8月8日に、最新両A面シングル『Sunshine/幸せを運ぶうさぎ』を発売する東京CuteCute。9月9日のキュートキュートの日には、横浜1000CLIUBでのワンマン公演も決定中。彼女たちが、最新シングルの魅力について語ってくれました。

(1回目は、こちらから)

弥彦村の中で"うさぎ"は神のような神聖な存在です。

――もう一つのA面曲『幸せを運ぶうさぎ』は、諸橋姫向さんが生まれ育った新潟県弥彦村にある、彌彦神社に伝わるうさぎの伝説をモチーフにした楽曲だそうですね。まずは、この曲が生まれる背景から聞かせてください。

諸橋姫向  おっしゃられたように『幸せを運ぶうさぎ』は、わたしが生まれ育った新潟県弥彦村にある、彌彦神社に伝わるうさぎの伝説を題材にしています。弥彦村の中で"うさぎ"は、神のような神聖な存在。村の中でうさぎを見つけると幸せになるという言い伝えがあれば、うさぎを象ったお菓子を販売するなど、弥彦村と深い繋がりを持っています。
  わたしは、以前から新潟でアイドル活動をしていました。わたしは地元が大好きで、地元でアイドル活動をしていた頃から積極的に弥彦村のことをアピールしていたら、地元のPR大使としての役目をいただければ、上京した今も、地元の魅力をいろんな人たちに知ってもらおうとアピールしています。そういう流れから、地元の魅力をプロデューサーに話したところ、「じゃあ、弥彦村に伝わるうさぎの伝説を題材にした歌を作ろうか」と言ってくださり、今回の楽曲が生まれました。嬉しかったのが、『幸せを運ぶうさぎ』のMVを地元の弥彦村や彌彦神社で撮影できたこと。自分が生まれ育った地元で、しかも、パワースポットとして有名な彌彦神社で撮影を行える喜びはもちろん。MVを通して、多くの方々に弥彦村の魅力を伝えられたのも、すごく嬉しいことでした。

奈良怜那  私たちも、新生東京CuteCuteとして初めてのMV撮影が『幸せを運ぶうさぎ』だったし、それをメンバーの生まれ故郷で撮影できたことは、すごくいい想い出になりました。

越智あいり  神聖な神社でMVを撮影するって、なかなか経験の出来ないことだからね。しかも彌彦神社は、パワースポットとしても有名なところ。私たちも撮影中は、そのパワーを身に受けながら撮影をしていました。

――沙空さんも新潟県出身ですよね。弥彦村に行ったことは??

小見山沙空  何度かあります。彌彦神社はパワースポットとしても有名な場所だから、わたしもパワーをもらいに行ったことがあります。ただ、弥彦村のお店は閉まるのが早いんだよね。

諸橋姫向  そう、夕方の5時には大体のお店が閉まってしまいます。コンビニへ行くにも、車がないと移動できないくらいの環境です。

小見山沙空  だから弥彦村へ行くときは、朝の9時頃には着いて、そこから日中、いろんなところを巡りながら満喫し、夕方の5時頃には地元へ帰るという流れで楽しんでいました。

――メンバーの地元へ行くのって、どんな感覚でした?

西萌葉  東京や関東近郊以外に足を運ぶ場合、名古屋や大阪はライブをしに行くことも多いから、大阪出身のあいりちゃん自身は地元への凱旋意識があったとしても、私たちはメンバーの地元に行くというよりも、ライブ遠征の一環として向かう場所という感じでいますけど。新潟にライブをしに行くって、なかなか無いじゃないですか。東京CuteCuteは、新潟出身のメンバーが2人いることから比較的新潟にはライブをしに行っているほうですけど。こうやってMVの撮影のために新潟に行くのは、なんか不思議な感覚がありました。

上水口姫香　弥彦村は緑が多く、すごくリフレッシュ出来る環境だったから、そこも良かったです。

『幸せを運ぶうさぎ』を歌うたびに感情が揺れ動き、泣きそうになります。

―― 『幸せを運ぶうさぎ』の魅力も，ぜひ語っていただいても良いですか?

西萌葉  『幸せを運ぶうさぎ』は、弥彦村の伝説を元にした歌ですけど。歌詞は、故郷のことを重ねながら聴ける内容ですし、自分にとって大切な人のことを思って聴くと、本当に胸に染みる歌だとも実感しています。ぜひ、大切な人や、大事にしている故郷のことを思いながら聴いてください。

上水口姫香  ほんと、そうだよね。わたしも、姫向ちゃんがメンバーに加わるまで弥彦村のことは知りませんでした。『幸せを運ぶうさぎ』は弥彦村を舞台にした歌ですけど。わたしは、家族や友達、ファンの人たちなど、自分にとって大切な人たちへの感謝の気持ちを伝えていける歌だと感じました。ライブで歌っていると、涙目になりながら聴いてくださる方々もいます。それくらい、歌に触れた人たちが感情移入していける曲だし、みんなの胸にもこの歌が響いたことがすごく嬉しかったです。わたしは大切な人たちに「ありがとう」の気持ちを伝える歌として受け止めていますし、とても良い楽曲にめぐり合えたなと思っています。

諸橋姫向  わたしの中にある地元が大好きという気持ちから、こんなにも素敵な楽曲を歌わせていただくことへ繋がりました。人それぞれ、大切な人って違うじゃないですか。わたしにとって大切な人は、応援してくださるファンの方々。だからこそわたしは、地元を思ってと同時に、わたしがファンの人たちに幸せを運ぶ存在になっていきたい思いを持って『幸せを運ぶうさぎ』を歌っています。ファンの方々も、幸せを運ぶ存在として東京CuteCuteのことを受け止めてくれたら嬉しいです。

――地元の人たちの、『幸せを運ぶうさぎ』についての反響はどうでした?

諸橋姫向  嬉しかったのが、地元の若い人たちから「この曲で、地元にそういう伝説があったことを知った」という声をいただけたことでした。わたしも、伝説のことはなんとなく耳にしながらも詳しくは知らなかったから、こうやって楽曲を制作したことで、地元に根ざした伝説のことをより深く知る機会になりました。弥彦村の中、この歌が改めて地元の魅力を深く知ってゆくきっかけになっていけるなら、そんな嬉しいことはないと思っています。

小見山沙空  わたしは弥彦村のことを知っていたから、初めて『幸せを運ぶうさぎ』を聴いたときに、頭の中に弥彦村のいろんな景色が見えてきました。わたしも、新潟県で生まれ育ったからこそ、新潟の方々の温かさをずっと感じてきました。『幸せを運ぶうさぎ』は、人の持つ感情の温かさを歌にした楽曲。歌いながら、いろんな気持ちが溢れでてくるところも、この曲の大好きなところです。

奈良怜那  わたしは青森県出身で、夢を追いかけて上京してきました。わたしも『幸せを運ぶうさぎ』を歌うときは、わたしの生まれ育った青森での想い出や景色と重ね合わせれば、同時に、応援してくださる方々の姿も歌詞に重ねあわせています。わたしが歌に込めた感謝の思いがみなさんにも伝わったら、わたしも嬉しく思います。

――怜那さんも、地元でライブを行いたい意識は…。

奈良怜那  すごくあります!!いつか青森でのライブも叶えたいです!!

天羽リリ  わたし自身がアイドルとして表現している立場だからなおさらそう感じるのかも知れませんけど、『幸せを運ぶうさぎ』はすごく自分の胸に刺さる楽曲です。理由としてあるのが、ファンの人たちに感謝の気持ちを伝えられる歌であり、わたしを応援し、支え続けてくれている親への感謝を伝える歌でもあるからです。アイドルという立場だからこそ感じているいろんな思いを詰め込み、伝えていける楽曲だと、わたしは『幸せを運ぶうさぎ』を受け止めました。もちろん、アイドルじゃない人たちが聴いても、自分と重ねあわせられる思いがいろいろ記されているから、いろんな気持ちを感じてもらえると思います。

越智あいり  わたしは大阪出身で、東京に出てきてアイドル活動を始めてから今年で10周年になります。わたしが夢を追いかけ一人で上京するとき、その背中を押したことも、当時の両親にとっては大きな決断だったと思います。
 上京して以降も、この世界は簡単に夢をつかめる場ではないからこそ、わたしもいろんな苦悩を重ねてきました。だからこそ、『幸せを運ぶうさぎ』に込めた歌詞がすごく心に刺さるんでしょうね。姫向ちゃんがどれだけ地元を愛しているのかもわかるし、自分たちのことを応援してくれるファンの人たちや家族に伝えたい気持ちも、この曲には詰め込まれています。それもあって、わたしは『幸せを運ぶうさぎ』を歌うたびに感情が揺れ動き、泣きそうになります。
  わたしはとくに、いろんな苦労を重ねながらここまで歩み続けてきました。正直、上手くいくことよりも、上手くいかないことのほうが多かったと思います。でも、東京CuteCuteのメンバーとして活動を始めたことで、今もすごくいい経験をさせていただいているなと感じています。正直、叶えたい夢も、叶ってない夢もまだまだあるし、中には、叶うかどうかわからない夢だってあります。でも、この曲を歌うと、家族やファンの方々のことを身近に感じられるし、絶対に頑張る気持ちにもしてくれる。だからわたしは、『幸せを運ぶうさぎ』を歌うたびに涙ぐんでしまうんだと思います。

東京CuteCuteの歴史を語る承認者の一人になってくれたら嬉しいです。

――9月9日には、横浜1000CLIUBを舞台にワンマン公演も決定しています。やはりキューキュートの日は…。

西萌葉  東京CuteCuteにとって、9月9日は大切な日。毎年ワンマンなど、グループにとっても大切になるライブをやってきました。とくに今年は、東京CuteCute史上一番大きな会場でのワンマン公演になります。

越智あいり  これまでにもワンマン公演は何度も重ねてきましたけど、1000人を超える会場でのワンマン公演は初めてになります。この日のワンマン公演はとくに、今後の東京CuteCuteの未来へも繋がる大切なライブになります。この日の公演を通して、私たちは新たな未来へ進むための大切な歴史の一歩を、この日に記すつもりで挑みます。だからこそみなさんにも、その姿を見ていただき、東京CuteCuteの歴史を語る承認者の一人になってくれたら嬉しいです。とにかく、みなさんが楽しんでいただけるライブにしていくから、ぜひ観に来てください。

TEXT:長澤智典