FEATURE

2019.12.15

上月せれな史上最大規模 元旦ワンマンライブに挑む!インタビュー

 

ライブモンスターと呼ばれるほど、ライブには人一倍の想いを持って臨んでいるせれちゅこと上月せれな、今までで一番大きな会場、マイナビBLITZ赤坂でのワンマンライブ開催を控え、経緯や意気込みからライブに対する思い、ファンに対する思いなどをインタビューしてきた。

 

もし私がこの会場でワンマンライブをやったらファンのみんなが喜んでくれるだろうなと思って覚悟を決めました

 

──今回、マイナビBLITZ赤坂で元日にワンマンライブをやるとなった経緯を教えてください。

 

上月せれな(以下、上月):次のワンマンライブをどうするかという話している中で、マネージャーさんから「元日にマイナビBLITZ赤坂を押さえて、ワンマンやろうと思えばできるんだけど、どうする?せれながやりたいっていえばできるんだけど、どうしたい?」って提案をいただいて。本当にやるかやらないかは任せるって言われて、すごく考えて「やります」という答えを出しました。

 

──なにか決め手になったものとかあるんですか?

 

上月:すごく悩みました。今までやったことがないキャパの大きさというのと、元日にワンマンライブというのと。マイナビBLITZ赤坂が2020年になくなってしまうので、同じ悩むのだったら絶対にやったほうがいいと思って。やらなかったとしても誰も責めないし、何も言われることはないけれども、だったらやった方がいいと思い決めました。

 

──なるほど。結構覚悟がいりますよね。

 

上月:本当にものすごく悩んで。今までにないくらいすごく考えて。本当に悩んで、私、悩み事があるとノートとか箇条書きにメリット、デメリットを書き出して整理するんです。でもなんか結局は自分がどうこうという気持ちではなくて、もし私がこの会場でワンマンライブをやったらファンのみんなが喜んでくれるだろうなと思って覚悟を決めました

 

──上月せれな史上、過去最大の会場ですよね?

 

上月:今までの倍のキャパですね。この規模のキャパだと対バンでは見たことあるけど、今回のワンマンで初めて私を見る方もたくさんいると思うので。不安はありますが、そういう意味では楽しみです。

 

──今回のワンマンライブのタイトルが『Giant Killing』ですよね。どんな想いを込めてこのタイトルにしたのですか。

 

上月:毎回のワンマンライブのタイトルを気に入っていて、すごい私に合っているタイトルをいつもマネージャーさんがつけてくれるんですけれども。今回もいくつかあった候補の中からこれだ!っていうタイトルが見つかりました。

 

──『Giant Killing』は何かに向かっていく感じでしょうか。

 

上月:下剋上みたいな感じですよね。本当に今の実力に合ってないほど大きな箱だなと思っているので、みんなで一緒に「箱を埋めてやる」みたいな気持ちで、立ち向かっています。

 

──挑戦って感じですか。

 

上月:挑戦ですね。

 

──たくさんの方に見てもらえるように、面白いことをたくさん企画されていますね

 

上月:はい。まず初めての方でも来やすいように入場無料にしました。サイリウム1万本配布をしたり、新曲を2曲発表したり、企画的なミニアルバムもこの日に2枚発売します。これらの発表を出すたびに「絶対行く」という声が増えてきたり。対バンライブなどでフライヤーを配っているんですけど、それを見て「すごいね」「赤ブリやるんだ、行くよ」という声が、今までのワンマンライブ以上にたくさんあって興味を持ってちょっとでも行こうと思ってくれている人が多いんだなと実感しています。

 

──ワンマンライブで出すミニアルバム2枚はどういった内容ですか?

 

上月:1枚は、私がデビューした当時中学生の頃にリリースした楽曲を20歳になった今、再レコーディングして収録した6曲入りのミニアルバムです。もう1枚は、私の大好きなアニソンをセレクトしたアニソンカバーアルバムです。アレンジも加えているのでアニソンファンの方にも是非聴いていただきたいです!

 

──ワンマンライブで発表する新曲のほうはどうですか?

 

上月:まず1曲が『Giant Killing』という曲名になります。ワンマンライブのタイトルにもなっている曲で、かなり気に入ってます。ひと言で言うと強い曲です。新曲をいただく時は、私の心境とかそのときの状況に合っている曲をいただくことが多くて、今回もそうなっています。歌詞にも注目していただきたいです。もう1曲が『青春ジュール』という曲で、「THE青春」って感じです。スカッとしたさわやかないい曲です。本当にどっちもすごい好きな曲で。今まで自分の曲の中では『道標(みちしるべ)』という曲が一番好きだったんですけど、それを超えてきているぐらい気に入ってます。

 

──おお、それはワンマンライブでのお披露目が楽しみですね。

 

上月:はい!本当にみんなの前で歌うのが待ち遠しいです。どういう盛り上がりになるんだろう、とか考えているとワクワクしています。

 

私のファンは、褒められることしかないので、すごい嬉しいです。

 

 

──ワンマンライブに向けて手応えみたいなものは感じていますか

 

上月:そうですね。今までのワンマンライブ以上にたくさんの声をいただいているので、それが自信に繋がっています。

 

──今回初めてワンマンライブに来るという方が多くなりそうですが、そういう方に対して、「上月せれなのライブってこうだよ」とか、例えば普段からライブで気をつけていることとか、こだわっていることとかありますか?

 

上月:ライブでこだわっていることは、毎回のライブで客席にいる全員と目が合うようにみんなのことをすごく見ています。こだわっている部分はそのぐらいで、毎回毎回、同じライブがないので激しさが違ったり、雰囲気が違ったりとかしているので、私は、ただ楽しい空間を届けたいなと思っています。私のライブは、しっとり聴くというよりみんなで一緒に参加型だと思っているので、みんなが一緒に楽しめる空間ライブになるように心がけています。

 

──その日の会場の雰囲気とかで変えていたりしますか?

 

上月:あります。今日はめちゃめちゃ声を出して、みんなが「ワーッ」って来る日だなと思ったら、自分も「ワーッ」っていって、煽りもガンガン強めに入れるときもあれば、今日は静かに見たい人が多いのかなというときは、じっと見てレスをいっぱいあげるという日もあります。あとはその日の私の気分ですかね(笑)。ステージに出て「今日こういう日だ」と思ったら、本当にまったくいつもとは別な振りつけをしたりします。そこはソロアイドルの強みだと思っていて、グループさんだったら振りやフォーメーションを合わせなければいけないなどあると思いますが、ソロだと柔軟に対応できるので、普段しないところでターンを入れたりしちゃいます。

 

──上月さんは客席の盛り上げ方がとても上手な方だなと思っているのですが、試行錯誤の上であのパフォーマンスができているのかと思いながライブを見させてもらっています。

 

上月:ありがとうございます。ライブでの盛り上げ方は常に考えています。グループだったら役割分担ができるので、他の子が歌っているときに誰かひとりだけ煽れるのですけど、ソロではそれができないので、ここで煽るしかないとか決めています。でもお客さんの雰囲気を見てから言うことを変えたりすることも多いです。とにかくライブを盛り上げたくて、煽り方とかも日に日にどんどん変わっているので数ヶ月前の映像を見るのもすごい嫌です。たぶんファンのみんなの盛り上がりも変わっていっていて。たぶん1週間前とはまた別のものになっていると思いますし。どんどんどんどん楽しくなっていっている気がします。

 

──上月さんのファンの方って、上月さんとファンの関係、ファン同士の関係もものすごくいいと思っているんですけれども、それは上月さんから見ていてどう感じています?

 

上月:ものすごくいい雰囲気だなと思っています。本当に楽しくて、みんな思いやりがあっていい関係だなと思っています。「こうしてほしい」という盛り上がりを言わなくても勝手にしていてくれたり私とみんなのグループみたいな感じになっていますね。みんなでライブモンスターという感じになっています。たぶんみんな、せれちゅを支えようっていう気が強いのかな?とか、私もみんなのことを盛り上げたいという気持ちが強いのでいい関係です。

 

──こういう関係を築き上げてきたんですね。

 

上月:4年、5年かけてこの盛り上がりができたというのもあるんですけれども。思い返してみると最初からこんな感じだった気がします。みんな、穏やかで優しい。

 

──それはやっぱり推しの人柄ですね!

 

上月:ですかね(笑)。

 

──上月さんのファンは、他のアイドルのライブも楽しんで見ている方が多いんですよね。

 

上月:確かに。私の出番の前にすでに疲れている人をよく見ます(笑)。もう汗かいてる、みたいな人もいますし、すごく楽しんでいるんだと思って、それも嬉しいですね。

 

──きっと現場が好きなんですね。

 

上月:そうですね。みんなライブが好き。

 

──それは本当にすごいなと思います。上月さんのファンの方は、ちゃんと対バンだったら対バンライブを全部楽しんで帰っていく方が多いので。

 

上月:対バンで一緒になったアイドルさんとかにも言われます。「せれちゅのファンの方が一緒に盛り上がってくれた」とか「せれちゅの出番のあとはとてもやりやすい」とか言ってもらえます。

 

──結果、上月さんの評判が上がりますね。

 

上月:お!?みんなのおかげで。

 

──やっぱり自分のファンが褒められるは嬉しいですか?

 

上月:嬉しいです!本当に嬉しいです。自分のTシャツを着てどこかで迷惑をかけてしまったら、私もみんなも評判が下がるじゃないですか。1度もそういうことがないし、褒められることしかないので、すごい嬉しいです。

 

──上月さんが出演していないライブでも上月さんのライブTシャツを着ている方見かけますよね。

 

上月:そうなんです。私が出ないライブでも私のTシャツを着ていて。「あれ?」って。あと、よく一緒になるアイドルさんのライブ映像がYoutubeにアップされると見るんですけど、その時に「あれ?私のTシャツいるじゃん」となることあります。

 

──ちょっと話題が変わりますけれども。アニソン縛りのライブや、ワンマンライブでもアニソンのカバーを歌われていたりとかしていますし、ご自身もアニメのタイアップがすごく多いかと思うんですけれども、ご自身もアニメが好きなのでしょうか?

 

上月:大好きなんです。アニメ、漫画が大好きで。私アイドルやりながら、ずっとアニソンを歌いたいなとか、アニソン歌手としても活動したいなって気持ちがずっとあって、ここ2、3年くらいでどんどん大きくなってきて。そうしたら、アニメのタイアップが決まり出したので、すごく嬉しいです。アイドルのファンの盛り上がりとアニソンライブに出た時のアニソンファンの方の盛り上がりって、まったく違うんですけれども、どちらもすごく楽しくて、それをうまくつなげられたらいいな、懸け橋になりたいなと思っています。

 

──同じ曲をやっても盛り上がり方が違ったりすると?

 

上月:違います。同じ曲をアイドルのライブで歌うのとアニソンのライブの歌うのは、盛り上がり方が全く違います。どっちもすごく楽しいんです。だからうまく繋げたいなって思っています。

 

 

──2019年の振り返りと来年2020年の抱負を聞かせてもらえますか

 

上月:二十歳になってお酒が飲めるようになって(笑)。責任がより強くなったなと感じてます。上月せれなとしての活動は、19歳のときよりも20歳のときのほうができることが増えたので、楽しくなってきてます。

 

──具体的には?

 

上月:オールナイトイベントですね。

 

──なるほど。年齢制限がありますものね。

 

上月:そうなんです。二十歳になる瞬間に日をまたぐイベントやったり、できることが増えて。みんなも女性として見てくれて(笑)。みんな大人として接してくるじゃないですか。「ああ、自分で責任持たなきゃいけないのか」と思うと大変ですね。でも上月せれなとしての活動はすごくプラスなことが多いです。でもやっぱり成人なので法律的にも責任が増えましたし、未成年の時よりもいろんな場面で考えることが増えました。

 

 

──高校生の時から活動されているので「もう二十歳なんだ」という印象です。

 

上月:来年、成人式なのですが、先日、成人式の前撮りしました。その前撮りのために髪を長くしたくてエクステをつけたんです。それをつけたときのツイートのほうが、誕生日の「二十歳になりました」てツイートよりも反応良くて面白かったです。

 

──ずっとショートヘアで元気なイメージが強かったので、エクステ付けてロングヘアになったら、全く印象が違いましたね。

 

上月:確かにエクステ付けた時の反応がすごく良くて。もともとおへそくらいまで長かったのですけど高校1年生の時にバッサリ切ったんです。そこからずっとショートだったんです。だからエクステをつけたら高1の時のようになるかと思ったのですけど、その頃よりも顔も変わっているので、今の顔でロングはそれもいいなと思いました(笑)。それにロングヘアでフライヤー配りをしていても、配って名前を見るまで「え?せれちゅ?」みたいに、気づかれないことが多かったです(笑)

 

──それだけ短い髪の毛の印象が強いってことですね。

 

上月:強いですよね、きっと。ロングだとみんな、少しよそよそしくなって照れてました(笑)。たまにやるからいいですね。

 

──では、改めてワンマンライブに向けてのメッセージをお願いします。

 

上月:やりますと発表してからビックリするくらい早いペースで準備がどんどん進んでいます。サイリウム1万本配布や、新曲2曲発表とか、ミニアルバムが2枚出ますとか。本当にいろんなことが進んでいます。このワンマンライブを発表するまでは、不安というよりも恐怖が強かったんですけれども、発表してからは楽しみの方が強くなってます。心配なこともありますが、楽しくなりそうだなという思いの方が強いです。きっと本当に楽しいワンマンライブになると思います。2020年のとてもいい始まりで、私が前に進むためにも、みんなと一緒に上がっていくためにも本当にいい日なんじゃないかなと思っているので、ぜひ遊びに来てください。

2020年は、みんながビックリするような大きな発表ができたらいいなと思っていますし、前向きな気持ちが強いので、いい年になるんじゃないかなと思っています。まだみんなに発表できないとても良いお知らせもあって早く言いたいです!ぜひ2020年もついてきてください!

 

 


 

公式サイト:http://serechu.com/

公式Twitter:https://twitter.com/Serena_Kozuki

 

<information>

 

上月せれな

2020年1月1日(水・元日)
上月せれな 9thワンマンライブ『Giant Killing』
会場:マイナビBLITZ赤坂
時間:14:00開場/14:30開演/18:00終演予定
料金:入場無料!(1ドリンク代別)

特典付きチケットはイープラスにて発売中!
https://eplus.jp/sf/word/0000068685

◆Aチケット(2000円)
・ノスタルジックミニアルバム付き
・アニソンカバーミニアルバム付き
・振り袖チェキ付き

◆Bチケット(1000円)
・ノスタルジックミニアルバム付き

◆Cチケット(1000円)
・アニソンカバーミニアルバム付き

 

 

2019年12月22日(日)
せれちゅPresents無銭スリーマン企画
『3WAY CIRCUS』
会場:新宿FATE
時間:11:30開場/11:50開演
料金:入場無料(1ドリンク代別)
出演:上月せれな / 黒は着ない。 / NEO BREAK

2019年12月24日(火)
谷尻まりあ×上月せれな XmasツーマンLIVE
会場:新宿FATE
時間:19:00開場/19:30開演
料金:前売り500円/当日1000円(1ドリンク代別)
出演:上月せれな / 谷尻まりあ
予約サイト:https://tiget.net/events/71845

 

他、詳しくは上月せれな公式サイトへ
http://serechu.com/schedule/

 

 

取材:もりたはぢめ

 

 

 

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