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2022.11.06
夢みるアドレセンス

今の夢みるアドレセンスの強みは、それぞれの個性を活かせる場所であること。その環境を上手く伸ばしながら、一人一人が居心地のよい場所にしていきたいなと思っています。 夢みるアドレセンス インタビュー・2


 今年5月より新体制としてスタートをきった夢みるアドレセンス。彼女たちか、新体制第一弾一弾シングルとして11月22日に『アクセラレーター/ 夏が来たぜ!!』を発売する。この日は、最上真凪が欠席。インタビューは7人で実施。新メンバーたちのキャラクターも含め、最新シングルの魅力にせまった。

 (1回目は、こちらから)


これからも今のメンバーたちの個性を活かした形で夢みるアドレセンスを進化させたいなと思っています。


――新メンバー6人を加えたことで、夢みるアドレセンスの色にもいろんな変化は生まれています?

鳴海寿莉亜  わたしが体感的に今、感じているのが、今の夢みるアドレセンスを好きになって新たにファンになってくださった方々が増えているなということです。昨年末に4人が卒業し、2人きりで活動をしていた時期に、夢みるアドレセンスの未来に不安を感じていた人たちや、そのタイミングで離れた方々もいます。 だけど、今のメンバーで活動を始めたことで、新メンバーたちに惹かれて戻ってきたり、新たに応援してくれる人たちが着実に増えているんですね。そうなれたのは、本当に新たに入ったメンバー一人一人の個性や魅力が強いから。それは、私たち2人も強く感じています。

日比谷聖來  今のメンバーたちは、個性がありまくりだからね。

鳴海寿莉亜  そう。これは悪口ではなく、ほめ言葉として言いますけど。もし、このメンバーが夢みるアドレセンスじゃない場所で活動をするとなったら、きっと色が強すぎて、馴染むために自分の個性を消したり、潰してしまっていたと思うんです。もし、わたしが完璧主義のリーダーだったら、求める理想と異なるからと、いろいろ注意をして無理やり統一感を出していたかも知れません。でも、今のメンバーと一緒にいながら感じているのが、「この子の個性を消したら、この子じゃなくなるし、ここに来た意味がない」ということ。むしろ、「その個性を魅力にしてあげたほうが、今のメンバーたちは絶対に輝く」とわたしは思いました。もちろん、なんでもかんでもいいわけではなく、注意すべきことは注意しますけど。デコボコを消して綺麗にするのではなく、むしろ、デコボコをもっともっとデコボコにしていった結果、それぞれにファンが増えれば、「今の夢みるアドレセンス、面白いよね」と言われることも増えました。だからこそわたしは、これからも今のメンバーたちの個性を活かした形で夢みるアドレセンスを進化させたいなと思っています。

日比谷聖來  今、初めてその言葉を聞いたけど。わたしも、そう感じていたからこそ、今のリーダーの言葉を聞けたのはすごく嬉しかった。

鳴海寿莉亜  あっ、今、初めてメンバーにも言ったかも知れない(笑)。

――でも、個性の強いメンバーをまとめあげるのは大変じゃない?

鳴海寿莉亜  たまに「えーっ?!」と思うこともあるように、まとめるのは大変です(笑)。それでも、今のメンバーが大好きなんですよ。あのときはあー思ったけど、でも、あとで振り返ったら、その行動や仕種が笑えてくる。今も、そう。毎回のライブ映像を、家に帰ってから反省用に見返すんですけど。その映像を見るたび、自然と広角が上がっている自分がいます(笑)。それくらい、今の夢みるアドレセンスがすごく楽しいんです。

――ほんと、いい環境で今の夢みるアドレセンスは進んでいるんですね。

鳴海寿莉亜   今の夢みるアドレセンスの強みは、それぞれの個性を活かせる場所であること。これからも、その環境を上手く伸ばしながら、一人一人が居心地のよい場所にしていきたいなと思っています。

日比谷聖來  そこは,わたしも同じ。夢みるアドレセンスは、一人一人の色をしっかりと輝かせる場所でありたいし、その輝きを集めた姿こそが、夢みるアドレセンスでありたいなと思ってやっているからね。


アイドルになる夢をあきらめきれずに、叶えたい夢の道を選び、今、ここにいます。


――新制夢みるアドレセンスの第一弾シングル作として、『アクセラレーター/夏が来たぜ!!』が発売になります。中でも『アクセラレーター』は,新制夢みるアドレセンスとしての強い意志が見える楽曲という印象を受けました。C/Wに収録した『THE END GIRL』は、同じ未来に向けてでも、これまでの経験を踏まえたうえでというスタンスにも感じました。新メンバーの方々は、この2曲の印象をどう受け止めました?

関根奈々葉  『アクセラレーター』をいただいたときは、自分の覚悟と言いますか。夢みるアドレセンスのメンバーオーディションを受けた頃から強い覚悟を持って進む気持ちを持っていたから、強い歌詞や、強いサウンドも含め、気持ちを乗せて歌いやすかったです。何より、今の自分の気持ちとすごくリンクする楽曲です。だから、気持ちにもスンッと入ってきたし、自然と気持ちを乗せて表現をしていました。何より、新制夢みるアドレセンスの第一弾としてとても似合う楽曲だし、聞いてくれる人たちにも受け入れてもらえやすいなと思っています。
  『THE END GIRL』ですが、わたし、もともと夢みるアドレセンスが大好きで、それこそ最初の時点から活動を見ていました。ライブだって、何度も通っていました。『アクセラレーター』が、新しい夢みるアドレセンスのために作られた楽曲なら、『THE END GIRL』は、10年間の夢みるアドレセンスの歩みを踏まえたことで生まれる感情を歌にしています。わたし自身、ずっと夢みるアドレセンスのことを好きで追いかけてきましたけど。その間には、「これからの夢みるアドレセンスどうなっちゃうのかな?」「このままずっと好きでいられるかな??」と思った時期もありました。それこそ、「ファンをやめてしまうかも??」と自分で思ったことも正直ありました。それでもずっと好きでいれば、結果、好きなグループのメンバーになれました (笑)。
  わたし、『THE END GIRL』に記された「音を立てて崩れそうな THE END GIRL(ジェンガ) 断てない連鎖」や「努力もプライドも 積み上げては崩され 無限に繰り返すばかり」の歌詞を読みながら、夢みるアドレセンスの10年間の歴史と重ね合わせ、その言葉の意味を受け止めていました。わたしの場合、外から見続けてきた印象にはなりますけど。10年間の夢みるアドレセンスの姿を重ねながら『THE END GIRL』を歌いました。『アクセラレーター』が、今の8人の夢みるアドレセンスの気持ちなら、『THE END GIRL』は10年間という歴史を背負った夢みるアドレセンス自体の気持ち。その2曲を、同じ作品に詰め込んで出すことに意味があると、わたしは受け止めています。

櫻野ちひろ  わたしは、そこまで過去の夢みるアドレセンスのことを知らないから、奈々葉とはちょっと受け止め方が違うんですけど。まず『アクセラレーター』ですが、この曲は、わたしも奈々葉と同じように、今の8人の夢みるアドレセンスとしての意味。加えて、新メンバー6人が、今の夢みるアドレセンスにいる、その意味を感じさせる内容だと思いました。しかも、この8人で加速しながら未来へ突き進んでゆく。まさに、今の私たちに相応しい楽曲だとわたしも捉えています。
  『THE END GIRL』は、わたし自身が以前にもアイドル経験があるから、わたしはその当時の悔しさなどの気持ちも踏まえながら歌いました。同じアイドル活動経験を踏まえてという面では、わたしも受け止めやすかったなと思います。『アクセラレーター』では力強さを。『THE END GIRL』では、少し儚さや切なさも出しながら表現しているので、その違いも感じてもらえたら嬉しいです。

――れもんさんは、どのようにこの2曲を受け止めました?

藤白れもん  わたし、これまでの夢みるアドレセンスの印象から、新曲も「夢みるアドレセンスらしい可愛い曲が来る」と勝手に思い込んでいました。でも届いたのはとても力強い歌。とても強い決意を示した歌だから、この曲を背負ってしまう責任と言いますか、わたしも覚悟を背負って歌おうと思ったし、歌詞のように「全部を捨てる覚悟でここにいるんだよ」という気持ちで、実際に歌いました。その気持ちが音源やライブを通して少しでも伝わってくれたら嬉しく思います。ほんと『アクセラレーター』は、新体制の夢みるアドレセンスをすごく現した楽曲です。
  『THE END GIRL』ですが、たとえ覚悟を決めていても、それでも悲しい気持ちになったり、「もう無理」と思うことって、生きていれば当たり前にあるじゃないですか。そういう気持ちを、アイドル活動に置き換えて伝えたのが『THE END GIRL』だとわたしは受け止めました。わたしの場合、アイドル経験を通してではなく、ここまで生きてきた中で感じてきたいろんな思いと重なる面を『THE END GIRL』に感じていたから、その経験と重ね合わせて歌いました。結果、わたし自身いっぱい葛藤し続けてきた日々を、こうやって素敵な楽曲に昇華できたなという気持ちで『THE END GIRL』を受け止めています。

――れもんさんは、『アクセラレーター』も『THE END GIRL』も覚悟を背負って歌っているわけですね。

藤白れもん  はい。普段のわたし自身があまり熱血タイプではないからこそ、『アクセラレーター』を歌うときは強い覚悟を背負って歌えるから、そこも好きなところです。

――玲奈さんとまあやさんも、ぜひ思いや感想を聞かせてください。

柊木まあや  わたしも、2曲ともに自分の気持ちを重ねあわせて歌いました。『アクセラレーター』に書いてある「全部捨てても 叶えたい夢がある」の歌詞に、わたしは強く共感しました。というのも、アイドルになりたい夢をずっと抱きながらオーディションを受けてきましたけど。大学4年生になり、将来を考え就職活動もしていました。こちらは上手くいきそうでしたけど。でも、やっぱしアイドルになる夢をあきらめきれずに、叶えたい夢の道を選び、今、ここにいます。
  その夢をつかむため、これまでにもいろんなオーディションを受ければ、そのたびに落ちることも繰り返してきました。努力しても落ちてしまう。それで悩んだことだってあります。そういう悔しい経験をしてきたからこそ、その気持ちが『THE END GIRL』の歌詞にもすごく当てはまりました。そういう悔しい思いって、追いかける夢の形は違っても、同じように経験してきた人たちがたくさんいると思います。そういう人の気持ちに『THE END GIRL』の歌詞はすごく当てはまるからこそ、ぜひ、自分の気持ちに当てはめて『THE END GIRL』を。出来れば、2曲とも自分に重ねてあわせて聞いてくれたら嬉しいです。

安達玲奈  2曲の歌詞や曲調に関しては、4人が言った通りだとわたしも感じています。他の部分で語るなら、『アクセラレーター』の振り付けは、歌詞と連動した動きが多い。だから、ライブではそこに注目してほしいです。『THE END GIRL』の振り付けは(取材時点では)これからだから、こちらの振り付けも楽しみにしています。


このメンバーを。夢みるアドレセンスを守りたい気持ちはしっかり芽生えています。


――寿莉亜さんと聖來さんも、ぜひ『アクセラレーター』と『THE END GIRL』について語ってください。

鳴海寿莉亜  わたし、『アクセラレーター』の出だしになる「全部捨てても 叶えたい夢がある」の歌詞を歌わせていただいていますけど。その気持ちは、わたし自身にも当てはまる思いです。
  わたし自身は、芸能界デビューをつかむまでに捨てたものがあったわけではないですけど。わたし、最初は女優になりたくて今の事務所に入りました。その活動の中、「アイドル活動をやってみないか」と言われ、自分の成長のためにもと夢みるアドレセンスに参加しました。でも、やってみたら、思っていた以上につらかったし、苦しかったというか。活動がきついではなく、アイドル活動を続ければ続けるほど、わたしにアイドルは向いてないんじゃないかと思い悩むことが正直多かったです。加えて、わたし自身が芸能界の空気に馴染めなくて。言葉を選ばずに言うなら、「本当に死んじゃいたい」くらい、つらさを背負いながら活動をしていた時期もありました。それでもアイドル活動をやめるどころか、夢みるアドレセンスを背負っていきたいと思えている自分になれているのが、自分でもすごいと思っています(笑)。わたしと聖來が卒業することなく、一時期は2人で夢みるアドレセンスを背負って活動を続けてきたのも、「夢みるアドレセンスにいたい」気持ちはもちろん。「夢みるアドレセンスとして達成したい、叶えたい夢かあるから」です。だから『アクセラレーター』も『THE END GIRL』も、2人にとっては、まさにこの気持ちそのものだし、そういう強い覚悟を背負ってわたしは歌いました。

――今やリーダーとして、力強く夢みるアドレセンスを牽引してゆく存在ですからね。

鳴海寿莉亜  今まで強く出られない人だったんですけどね(笑)。だけど今は、他のメンバーが傷つくようなことを言われたり、嫌なことをされたりすると、「そういうことはやめてください」と自分から発信していくくらい強くなりました。正直、リーダーとしては、まだまだ格闘していますけど。でも、このメンバーを。夢みるアドレセンスを守りたい気持ちはしっかり芽生えています。

日比谷聖來  うちらメンバーは、いつもリーダーには頼ってばかりです。わたしも、同じように続けようと思ったときから、自分自身を変えようと思いました。これまで我慢していたわけではないけど。でも、後輩という立場からか、どこか抑えている感情があったのも事実です。でも、新体制を迎えるに当たって。しかも、そこへ至るまでの間、2人の夢みるアドレセンスとして活動もしていくことから、この機会を、わたし自身も生まれ変われるチャンスに変えようと思いました。結果、わたしも夢みるアドレセンスらしさよりも、自分らしさを前へ押し出していくようになれば、それを、新メンバーを加えた今の夢みるアドレセンスへしっかり繋げていけたなとも思っています。『アクセラレーター』はまさに、自分らしくあれという強い意志を記した楽曲としてわたしは受け止めています。
  『THE END GIRL』は、10年間の夢みるアドレセンスの歩みの中で生まれた楽曲の中、歌詞も、曲調も、メロディーも一番好きな歌になりました。『アクセラレーター』も『THE END GIRL』も、これからの夢みるアドレセンスらしさを形作ってゆく楽曲になりそう。いえ、この2曲とも、これからの夢みるアドレセンスを作る楽曲になりますし、そうしていきます。そのぶん、もう1曲収録する『夏が来たぜ!!』は、これまでの夢みるアドレセンスらしさを出した、はっちゃけた夏曲として出しますからね。


まずは掲げた日本武道館という目標を叶えたい。


――『夏が来たぜ!!』はまさに、明るく弾けた、これまでに培ってきた夢みるアドレセンスらしさの出ている楽曲ですよね。

日比谷聖來  そう感じていただけたら嬉しいです。

関根奈々葉  わたし、まだ夢みるアドレセンスのファンをしていた頃から、「夏曲と言えば、夢みるアドレセンスでしょ」と言う印象があったから、今年の夏、夢みるアドレセンスのメンバーとしてライブで夏曲を歌えていることが嬉しかったんですね。そのうえで、早くも新体制として『夏が来たぜ!!』という夏曲をいただければ、今年の夏を『夏が来たぜ!!』を通して彩れたのも、すごく嬉しかったです。

日比谷聖來  歌詞の一節に、「今年の夏は夢アドで決まり」という歌詞があります。今年の夏は、その言葉を #今年の夏は夢アドで決まり と付けて、みんなとも盛り上がってきたからね。

櫻野ちひろ 新体制になってすぐなのに、いろんな夏フェスに出ては『夏が来たぜ!!』はもちろん、いろんな夢みるアドレセンスの夏曲を。しかも、野外でも歌ってきました。やっぱし夢みるアドレセンスの夏曲って、野外が似合いますよね。もちろん、ライブハウスで夏曲を歌うと、また違った夏感を覚えるんですよね。そういう思い出を作れてきたのが嬉しかったからこそ、また来年も,いろんな場所で『夏が来たぜ!!』を筆頭に、いろんな夏曲を歌っていきたいです。

――そこも楽しみにしています。最後に、ひとことシメでいただけますか。

鳴海寿莉亜 この先、誰一人欠けることなく、この8人で、まずは掲げた日本武道館という目標を叶えたいです。もちろん、これからもみなさんのご期待に添えられるように…。

関根奈々葉  リーダー、固い固い。

藤白れもん 選挙演説っぽいですよ。

鳴海寿莉亜  あっ。とにかく「私たちについて来い!!」。それくらいの勢いで、私たち8人は頑張るので、みんなもしっかり私たちについてきてください。まずは、8人で…。

全員  日本武道館を目指します!!!!!!!!
 


TEXT:長澤智典

 

<インフォメーション>

アーティスト名:夢みるアドレセンス
発売日: 2022年11月22日(火)
タイトル:『アクセラレーター / 夏が来たぜ!!』
品番:QARF-60148〜50
価格:税込¥1,200-

 

typeA

ジャケ写

 

 

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ジャケ写

 

 

typeC

ジャケ写

・アクセラレーター
[作詞:Akira Sunset / 作曲:Akira Sunset、遠藤ナオキ]
・夏が来たぜ!!
[作詞:Akira Sunset / 作曲:Akira Sunset、APAZZI]
・アクセラレーター(instrumental ver.)
・夏が来たぜ!!(instrumental ver.)

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