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せれちゅ(上月せれな)の最新シングル『WINNING ROAD』は、「デュエル・マスターズWIN」のエンディングテーマ!! 上月せれな インタビュー
12月13日に発売。上月せれなの最新シングル『WINNING ROAD』は、お馴染み「デュエル・マスターズ」シリーズの最新作「デュエル・マスターズWIN」のエンディングテーマとして起用中。同シリーズとのタッグも、本作で3曲目。アニメのタイアップとして数えたら、通算10曲目。今やアイドル/アニソンシンガー、2つの表情を持って活動している。今年は、小泉花恋とのユニットSEiRëëN、さらに、声優アイドルユニットGuilDrops+としても作品をリリース。多彩な表現スタイルを見せながら活動の幅を広げてきた。2023年1月1日には、渋谷club asiaでのワンマン公演も決定。今回は、最新シングル『WINNING ROAD』の話を中心に、上月せれなさんに話を伺った。
出演するイベントや観てくださるファン層だって変わることも多いから、いろんな形態で活動ができるのはとても楽しいです。
――今年のせれなさん、いろんな形態で作品をリリーススし続けていません??
上月せれな 6月に、SEiRëëNとして『Poppin' Fantasy』を。11月に、GuilDrops+として『虹色★わんだー』を。12月13日には、ソロで『WINNING ROAD』を発売するように、気がついたら、3つの形態で作品をリリースする年になりました。今年も、ソロとして作品を発売出来るのも嬉しいですけど、ユニットやグループ活動も楽しいし、刺激も多いから、いろんな形態を通してわたしを見せていけたのは良い機会になりました。
――GuilDrops+は、メンバーが7人。大人数での活動は、ソロとは違う刺激も多いです?
上月せれな いつもガヤガヤしていて楽しいです。SEiRëëNとしてユニット活動をしていたときも、いっつもわちゃわちゃしていたけど。7人になると、それ以上(笑)。ライブの面でも、SEiRëëN以上にフォーメーションには気を張ることが多いというか、「ここを歌い踊るときは、わたしはどこそこの位置にしなきゃいけない」など、ソロでは考えなくて良いことも大切になるから、そういう意識面での違いはありますけど。SEiRëëNもGuilDrops+も、メンバーみんなと仲良く楽しくやれているところがいいですよね。
――せれなさん、グループ活動は久しぶりじゃない??
上月せれな 大人数のグループ活動は、8年ぶりでした。ただ、わたしがグループ活動をしていたと言っても、中学生時代に、長野のご当地アイドルとしての経験だったし、あの頃はまだ中学生で、しかもアイドル活動が初めて。だから、当時と今とでは、感覚はぜんぜん違います。
――ソロ・ユニット・グループいろんな形態で活動をすることで、得る刺激も異なるわけですよね。
上月せれな 違います。出演するイベントや、観てくださるファン層だって変わることも多いから、いろんな形態で活動ができるのはとても楽しいです。
みんな最初は、霧の中のような手探り状態から始まるじゃないですか。わからないながらも何かを探している、その思いを言葉にしたかったからすごく気に入ってます。
――せれなさんの最新シングル『WINNING ROAD』は、アニメ「デュエル・マスターズWIN」のエンディングテーマとして現在放送中です。「デュエル・マスターズ」シリーズとは…。
上月せれな 3年連続、3回目のエンディングテーマとして起用していただける形になりました。毎回お話をいただくたびに、「えっ、また歌えるんですか!!」と驚きを覚えるように、すごく嬉しいことです。
――『WINNING ROAD』では、作詞家の柿沼雅美さんと共作で作詞も担当しています。
上月せれな 柿沼さんとは、いつも共作という形でご一緒させていただいています。これはいつものパターンでもあるのですが、先にアニメ制作側から「今回のシリーズはこういうテーマやストーリーで進んでいきます」「このワードも重要な鍵になります」などの説明を受けつつ、資料をいただきます。そのうえで、柿沼さんと一緒にいろんなお話をしながら作詞の作業を進めていく形を取っています。
今回の「デュエル・マスターズWIN」でデーマになっているのが、「闇」。今回、登場する主人公が"闇文明"のカードを使うことから、柿沼さんと「闇をテーマに据えて」というとお話をしながら書き始めました。
――「闇」がテーマの一つになっているんですね。
上月せれな そうです。最初、「闇かぁ、どうしようかなぁ」とも悩みましたけど。子供たちも多く見ている番組だから、きっと明るい希望に満ちた面もあるだろうなということも想像しながら歌詞を書き始めました。
今回、作詞をするうえで、「ストーリー面で、主人公たちが成長し、以前よりも年齢が上がってきたので、以前よりも大人っぽさも出せたら」という要望もありました。だから、作詞をしていくうえでも、柿沼さんと「年齢層をちょっと上げた感じで書きましょう」というお話もしていました。そのうえで、1番は実際にアニメのエンディングテーマとして流れるから、そこはアニメの世界観を全面に押し出しながら。2番以降は、もっと内面的な気持ちが見えてくるように。そのうえで「闇」も感じさせる内容を心がけました。
――作詞をするうえで、とくにこだわりを持った点があったら教えてください。
上月せれな 2番に書いた、「はじまりはいつも霧の中で 手探りで それでいい 信じるだけ!」の部分、ここはとくに「闇」を意識した言葉です。中でも「霧の中で」という言葉が重要になっています。わたしの中、明確なイメージはあったのですが、それを上手く現す言葉が見つからずに、そのニュアンスを柿沼さんに伝えていた中、「霧の中という表現はどう?」と言われ、その瞬間「それー!!」となったように、本当に最適な言葉を見つけていただきました。何か新しいことを始めるときって、みんな最初は、霧の中のような手探り状態から始まるじゃないですか。わからないながらも何かを探している、その思いを言葉にしたかったから、” 霧の中”という言葉はすごく気に入ってます。
――作詞は、せれなさんが最初にベーシックを書いて、それを柿沼さんがまとめあげる形なのでしょうか。
上月せれな 最初から一緒にお話をしながら、いろんな言葉を導きだし、それを最終的に柿沼さんにまとめあげていただく形を取っています。それこそ、一緒にお茶しながら、わたしの言葉をいろいろと引き出してくれては、「その言葉いいね、これを歌詞にしよう」と柿沼さんが言ってくれたり。わたしの近況をお話していく中、「その言葉も歌詞に使えるよね」と反映してくださったり。お互いに、煮詰まったときは、「じゃあ、休憩がてら甘いものでも食べようか」と言いながら、たわいもないお話をしたり。そうやって、いろんな言葉や文章を導き出し、それらを一つにまとめあげるように形にしながら、いつも完成させています。
どの曲もライブで一緒に楽しめる参加型の内容だから、ぜひライブを通しても収録した4曲を楽しんでもらえたらなと思います。
――完成した『WINNING ROAD』がアニメの絵のついたエンディング曲として流れたとき、どんな気持ちになりました??
上月せれな わたし、毎週放送を観ていますけど。今でも、エンディングテーマとして、アニメの絵と一緒に流れてくるたびに、「うわーっ!!」って嬉しい驚きを覚えています。こればかりは慣れることがないというか、毎週嬉しい驚きを覚えているから、きっと最終回を終えるまでずっとビックリしていると思います(笑)。
――今は、リリイベを中心に『WINNING ROAD』を歌っていますが、ライブを通しての反応はどうですか。
上月せれな みんなノッてくれていますけど。まだ、声出しの出来る環境で歌ったことがないから、そういう環境で歌ったとき、どんな盛り上がりが生まれるのかとても楽しみです。
――最近は、マスク越しなら声出しOKのライブも増えています。ようやく、ファンの人たちの熱い声のやりとりによって熱狂を生み出す、せれなさんらしさを発揮できる環境が戻り始めてきましたね。
上月せれな そういう環境が増えてきたのは、素直に嬉しいなと思っています。みんなも声を出して騒ぎたい気持ちを持っているのをわかっているから、わたしもワンマンや定期公演で、マスク越しなら声出しOKの環境があった場合、なるべくそういう風に持っていきながらみんなと楽しんでいます。
――『WINNING ROAD』は、せれなさんらしさの中へ新たらしい要素を加えたロック寄りの楽曲ですけど。C/Wに収録した3曲どれもが、わちゃわちゃとした遊び感覚満載のパーティーチューンばかり。どの曲も嬉しい衝撃でした。
上月せれな C/Wに収録したのは、どれも楽しい楽曲ばかりです。『プッシュ?セレクト?コンティニュー!』と『ラストヒーロー』は、昨年4月に行った7周年ワンマン公演のときに初披露した曲たちで、それ以降もライブでずっと歌い続けてきたし、ファンの人たちもずっと音源化を待ち望んでいたから、きっと待望と感じている方々も多いと思います。
――収録した4曲の楽曲解説をお願いしても良いですか。
上月せれな 『WINNING ROAD』は、「デュエル・マスターズWIN」のエンディングテーマ。作詞も担当しているから、歌詞にも注目して聴いていただきたいなと思います。
『プッシュ?セレクト?コンティニュー!』は、ライブで初披露したときから、みなさんすごく盛り上がってくれた曲。振りも真似やすく、みんなと一緒に踊れるところもある、ライブでも人気の曲です。わたし、アニソンも歌っているから、アニソンイベントにも出演していますけど。アニソンイベントでも、みなさんすごくノッてくださるように、とてもライブ受けのいいアッパーなチップチューンです。
『家でYeah!ってアゲタイガー』は、「家に籠もって、家で出来ることを全部楽しもう」という楽曲。タイトルにもアゲタイガーと書いてあるように、この曲はライブで一緒にイエッタイガーとMIXしていける楽曲。いつか声出しがOKになったときのため、楽曲にもみんなが「イエッタイガー」とレスポンスできるパートも作ってあります。『家でYeah!ってアゲタイガー』は、この中でも一番、音源で聴くのとライブで聴くのでは、良い意味で印象の変わる楽曲です。
『ラストヒーロー』も、ピコピコなゲーム感の出た、『プッシュ?セレクト?コンティニュー!』とは違ったチップチューン。タイトルにも書いたヒーローとは、応援してくださるみなさんのこと。わたしは、ファンの人たちのことをヒーローだと思っています。そういう気持ちも歌詞に記してあるから、歌詞にも注目して聴いてください。
どの曲にも言えるのが、ポップでカラフルということ。どの曲もライブで一緒に楽しめる参加型の内容だから、ぜひライブを通しても、収録した4曲を楽しんでもらえたらなと思います。
えっ??十数曲で、ワンマン公演って出来るんですか??
――せれなさんは、数多くのアニソンを歌ってきていますよね。
上月せれな 今回の『WINNING ROAD』が、アニメのテーマ曲という形ではちょうど10枚目になります。他にも、OVAやゲームのテーマ曲などを含めると十数曲は歌っています。
――それだけあれば、ライブの本編を全部アニメ/ゲームソングで埋めつくすのも可能だし、もうちょっと増えたら、全編アニメ/ゲームソングの単独公演も可能じゃないですか??
上月せれな えっ??十数曲で、ワンマン公演って出来るんですか??
――あっ、そうか。せれなさんのワンマン公演って30曲は当たり前。多いときは40曲とか歌っちゃうから、十数曲だと、まだ本編の半分いくかどうかの感覚ですもんね。
上月せれな そうなんです。定期公演のような、比較的コンパクトな形ならそれでもいけるんでしょうけど。わたしのワンマン公演の場合、とにかく楽曲を多く歌い過ぎるから、どれくらいがワンマン公演として適正なのかわからないんです。
わたし自身は、ワンマン公演で30曲歌っても少ないと感じちゃっています。いや、40曲でも少なく感じているから、50曲くらいは歌いたいです。もちろん、いろんな時間的な制限もあるから毎回かならずとはいかないですけど、それくらい毎回歌いたい気持ちでいます。
――過去には、5時間越えのライブとかやっていませんでした?
上月せれな 「エターナルアンコール」公演ですね。あのときは、ファンの人たちからアンコールの声がかかり続ける限り歌い続けるという企画から、全部で5時簡半歌っていました。他にも、カウントダウンライブで、除夜の鐘と同じ全部で108曲ライブもやりました。
――せれなさんの場合、年末年始にはとくに、そういうドカーンと大きなワンマン公演をぶち込んできますからね(笑)。確か今年も…。
上月せれな 今年ではなく来年になりますけど、2023年1月1日に渋谷club asiaを舞台にワンマン公演を行います。具体的な内容はこれから決めますけど、この日もたくさんの楽曲を歌います。
――この日は、ユニットなどの登場はなく、完全にソロライブとしての形になるのでしょうか。
上月せれな さすがにお正月、しかも元旦ですから。他の方に声をかけるのも忍びないし、みなさんの予定を聞いてないからわからないとはいえ、お正月くらいはゆっくりしていただきたいから、この日は完全に上月せれなのソロ公演としてやります。
この日は、最新シングルに収録した4曲とも披露しようと思っています。形のうえでは、2023年の始まりを告げるライブになりますけど。良い意味で、2022年の活動を集大成したライブにもなりそうな予感もしています。
――楽しみにしています。
上月せれな こうやって元旦からライブが出来るって、ホント幸せなことだなと思います。ワンマン公演を終え、お正月休みがあるのか、そのまま2023年も走り出すのか、わたしも予定を聞いてないからわかっていませんけど(笑)、ワンマン公演をきっかけに、幸先の良い2023年のスタートを切れたらなと思っていますし、来年も精力的にライブ活動を続けていきます。
――ここ数年の中、アイド/アニソン、両イベントに活躍の場を広げているのも嬉しいんですよね。
上月せれな どちらのお客さんも、一緒にライブを楽しむぞという気持ちは同じ。それでも、アイドルイベントならではと、アニソンイベントならではの、不思議と異なる空気感があるところも、わたしは楽しんでいます。
――最後に、改めてひと言いただいても良いですか。
上月せれな 最新シングル『WINNING ROAD』に収録した表題曲の『WINNING ROAD』は、「デュエル・マスターズWIN」のエンディングテーマとして流れています。しかも、作詞にも参加しています。収録した4曲とも全部楽しい楽曲だし、どれも気になる歌詞の内容だから、歌詞も含めて要チェックしていただけたらなと思います。わたしが、これまで歌ってきた、いろんなアニメソングも、この機会にいろいろ聴いてください。
――今は、共作で作詞をしていますが、単独で作詞をする予定は…。
上月せれな いつかはと思っていますけど。今は、他の方と一緒に作り上げることが向いているのかなと思うから、そのスタイルで今は作詞にも携わっていこうと思っています。でも、何時かは……ですかね(笑)。
TEXT:長澤智典
<インフォメーション>
MV 上月せれな WINNING ROAD(TVアニメ「デュエル・マスターズ WIN」エンディングテーマ)
https://www.youtube.com/watch?v=YkGDN1-KSs4
上月せれな
『WINNING ROAD 』
2022.12.13 On Sale
<価格> ¥1,200(税込)
品番> QARF-60161〜2
販売元:コロムビア・マーケティング株式会社
発売元:株式会社ロックフィールド
収録項目
1. WINNING ROAD
2. プッシュ?セレクト?コンティニュー!
3. 家でYeah!ってアゲタイガー
4. ラストヒーロー
5. WINNING ROAD(アニメED Ver.)
6. WINNING ROAD(inst)
7. プッシュ?セレクト?コンティニュー!(inst)
8. 家でYeah!ってアゲタイガー(inst)
9. ラストヒーロー(inst)
【PROFILE】
表題曲「WINNING ROAD」は、2022年9月からテレビ東京系列にて放送スタートするTVアニメ「デュエル・
マスターズWIN」のエンディングテーマに起用されています。
ソロアイドルとアニソン歌手の2つの顔を持つ上月せれなが、「デュエル・マスターズ」シリーズのエンディ
ングテーマを歌唱するのは、2020年から3シリーズ連続となります。
主人公もテイストも刷新された新シリーズにふさわしい、上月せれなにとっても新境地となる楽曲に仕上
がっています。
【LIVE】
2023年1月1日(元日)
上月せれなNEW YEAR LIVE 2023「ONENESS」
時間:16:00開場/16:40開演
チケット:https://t.livepocket.jp/e/serechu20230101
SNS
公式サイト:https://serechu.com/
公式Twitter:https://twitter.com/serena_kozuki
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