FEATURE

2021.07.31

HOT DOG CAT/桐谷ひとみ

HOT DOG CAT　パーソナル・インタビュー「桐谷ひとみ」編

ヤンキー姿で地方でも公演をする?!

　8月14日・15日の北海道公演から幕開ける、HOT DOG CAT初の全国ツアー「夏の!!全力応援キャラバンツアー!!」。同ツアーは、仙台・京都・名古屋・大阪・福岡と続き、10月19日の新宿BLAZE公演でファイナルを迎える。
さらに、冬には劇団HOT DOG CATとしての公演『純情アイスティー』の上演も決定。こちらは、HOT DOG CATの楽曲をモチーフにした長編の舞台劇になる。
このたび、全国ツアーと劇団HOT DOG CATへの思いを、メンバーがそれぞれ語ってくれた。ここでは、桐谷ひとみが今、心に秘めている思いをお届けしたい。

ヤンキーキャラにしても、いつもとは間逆なキャラクターだったから楽しませていただきました。

――HOT DOG CAT初の全国ツアー「夏の!!全力応援キャラバンツアー!!」の開催が目の前にせまりました。どうですか、今の気持ちは…。

桐谷ひとみ　全国ツアーをさせていただけるということで、各地へ行くのが本当に楽しみです。わたしは遠征が初めて。地方へ行ってライブを行なうこと自体が初めてになるから、すごく嬉しいし、とても楽しみなのと、少し不安もあります。

――その不安な要素が気になります。

桐谷ひとみ　地方で初めてHOT DOG CATのライブを観る方に「すこくいいな」と思ってもらえるライブができるのかという不安は、正直あります。でも、新しいファンの方々に出会えるせっかくの機会ですし、一緒に遠征に行ってくださる人たちもしっかり楽しませたいように、ライブを観に来た人たちみんなが「楽しい」と思っていただけるライブをしようとも意気込んでいます。

――劇団HOTDOGCAT『ホットドッグにケチャップがなかった』公演で見せた、ヤンキーの格好で乗り込んでくれるのかも気になるところです(笑)。

白河陽奈 もちろん行きます!!

桐谷ひとみ えーっ!!でも、普通では体験できないようなことにもチャレンジさせていただいてる環境にいるからこそ、そこで得たものも力にしながら頑張っていきたいです。あのヤンキーキャラにしても、いつもとは間逆なキャラクターだったから楽しませていただきました。

白河陽奈 ついに本性を露にね(笑)。

桐谷ひとみ そんなことですよぉ。ヤンキーのキャラクターに入り込むのは難しかったですからぁ。

――ひとみさん自身、各地へ足を運ぶのは楽しみにしていることだ。

桐谷ひとみ 楽しみです。わたしは静岡出身で、名古屋がそんなに遠くはなかったことから、馴染み深い名古屋へライブで行けるのが楽しみです。じつはわたし、昔からアイドルが大好きで、よく深夜バスに乗りながら、アイドルさんの全国ツアーの追っかけもしていました。今回行く場所も、北海道以外はすべて追っかけで行ったことのある場所ばかりになります。今回のツアーでも、関東から各地へ一緒に行ってくれる人たちもいるように、そういう人たちの気持ちもわたしわかるんですね。応援してくださる仲間たちと一緒に全国各地を回れるんだと思ったら、どの場所へ行くのもすごく楽しみだし、各地で「初めまして」の方たちとの出会いも楽しみにしています。今回は、もしかしたら地方でオフ会を行なうかも知れませんし、何より、各地で美味しいご飯を食べることをめっちゃ楽しみにしています。

――各地の名物を食べるのこそ、ツアーの醍醐味ですからね。

桐谷ひとみ そうなんです。すでに、各地の美味しい食べ物はチェックしています。

今回の全国ツアーで成長し続けた成果の集大成を見せられる場が新宿BLAZE公演になるのは、間違いないです。

――ツアーファイナル公演の地となる10月19日の新宿BLAZE公演に向けての思いも聞かせてください。

桐谷ひとみ　新宿BLAZEでワンマン公演をやりたいというお話は、以前からずっと聞いていたことでした。その新宿BLAZE公演が決まったことで、メンバーみんな気合もすごく入っています。何より、わたしのお披露目公演が新宿BLAZEだったんですよ。それが、ほぼ1年前の9月のことでした。そのときに舞台の上から観た景色は、今も覚えています。もちろん、そのときから比べたら自分を応援してくださるファンの方も増えましたし、もっともっとグループの一員として貢献できるようにもなってきたと思うからこそ、さらにHOT DOG CATへ貢献していける力を持って、ツアーファイナルの新宿BLAZE公演へ臨みたいのが、今のわたしの素直な気持ちです。

――ひとみさん自身、新宿BLAZEは想い出深い場所なんですね。

桐谷ひとみ そうなんです。だから「新宿BLAZEでツアーファイナルのワンマン公演をやります」と聞いたときには、わたし自身が、初めて舞台に上がったときよりも成長してなきゃいけないと思ったし、もっともっと自分自身を進化させないと…という気持ちにもなっていました。グループとして絶対に成功させたい公演なのは、もちろんですけど。わたし自身は、前よりも進化した姿を見せる場にもしていきたいなと思っています。

――全国ツアーを通し、グループとして。そして、ひとみさん個人としても、どんな風に成長してゆくのか楽しみにしています。

桐谷ひとみ 今回の全国ツアーで成長し続けた成果の集大成を見せられる場が新宿BLAZE公演になるのは、間違いないです。ましてこの日は、HOT DOG CATのことが好きな人たちや、少なからずHOT DOG CATに興味を示してくれた人たちが集まるわけじゃないですか。もちろん、イベント公演も含め、どの公演も「今までのライブの中で一番良かった」と思ってもらえるライブをしたいです。

だって、(メンチを切りながら)「はぁ??」とか言うんですよ。そんなこと言ったことがなかったから大変でした。

――これまでにも不定期公演の中、劇団HOT DOG CATとして短い舞台劇を2回行なってきましたけど。今年の冬には、長編舞台劇「純情アイスティー」を行なうことが決まりましたね。

桐谷ひとみ 舞台は、しっかりセリフを覚えて挑まなきゃいけないから本当に緊張します。わたし、感情を込めて演じるのが苦手だから、よく棒読みって言われます。感情を込めるのって難しくないですか?

――経験いないからわからないですけど。でも、難しいなと思います。

桐谷ひとみ ですよね。でも、HOT DOG CATはライブだけをやるグループではなく、舞台なども行なえるところが強みだなと感じているように、そこは、これからも魅力として活かせたらなと思っていますし、冬には長編の舞台劇「純情アイスティー」公演も決まったので、もっともっと演技が上手くなった姿でチャレンジしていきたいとも思ってます。

――ひとみさん、7月に行なった劇団HOTDOGCAT『ホットドッグにケチャップがなかった』公演と題した短い舞台劇の中、ヤンキーという強烈なキャラクターぶりを発揮していましたよね。

桐谷ひとみ あれは、強烈な役柄でした。だって、(メンチを切りながら)「はぁ??」とか言うんですよ。そんなこと言ったことがなかったから大変でした。

白河陽奈 えっ??

桐谷ひとみ 練習も含め、演じた日だけは、そのままマインドがヤンキーになってましたけど(笑)。でも、それくらい役柄にわたし自身が引っ張られてたということなんです。まだまだ勉強中ですし、演技は難しいけど、やってて新鮮だなぁとも感じています。

――冬に行なう長編舞台劇「純情アイスティー」公演へ向けても、ひと言お願いします。

桐谷ひとみ わたし、セリフを覚えるのが苦手なんですけど。長編となると、すごい数のセリフを覚えなきゃいけないじゃないですか。しかも、自分のセリフだけを覚えるのではなく、前の人のセリフを受けての繋がりもあるように、相手のセリフだって頭の中に入れておかなきゃいけない。とにかく、以前よりも成長した姿を見せながら。みんなが飽きないように細かい演技も勉強したうえで、冬には長編の舞台劇に挑みたいなと思っています。

2ヶ月間での成長ぶりを見てください。

――HOT DOG CATは８月17日より、2021年10月14日(水)に渋谷WWWで行った通算4回目となるワンマン公演「HOT DOG CATワンマンライブ『進め！進め！進め！』」と、2021年12月30日(水)に渋谷CLUB QUATTROを舞台に開催した「楕円形メリーゴーラウンド発売記念FINALワンマン〜潜れ！潜れ！潜れ！海底1210万マイルへ〜」公演の模様を収録した、2枚組のLIVE DVDを発売します。最後に、この作品へ向けての思いも聞かせてください。

桐谷ひとみ 渋谷WWW公演のとき、わたしはまだHOT DOG CATの候補生でした。あのときのライブでは出てない曲もあったように、けっして出ずっぱりではなかったんですね。でも、その日の公演で正規メンバーへの昇格が発表になり、その約2ヶ月後に行なった渋谷CLUB QUATTRO公演では、全曲舞台に立っていました。たった2ヶ月間の違いですけど、その2ヶ月の間で、HOT DOG CATのメンバーとしての意志がさらに強くなり、HOT DOG CATの一員として進化した姿を、2本のライブ映像を見比べてもらえたらわかると思います。なので、ぜひ見比べてください。

それと、渋谷WWW公演ではバックバンドさんがついてのライブでしたが、渋谷CLUB QUATTRO公演ではオケを背景にしての公演だったように、そこで生まれるライブ感の違いも、観て、感じてください。わたし自身も、大切な想い出となっているワンマン公演の模様を映像としてずっと残していけるように、その想い出の景色を改めてLIVE DVDで観れることを楽しみにしています。

TEXT:長澤智典

HOT DOG CAT　集合アー写