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2024.02.08
no concept

「ときにはつらいこともあるけど、それを乗り越えて前に向かっていこう」という思いを伝えたくて、わたしは『掴命(カクメイ)』の歌詞を書きました。 no concept インタビュー・1

 2月6日(水)に1stシングル『掴命(カクメイ)』をメジャーリリースする"ノーコン"ことno concept。この作品について、メンバーの瀬戸万莉愛・真仲美鳳・小日向莉々子が答えてくれました。


全員がソロとして活動も出来るスキルを身につけていることは、結果、no conceptの強みにもなっています。


── 今の4人体制になったのが…。

瀬戸万莉愛  昨年の11月からになります。

小日向莉々子  そのタイミングで、わたしと(楠)悠ちゃんがno conceptに加入しました。

真仲美鳳  わたしも、no conceptへ加入したのが昨年3月になります。唯一のオリジナルメンバーがね。

瀬戸万莉愛  わたしになります。no conceptがスタートしたのが2021年8月。その当時から、わたしは活動をしてきました。その間、メンバーの変遷もありましたが、美鳳ちゃんの加入をきっかけにno conceptの体制を改めて築き直しつつ、昨年11月に新たに2人が加入し、ようやく求める形になりました。実際、そのタイミングから、今回のシングルのメジャーリリースが決まるなど、いい感じでno conceptに風が吹きだしました。

──このグループ、名前通りコンセプトはないんですよね。

瀬戸万莉愛  ないです。わたし自身がグループ結成前にソロとして活動をしていれば、結成当初から今も、個性の強いメンバーばかりが揃い続けてきました。だから,グループとしての活動はもちろん、個々の個性を伸ばしてゆく活動も平行して続けています。それもあって、とくにコンセプトを決めることなく自由に活動をしてきました。そのうえで語るなら、全体的に前向きな歌詞や曲調を中心に表現をしています。

──万莉愛さん、最初はソロ活動をしていたんですね。

瀬戸万莉愛  ユニット経験もありましたけど、スタートはソロ活動からでした。ソロでアイドル活動をしていると、「探しているのはユニットだけだから」と、ソロで活動をしている理由だけでイベントに参加できない経験を何度もしてきました。確かにユニットのほうが、パフォーマンス面での見栄えや迫力もありますし、良い面もたくさんあるなと思っていたから、no conceptを立ち上げた経緯もありました。自分の感性で自由に表現できるソロとは違って、ユニット活動だとみんなでパフォーマンスを揃える難しさを覚えるなど、ソロとユニットを比べた場合、どちらにも良い面や課題面はありますけど。それをわかったうえで、今はno conceptの活動に力を注いでいます。同時に、もともとソロ活動をしていたメンバーも多いから、各々誘われるままソロ活動も平行してやっています。そこの自由度も、コンセプトがないからこそ出来ていることです。

──他の人と意識や歩調を合わせてゆくことでの気苦労は、社会の中、普通に生活していても出てくることですからね。

瀬戸万莉愛  そうなんですけど。わたしはユニット活動を行うことで、たとえばパフォーマンス面でも自分のスキルを磨く要因に繋がっていくのを強く実感しています。だからこそ、そこはとても前向きに受け止めています。それに、みんなで意識や表現力を高めあっていけるのが楽しいんですよ。

真仲美鳳  ほんと、そうだよね。わたしもソロ活動をしていた経験があれば、今も、グループと平行し、声がかかればソロでも歌っています。わたしはno conceptへ入る前までは、別のユニットへ所属して活動をしていました。ただし、そのユニットは、加入してから3ヶ月後には解散。それで、no conceptへ加入を決めました。
  わたし、もともとダンスを得意としていたけど、歌にはそこまで自信がなかったんですね。でも、他のメンバーたちと一緒に高めあうことで自分のスキルにも磨きがかかれば、それがちょっとずつですが自信にも繋がっていきました。だから、ユニット活動をしてゆくことで自分のスキルアップに繋がるのは、わたしも実感しています。

──no concept自体、とても自由度の高い活動をしていているのがいいですね。

瀬戸万莉愛  はい。ただ、そういうことさえ意識することなく活動をしていますけど(笑)。

真仲美鳳  でも、メンバー全員がソロとして活動も出来るスキルを身につけていることは、結果、no conceptの強みにもなっています。


メンバーがレスを送れば、ファンの方々がものすごい熱量を持って返してゆく。その関係性が、もうハンパなくヤバすぎです!


──莉々子さんは、まだ加入して間もないんですよね。

小日向莉々子  はい。(取材した1月下旬時点で)やっと2ヶ月経ったくらいです。わたし、加入のお誘いを受けたとき、no conceptのライブも見せていただいたんですけど。そのときに、「あっ、ここには自分が理想としているアイドルの姿がある」と感じましたし、それが加入の決め手になりました。
  わたしも、以前にユニット活動の経験がありました。だからこそ感じたことですけど。no conceptのライブって、メンバーとファンたちの熱量が本当に高いんですね。メンバーがレスを送れば、ファンの方々がものすごい熱量を持って返してゆく。その関係性がハンパなくヤバすぎて、初めてno conceptのライブを観たときから、「わたし、このグループでステージに立ちたい!!」気持ちになっていました。同時に、「ここで活動をすることで、わたしが理想となるアイドルになれる」想いを持てたことも、no conceptへ加入をする決め手になりました。

──実際に加入してみてどうでした?

小日向莉々子  ほんと、温ったかい環境です。メンバーみんな優しく接してくれますし、ファンの方々も、加入してまだ2ヶ月なのに、"no conceptの小日向莉々子"としてしっかり認めてくださっています。しかも、わたしや悠ちゃんが加入した時期から、ちょうど1stシングルの発売に向けたリリースイベントも始まりだしたように、今もそうですが、ライブ本数もどんどん増えています。いい環境でアイドル活動が出来て本当に良かったなぁと思っています。 

──メジャーリリースは、no conceptにいい風を吹かせた大きなきっかけにもなったわけだ。

小日向莉々子  そうですね。あっ、わたしが言っていいのかな(笑)。

瀬戸万莉愛  ぜんぜんいいよ(笑)。でも、本当にその通りだと思います。

小日向莉々子  これは、わたしの視点からのお話にはなりますけど。加入の時点で、シングルのメジャーリリースが決まっているお話を聞けば、ユニットに加入してすぐにリリースイベントがスタートしました。加入してすぐにとんとん拍子で活動が進んでいくから、「本当に自分がメンバーで大丈夫なのかな?」と、逆に不安も感じることもありました。

──確かに、次々と新たな展開が決まっていますもんね。

小日向莉々子  そうなんです。加入してすぐにメジャーリリースへ向けての活動かスタートすれば、ライブ本数も毎月のように増えていく。それってすごく嬉しいことですけど。だからこそ、加入してまだ経験が浅いぶん「やべっ!!」と思ってしまうんですよ。でも、わたし自身、活動をしていて新鮮な驚きも多ければ、今の活動が、多くの人たちに知ってもらえる大きなチャンスにも繋がっているのを実感できているから、すごく嬉しいです。

瀬戸万莉愛  新しい展開が生まれることで、新しいことへ挑戦してゆく機会が次々と生まれるのが何よりも嬉しいんですよ。「シングルのリリースが決まったよ」「しかも、メジャーリリースだよ」と、ファンの人たちに新しい報告をしてゆく機会が増えるごと、ファンのみなさんも本当に喜んでくれますからね。今回のリリースだって、今の体制になることが決まり、ようやく準備を整えて攻めていける体制になったからこそ、未来への期待も含めて決めてくださったことだと思うから、それも嬉しいことでした。

 

"通りすがりの通行人さんたち"に向けても「届けー!!」という想いや熱量を持ってライブへ向き合っています。 


──シングルの発売が決まったのは、何時頃でした?

瀬戸万莉愛  昨年の10月末?? 11月頃??でも、その時期でした。 

小日向莉々子  私たちが加入する直前の時期だから、多分その頃だと思う。

瀬戸万莉愛  シングルのリリースと2人の加入が決まり、そこから急ピッチでいろんな準備を始めました。

小日向莉々子  おかげで、なかなか出来ないアイドル活動の経験を、最初からやらせてもらっています(笑)。普通はライブ活動を地道にたくさん重ねながら、少しずつ認知度を上げていき、その結果、新しい動きに繋がるものじゃないですか。でも、わたしと悠ちゃんは加入後すぐに、CDのリリースに向けた怒濤のリリイベ展開がスタート。そこに加えて通常のライブ活動と、本当にライブ三昧の日々を今も送り続けています。とくに、リリイベは、通常のライブ活動とは違う刺激もたくさんあるから、すごく新鮮です。

──そこ、気になります。

小日向莉々子  ライブハウスでライブをやるのとは、ぜんぜん雰囲気が違います。ライブハウスの場合は、目の前にいるお客さんたちが熱量をくれますけど。リリースイベントって、外に向けた開かれた場所でやることがほとんどじゃないですか。だから、ライブをやっている先には、たまたまそこにいた、通りすがりの人たちだってたくさんいます。そういう"通りすがりの通行人さんたち"に向けても「届けー!!」という想いや熱量を持ってライブに向き合う面では、やっぱし、ライブハウスとの違いを感じますよね。

──美鳳さん、最初にシングルリリースの話を聞いたとき、どんな気持ちでした?

真仲美鳳  正直、ただただびっくりしました。「えっ、CDリリースできるの??」「えっ、リリイベもあるの??」状態(笑)。わたし、以前にユニット活動をしていたとき、CDリリースのお話が出ながらも、ユニットが解散し、CDリリースが出来なかった経験があったら、今回の「CDをメジャーリリースする」というお話を聞いたときはめちゃめちゃ嬉しかったのと同時に、「これで、一つ夢を叶えられる」と思いました。

瀬戸万莉愛  no conceptとしても初CD化だったから、ほんとに夢叶ったなと思います。

真仲美鳳  だからこそ、なおさら余計に嬉しかったです。普段のライブって、ファンの人たちはもちろん。その会場内にいるアイドルが好きな人たちへ向けてパフォーマンスをしているわけですけど。リリイベって、"通りすがりの通行人さんたち"に向けてもやっていくんですね。私たちの熱意が伝わり、立ち止まって見てくれたら、すごく嬉しくなります。  
  no concept.は、男性ファンの方が多いですけど。先日、リリイベをやっていたら女性の方が止まって聴いてくれただけではなく、その後に私たちのSNSをフォローし、通常のライブにも来てくれるようになりました。そういう新しい出会いも、リリースイベントをやれているからこそ生まれたもの。こういう機会を通して同性ファンの方々と出会えるのも、すごく嬉しいです。

小日向莉々子  かなり嬉しい!!


自分自身や、お互いのことをわかりあえているメンバーの書いた歌詞のほうが、歌っていても、より強く気持ちを込めて歌えるじゃないですか。それに、人に伝えたい想いがあるのなら、それを自分たちの手で伝えたほうが想いはしっかりと伝わりますから。


──no conceptの楽曲には、前向きで熱い感情をぶつけた歌詞も多くないですか?

瀬戸万莉愛  多いです。no conceptの楽曲の場合、外部の方にお願いをして書いていただくこともありますけど。メンバー自身で歌詞を書くことを軸にもしています。

──そうしていきたい自分たちがいるから?

瀬戸万莉愛  正直、そこまで強いこだわりを持っているわけではないです。でも、自分自身や、お互いのことをわかりあえているメンバーの書いた歌詞のほうが、歌っていても、より強く気持ちを込めて歌えるじゃないですか。それに、人に伝えたい想いがあるのなら、それを自分たちの手で伝えたほうが想いはしっかりと伝わりますからね。

──シングルの表題曲になった『掴命(カクメイ)』も、そういう想いに突き動かされてのこと?

瀬戸万莉愛  そうでした。この曲が生まれた時期、わたし自身が熱量の高い気持ちを胸に抱いていたことも大きかったんだと思います。「今、わたしが思っている気持ちをみんなに伝えたいし、伝わればいいな」と思い、みずから『掴命(カクメイ)』の作詞を手がけました。
  『掴命(カクメイ)』の歌詞には前向きな言葉が多いように、前向きな気持ちで書いてはいますけど。誰だって、気持ちがつらくなるときってあるじゃないですか。「ときにはつらいこともあるけど、それを乗り越えて前に向かっていこう」という思いを伝えたくて、わたしはこの歌詞を書きました。

──ネガティブな感情を受け止めたうえで、気持ちをポジティブにしてゆくところがいいですよね。

瀬戸万莉愛  それが、職場や学校でのことなのか、友達や家庭のことなのか…。誰だって、普段の生活の中でつらさを覚えることってありますよね。それを乗り越え、みんなで一緒に上を目指したいよねと思い、ポジティブソングとして『掴命(カクメイ)』の歌詞を書きました。no conceptの場合、応援してくれるファンの方々と一緒に未来を目指していこうという気持ちがとても強いし、そういう意識を持った明るいメンバーばかりです。それでも、たまにへこむことだってありますからね(笑)。

真仲美鳳  ネガティブな自分を知ってるし、それを認められるからこそ、よりポジティブになれるメンバーばかりなのも確かだよね。今回のCDにも収録した『アイビー』では、過去に戻れたらこん,なことができたかも知れないけど…とも歌っています。ただし、その感情もマイナスに捉えてのことではなく、「そういう風に思うことも確かにあるけど。でも、今の生き方を信じ続けことで、未来へ前向きな気持ちで向かっていける自分でいられてる」という気持ちを伝えてゆくために書いたこと。ほんとno conceptの楽曲は、どれも前向きな気持ちを歌にしています。


曲を作ったのは、昨年の2月下旬頃でした。


──それぞれ、『掴命(カクメイ)』の魅力について語っていただけますか?

瀬戸万莉愛 曲を作ったのは、昨年の2月下旬頃でした。そのときにわたしが思っていた心境を~~

(後編へ続く)


TEXT:長澤智典

 

<インフォメーション>


『掴命(カクメイ)』
2月6日 ON SALE

<価格>各¥1,200(税込) 
販売元:コロムビア・マーケティング株式会社発売元:
株式会社ロックフィールド 

<品番>

JKT
Type-A(CD)
QARF-60223
¥1,200(tax in)


JKT
Type-B(CD)
QARF-60224
¥1,200(tax in)


JKT
Type-C(CD)
QARF-60225
¥1,200(tax in)

収録項目
M1
『掴命(カクメイ)』
作詞:瀬戸万莉愛
作曲:うーちゃん
M2
タ『ゼロ距離』
作詞:加山愛純/FUMI
作曲:HIDEKI FUJIKURA
M3
『アイビー』
作詞:織原レイ 
作曲:うーちゃん
M4
『羅針盤』
作詞:hyi
作曲:うーちゃん

SNS
https://twitter.com/noconcept525

 

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