FEATURE
春乃友夢 アンケート・インタビュー
8月18日にエイベックスエンタテインメントより、2ndシングル「Shine」を配信リリースするアンダービースティーの春乃友夢。この楽曲は、「魔女に言われたい夜」(フジテレビ系)の8月度エンディングテーマに今日中。アンダービースティーとしては、11月25日に初のホールコンサートとなる日本青年館でのワンマン公演も決定中。ここでは、最新シングルの魅力を中心に、春乃友夢へアンケート・インタビューを行なった。
――7月12日(月)、恵比寿LIQUIDROOMで行なわれた「春乃友夢2nd ワンマンライブ『Amazing Night』」。あれから少し時間が経ちました。改めて、あの日の振り返っての思いや感想を教えてください」
「このワンマンライブはただやりたい!という気持ちで迎えた訳ではなくて、約1年前のソロワンマンを経験したからこそチャレンジしたいと強く思うワンマンライブでした。ワクワク楽しみな気持ちで準備と言うよりも、ソロとして更に前に進めるように、バンドのボーカルとして成長したいという気持ちで、細かいところまで周りのスタッフさん達にサポートしていただきながら取り組んできたので、ワンマンまでの期間ですごく学べたことが多くて、ボーカリストとして色んなことを吸収できた実感がありました。なのでこのワンマンは実践の場ではないけれど、本番でどこまで自分を出せるか、自分自身もすごく楽しみにしていたそんなワンマンでした。いつもはワンマンなどの後は余韻に浸る時間もなく、反省ばかりで、殻にとじこもることも多いのですが、今回のワンマンは、今振り返ってみても楽しかった場面ばかりで、そう思えている自分にも少し変化を感じて。春乃友夢にとって、大きなターニングポイントとなるワンマンが出来たんじゃないかなと思っています」
――ガルポには、そのときの模様を掲載中(https://www.galpo.info/feature/208/list/3094)。あのときのライブの構成やタイトルに込めた想い、ぜひ聞かせてください。
「LIQUIDROOMという憧れの場所で、ソロワンマンを生バンドでやるなんて。正直私はずっとイメージできなくて信じられませんでした。ほんとに出来るのかなという気持ちもあったし、私なんかが…と思ってしまう時もあったんですが、 だけどやっぱり私はステージに立つ自分を好きでいたいし、好きになってもらいたいし、私らしさをもっとこのステージで表現したいと思い、私の力を魅せつける、驚いてしまうようなパワフルなワンマンにしたいと思い【Amazing Night】というワンマンタイトルにしました。
構成は、グループで活動しながらこんなにソロ曲がある事は本当に恵まれたことだし私にしかない強みだと思うので、絶対にソロ曲はセトリから外したくなくて。そしてソロ曲でも自分を表現していきたいし、ソロ曲だからこそ作れるライブを作りたかったので、そこをベースにして考えました。後は、私は1曲1曲の物語に浸るのがすごく好きなので、どうしたら会場でもそんな雰囲気に出来るかなとか、その曲の流れに一気に変えられるかなとか、そうした所を考えていつもしないような流れでMCをいれたり、繋ぎにしたり。そういった所は新鮮な流れが作れたんじゃないかなと思います。ライブの盛り上がりというよりは、私からのメッセージをみんなに届けるような、そんなワンマンでした」
――「その日のライブでも披露していましたが、2ndシングルとして「Shine」の発売が決まりました。この楽曲をシングルに選んだ理由。もしくは、この曲がシングルになると聴いたとき、どんな気持ちでした?
「この曲を制作していた時にはまだシングル発売は全然決まっていなかったのですが、いつか絶対にこの曲でCDだしたいと勝手に思いながら…制作していました。笑 今までの私は、"歌うこと"が好きだったので、歌えれば正直嬉しいし楽しいし、どんな曲も歌ってみたい!という気持ちだったのですが、その曲と向き合って、自分らしく楽曲を作っていくということにこの曲ですごく学びました。表現することに対して成長できた1曲になったので、特にこの曲を形にしたいという思いはありました。なので「Shine」のシングルのお話をいただいた時はこの曲が選ばれてすごく嬉しかったですし、早くいろんな人に届けたいという思いでした」
――「Shine」は、昨年3月に行なった生誕祭で初披露。ソロ公演では毎回歌い続けてきたように、歌うたびに楽曲への印象や受け止め方も変わってきました?
変わってきた場合、どのように変化してきたのかも教えてください。
「ソロ曲は自分で作詞させていただいていますが、やっぱり歌い続けることで解釈が変わったり、切ないと感じていたメロディが急に前向きに感じたりすることは最近よくあります。「Shine」は、爽やかな部分も多いですが、結果的に少し寂しい内容で。私は切ないなと思うところが多かったのですが、自分自身、段々少しずつ余裕が出てきたり、歳を重ねる上で前向きな気持ちというか、寂しいだけじゃないなと感じたり、じゃあライブでこう伝えられるような歌い方したいなと言う考え方に変わったりして。印象が変わってしまうのは別に悪いことではないと思うし、私にとっては良い方へ変化していると思います」
――初めて「Shine」を聴いたときの印象。そこからどんな想いを胸に作詞をしようとしたのか。「Shine」の歌詞が生まれる背景には、楽曲を聴いてインスパイアされた想いがあったのでしょうか?それとも、すでに書きたい想いがあって、それを記した形でしょうか?
「「Shine」を初めて聞いた時は、強いバンドサウンドもちゃんとある中で、切なく感じたり、なにかに期待しているような音も感じて。自然と風景というか具体的なシーンがいくつかイメージにでてきて、そのイメージを歌詞にしたという感じです。他のソロ曲の歌詞を書く時は、こうしてすぐイメージが出てくることはあまりなかったので、不思議でした。書きたい想いと言うよりは、この楽曲の中にどんな物語があるかなって想像しながら書いています」
――「Shine」には,忘れられない人との想いや想い出にずっと心縛られ動けない女性が登場します。なぜ、こういう想いを書いたのか。
じつはラブソングに見せかけ、違う想いを記したのか。言える範囲で構いません、教えてください。
「何かをずっと引きずるというのはあまり良くないことかもしれないけれど、忘れられなかったり想い出が胸の中に残っているというのは、別に悪いことではなくて、その人にとって何時かパワーに変わったり、その人の強さに変わる時があるんじゃないかなと思うんです。「Shine」は青春を意識して書いたので、胸が痛くなることもあるかもしれないけれど、それも自分を強くさせてくれる素敵な想い出なんだって思えるような、そんな曲にしたかったので書きました」
――凛々しい攻めた歌声を魅力にしている友夢さんですが、「Shine」では,冒頭から揺れ動く感情を抑揚した歌声に投影。気持ちをグッと惹きつけます。この曲は、いつもどんな気持ちで歌っています?
「弱さを感じる言葉だったり、切ない部分も優しく歌うよりはあえてハッキリと歌う方が、この曲らしいのかなと思っています。カッコつけたり難しい事はせずに、シンプルに歌詞を届けられたらいいなと思い歌っています」
――「Shine」の、この歌詞に注目して欲しい。もしくは、ここを聴いてほしいなど、ぜひ聞きどころを教えてください。
「「何度も流れる季節」という言葉が沢山でてくるのですが、1曲を通して2人の変化をアルバムを見るような気持ちで聞いていただけたら嬉しいです」
――攻めた曲調が魅力の「Red Line」は、ライブでも盛り上がりを作る楽曲。ライブで歌っているとき、いつもどんな気持ちでいます?
「20歳になる前に書いた曲なので、小学生のような気持ち?笑 大人にはできないような…自由な気持ちで歌っています」
――「Red Line」は、アンダービースティーにも繋がる激しく力強い楽曲。ソロとしても、やはりこの手の表情は大切にしたいところでしょうか?
「アンダービースティーがあるからこそ、春乃友夢があるので、この力強さやロック感はソロでも大切にしていきたいです。良い意味でグループでは見せられないものをソロで見せていきたいという気持ちもありますが、グループ活動で得たものを、ソロでも表現できる事は私の強みだと思うので、もっと高めていきたいです」
――そもそも、ソロとアンダービースティーとの違いを友夢さん自身はどのように捉えているのでしょうか?ソロしての春乃友夢、アンダービースティーの春乃友夢、その違いを教えてください。
「アンダービースティーの時はあくまでもグループの一員で、私のやりたいことというよりはアンダービースティーにとって良いものを演じるのが役割だと思っています。でもそれは偽りの姿とかではなくて、アンダービースティーの春乃友夢になりたいので、アンダービースティーの色は変えないように、というのが前提にあります。ソロの時は1人なので、自分のやりたいことを全面的にだす。グループではできない事だったり、自分のこうなりたいと思う自分の理想に近づくために、春乃友夢を知ってもらえるように届けられるように、歌っているというような感じです」
――ソロ活動を始めて、自分の意識の中へどんな変化が生まれました?
「アンダービースティーという名前にすごく頼ってしまっていて、春乃友夢としてもっと大きくならないといけないと考えるようになりました。グループで活動していく上では、全く気にすることでは無いと思うのですが、ソロでやっていくからには、グループとソロと、しっかりどちらも力を持って活動していきたいので、そんな意識の変化はありました」
――ふたたび「Red Line」に話は戻りますが、この歌詞に込めた想いを聞かせてください。
「19歳から20歳になる時に、大人になるということはいろんな覚悟もそうだし、自由になったりできることも増えるけど、逆に出来なくなることも沢山ある。だけどルールばかりに従っているのは嫌だなという、大人になる前の反抗期?のような気持ちを歌詞にしました。笑 どんな時も遊び心を忘れずに、恐れずにライブの時には弾けていたいなという気持ちも込められています」
――同じく、「Red Line」のここに注目してほしいなどの聞きどころもお願いします。
「歌詞を書く時にライブで歌う事を意識しながら書いたので、ライブ中はもちろんその時の時間を思いっきり楽しんで欲しいし、音源で聞く時には、自分の好きなライブとか、楽しかったライブを思い出しながら聞いていただけたら嬉しいです!」
――今回の作品はエイベックスエンタテインメントより発売になります。リリース先の環境の変化は、どんな影響を与えたでしょうか?
「CDを出すこと、CD1枚売ることの大変さも身をもって学ばさせていただいて、こうしてメジャー流通でチャンスをいただけることも当たり前なことではなくて簡単なことではなくて、本当に恵まれた環境でやらせていただけているというのはとても感じているので、大切に歌ってきた楽曲をこうしてリリースさせていただけるのは、本当に幸せですが、頑張ろうという身が引き締まる、そんな緊張感もあります」
――アンダービースティーとして、11月25日に初のホールワンマン公演を日本青年館で行ないます。この日は、どんな内容になりそうでしょうか?
「ホールワンマンというのは初めてなので、また今までのワンマンライブとは違うものが見れるんじゃないかなと思います。アンダービースティーのワンマンは、その時のグループの色がしっかり出ているなと思っていて。その時にしかできない事だったり、そのワンマンでしか魅せられないものに拘って準備しているので、またどこか進化したアンビスを感じていただけるワンマンになると思います」
――アンダービースティーの名前は知ってるけど…という方へ、ぜひ、アンダービースティーの魅力を語ってください。
「私たちの強みはノンストップな熱いライブだと思うのですが、あえてここで言うとしたらアンダービースティーは7年という歴史があって、初期メンのリーダーを中心に活動しています。色んなアイドルさんがいる中で、折れずにロックを貫いて… ライブ活動を1番大切にして、メンバーが作詞をしたり振付をしたりして、ここまで走ってきたグループです!ライブだけ見ると怖いイメージを持たれる方も多いと思うのですが、素直に夢を叶えたくて頑張っているグループで、メンバーがグループを思う気持ちはどこにも負けないと思います!自分で言うのはなんですが、そんな歴史を感じながら楽曲なども聞いていただけるとより、楽しんでいただけるんじゃないかなと思います!最新曲から最古曲まで…色んな楽曲があるので、ぜひ聴き比べたりしてアンビスのこと好きになっていただけたら嬉しいです!」
――盟友の長瀬夏帆さんが、8月12日に生誕祭を行ないます。ぜひエールをお願いします。
「私と一緒で自分に自信がなくていつもとてもネガティブなので、この日くらいは自信を持ってステージに立って欲しいなと思います。何か失敗してもそれが長瀬らしさなので、そんな強み誰にも持てないです。頑張ってください!ケーキ分けて!」
――最後に、自由にお書きください。
「グループ活動しながら、こうしてソロで活動したり、インタビューまでしていただけて、昔の自分からは全く想像できないことが今たくさん起きていて、すごく嬉しいです。アンダービースティーの中で私だけこうした活動させていただいているので、きっと私にしか無いものもあると思います。なので、それをグループに持ち帰った時に良い意味でグループの勢いにできるようにもっと頑張っていきたいし、ソロの楽曲でもみんなにいろんなパワーをお届けできるように、頑張ります!これからもアンダービースティーと春乃友夢の応援、よろしくお願いします!」
――ありがとうございました。
質問:長澤智典
<インフォメーション>
春乃友夢
8/18 2nd single
【Shine】
エイベックスエンタテイメントよりメジャーリリース
フジテレビ 魔女に言われたい夜
8月エンディングテーマ!
アンダービースティー
配信デジタルリリース『YNBK』発売中。
11月25日、【日本青年館】生バンドワンマンライブ開催!
アンダービースティー Web
https://underbeasty.jp/
アンダービースティー twitter
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アンダービースティー 公式YouTubeチャンネル
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春乃友夢(@yumu_34)