ヴァイオリニストのRiOと、フルーティストの高橋紫微（すあい）によるユニット「はんぶんこ」が9月1日にミニアルバム『asymmetry』をリリース！
9月4日、大阪・タワーレコード梅田NU茶屋町店で、そのリリースイベントを行う直前の2人を直撃しました。

 

●高身長で得したこと＆損したこと

 

――171㎝の高身長コンビですが、得したこと、損したことは？

RiO「損したことは、かわいくない（笑）」

高橋「重いもの持てるでしょみたいな感じとか…（笑）」

RiO「RiO、アレ取ってとか。高いところでも届いちゃうので」

高橋「黒板の高いところを消す時に、女の子はピョンって跳ねるのがかわいいのに、それが出来ない（笑）。得したことは、満員電車の中で顔が出てるから苦しくない！」

RiO「わかる！大人になってから良かったなと思うのは、ワンピースとか、服が割と何でも似合う」

――服のサイズがなかったりしませんか？

RiO「ズボンは丈が足りないとか、フリーサイズのものはほぼ短いです」

高橋「短い！」

RiO「あと、損したことに戻りますけど、あだ名がかわいくない」

高橋「確かに！私、＜でっかちゃん＞だった（笑）」

RiO「私、＜タワー＞だった（笑）」

高橋「タワー、私も言われてた（笑）」

――そんな高身長のおふたりがユニットを組むことになった経緯は？

高橋「2人でやりたいねって、ずっと話していたんですけど…」

RiO「真剣にやろうと思っていたタイミングで、事務所からそういう話があって…」

――それぞれの思いが合致したんですね。「はんぶんこ」というユニット名の由来は？

高橋「私たちとお客さんの時間を共有するのもはんぶんこ、楽しい空間、素敵な音楽、全てをみんなではんぶんこ、という意味です。あと、ネットで検索した時に、一番最初に出てくる名前にしたいというのが重要なポイントで…」

RiO「候補がいっぱいあったんですけど、調べてみて、有名なのがあったりする名前はやめようと（笑）」

 

●「はんぶんこ」してほしいお互いの能力や性格

 

――「はんぶんこ」というユニット名にちなんで、半分をテーマにした質問に答えていただきましょう。まずは、食べ物に関する質問です。今、目の前にあるとしたら、一人で全部食べますか？はんぶんこしますか？3つあります。1つ目は「フライドポテトのLサイズ」（マクドナルドを想定して下さい）

2人「はんぶんこ！」

――揃いましたね。普段食べる時のサイズは？

高橋「Sですね」

RiO「私はLなんですけど、2人でいる時は、はんぶんこします」

――2つ目は、今日は大阪にいらっしゃるので、「551の豚まん 1個」

高橋「食べます！」
RiO「はんぶんこ！」

――今度は分かれました。

高橋「1個全然いけちゃうのと、割らなきゃいけない行為がちょっと…。手が汚れるから嫌だなぁと。ポテトはつまめるじゃないですか」

RiO「私も全然食べられるんですけど、さっきと同じで、2人でいると、とりあえずはんぶんこしちゃいます」

――3つ目は「たこ焼き 8個」。RiOさんの答えはわかっていますが、答えて下さい（笑）

2人「はんぶんこ！」

高橋「これは、はんぶんこ向きですね。4個ずつでちょうどいいかな」

――続いて、私ってまだまだ半分子どもだなぁと思う時は？

高橋「半分どころじゃなくて、全部子どもです（笑）。お母さんを頼っちゃうところとか」

――例えば、どんなことですか？

高橋「何か相談ごとがある時に、お母さんだったらどうする？って聞きます」

RiO「いつもLINEしてる（笑）」

高橋「自分で決めるんですけど、一応聞いておきたいなって」

――RiOさんは？

RiO「まだまだ子どもだなぁと思う時は日常で多いですし、大人だわって思ったことがないです」
 

――おふたりとも半分以上子どもということで（笑）。続いて、はんぶんこしてほしいと思う、お互いの能力や性格は？紫微さんからどうぞ。

高橋「RiOの細さです！」

RiO「ずっと言われるんですけど、変わらないんだってば！（笑）」

高橋「あと、RiOは朝と昼はいつもシェイクとか、スムージーとか、飲み物だけで、あまり食べないんですよ。それがかわいいなぁと思います」

RiO「夜ごはんにガッと食べるタイプなんです」
 

――RiOさんは？

RiO「紫微は笑顔が多いから第一印象がいいと思うんですよ。それが欲しいです。私はポーカーフェイスとまではいかないけど、無愛想だと思われることが多いと思うので」
 

――全然そんなことないですよ。

RiO「ありがとうございます。あと、紫微のアクティブなところがうらやましいです。今日休みだってなったら、私は絶対家から出ないんですけど、紫微は細かく予定を入れているんですよ。そのエネルギッシュさが欲しいです」

高橋「私、もうひとつあった！RiOは文章をまとめるのが上手なんですよ。私はそれが苦手で、結局何を言っているのかわからない時が多いので（笑）」

 

●ミニアルバムの聴きどころ＆タイトルに込めた思い
 

――9月1日に発売されたミニアルバム『asymmetry』の聴きどころは？

高橋「6曲とも素敵なんですけど、『二重星のワルツ』という曲が唯一、三拍子の曲なので、特徴的なのかなと思います。私が一番好きな曲は『世界は青色だった』です。心が明るくなるような雰囲気がお気に入りです」

RiO「はんぶんこの名刺代わりのような、はんぶんこを理解してもらうのにふさわしいミニアルバムだと思います。タイトルの『asymmetry』には、フルートとヴァイオリンという違った楽器だったり、私と紫微が似ているようで似ていなかったり、違った2人が合わさることによって、更にパワーアップしたものを届けたいという意味が込められています」
 

――レコーディングの時のエピソードは？

高橋「レコーディングの直前に譜面とかも出来上がったので、練習する時間が少なかったんですけど、そのおかげでフラットな状態で挑めたと思います」

RiO「1曲目の『Metamorphose』という曲だけ、ライブで披露した後にレコーディングをしたので、その曲はそれぞれの弾き方が表れていると思うんですけど、他の5曲は真っ白な状態で、純粋に弾いた感じです。あと、差し入れが豪華でした！」

高橋「確かに！」

RiO「お菓子が山ほど届きました」

高橋「でも、なぜか私だけ水をいただけて、RiOにはなかったんですよ（笑）」

RiO「同じ場所で2曲ずつレコーディングをしていて、あれ？とは思っていたんですけど、言い出せなくて、3回目の時に言いました。私は水もらえないんですか？って。みんな笑ってました（笑）」

――どうしてそういう扱いになっていたのか謎ですが（笑）、『Metamorphose』は絢爛豪華なMVも公開されています。見どころは？

RiO「ラストのサビまで、あんまり顔が映っていないんですよ」

高橋「本当にこんなことを言うのは恐縮なんですけど、私たち、かわいいじゃないですか」

RiO「（笑）」

高橋「だから、隠すのがもったいないけど…」

RiO「メモってくれてないよ（笑）」

――ちゃんと録音してますので（笑）。自分から言っていくスタイルなんですね。

高橋「そうですね（笑）。MVの撮影が始まる前に、顔、出さなくていいですか？って言ったんですけど、仕上がったMVを観たら、かっこいいわって思いました」

RiO「2人が別の場所にいるように見せかけて、最後に顔を映して、実は同じ場所にいたという演出になっています」

――10月9日に東京・浅草花劇場でワンマンライブを控えています。意気込みは？

高橋「初のワンマンライブなので、何が何でも成功させたいです。振付のある曲も初披露するので、ダンス練習を頑張らなきゃと思っています」

RiO「紫微と一緒に活動していて、すごく楽しいので、その瞬間を大切にしたいというか、頑張る頑張るになるとつまらなくなっちゃうから、とにかく楽しめる日にしたいなって思います。でも、ダンスやらねば（笑）」

――最後に読者の皆さんへのメッセージをお願いします！

高橋「はんぶんこはデビューしてまだ半年ちょっとなんですけど、ぜひぜひ応援していただけたらと思います。よろしくお願いします！」

RiO「ヴァイオリンとフルートのユニットなんですけど、馴染みやすい曲を弾いているので、イベントやライブに、気軽に遊びに来てほしいなと思います！」

 

 

【取材・文・写真＝ポッター平井】