Speak emo
もちろん私たちを見て好きになってくださるのも嬉しいんですけど、音楽から好きになって欲しいっていう思いもありますね
「この音を入れるか入れないか」といった要望などたくさん出させていただいたりしてるんです。MANA)
――「ロックは生きざま」とおっしゃいましたが、例えば、サウンド的にはいかがですか? 例えば具体的なアーティストを挙げるとすれば?
EON:私は、マキシマム ザ ホルモンさんが、すごく好きで、学生時代によく聴いてました。そういうロックが大好きです。でも、私たちの音楽もロックだなっていうのは感じます。「SPARK!」とか特に!
――確かに。めっちゃロックですよね。
MAINA:私は、ジョーン・ジェットとか。
――えぇぇ~!それはご両親からの影響とかですか?
MAINA:いえ。
――ご自分で見つけたんですか???
MAINA:はい。結構いろんな音楽を聴いているんですけど、ジョーン・ジェットさんが大好きで。あの人の生き方が大好きなんですよね。考え方とか。それが「ロック」なんですよね。
――「アイ・ラブ・ロックン・ロール」ですよね!
MAINA:そう!「アイ・ラブ・ロックン・ロール♫」(口ずさむ)。あれが、もう痺れるんですよね。たぶん最初はいろんな人に批判されたと思うんですよね。だけど、その批判されたことをバネにして、逆に自分がやりたいことを追及して、やり続けた。それこそが「ロック」やなと思って。だから、私たちも「カタヤブリ」って言っていて、今までに見たことのないことをやろうとしていると思っています。「何しているんだ?」っていうような。なので、それをさらに追及して、もっともっとこのジャンルを追求していけば、新しいロックを生み出せるんじゃないかなって思いますね。
――おぉ。ザ・ランナウェイズとかね。
MAINA:大好き!
――ザ・ランナウェイズなんて出た時はすごい衝撃的だったんですよね。みんな10代で、露出のすごい過激な衣装のメンバーもいて。あの頃は女性だけであんなロックやる人っていなかったんですよね。
MAINA:それがいいんですよね!たぶん批判されまくったと思います。ジャンルは違うんですけど、レディ・ガガさんとかも、ちょっと似た存在かなと思っていて。何かそういう誰も思いつかんようなことを、なんなら「絶対やったらあかんやろ!」みたいなことをバーンってやっちゃうタイプの人がめっちゃ好きですね。
――なるほど。まさに「カタヤブリ」ですね。
MAINA:そう!私たちももっとできたらいいなって思いますね。
――さすが(MAINAの衣装の)“首輪”を付けているだけありますね(笑)。他の方はいかがですか?
MANA:MANAは、母の影響で、レベッカさんとか、プリンセス・プリンセスさんとか聴いてました。そんなに詳しいわけじゃないんですけど、母が聴いているのを横で聴いたりとかして。で、今、春夏秋冬がちょっと似たような、ちょっと懐かしいって思えるようなロックの曲もさせていただいているので、それはすごいうれしいと思いますね。
――そうですよね。ひと口に「ロック」って言っても色んなスタイルがあって、大阪☆春夏秋冬のサウンドにも、かなり激しいミクスチャーロックもあれば、ちょっと泥臭いものもあれば、ポップなものもあったりしますよね。そして、プリプリやレベッカは、そうした間口の広いサウンドによってロックをお茶の間に広めた人たちですよね。
MANA:そうですね。大好きです。
――YUNAさんはどうですか?
YUNA:YUNAは、邦楽ロックが好きです。SUPER BEAVERさんとか、04 Limited Sazabysさんとか、tetoさんとか、結構若いバンドの方まで色々と普段から聴きますね。バンドさんのロックの中にも「色々あるなぁ」と思って。同じようにアイドルの中にも色んなサウンドがありますよね。なので、ファンの方々も色んなサウンドを幅広く受け入れてくださるんじゃないかと思います。
――ANNAさんはいかがですか?
ANNA:私はWANIMAさんをよく聞いていて、DVDとかも持っていて、よく観るんですけど、熱量の伝わり方とかすごいですよね。3人グループで、大阪☆春夏秋冬の半分の数やのに、これだけの伝え方ができるねんな、っていうのを、映像からでも伝わるので、そういうところが、すごく勉強になりますね。ライブ映像を何回も見返して「あ、こういうパフォーマンスのやり方もあるんや」って勉強してます。
――3人だと一人一人が大きな存在とならないといけないですもんね。RUNAさんはいかがですか?
RUNA:私は、ONE OK ROCKさんが、すごい寄り添ってくれるようなロックを届けてくれはるので、大好きですね。私たちもそういう寄り添っていけるような音楽を届けていきたいと思っています。
――皆さんのアルバム聴かせていただくと、僕の世代だとレッド・ホット・チリ・ペッパーズとかレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンといったバンドを連想するんですが…。特に「SPARK!」とかね。でも、皆さんの世代だと「ワンオクとかなのかな」と思っていたので、やはり…
MAINA:あ、でも、レッチリめっちゃ聴きますよ!
――レッチリ聴きます?
MAINA:はい。聴くよなぁ?
EON:曲名とかあんまりパッとは出て来ないですけど、聴くことは聴きます。
――それは、表現とか歌い方とかステージングとか、そういった部分で影響を受けたりしていますか?
MAINA:受けまくりです(笑)。バンドさんとか観ると、やっぱり受けますね。お客さんの乗せ方とか煽り方の部分でね。それに、色んな楽曲を聴くことで音の部分でも影響を受けています。今回のアルバムのサウンドに関しても、私たち、結構こだわらせていただいたりしていて…。「ここの音、スネアが軽く感じたから、ちょっとロックっぽく重めにしてください」とか。「2小節伸ばしてください」とか。楽曲のことに関しても結構意見を出させていただいてるんですよ。
MANA:例えばリード曲の「世界には僕らだけ」は、「この音を入れるか入れないか」といった要望などたくさん出させていただいたりしてるんです。そんな“こだわった音”を聴いて欲しいなと思います。
大阪☆春夏秋冬 商品情報
[CD only] SSFW(エスエスエフダブリュー)
発売日:2018年6月12日
AAVC1-93902 ¥3,000(税込)
【CD収録内容】
01 SSFW/02 Evolution/03 Travelin’ Travelin’/04 世界には僕らだけ/05 シーズンズ/06 ローリングストーン/07 SPARK!/08 See you again/09 手紙/10 ROCK SHOW/11 PLAYER
[CD+DVD] SSFW(エスエスエフダブリュー)
発売日:2018年6月12日
AVC1-93900/B ¥4,000(税込)
【CD収録内容】
01 SSFW/02 Evolution/03 Travelin’ Travelin’/04 世界には僕らだけ/05 シーズンズ/06 ローリングストーン/07 SPARK!/08 See you again/09 手紙/10 ROCK SHOW/11 PLAYER
【DVD収録内容】
2018.01.13「東京進行大作戦~進撃のしゅかしゅん Vol.1~」@新宿BLAZE
■ LIVE VIDEO (①SPARK!/②C’mon!/③Let you fly/④Stay/⑤Travelin’ Travelin’)
■ LIVE 密着FILM(メンバーインタビュー&OFF SHOT MOVIE)
[CD+Blu-ray] SSFW(エスエスエフダブリュー)
発売日:2018年6月12日
AVC1-93901/B ¥5,000(税込)
【CD収録内容】
01 SSFW/02 Evolution/03 Travelin’ Travelin’/04 世界には僕らだけ/05 シーズンズ/06 ローリングストーン/07 SPARK!/08 See you again/09 手紙/10 ROCK SHOW/11 PLAYER
【Blu-ray収録内容】
■ Travelin’ Travelin(’ MUSIC VIDEO) ■ SPARK(! MUSIC VIDEO)■ 世界には僕らだけ(MUSIC VIDEO) ■ 世界には僕らだけ(OFF SHOT MOVIE)■ 1st FULL ALBUM「SSFW」メンバーインタビュー