんは、かつてSchtein & Longerという名前でEspeciaの作曲やサウンドプロデュースを手掛けていた方で、この曲は、極論しちゃえば“もろEspecia”なんですよね。でも、皆さんが歌声によって“RYUTist色”を出していると思います。

 

むうたん:「色が出てる」という点ではいいことなんですかねぇ…。

 

――はい。多少いつもとは違う感じの声を出しつつも、やはり核にある歌声は変わってないと思いますね。楽曲に負けていない感じがします。

 

のんの:ありがとうございます。

 

むうたん:あ、そういうことか!「RYUTistらしい」というのはいい意味なんだ!

 

みくちゃん:それぞれのソロパートは今までとは少し違った歌い方でグルーヴィーに歌っていますが、サビの最初の「Never let me down」という部分などは4人の声がサッと揃って良いバランスで聴こえるので、そういった部分にはRYUTistらしさが出ていると思います。

 

――なるほど。またまた素晴らしい分析です。で、南波さんの詞がいいんですよね。皆さん、いかがですか?

 

みくちゃん:こんな詞を書くんだな、って思いました。

 

ともちぃ:実話なのかな?

 

のんの:えーっ!?

 

みくちゃん:いや違うよ。南波さんは「なり切った」って言ってました。自分の恋愛を残したがる人っているじゃないですか。作品とかに。

 

のんの:あぁ。

 

みくちゃん:それを作品として世に残している有名な人がいるけど、そんな主人公になり切って書いた、って言ってました。

 

――あぁ、なるほど。「歌詞の中まで君を描いたことも」って一節では、ちょっと後悔してる感じですよね。

 

ともちぃ:実話であって欲しかったなぁ…。

 

みくちゃん:南波さんが書いてくださった詞が以前にもあるんですが、柳♡箱(RYUTistとハコイリ♡ムスメ)の「ともだち」っていう曲が結構「ハッピー!」「仲良し!」みたいな感じだったので、正反対すぎてびっくりしました。なので「なり切ってる」って聞いてちょっと安心したんですよね。

 

――あぁ、安心したんですね。でも、なり切ってますよね。で、ご自分の名前まで出てきますもんね。

 

一同:名前???

 

ともちぃ:どこ???

 

――「光る海 波の行方」って。

 

一同:あぁ!

 

みくちゃん:それ意識したのかなぁ???(笑)

 

みくちゃん:マーキングしたのかなぁ…。

 

――「光る海 波の行方」。さらには「もういっそ So 一緒」っていうところに「一」も入ってますよね。「南」は入ってないですが。

 

のんの:ホントだ!

 

むうたん:残してきたねぇ。

 

――正になり切って、歌詞の中に“自分”を描いてるんですよ。

 

一同:おぉ。

 

ともちぃ:入れちゃった、と(笑)。

取材・文
石川真男

RYUTist ライブ情報

RYUTist “HALL” LIVE@りゅーとぴあ劇場

【日時】2020年6月20日(土) 開場17:00 / 開演 18:00
【会場】りゅーとぴあ 新潟市⺠芸術文化会館・劇場
【チケット】全席指定 ¥4,000(税込)
※入場時、ドリンク代(¥500)が別途必要となります。
※中学生以下保護者同伴・小学生以上チケット必要・未就学児童保護者の膝上であれば入場可
※写真、動画の撮影、及び録音は禁止とさせて頂きます。

オフィシャル先行販売
e+にて抽選販売
受付期間 11/5(火)19:00~11/15(金)23:59
(https://eplus.jp/ryutist-hp/)

RYUTist 商品情報

シングル「きっと、はじまりの季節」

きっと、はじまりの季節

レーベル:PENGUIN DISC
品番:PGDC-0011
価格:1,200 円(税抜価格)+税
収録曲:
M1.きっと、はじまりの季節 作詞・作曲:弓木英梨乃 編曲:sugarbeans
M2.Never let me back 作詞:南波一海 作・編曲:東新レゾナント
M3.愛のナンバー 作詞・作曲:°C-want you! 編曲:武藤星児 コーラスアレンジ:カンケ( ※M3 は°C-want you!のカバー )

PROFILE

PROFILE
RYUTist

2011 年 5 月に行った「アイドルユニットオーディション」で選ばれたメンバーによって結成。

2016 年 4 月 24 日に横山実郁を加えて再始動。新潟市を表す「柳都( りゅうと)」という言葉に、「アーティスト」 を加え、「新潟のアーティスト」という意味を込めて「RYUTist」と名付けました。 メンバーはリーダーの佐藤乃々子、宇野友恵、五十嵐夢羽、横山実郁の 4 人組で、全員が新潟生まれ新潟育ち です。

新潟市古町7番町「LIVEHOUSE 新潟SHOW!CASE!!」を中心にライブ活動を行い、その他全国各地の各種 イベントにも出演しています。

2018 年には新宿 ReNY、2019 年には渋谷クラブクアトロにて自己最大規模のワンマンライブを成功。 幅広い世代のミュージシャンから提供を受ける楽曲の質の高さはアイドルファンのみならずかつての渋谷系、 ギターポップの系譜を好む音楽好きにも支持され、Spotify 公式プレイリスト「Best of 2018 Women’s Voice」 に「無重力ファンタジア」が選ばれるなど着実にその知名度を上げています。

佐藤 乃々子(さとう ののこ)

誕生日:11月24日
イメージカラー:イエロー
新潟の好きなところ:食べ物がすごく美味しいところ
新潟の好きな食べ物:のっぺ

宇野 友恵(うの ともえ)

誕生日:4月1日
イメージカラー:ピンク
新潟の好きなところ:山、海、川があって、四季がはっきりしてるところ!
新潟の好きな食べ物:新潟タレカツ丼

五十嵐 夢羽(いからし むう)

誕生日:1月5日
イメージカラー:グリーン
新潟の好きなところ:かわいいゆるキャラさんがたくさんいるところ
新潟の好きな食べ物:佐渡天然ブリカツ丼、新潟タレカツ丼、鯛茶漬け

横山 実郁(よこやま みく)

誕生日:11月24日
イメージカラー:ブルー
新潟の好きなところ:景色がきれい!、おいしいものがたくさん、長岡花火
新潟の好きな食べ物:お魚、お米、ラーメン、イタリアン、ぽっぽ焼き

公式サイト: https://ryutist.jp/