FEATURE
チッチチチーチーチーのUFO&宇宙人目撃談を聞いたリオンタウンは・・・
WACK所属の7人組ガールズグループ「ASP」(読み:エーエスピー)。2021年3月に結成された同グループの名前の由来は「ANTi SOCiETY PUNKS」の頭文字から。ファンの総称は「ならず者」だ。
彼女たちは4月26日にリリースされたメジャー1st EP『DELiCiOUS ViCiOUS』を携えて、全国ツアーを開催中!
今回は、昨年行われたオーディションを経てASPに加入した新メンバーのチッチチチーチーチーと、リオンタウンを直撃!2人の素顔に迫るべく、グループ名にちなんだアルファベット3文字のテーマトークで、とっておきのエピソードを語ってもらった。(2023年5月2日、大阪市内にてインタビュー)
●クセの強い名前の由来
――おふたりは「WACK合同オーディション2022」で合格して、ASPに加入することになりました。このオーディションを受けた動機を教えて下さい。
チーチー「私はWACKが大好きで、ライブをいっぱいしたいと思って、このオーディションを受けずには死ねないという思いで、オーディションを受けました」
リオン「私は最初にBiSHさんを知って、そこからWACKの他のグループのライブ映像とかをYouTubeで観ていたら、自分もステージに立つ側になりたいと思って、オーディションを受けました」
――グループに加入後、1年以上経ちましたが、ここまでの活動を振り返って下さい。
チーチー「加入するまでは、ほぼ映像でライブを観ていたんですけど、メンバーになって、ライブをやってみて、その日の熱気とか、お客さんとのコミュニケーションとか、ライブで大切にしないといけないことを学びました」
リオン「自分が思っていたより活動の幅が広くて、新しいことに取り組めることがたくさんあって、楽しいです」
――おふたりの名前の由来も気になります。
リオン「私は大好きな映画『スワロウテイル』の物語の舞台がイェンタウンという名前で、そこからタウンを取りました。リオンは響きがかわいいからです(笑)」
チーチー「私はWACKの社長の渡辺さんに30個ぐらい名前の候補を出したんですけど、その中に<チーチー>があって、渡辺さんから「<チーチーチーチー>か、「チッチチチーチーチー」どっちがいい?」って言われて、せっかくなら変な名前にしようと思って、チッチチチーチーチーになりました」
――「チッチチチーチーチー」という名前を見た時、大木こだまさんのギャグ「チッチキチー」を思い出しました。
チーチー「よく言われます(笑)」
――2005年、18年前の流行語なので、知らないですよね?
チーチー「当時のことは知らないです。でも、聞いたことはありました。ファンの方が親指に<チ>を書いて、特典会に来てくれたりします(笑)」
●アルファベット3文字略語でエピソードトーク
――「ASP」というグループ名は「ANTi SOCIETY PUNKS」の頭文字ということで、そんな感じのアルファベット3文字の略語を10個用意しましたので、箱の中から引いていただいて、そのテーマについてトークして下さい。チーチーさんからどうぞ!
チーチー「<UFO(未確認飛行物体)>!UFOと宇宙人を見たことがあって、でも、それを言うと、不思議ちゃんキャラを狙っているみたいになるのが嫌で、表舞台ではあまり話したことがないんですけど、ここで初公開します(笑)。小学2年生ぐらいの時に、家の角のところに私よりも小さい真っ黒な物体がいて、ニヤッと笑ったんですよ。それが怖すぎて、家の中に逃げたんですけど、すぐにまた見に行ったら、もういなくて…。この話を誰も信じてくれなくて、困っています。あと、UFOはお父さんも一緒に見たんですよ。車で山の方にある温泉に行く途中で、明らかに星でも飛行機でもない光が見えて、お父さんも「あれはUFOかも」と言っていたんですけど、この話も誰も信じてくれないです」
リオン「メンバーのユメカちゃんもUFOを見たって言っているんですけど、この2人は合宿の時にやった学力テストで最下位を争っていたので、そういうことです(笑)」
チーチー「そういうことを引っ張り出して、絶対信じてくれないんです(笑)」
リオン「2人はユーモアがあるので、そんな人にだけ見えるのかもしれない(笑)」
――そういうことにしておきましょう(笑)。リオンさん、次のテーマを引いて下さい。
リオン「<LJC(ラスト女子中学生)>!体調不良で中学の卒業式を休みました。卒業式の何週間か前からアゴが痛くて…」
チーチー「(笑)」
リオン「中学の卒業式の日アゴが痛すぎて吐きそうで、動けなくて…。今はもう治っているんですけど、原因不明です」
チーチー「私も中3の卒業式の思い出があります。卒業式の最後に、親と後輩と担任以外の先生たちに向けて、サプライズでフラッシュモブをやったんですよ。担任の先生も「俺は踊れない」って言いつつ、みんなで踊るっていう感じで。その後、私たち生徒から担任の先生に向けてのサプライズで花束を渡したら、先生から私たちに向けて動画のサプライズがあって、その後、私たちから先生に向けてアルバムのサプライズがあって、その後、先生から私たちに向けて手紙のサプライズという、サプライズの応酬がありました(笑)。途中まで涙が止まらなかったのに、【次はどっちが仕掛けるか】みたいになっちゃって、それが面白かったです」
――すごいサプライズのラリーでしたね(笑)。次のテーマにいきましょう。
チーチー「<USA(アメリカ合衆国)>!行ったことがないですね…」
リオン「私もアメリカに行ったことはないんですけど、私のいとこで双子の男の子がいて、アメリカに3年ぐらい住んでいたことがあって、英語で会話をし始めたりするんですよ。それを見て、かっこいいなぁと思って、私も英語を話せるようになりたいです。アメリカに行くとしたら、ハワイに行って、ビーチで泳ぎたいです!」
チーチー「USAという文字を見て、かまいたちさんの漫才で、USJとUFJを言い間違えるネタを思い出して、頭の中が混乱しています(笑)。私もアメリカに行くとしたら、ハワイに行きたいです!最高級の飛行機に乗って、最高級のホテルに泊まって、舞台や美術館を観に行きたいです(笑)」
――舞台を観るならニューヨークの方がいいと思いますが…
チーチー「そうなんですか?じゃあニューヨークにします(笑)」
――フラダンスのステージならハワイでいいと思いますが、演劇ならニューヨークがおすすめです。次のテーマを最後にします。リオンさん、どうぞ!
リオン「あっ!<USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)>!」
チーチー「かまいたちさんのネタだ!(笑)」
リオン「USJはメンバーのユメカちゃんと行ったことがあります。ジェットコースターが苦手なんですけど、ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドに乗った時、ユメカちゃんが隣で絶叫していて、そのおかげで怖さが紛れました(笑)」
チーチー「私は小学生の頃、大阪に住んでいたことがあって、学校行事で行く機会が何度かあったんですけど、6年生の先輩とハリウッド・ドリームザライド
に乗ったことがあります。私は怖かったので、乗る直前に「やっぱり乗りません」って言ったら、「乗らないと、あなたが好きな男の子に、あなたが好きだって言うよ」って脅されて、<なんだ、この人!?>と思って、「いいです、乗りません」って反抗したんですけど、「本当にいいの?言うよ。絶対フラれるよ」って言われて、無理に乗って号泣したっていう最悪な思い出があります(笑)」
――いい思い出はありますか?(笑)
チーチー「子どもの頃、家族でUSJに行った時はターキーレッグを絶対食べるんですけど、1人じゃ食べきれなくて、お父さんと一緒に食べていました。でも、何年か前に家族で行った時に1人で食べきれて、私も成長したんだなと思いました(笑)」
*残っていたテーマは「BBQ」「DVD」「LDK(リビング・ダイニング・キッチン)」「SNS」「TDR(東京ディズニーリゾート)」「TKG(卵かけごはん)」でした
●リード曲の衝撃的なMVの撮影秘話
――4月26日にリリースされたメジャー1st EP『DELiCiOUS ViCiOUS』には5曲収録されています。このEP全体の聴きどころは?
リオン「激しい曲から始まって、海外の大物アーティストの方に提供していただいた曲があったり、しんみりする曲で締め括っていたり、5曲の流れが面白いと思います」
チーチー「5曲とも違うタイプの曲で、最初に聴いた時は、かっこよすぎる衝撃と歌詞の深さに感動しました。<この曲はどうやって歌うの?>というとまどいもあったんですけど、力強く歌わせていただいたので、そのあたりを聴いていただけたらと思います」
――リード曲『TOXiC iNVASiON』の聴きどころは?
リオン「サビはもちろんなんですけど、サビ以外にも推しポイントがあって、ラップの部分とか、曲調が穏やかになる部分が魅力的な曲なんじゃないかなと思っています」
チーチー「メンバーとよく話しているのは、1人じゃ歌えないものをメンバーが歌い繋いでいくことによって、結局全部繋がっているところがすごく面白いなと思います。あと、裏話になるんですけど、この曲は一旦完成していて、その後リメイクされて、めちゃくちゃかっこよくなっていて、ビックリしました」
――この曲のMVはインパクトがありますね。撮影時の感想や裏話などを教えて下さい。
チーチー「事前の打ち合わせで、バトンをやっていたという話をしたら、監督さんから「バトンを持って来て」と言われたので、撮影前はブンブン回したり、投げたり、体を使ったりしようとか、いろいろ考えていたんですけど、ただただ一点を見つめて、バトンを回すだけでした(笑)」
リオン「自由にやっていいよという感じだったんですけど、他のメンバーのを見ると、<もっと激しいことをやらなきゃ>と自分を追い込んだりして、自由が一番難しいなと思いました。私がゴリラになることは撮影前から知っていて、緊張していたんですけど、撮影が始まってから、<やるしかない!>と思って、そこで吹っ切れました。私たち2人が猛毒を吸って、おかしくなっているシーンがあったんですけど、そこは使われなかったです(笑)」
チーチー「4パターンぐらいあったんですけど、全カットでした(笑)」
――4月30日から全国ツアーもスタートしました!初日の沖縄公演の感想と、今後のライブに向けての意気込みを聞かせて下さい。
チーチー「沖縄公演はメンバーもお客さんもテンションが爆上がりしていて、“沖縄ハイ”みたいな感じがすごかったです(笑)。これからのASPにとっても大切なツアーになると思うので、1回1回を意味のあるライブにしたいなと思っています」
リオン「初めて披露する曲もたくさんあったので、お客さんの反応を見ていたんですけど、意外とこの曲の反応が良かったとか、この曲はもっと盛り上げられたかもしれないとか、反省点も見えました。他のメンバーとも話し合って、曲の世界観をしっかり表現できるようにしたいです」
――最後に、読者の皆さんへのメッセージをお願いします!
チーチー「ASPをパッと見た時に“怖い”というイメージをジャケット写真とかから持たれがちなんですけど、ライブでは明るい曲、楽しい曲もたくさんやっているので、怖くないです(笑)。ぜひ一度ライブに来て下さい!」
リオン「1st EPには、いろんなタイプの楽曲が収録されているので、ぜひ聴いていただきたいです。7月2日まで全国ツアーを開催中なので、どこかでお会いできたら嬉しいです!」
【取材・文・写真=ポッター平井】
◆ASP「KiLLiNG ASP TOUR」公演スケジュール
4月30日(日)沖縄・沖縄Output
5月4日(木)大阪・BIGCAT
5月21日(日)宮城・仙台Rensa
6月3日(土)福岡・DRUM LOGOS
6月11日(日)愛知・DIAMOND HALL
6月17日(土)北海道・PENNY LANE 24
7月2日(日)東京・Zepp DiverCity
チケットはこちら
https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2307590&rlsCd=005