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2023.09.13
d-trance

最初で最後になるかも知れないこの機会だからこそ思いきり楽しみたいし、見てくれるみんなともずっと残る楽しい想い出を作っていきたいからね。 d-trance インタビュー

 10月2日にZepp Shinjukuで行われるd-girlsの10周年記念公演「d-girls 10周年記念単独公演2023@Zepp Shinjuku」。同公演のゲストとして、d-tranceとJelly Kissの参加が決定した。d-tranceは、2022年11月25日にも、メンバーのyoshimiこと杉本よしみの活動15周年に花をそえるために限定復活。今回も、d-tranceのメンバーだった杉本よしみが現在活動しているd-girlsの10周年を祝うため、限定復活を果たす。今回のメンバーは、yoshimi、chie、ayana、yukoの4人。ここへ、chie、ayana、yukoのインタビューをお届けしたい。

 

1

――d-tranceは、昨年の11月25日にyoshimiさんのデビュー15周年を祝うために主催したイベントにもゲストで出演。今回は、あのとき以来のライブになりますね。

ayana  あのときは、yoshimiはもちろん、わたしとyukoはステージに立っていましたけど…。

chie  わたしは、あのときのライブには参加していないから、d-tranceとしてステージに立つのは約12年ぶりになります。

――12年ぶりって、どんな心境なのか想像がつきません…。

chie  もう、過去の記憶を辿って思い出すのが難しいくらい、完全に前世の気持ちです(笑)

ayana  うちらも、前回の復活のときはだいぶ間が空いての公演だったから、思い出すのに必死でした。今回、公演自体は約10か月ぶりになるけど、あの当時の記憶がまだあるから、本番の日までにはきっちり仕上げようと思っています。

――ふたたびd-tranceでステージに上がることになったとき、どんな気持ちでした?

ayana  今回の会場が、Zepp Shinjukuという大きな場所じゃないですか。だから、プロデューサーのでんちゅうさんから声をかけられたとき、最初は悩みましたけど。前向きな思いを持って声をかけていただけたわけだし、d-girlsのワンマン公演を盛り上げてゆくお手伝いが出来るならという気持ちを持って、わたしは参加の返事をしました。でも一番大きかったのが、chieちゃんが「参加する」と聞いたこと。本当に久しぶりに一緒にやれる機会になるから、「やります!!」と前向きに返事をしました。

yuko  わたも同じ気持ちだったけど、こうやってレッスンをしてるにも関わらず、出るかどうするかをまだ悩んでいるからね。

ayana  そこはもう悩まないで(笑)。

yuko  今回の参加メンバーを聞いたとき、前回もそうだったけど、「このメンバーでのd-tranceのライブをやる機会って、今回を逃したら、今後もうないかも知れない」と思ったことが、参加へ気持ちが傾いた大きな要因にはなっています。もし、その先にまた機会があったとても、自分自身がベストな姿でライブに挑めるのかは正直わからないじゃないですか。そう思ったら、「わたしにとっては今回が最後かも知れない」と思えたし、何よりyoshimiが「今回のワンマンは、d-girlsの10周年を祝うお祝いだからさ、お祭り気分で楽しんでいこっ!!」と言ってくれた。その言葉を聞いて、「最後かも知れないとかグズグズいうんじゃなく、この機会を楽しもう」という気持ちになれたことから、わたしもここ(d-tranceのレッスン会場)にいます。

5

ayana  だって、この4人のd-tranceとしてフテージに立つのってすっごい久しぶりになるはもちろんだけど。この4人での活動期間自体が短かったからね。

yuko  chieちゃんが加入した3か月後には、わたしがd-tranceを卒業しちゃったから。この4人のd-tranceとしての活動は、実質3か月くらいだからね。

chie  この4人での活動期間は短かったけど、その間にCD『ALIVE』を発売するなど、けっこう濃い時間も過ごしてたけどね。

ayana  確かに。d-tranceとして活動してきた中、この4人のd-tranceとしての歴史はとてもレアな時期だったのかも知れない。

yuko  この4人での時期が本当に短かったからこそ、こうやって一緒に出来ることが感慨深いんですよ。

chie  わたしなんか、まさか声がかかるなんて思ってもいなかったからね。声をかけていただけたときは「まさか!!」という嬉しかった気持ちもあったけど。アイドル活動を卒業した理由が、怪我をして身体がボロボロになったからなので、だいぶ期間は経ったとはいえ「しっかりとしたライブが出来るのかな?」という不安も正直ありました。「今のわたしが出て、大きな舞台の邪魔にならないか」という気持ちもありつつ。でも、自分の中に「この機会を逃したら、もう二度とステージに立つチャンスはない。これが本当に最後かも?!」という気持ちがあったから、どうしても出たくて、わたしは参加の返事をしています。
  他のメンバーもそうだと思うけど。わたし、d-tranceに強く思い入れがあったから、こうやって1日だけでもd-tranceのメンバーとして活動できるんだと思えるだけで、今も泣けてしまいます。さっきもレッスンしていたけど、練習している時点でウルウルきちゃって、込み上げてくる涙を抑えるのが大変でした。

2

――d-tranceと言えば、グループアイドル創世記を中心に担ってきた伝説の存在。そう受け止めている人たちもいるからこそ、今回の復活に期待をする人たちも多ければ、伝説のグループの姿を初めて見ることへ期待を寄せている人たちもいると思います。

ayana  そこは、確かにプレッシャーだよね。まして、伝説のd-tranceとか言われちゃうと…。

yuko  そのプレッシャーもあって、なかなか「うん」とは返事出来ずにいるんだよね。だって、「伝説」という言葉を信じて期待して観に来たら、「えっ??何こいつら」となったらどうようと思って。でも、それも含めて楽しもうかなと思ってる。

ayana  こうやってメンバーが顔を合わせて集まるまでにも、それぞれに悩み葛藤した気持ちはきっとあったと思う。でも、「もう1回みんなでd-tranceとしてライブが出来るんだ」という気持ちがグッと背中を押してくれたし、今も現役でアイドル活動を続けているyoshimiちゃんがいっぱい前向きな言葉をかけてくれたからこそ、「うちらもやろう、お祭りだー」と、前向きな気持ちにさせてもらえたからね。

chie  そう、yoshimiちゃんが「今回はお祭りだから」という言葉を積極的に使ってくれたからこそ…。

yuko  うちらの気持ちも楽になれたからね。

――当日は、この4人の時期のd-tranceが中心にしていた楽曲が軸になるのでしょうか?

ayana  そういう曲たちもあれば、「d-tranceと言えば」という言葉からみんなが思い浮かぶ曲たちが中心になると思います。d-girlsも、d-tranceの楽曲をアレンジして歌っているけど。うちらは、d-trance時代のスタイルに近い形でお届けしていく予定です。プロデューサーも、「音的な面で時代に寄せる面もあるけど、なるべくオリジナルに近い形で曲は仕上げる」と言っていましたので。

3

――ゲスト出演とはいえ、d-tranceがZepp Shinjukuのステージに立つって、なんか感慨深いものがありますよね。

chie  まさかのZeppですよ。あんな大きい場所に立てるのも、yoshimiちゃんや、プロデューサーのでんちゅうさんが与えてくれたものだからね。

ayana  自分が想像していた人生の中にはなかった出来事だから、まさか、想像以上の経験が出来ることになるなんてね。

yuko  d-girlsが、頑張って頑張ってたどり着いたZepp Shinjukuというステージに、わたしたちがお祭り気分で出ちゃって大丈夫かしらっていうのもあるけど…。

chie  でも、yoshimiちゃん自身が、お祭り気分で楽しもうとしているし、私たちも、もしかしたら最初で最後になるかも知れないこの機会だからこそ思いきり楽しみたいし、見てくれるみんなとも、ずっと残る楽しい想い出を作っていきたいからね。

ayana  そうだね。まずは、うちらが楽しまないとね。その日、初めてd-tranceを見る方にもその気持ちが伝わって、「d-tranceのライブ、楽しかったな」と、お互いの気持ちを共有していけたら、それが一番だからね。そこでまた、d-tranceのライブって楽しいなと思えたら…。

yuko  またライブをやりたくなれば、CDだって作りたくなっちゃう??この先のことは何も決めてないから、正直、未来のことなんてわからないけど…。

chie  どうなんだろうね。今は、「この日がステージに立つのは最後」という思いを持って向かうから、とにかく、悔いを残すことなくライブ楽しみたいし、楽しむつもりです。

4

――改めて、一人一人10月2日の公演へ向けての意気込みをお願いしても良いですか。

yuko  今は、本番を思いきり楽しむための準備をしっかりして挑もうかなという気持ちです。これからレッスンの回数も増えるからこそ、しっかりと体制を整えたうえで、本番を楽しむのはもちろん。お客さんたちを、煽り倒したいです。

ayana  今は、当日へ向けての楽しみと緊張、両方の気持ちがあります。いや、今はまだドキドキ緊張している気持ちのほうが強いけど。本番までにしっかりと準備をして、当日は心地よい緊張も持ちながら。ワクワクする気持ちをもっともっと大きく膨らませ、本番は、みんなで楽しんでいけたらなと思います。

chie  わたし、声をかけていただけたときから、今も、これが現実なのか夢なのかわからない気持ちでいます。それくらい、d-tranceのメンバーとして出演できることが、わたしにとっては本当に嬉しいこと。このメンバーでまた一緒にステージに立てることや、ライブでお客さんたちと一緒に盛り上がる姿を想像するだけでも緊張しますけど。当日は、とことん楽しもうと思っています。
  わたしがd-tranceのために書いた曲の歌詞の一節に、「何年経ってもこの日を思う そんな今日を一緒に作ろう」という歌詞があります。わたしは、その気持ちでd-tranceのライブを楽しみたいです。

yuko  d-tranceのライブは楽しいしかないからね。

chie  むしろ,、疲れきるくらい弾けて、楽しんでほしいです。

ayana  ぜひ、一緒に汗を流して踊りましょう!!!!

chie  お客さんたちも煽ってくるから、うちらも、そこは負けられないよね。

ayana  バトルだよね。また一緒に、この日バトルしあいましょう!!!!

6

 

TEXT:長澤智典


 〈イベント情報〉
d-girls 10周年記念単独公演2023@Zepp Shinjuku
開催:2023年10月2日(月)
時間:開場 17:30 / 開演 19:00
会場:Zepp Shinjuku
出演:d-girls
ゲスト:d-trance,Jelly Kiss
料金:前売り券:4,000円/当日券:5,000円(別途入場時ドリンク代) 

TIGET予約はこちら(9/1 21:00~10/1 23:59迄)
https://tiget.net/events/267816
            
■d-trance
yoshimi、chie、ayana、yuko

■Jelly Kiss
希ノ瀬あやな、月野りょうこ、白玉さゆり、音宮なつめ、喜屋武里奈 

 

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