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2022.02.21
シンダーエラ

独自の世界観が魅力のシンダーエラ、初の円盤化。「私たちの音楽がやっと形になった。みなさんの手元にもちゃんと形として残せるようになったのが嬉しい」シンダーエラ インタビュー1

独自の世界観が魅力のシンダーエラ、初の円盤化。「私たちの音楽がやっと形になった。みなさんの手元にもちゃんと形として残せるようになったのが嬉しい」

シンダーエラは、変調子を含むサウンドと複雑に入り組んだコーラスで独自の世界観を生み出す4人組アイドルユニット。シンデレラのもととなった物語「灰かぶり姫」にインスパイアされている。2019年の夏にデビューしてから3年。サブスクや配信などでファンに親しまれてきた音源がファーストアルバムという形で初めて円盤化した。発売は2022年3月8日。
今回はメンバー4人と、シンダーエラをプロデュースしているだいき氏に、初の円盤化への思いを語ってもらった。
 

初の円盤化への思いは……


――ファーストアルバム発売決定おめでとうございます。これまで配信等で提供してきた音源が、初めて円盤の形になったことへの思いをうかがえれば嬉しいです。

うゆゆか 今まで配信だけで、形に出来たのが初めてなんです。曲も全曲配信されてるわけではなかったので、みなさんのもとに今まで発表できていなかった楽曲もお届けできて嬉しいです。

明暗りあ ライブに来たことないお客さんとか、私たちのことを知ってるけど、まだ会えてないお客さんとかに自分たちのことをたくさん知ってもらえるいい機会になるなと思っていて、リリースイベントなど実際に足を運んでもらえるキッカケになると思うと嬉しいです。

みあねあみ 私たちの音楽を、手元にもちゃんと形として残せるようになったのがとても嬉しいです。お部屋に置いておけばいつも目に留まるし、自分たちの存在がみなさんに近づいた感じがして、それがとても嬉しいです。楽曲はもちろん素敵なんですけど、歌詞も深くて魅力的なので、歌詞カードをみて、いろいろ感じ取ってほしいです。

みつこ 遠方の人にもCDになって届けられるのがとても嬉しいです。身内の話になってしまいますが、母もとても喜んでいました。今のコロナ禍でライブに来れない人も多いと思います。そういう方達にも手にとっていただける機会ができたことが何よりも嬉しいです。SNS上では私たちのことを知ってるけど、形になるものが今までなかったから、どんな人たちなのか知らない、わからないという方も多かったと思うんです。そういう方達にも、今回のCDを通してどんどん私たちのことを知ってもらえたらいいなと思います。


――アルバムに収録された楽曲のなかでもお気に入りの曲などはありますか?

うゆゆか アルバムのなかで特にお気に入りの一曲は「greed」という曲です。私たちの歌ってきた曲のなかではこの一曲だけかわいい雰囲気の楽曲なんです。いつもはライブでも真顔で、睨みつけるような表情になっちゃうんですけど(笑)「greed」という曲ではちょっと笑顔を見せられるので、普段とは違う表情をみなさんにお届けできる楽曲になっています。

明暗りあ 「YHWH」という曲が私にとっては思い出深い楽曲になっています。この曲はMVも公開されているんですが、撮影のときは寒くて仕方なくて。撮影が秋とか冬ぐらいだったんです。10月とか11月とか。めちゃめちゃに震えながら海でMVを撮影したのが思い出深くて…お気に入りです。


――そういう理由でお気に入りなんですね(笑)

明暗りあ 思い出が深いなと思っていて。

みつこ 海に足をつけたりしながら撮影してたので、かなり寒かったんですよね。雨も降ってたので余計に寒さが厳しくて。

みあねあみ 午前中が雨で、雨がやむのを待っていた関係で、撮影開始が日が落ちた頃になってしまって、濡れたままの撮影になっちゃったんです。

明暗りあ 洗脳ソングだなとも感じていて、そういう楽曲の雰囲気も好きな理由です。
 
みあねあみ 私は、最新曲の「Pride」という楽曲が一番お気に入りです。歌詞が送られてきたときに、「あ、これ私だ」って思ったんです。だからこの曲には思いがとくに込めやすいですね。「自分は自分 言いきかせて 自分だけを 頼っていた」とか、「否定 拒絶 みえを はって 誤ち 認める ことなんて できない」とか、そういう言葉にとても共感してました。私の性格そのものだなって。

明暗りあ あみのそういう性格は、一緒に過ごしてきて垣間見えます。

みあねあみ バレてるのはすごく嫌です…(笑)全部隠しておきたいので。

明暗りあ 歌詞にも「私を隠して」ってあるもんね。

みつこ 私はどれも好きで、一個ずつあげていきたいぐらいなんですが、特にこれといったら、「Envy」という曲ですね。ライブだと、私がど真ん中で歌ってて、3人がその周りをぐるぐる回ってるという振り付けがあるんです。その部分は特に感情を込めて歌ってます。「欲に溺れ みえなくなる」っていう歌詞があるんですが、その歌詞が特に印象的ですね。私、欲に忠実なので…(笑)楽曲の歌詞は、「これ、私だ」って思える瞬間が結構あると思います。私にとってよりそう思える楽曲が「Envy」でしたね。


――アルバムにも収録されている「YHWH」はMVも撮影されていて、かなり力の入った楽曲だと思いますが、どんな思いで制作されたのでしょうか?

だいき そもそも今回の「sins」っていうアルバムタイトルを、本当は英語表記の「seven deadly sins(七つの大罪)」にしたかったんです。けど、今回七つの大罪の楽曲を揃えることが難しかったので、「sins」に変更したんです。「YHWH」はその「七つの大罪」を昇華させるためのシンダーエラなりの賛美歌的なイメージで、今回のアルバムsinsのコンセプトの1つでもあり、今のシンダーエラのコンセプトの1つでもあります。今後いろいろな広げ方はしますが、「YHWH」はその広げる際の1つの定規のような役目を果たします。


(2回目へ続く)

TEXT:高橋未瑠来
 

<インフォメーション>


シンダーエラ「Pride」
https://youtu.be/gDdX777lQJc

シンダーエラ「YHWH」MV 
https://www.youtube.com/watch?v=qK2qM8Fpe_8


★音源情報★

JKT
sins
2022/03/08 発売

QARF-60093 ¥2,000 (税抜価格 ¥1,819)

1.Door    
2.YHWH
3.暗赤の薔薇    
4.死返し    
5.LOVE    
6.Greed    
7.Well    
8.Envy    
9.Cage    
10.君のいない世界
11.NOT FRIEND
12.Pride
13.Never End                                    


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