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東京ブラススタイル 15th anniversary Live 直前インタビュー「見れば絶対楽しいので、みんな見て!これに尽きる」
日本のアニメソングを世界に発信し続けている「東京ブラススタイル」。ヨーロッパ、アジア、中南米まで、世界中で海外公演も行い、国内でも精力的に活動をしているガールズブラスユニット。今年15周年を迎えて開催される無観客配信ライブを間近に控え、トランペット担当 レイチェル、トロンボーン担当 岡本ちなみの2名にお話を伺った
ーー東京ブラススタイルは、どういうグループか教えてください
レイチェル:2005年結成のガールズブラスユニットです。日本の誰もが知っているアニメソングを、ファンクだったりスカだったりロックだったり、いろんなアレンジにしてパフォーマンスをしているバンドです。
オーケストラやビックバンドではなく、譜面台を立てずにスタンディングで振り付けがあったり、パワフルで見応えのあるインストバンドだと思います。
ーー歌唱のないインストの魅力は何ですか
レイチェル:私たちは、日本のアニメをメインに演奏していますが、活動場所は日本にとどまらず海外でも多く公演をやらせてもらっています。その時にインストだと、現地の人が現地の言葉で歌える。歌詞の縛りがないというのは、魅力のひとつだと思います。
岡本:やっぱり、誰でもノれるっていうのは、大きいですね。海外の人でも、日本の人でも曲を聞いただけで、「あ!」って思える。そしてアレンジが無限大ですね。
ーーあー、なるほど
レイチェル:私たちは、原曲からリズムを変えたりしているので、ラテンとかジャズとか、そういうメロディのリズムを変えやすいです。聞いていたら「あ、これあの曲だ!」、ていう格好良さを歌詞がないからこそ表現できる。
ーー公演ごとに工夫していることはありますか?
レイチェル:海外だと現地の雰囲気に合わせてセットリストを変えています。例えばメキシコでやるときはラテンのアレンジの曲を多めにしようとか。
ーー演奏しながら自分達も動いてパフォーマンスするっていうのは、凄いですよね
レイチェル:はい。振り付けをつけてもらった曲もあれば、自分たちで考えてる曲もあり、吹いてる人が目立つようにしたり、誰かのソロ裏でがっつり踊ってみたり、目でも耳でも楽しいライブっていうのをすごい大事にしています。
ーーパフォーマンスがあるから、普段インストを聞かない人たちでもすごい楽しめますね!
レイチェル:そうですね。ジャズやインストって、とっつきづらい部分があると思うんです。それが親しみのあるアニメソングと、私たちが楽しんでる演奏で、より身近に感じてもらえればと思っています。
ーーパフォーマンスしながらの演奏は、そうとう難しいんじゃないですか?
岡本:すごく大変です(笑)
レイチェル:難しいです。ブラスタのライブは体力使います。
岡本:楽器によって片手でも演奏できたりしますが、私が担当のトロンボーンは両手で持ってないと演奏できない楽器なので、拍手を煽ったりするのも腕で身振りをするなど色々工夫したりしてますね。
レイチェル:やっぱり楽器によってカッコイイ見え方って違うので、トランペットはこういうふうに持ってた方がかっこいい、とかこういう風に動くとかっこいいよね、などみんなで揃えます。
岡本:あとはマイクが・・・
レイチェル:そう、マイクをつける公演は、全員ピックアップマイクをつけます。音にもこだわりがあるので有線マイクを使用しているのですが、前列にいるホーン隊7人が踊ったり動きまくったりしている中で、動く順番をミスると線がこんがらがっちゃうんです。なので常に、そういうのも頭に入れながら動いてます。
ーー11月29日の配信ライブは、全世界配信だそうですね。
岡本:はい。タイでのパブリックビューイング、ベトナムをはじめとした東南アジア、南米やヨーロッパ、もちろん北米でも配信します。
レイチェル:国境を超えて見れるのが配信の強みだと思います。ブラスタは海外のファンがすごく多いバンドなので、配信の強みを活かしてライブができたらいいなと思っています。
ーー配信といえば、今、YouTubeにも力を入れているんですか?
レイチェル:はい、主にこの2人で毎週土曜日の21時に動画アップしています。演奏動画はもちろん、今年は15周年という節目の年なので、15年の歴史を振り返ろうという企画をやっています。それを見ていただければ結成のきっかけから、今ここに至るまでが分かるのでぜひ見ていただきたいです。
岡本:お宝映像もあるのでぜひ見て欲しいです!
ーー11月29日の配信ライブに向けての意気込みや見所を聞かせてください
レイチェル:今年の7月に初めての配信ライブをやったんですけど、ライブはいいものになりましたが、反省点も残るライブだったので、それを活かしてさらにいいライブにしたいなと思っています。
岡本:そうですね。ブラスタは、お客さん参加型の曲も多いんですが、配信だとお客さんがいないからどう楽しさを共有しようかと、前回の配信ライブで感じたので、無観客の配信でもお客さんと楽しめるようなライブにできればと思っています
ーー初めての無観客配信ライブは、結構とまどいもあったんですか?
岡本:素直に手応えがわからない・・・
レイチェル:それに尽きますね。やっぱりライブはナマモノなので、同じ曲をやっていてもお客さんの反応によって、心持ちも音の出方も全然変わってきます。それがないって言うのは、難しさもありました。
岡本:表情とか手拍子とかでわかるじゃないですか。そういう反応がないのが、難しかった。
ーーなるほど
レイチェル:なので、11月29日の配信ライブは、カメラの向こうのお客さんをしっかり意識して、演奏できたらいいなと思います。そして、このライブは、15周年のアニバーサリーライブでもあるので、配信という形ではありますが、ライブができることに、パフォーマンスで感謝を伝えたいです。
ーー最後に、ファンの皆さんに向けてメッセージをお願いします。
岡本:みんな見て!これに尽きる!絶対見たら楽しいと思うので、見てくださいという思いが一番強いです。
レイチェル:こんな状況になってしまって、次、海外でツアーできるのって何年後なんだろうって思うんです。日本国内もまだまだ厳しい状況が続いているので、それが海外となるともっともっと厳しくなる。なので本当は早く現地で会いたいけどそれが叶わない今は、とにかく配信を見て欲しいです!
<インフォメーション>
ライブ情報
東京ブラススタイル無観客生配信ライブ 「Brasta Party 15th Anniversary part 1」
2020年11月29日
12:00開演
配信チケット
2,000円
チケット
https://space-emo.zaiko.io/_item/332186
東京ブラススタイル
公式サイト:
https://www.brasta.tokyo/
公式Twitter:
https://twitter.com/brassstyle
公式youtubeチャンネル:
https://www.youtube.com/channel/UC33jkKrblqX8oLMXPPLA_9A