FEATURE

2023.07.22
真っ白なキャンバス

今年の夏は、この曲たちと一緒に真っ白なキャンバスも駆け抜けていきます。『Bye My Summer』が、”夏の定番曲”になれたら…。真っ白なキャンバス インタビュー 

この夏を熱狂で彩るに相応しい、 真っ白なキャンバスの最新EP『Bye My Summer』が7月25日に発売になる。同作品の魅力や、メンバーそれぞれの「○○の夏」という話を、ここではいろいろと語っていただいた(西野千明は欠席)。

 

どんな体型になってもファンの方々はかならず「かわいいね」と言ってくれるんですよ。そこが優しいですよね。

 

―― 最新ナンバー『Bye My Summer』の中、「君がいる夏」と歌っています。みなさんの想い出の中にある「○○の夏」について聞かせてください。

鈴木えま 「食欲の夏」…です。夏になると体力を使うからか、いつもよりも食べすぎて太りそうなっちゃう。たから、食べ過ぎないように気をつけています。わたしの場合、季節に関係なく食欲はあるんですけど(笑)。とくに夏は、食べすぎないように心がけています。

――でも、体力を使うとカロリー補給したくなっちゃうからね。

鈴木えま そうなんです。それに喉も乾くから、普段、ジュースはまったく飲まないけど、夏場は喉が乾くからジュースも飲んじゃいます。それで余計なカロリーを稼いでしまうのかも知れないです。

浜辺ゆりな わたしもえまと同じで、気を抜くと食べすぎてしまうから体重管理はけっこう気をつけています。ただ、うちのメンバーみんな痩せすぎだから、そこに比べてしまうと…。最近では、パピコのように2個付いているものを買ったとき、一個はメンバーに分けています(笑)。

小野寺梓 わたしはその逆。昨年,わたしは初めてソロの写真集を発売しました。その撮影が9月と決まっていたから、昨年の夏は「身体を絞る夏」を過ごしました。結果、大人になって以降、一番体重が最低を記録。本当に頑張ってダイエットをした夏になりました。

――どれくらい落としました?

小野寺梓 真っ白なキャンバスへ加入したときの体重を基準にするなら、そのときから7kg落としました。ただ、さすがに落としすぎかなと思ったから、そこから徐々に体重を戻し始めました。ただし、半年後に6kg戻ってしまい、「このまま戻しすぎたらヤバい」となって、そこから3kg落として今があるので、結果、加入時から比べたら4kg減の体重になっています。

三浦菜々子 その体重の管理の仕方、なんかアスリートみたいだね。

小野寺梓 ベストな体重がどこかが難しい(笑)。痩せすぎて不健康になるのも違うし、太りすぎても良くないし。だけど、どんな体型になってもファンの方々はかならず「かわいいね」と言ってくれるんですよ。そこが優しいですよね。

――たとえ、ムチムチな身体になろうとも?

小野寺梓 きっと、「かわいい」と言ってくれると思います。(笑)。どんな体型になっても全部「かわいい」と言ってくれる、その言葉に甘えちゃいけないのはわかりますけど。でも、いつも「かわいい」と声をかけてもらえるのはモチベーションが上がるから嬉しいです。体重の話でいうなら、菜々子も痩せたよね。

三浦菜々子 わたしの場合、「落とそう」として落としたわけではなく、夏場になると食欲が落ちてくるから、気付いたら体重が減っていたことが多いです。今年も、6月の時点で4kg落ちれば、7月頭の週末から夏フェスがスタートし、真っ白なキャンバスもフェスへ参加しましたけど。その2日間で1kg痩せました。

わたしの場合、毎年夏になると自然と体重が落ちていく傾向はあります。ただ、あまりにも落としすぎると健康に悪いから、たとえ食欲が落ちようと、そこは上手く管理するように心がけています。

麦田ひかる わたしは、「睡眠の夏」です。と言っても、いつの季節も寝ているんですけど(笑)。夏は太陽に当たると余計に眠くなるから、つい、どこでも寝てしまいます。家にいても、いつも以上に深い眠りにつけるから健康には良いのかも知れないけど。ただ、お仕事の日に二度寝してしまうと…怖いです(笑)。

――たまに遅刻してしまうこともあったり?

橋本美桜 以前はそんなときもあったけど、最近は遅刻することなくなったよね。

麦田ひかる 一瞬、ヤバくなるときもあるけど(笑)、そこは頑張ってます。

――休みの日は、どれくらい寝ています?

麦田ひかる 1日中、部屋でずっと寝ています。休みの日は、一度寝たら立たないです(笑)。1日中寝っ転がって過ごしています。

――目が覚めていても?

麦田ひかる 寝ながらスマホを見ています。でも、ほとんどの時間寝ています。なんか、頭の中で夢のことを考えていると、気付いたら寝ちゃいます。きっと、無限に眠れます(笑)。

浜辺ゆりな わたしは、「踊る夏」です。わたし、学生時代はダンス部に所属していたから、夏に限らず、一年中ずっと踊っていたんですけど(笑)。アイドルになった今も踊っていれば、アイドルのライブと言えば夏フェスじゃないですか。毎年、夏フェスに出ては野外でガンガン踊っているから、わたしの中では「踊る夏」という印象が強いんだと思います。今でも踊るのが大好きだから楽しいし、今年の夏もずっと踊っていたいです。

橋本美桜 わたし、中学時代に卓球部に所属していました。これは中学3年生のときの夏の想い出になるんですけど。卓球部に入って間もない頃に出た大会で、わたしはボロ負けしたことがありました。その相手と中学3年生のとき、全国大会への進出がかかっている試合でふたたび当たりました。わたし、そのときに昔の記憶が甦ってきて萎縮してしまったのか、またも負けてしまいました。だけどその後、負けた相手のいる学校との練習試合のとききに、その相手にストレート勝ちをしたときは、わたしも成長したなぁと思えました。なので、わたしの中には「卓球の夏」という想い出があります。

――部活動は、かなり厳しかった?

橋本美桜 最初はそんなことなかったんですよ。わたしは、週3回くらいしか練習がないという理由で卓球部を選んで入ったんですね。だけど、コーチが変わったとたん練習が毎日になり、内容もスパルタ式になって。それからが本当に大変でした。4階まである学校の階段を、1階から4階までの”階段ダッシュ”を往復で100本目標とかめちゃめちゃハードな練習でした。

――今振り返ると、それもいい経験になりました?

橋本美桜 結果的には、そうなりました。わたし、もともと運動をするのが嫌いだったけど。卓球部で鍛えられたことで根性がつけば、あのときの頑張りがあったから、こうやって今、アイドル活動でも頑張れています。

三浦菜々子 わたしは「引き籠もりたい夏」です。わたし、本当に夏が苦手。中学時代はテニス部だったから、野外での練習は当たり前。おかげで夏はすぐに熱中症になり,よく倒れては救護室に運ばれるなど、保健室の先生とめちゃめちゃ仲良くなるくらいお世話になっていました。当時はみんな、身体が成長したら熱中症も克服できるよと言っていましたが、結局、3年生になり部活を引退するまで、その症状が改善することはありませんでした。今でこそ、中学時代に比べたらタフにはなりましたけど。

それでも、夏フェスなど野外での夏のライブはすぐにバテちゃうから、わたしは冬に冬眠するのではなく、「夏に冬眠したい」です(笑)。

――アイドル活動に夏フェスはつきもの。これからの季節は大変じゃない?

三浦菜々子 もちろん、夏フェス自体は楽しいし、わたしも夏フェスが大好きだから、そこは暑さ対策をしながら頑張ります。野外でのライブといっても、私たち出演する側は、太陽の陽射しを浴びるのは自分たちの出番だけじゃないですか。ファンの人たちは、ズッと野外にいますよね。とくに日陰のない会場のときは、本当にみんなのことが心配になります。顔を真っ赤にしながらも楽しんでいるファンたちの姿を見るたびに、「お願い、日陰を与えてください」と思っちゃいます。ファンのみんなが夏フェスを楽しむ気持ちは本当に尊敬しますけど、熱中症にならないようになど体調には気をつけてください。

 

わたしも『Bye My Summer』は、学生時代を舞台にした歌だと感じました。

 

――最新EPに収録した『Bye My Summer』を聴いて感じたのが、これはファンの人の気持ちを歌っているのかな??ということでした。

小野寺梓 わたし自身がアイドル好きだし、自分の人生がアイドルで形成されているから、わたしも『Bye My Summer』を最初に聴いたときは、推しの人の気持ち??と思いましたけど。わたしの中で『Bye My Summer』は、聴いた人によっていろんな解釈のできる歌という捉え方ですし、聴いた方それぞれ自由に受け止めて楽しんでほしいです。

橋本美桜 自分も、アイドルファンの人との関係を歌った曲かなと思いました。捉え方は何であろうと、「ほんといい歌詞だなぁ」と受け止めています。ファンの人たちも「すごくいい曲だね」と言ってくれている、その言葉も嬉しいです。

鈴木えま わたし、青春の歌って感じがしました。わたしは、学生の青春を歌った曲として捉えています。『Bye My Summer』は、みんなでタオルを振り回しながら一緒に騒げるタオル曲。ライブでは、みんなでタオルを振って楽しみたいです。

浜辺ゆりな わたしは、『Bye My Summer』を聴きながら親友の姿を思い浮かべていました。わたしも舞台は青春時代というか、学生の頃。いつも一緒に過ごしてきた子が、突然、自分のもとから夏に去ってしまい、そこからは自分一人の夏をすごして…と、捉えました。

三浦菜々子 わたしも初めて聴いたときは、「アイドルやファンの人の気持ちかなぁ」と思いましたけど。わたしも、ゆりなの言った関係をすごく想像していました。わたし、昔から仲の良かった子と別れる経験を何度かしてきました。とくに学生の頃は、親友が転校することで離ればなれになる経験が何度もあったんですね。そういう経験を繰り返しながら成長してきたし、アイドル活動を始めてからも、仲の良いメンバーの卒業だって経験をしてきたので、『Bye My Summer』の歌詞を読みながら、そういう経験も思い返していました。MV(https://www.youtube.com/watch?v=FHn6Kwb2c9w)では学校を舞台にした物語のような内容になっています。映像の中の姿と『Bye My Summer』を重ねながら、いろんな想像を巡らせて楽しんでください。

麦田ひかる わたしも『Bye My Summer』は、学生時代を舞台にした歌だと感じました。「衣替えからワクワクしたはしゃいじゃった」という歌詞があるように、中学生だったその子は、衣替えの時期の高校の先輩の姿に憧れを抱きます。そこから、先輩と同じ高校へ進学。憧れの先輩のことを中心に高校時代を過ごしていくんですね。だけど、高校3年生の夏の時期に、先輩が留学のために学校からいなくなってしまいます。そこから一人になってしまった女の子だけど、「一人になって やっと気付いた 僕の夏は僕だけのものだよ」という歌詞のように、自分なりに夏を楽しもうとしてゆく。そんな風に想像をしていました。歌詞って、歌うたびに意味の捉え方に変化が出たり、解釈が深くもなっていくんですね。だから、最初は先に言ったような捉え方をしたけど。これからどんな風に自分なりの解釈が変わっていくのかも、わたしは『Bye My Summer』を聴くうえでの楽しみ方にしています。

 

2人が真っ白なキャンバスに帰ってきた日に新作をリリースすることや、プロデューサーの思いもあって、今回、”むぎえま”が生まれました。

 

――ひかるさんとえまさんは、今回”むぎえま”というユニットを結成し、『プロテア』を歌っています。

小野寺梓 真っ白なキャンバスを立ち上げたときから、プロデューサーが、「タイミングを見て、いつかグループ内ユニットして”むぎえま”をやりたい」と言ってました。その夢が、今回実現した形です。

鈴木えま それが嬉しいよね。歌詞を書いてもらうときにもね…。

麦田ひかる 「2人のことを教えて」って言われたから、それぞれのことや、お互いの関係性などをいろいろと箇条書きにしてプロデューサーさんに渡したら、『プロテア』の歌詞になりました。

――ひかるさん、『プロテア』の歌詞の中、「えまさんらしいなぁ」と感じる歌詞があったら教えてください。

麦田ひかる いろいろあるんですけど、「ありのままでいい(そのままで) 自分らしくいよう(らしく) それがすごく自然でいい」は、まさにって感じ。「目じゃなくてハートで 世界を見てもいいの」もそうだし、えまと小野ちゃん(小野寺梓)は雲の上に住んでいる人だから、「雲の向こうがわ」の言葉もえまっぽいなと思ったし、いろいろと出ています。

――逆に、えまさんから見たひかるさんらしい歌詞はどの変になります?

鈴木えま わたしもいっぱい書かれているなと思ったけど。とくに「ユニコーン信じる君 ペガサスにのりたいらしい」や「虹の彼方からハロー とびたっていくのです」は、よく「空を飛びたい」と言ってるから重なる部分です。

――ユニット活動、楽しんでいます?

鈴木えま 楽しいです。”むぎえま”はグループで活動をするときとは曲調も、振りも、雰囲気も違うから新鮮で楽しいです。『プロテア』はみんなで踊れる振りもあれば、踊っていると楽しくなるから、”むぎえま”としてライブで歌ったときはそういう姿も見てほしいです。

橋本美桜 振りでは、ハートをいっぱい使っているしね。

 

ライブでは一緒にタオルをまわしたり、野外だったら水掛けをするとか、みんなと「楽しい夏」を作っていきたいです。

 

――最後に、それぞれ最新EP『Bye My Summer』についての言葉をいただけますか?

鈴木えま 夏に似合う曲ばかりが入っている作品です。とくに『Bye My Summer』は、真っ白なキャンバスの中で初めてのタオル曲。この曲をライブで歌いながら、この夏を盛り上げていきたいし、みんなで一緒にタオルをまわして、夏らしさをいっぱい楽しみたいです。

浜辺ゆりな 『Bye My Summer』はまさに夏らしい曲だから、この曲を聴いたみんなも「夏がきたな」と思ってもらえたら嬉しいです。中には、夏が苦手な人もいるかも知れないけど。この曲たちを通して夏を好きにさせちゃうくらい、今年の夏も、たくさんの想い出を作っていけたらなと思います。

橋本美桜 わたしは夏生まれで、夏は大好きな季節。しかも『Bye My Summer』は、真っ白なキャンバスの中で初のタオル曲。わたし、みんなで同じ動きをしながら盛り上がれる景色ってすごく好きなんですね。だからライブでは、みんなでタオルを振り回し、一体感を持ったライブの場を『Bye My Summer』を通してたくさん作っていきたいです。

小野寺梓 真っ白なキャンバスには、「爽やかだけど、心は熱い」曲や表現がとても似合います。中でも『Bye My Summer』は、それにピッタリの曲。今年の夏は、爽やかさと心の熱さでみんなを魅了する夏を、この作品に収録した曲たちを歌うことで作っていきたいです。個人的には、『くるくる愛して』というソロ曲を歌っているから、こちらも聴いてほしいです。この曲も、普段の真っ白なキャンバスとは異なる表情を持っているし、歌詞には梓の気持ちかいっぱい詰まっているから、この曲を聴いて小野寺梓の虜になってください。

三浦菜々子 最新EPの『Bye My Summer』に収録した曲たちは、ほんと、真っ白なキャンバスらしい夏曲たち。今年の夏は、この曲たちと一緒に真っ白なキャンバスも駆け抜けていくからこそ、とくに『Bye My Summer』は”夏の定番曲”になれたら嬉しいです。みんなも言ってたけど、『Bye My Summer』はタオルを回して騒げる楽曲だから、ライブでは一緒に楽しみましょう。

麦田ひかる わたし、夏になると”だらぁ~ん”となっちゃうように、とっても苦手な季節ですけど。今年の夏は、『Bye My Summer』という新しい夏曲ができて「いくぞー!!」と気合が入っています。ライブでは一緒にタオルをまわしたり、野外だったら水掛けをするとか、みんなと一緒に「楽しい夏」を作っていきたいです。

小野寺梓 夏の真っ白なキャンバスも、よろしくお願いします。

TEXT:長澤智典

<インフォメーション>

真っ白なキャンバス
『Bye My Summer』

あ

2023.7.25 On Sale
価格 各¥1,200(税込)
販売元:コロムビア・マーケティング株式会社
発売元:株式会社ロックフィールド

 

収録曲
M1 Bye My Summer /真っ白なキャンバス
M2 プロテア/むぎえま
M3 Heroism /真っ白なキャンバス
M4 くるくる愛して/小野寺梓 

 

真っ白なキャンバス / Bye My Summer(Music Video)
https://www.youtube.com/watch?v=FHn6Kwb2c9w

むぎえま / プロテア(Music Video)
https://www.youtube.com/watch?v=89DiU6rPnXM

 

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