最新シングル『全力応援キャラバン』を発売したばかりのHOT DOG CAT。収録した『全力応援キャラバン』『遠距離ハンバーグ』『THIS IS 合宿』『ダウンタイム・ディスコパンク』は、メンバーの体験から生まれた曲たち。本作へ収録した曲たちの誕生した背景を、メンバーらがわちゃわちゃと語ってくれた。
  6月21日には、2021年に新宿BLAZEで行った全国ツアー「夏の!!全力応援キャラバンツアー!!TOKYO FILAN「全身全霊GIG」～夢と希望とエールに込めて～」のファイナル公演の模様を完全収録したLIVE DVDも発売になる。
  今回は、全部で5回に渡り、HOT DOG CATのインタビューをお届けしたい。

(1回目は、こちらから)
 

HOT DOG CATのラップ担当と言えば、東條紬という印象はしっかり浸透しています。

――最新シングル『全力応援キャラバン』が発売になりました。タイトル曲『全力応援キャラバン』のMVも公開になりましたが、中に不思議なラッパーの方が登場していませんでした?

東條紬  なんかいましたね(笑)。

白河陽奈  ラッパーの方には、あのシーンのためだけに撮影場所まで来ていただきました(笑)。

東條紬  っていうか、わたしですけど(笑)。あのシーンのためだけに衣装を持参しました。

――ラップしている場面で着ているのは、紬さんの私服??

東條紬  あれは私服です。金曜日の夜になるとあの格好をして、夜な夜な「Yo! Yo!」とやってます(笑)。あのラップシーン、しっかり紬らしさを出せたと思います。

――HOT DOG CATのラップ担当と言えば、東條紬という印象はしっかり浸透しているんじゃない?

東條紬  だとしたら嬉しいです。今回のシングル『全力応援キャラバン』に収録した4曲のうち、『遠距離ハンバーグ』以外の3曲にラップパートが入っていれば、『全力応援キャラバン』や『THIS IS 合宿』は昨年からライブでやり続けているように、「ラップ担当の子だよね」という印象を、HOT DOG CATファンの方々以外にも浸透させられている実感は、わたし自身も感じています。

――今回も、各地にラップ担当という印象を植えつけてきたわけだ。

東條紬  ラップ担当の子と、ビブラスラップの子とよく言われてます。

――あっ、ライブ中の『遠距離ハンバーグ』の中で…。

東條紬  そうです。中で、わたしがビブラスラップを鳴らすんですけど。特典会でも「楽器を持って叩いてた子だよね」と、よく言われるようになりました。そう印象づけられているのが嬉しいです。

黒沢あかり  わたしの見せ場なのに…(ボソッと)。

――今後も、HOT DOG CATの中のラップ担当として頑張っていこうと。

東條紬  ぜひ、そうしたいです!新曲が生まれるたびに、紬のラップパートを入れてほしいです!!

白河陽奈  わたしも、毎回ラップパートを練習していくんですけど。一度も採用されません…。

東條紬  陽奈さん、よく「わたしもラップをやってみたい」と言って練習してきますもんね。

白河陽奈  紬のラップを聞いてると、「わたしも出来そうかな」と思って練習するんですけど。いざ、やってみると、紬のほうがぜんぜん上手いんですよね。そこは、さすがHOT DOG CATのラップ担当だと感じてます。

 

黒沢あかり  運転は怖くて出来ないです。
鈴本りん  あれっ?撮影前に「車に乗って運転の練習をした」と言ってたよね。

――『全力応援キャラバン』のMVの冒頭で、大きなフラッグが登場します。あれ、格好いい始まりだよね。

白河陽奈  あの旗を付けてた棒、じつはカメラの三脚でした。だからあの旗…。

東條紬　めちゃめちゃ重かったです。

――その後、みなさん大きな車に乗り込みますけど。全員、ハンドルを握っていましたっけ?

白河陽奈  紬だけ、ヘリコプターのハンドルを操作してましたけど。他のメンバーは、みんな車のハンドルを握っています。

桐谷ひとみ  その後に、みんなでゴーカートに乗るんですけど。紬はまったく運転経験がないことから、わたしの運転する二人乗りのゴーカートに同乗していました。

東條紬  屋内の、しかもアミューズメント施設内のゴーカートだから免許は必要ないんですけど。でも、わたしは免許を持ってない不安から、「ここは運転の出来る人にお任せしよう」ということで、助手席で盛り上げる役に徹しました。

――4人は免許持ちの人たちだ。

白河陽奈  はーい!!

東條紬  あれ?陽奈さん??

黒沢あかり  えっ、持ってたっけ??

白河陽奈  気持ちはね。わたし、仮免許までいって、取るのを辞めちゃった人なんです。でも、仮免許までは言ったから、免許取得者の気持ちで運転していました。

――あかりさん、噂ではけっこうデンジャラスな運転の方とも聞いてますが…。

黒沢あかり  なんか、そうみたいです。MVでも、ゴーカートでしたけど、デンジャラスな運転で頑張りました。

東條紬  MVの中でも手を振りながらデンジャラス??な運転をしてるあかりさんも映っているので観てください。

白河陽奈  でも、普段はもうハンドルを握らないんだよね。

黒沢あかり  運転は怖くて出来ないです。

鈴本りん  あれっ?撮影前に「車に乗って運転の練習をした」と言ってたよね。

黒沢あかり  撮影前、一度だけ母親を乗せて運転しました。

白河陽奈  その割に、ゴーカートを「怖いんだけど」と言いながら運転してたよね(笑)。

黒沢あかり  でも、運転って意外と楽しいですね。

白河陽奈  ホントに??ずっとハンドルにぎりながらギャーギャー騒いでたのに??

――終盤に登場するヘリポートを使っての撮影も印象的な場面ですよね。

鈴本りん  あのシーン、MVだけを観てると天気良さそうじゃないですか。じつはあのシーンの撮影が始まって間もなく、雨が降り始めました。私たち、外でMVを撮影するたびに雨が降るんですよ。それはHOT DOG CATだけじゃなく、READY TO KISSさんやSAY-LAさんでも、そう。外でMVを撮影するときに雨が降ることが多いそうなんです。ということは、I-GETに誰か雨男がいるんじゃないかと…。プロデューサーの光さんが立ち会っているときによく雨が降るからち、もしかしたら…。

石谷光  確かに、HOT DOG CATも、READY TO KISSも、SAY-LAも、なんかMV撮影で雨が降るよね(笑)。

――応援シーンも、みなさん気合入っていますよね。

黒沢あかり  はい!!

――やはり、そうだったんですね。

黒沢あかり  ……今、勢いで「はい」と言いましたけど。ただの勢いの返事かも知れないです(笑)。

鈴本りん  大丈夫、みんな気合入ってたから。応援団風の新衣装も、MV撮影当日まで衣装を着るどころか、見たこともなくて。どんな衣装になるのか楽しみにしていました。

黒沢あかり  いきなりの当日発表でした。

鈴本りん  事前に「新衣装を用意しています」と言われながらも、本当に用意されているのか不安でしたけど。『全力応援キャラバン』のコンセプト通りの衣装になっていたので嬉しかったです。

――『全力応援キャラバン』はライブでも多く披露しているように、ファンの人たちにも今やしっかりと浸透していますよね。

黒沢あかり  ライブでは、ファンのみなさんも力強いクラップをしながら始めてくれます。

白河陽奈  サビの振りもすごく真似やすいみたいで、みんなも私たちの振りや踊りを真似ながら、一緒に楽しんでくれています。

――実際にライブでも、メンバーみんなかなり気合を入れて歌っていますもんね。

白河陽奈  この曲は、全力で歌わなきゃいけないので。

黒沢あかり  応援ソングだからこそ、まずは自分自身の気持ちを高め、あふれだす気持ちをぶつけながら、みんなのことを応援しています。

東條紬  キラキラパンクしている曲だから、私たちもキラキラしながら、ガンガンにみんなのことを盛り上げていきます。

――会場を盛り上げてゆく、まさに熱血パワーソングだ。

黒沢あかり  そうです!!

(3回目に続く)

TEXT:長澤智典