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2022.02.01

つぼみ大革命

『GOCHAMAZE』を聞いてつぼみ大革命は「変なグループ」と思った人は大正解です(笑)。つぼみ大革命インタビュー3

2月2日(水)にミニアルバム『GOCHAMAZE』を発売するつぼみ大革命。中には、配信シングルとしてリリース中の『正念場 Do Da』『クエスチョンマーク feat. 超能力戦士ドリアン』も収録中。同作品の魅力を、吉岡久美子と恵梨華が３回に渡り語ってくれた。
(1回目はこちらから)
(2回目はこちらから)

アー写

『スタートライン』は桜を見ながら聴くと、最高に似合う曲。早く桜の季節に、桜を愛でながらこの歌を聞きたいし、聴くのを楽しみにしています。

――『スタートライン』は、これからの季節に似合う卒業ソングじゃないですか?

吉岡久美子 卒業シーズンに向けて生まれた曲です。これは、つぼみ大革命の中でも新しいアプローチになりました。

恵梨華 つぼみ大革命の場合、意外にも卒業ソングってこれまで作ったことがなくて。卒業といえば悲しいイメージがあるじゃないですか。つぼみ大革命の場合、曲を通して悲しい一面を見せたことがあまりないグループのように、今回も悲しさを見せるつもりはなかったから、最初は「卒業ソングとかいる??」という話にもなったんですけど。卒業って、新しい出会いのための始まりだし、卒業の時期は新しいスタートの季節でもあるから、卒業を前向きな印象で捉えて書いたらつぼみ大革命らしくなるんじゃないかという話なって、実際にそれで歌詞を書いたら、つぼみ大革命らしさにぴったりマッチしたから、すごくいいなと思いました。

吉岡久美子 この曲を卒業ソングにしたのも、曲を作ったDogPさんに「卒業ソングを作りました」と言われたことがきっかけなんです。うちら、最初は「えーっ!!」となったんだけど。とにかく曲がめちゃくちゃいい。そこから、みんなで作詞会議をしていく中、「私たちもいろんな卒業があって、そこから新しいスタートを切れたな」という話をし始めて。

恵梨華 そこから、「卒業があったからこそ、今の環境がある」というテーマに結びつきました。この歌詞には、うちらメンバーもいろんなことを卒業したから、つぼみ大革命という新しいスタートラインの場に出会えたという思いも込めています。

吉岡久美子これは、あくまでもスタートラインの歌。だから卒業という言葉はひと言も入ってないし、送り出すじゃなくて、ここから走り出すという内容。だから、タイトルも『スタートライン』にしたわけです。曲調も爽やかだから、「さぁ、今日からスタートするぞ」という春にピッタリの曲になりました。聞いてくれた人たちもきっと明るい気持ちになってくれると思います。『スタートライン』は桜を見ながら聴くと、最高に似合う曲。早く桜の季節に、桜を愛でながらこの歌を聞きたいし、聴くのを楽しみにしています。

恵梨華 誰だって、「あのときはあーだったなぁ」など、想いに耽りたいときってあるじゃないですか。そういうときに『スタートライン』を聴くと、「あのときはあんなこともあったな。でも、前向きに頑張っていこう」となれると思いますし、そういう曲になっていけたらいいなとも思います。

『ちゅき♡らびゅ』は考えるよりも感じてほしい歌。

――最後は、めっちゃ可愛い『ちゅき♡らびゅ』になります。『スタートライン』で美しく終わるのかな…と思ったら、まさかこう攻めてくるとは…。

吉岡久美子 そこが、つぼみ大革命なんです。普通のアルバムやったら『スタートライン』で終わるんですよ。でも、これはつぼみ大革命の『GOCHAMAZE』というミニアルバム。「やっぱ、最後は『ちゅき♡らびゅ』でしょ」というのは、メンバーみんな最初から一致していたこと。他の収録曲はメンバー会議の中、入れ換えもしたけど。『ちゅき♡らびゅ』は、最初から最後まで「最後は、この曲でしょ」とみんなの意志が変わらんかったな。

恵梨華　私たち、「ミニアルバム『GOCHAMAZE』の裏リード曲は『ちゅき♡らびゅ』」とまで言ってます。

吉岡久美子　『スタートライン』を聞いて、すごい気持ち良く旅立てたはずなのに、その後に『ちゅき♡らびゅ』が流れ、この曲で終わると、「あれっ、なんでこの歌が最後??」って頭がごちゃ混ぜになるじゃないですか。だけど、スッと入ってくる曲でもある。そこで「何で??」となるのもいいけど、『ちゅき♡らびゅ』は考えるよりも感じてほしい歌。とてもつぼみ大革命らしい曲やと思います。

まだつぼみ大革命のライブを観たことない方々には、「つぼみ大革命ってこういう楽しいライブをしてるんや」という最高の自己紹介になるライブ映像なので。

――ミニアルバム『GOCHAMAZE』は、本当につぼみ大革命らしさを詰め込んだ作品なんですね。

吉岡久美子 6曲といえど、フルアルバム並につぼみ大革命らしさを詰め込んだ1枚になりました。

恵梨華 なんか20曲分くらいの濃縮度です。この6曲を聴くだけで、「つぼみ大革命は変なグループやな」と思ってもらえると思います。『GOCHAMAZE』を聞いて「変なグループ」と思った人は大正解です(笑)。

――良い感じで、つぼみ大革命"らしさ"と"新しさ"を味わえますからね。

吉岡久美子 そうなんですよ。ずっと応援してくれてる方からも、「俺の知らんつぼみ大革命がまだあった」「つぼみ大革命のこの顔はまだ見たことがなかった」という声は、作品を出すたびに出てくる感想。うちらは、そうであるように毎回作っているからこそ、今回もその声が出てきたら嬉しいです。

恵梨華 1曲1曲にこだわりと愛を持って作ってることで、それがどの曲にも色濃く出てくるんだろうね。

――TYPE-A盤には、『正念 Do Da』のMVやメイキング映像に加え、2021年7月に大阪なんばHatchで行ったライブの模様も完全収録しています。これ、めっちゃお得じゃない??

吉岡久美子 総映像時間は、なんと137分。2時間超えしています。

恵梨華 めちゃくちゃ長い特典です。

吉岡久美子 CD盤よりもあきらかに分数が長いように、映像のほうがメインです(笑)。どっちの盤を買うか悩んだら、迷わずにTYPE-A盤を買って、つぼみ大革命のライブもぜひ観てほしいです。

恵梨華 まだつぼみ大革命のライブを観たことない方々には、「つぼみ大革命ってこういう楽しいライブをしてるんや」という最高の自己紹介になるので。

吉岡久美子 つぼみ大革命が打ち出している「歌とコント」の融合が、今回収録したライブ映像にもしっかり描き出されています。中に出てくる映像にもメンバー全員が登場していれば、芝居仕立てのコントのストーリー展開を追いかけていけば、メンバー全員のキャラクターもわかってもらえる内容にもなっていますからね。

恵梨華 このライブ映像を観ると、メンバー一人一人のことをしっかり覚えられます。

吉岡久美子 しかもオフショットも入ってるから、余計にメンバーの人間味が味あえるというか。本番前にめっちゃ緊張してる恵梨華の姿もしっかり収録されてるしな。

恵梨華 わたし、じつはめっちゃ緊張しいなんですよ。表舞台では見えない、そういう面も見えてきます。

ミニアルバムの『GOCHAMAZE』は、本当にタイトル通り収録した曲もごちゃ混ぜですけど、つぼみ大革命のメンバー一人一人の個性や声色もごちゃ混ぜになった作品です。

――最後に、ひと言ずつメッセージをいただいても良いですか。

恵梨華 ミニアルバムの『GOCHAMAZE』は、本当にタイトル通り収録した曲もごちゃ混ぜですけど、つぼみ大革命のメンバー一人一人の個性や声色もごちゃ混ぜになった作品。私たちの自己紹介CD盤と言っても過言ではないです。だからこそ、一人でも多くの方に手に取っていただきたいですし、オンラインで出会える機会もいろいろ作っていくように、遠くに住んでて直接お会いするのが難しい方でも、オンラインを通してみなさんとお会いできたらなと思っています。

吉岡久美子 昨年は配信リリースを重ねてたけど、こうやってCD盤として残せる作品をまた作れたことがめっちゃ喜びなんです。早くこの作品を手にしたライブもしたいなと思っています。今もコロナ禍によっていろいろ情勢の変化はありますけど。つぼみ大革命は、みんなが安心して楽しめる環境を裏でしっかり準備しているからこそ、出会える機会が生まれたときには一緒に思いきり楽しめるライブをやりたい。そのときまで、まずはミニアルバムの『GOCHAMAZE』を聞きながら待っててほしいし、この作品を聞いて楽しんでいてください。

TEXT:長澤智典

＜インフォメーション＞

アー写

つぼみ大革命「正念場 Do Da」Music Video
https://www.youtube.com/watch?v=EWoRmbIsmto