キミイロプロジェクトが、ダーウィンに変わって自分たちの進化を論じる!!

 

　2017年3月25日に活動をスタート。3年後となる今年3月24日に新宿BLAZEで行った3周年ワンマン公演の舞台上で、7月21日にシングル「ダーウィンダーウィン」を発売しメジャーリリースすることと、10月27日にZepp DiverCityを舞台にワンマン公演を行うことを発表したキミイロプロジェクト。

現在は、正規メンバー12人と、キミイロユース(候補生メンバー)8人の計20人という大所帯で活動中。今回は、正規メンバー12人が取材に応じてくれました。

 

メジャーリリースに向けての、今の素直な心境は…。

 

――結成から3年強でメジャーリリース、かなり良いペースで進んできましたね。

高槻あくび：ありがとうございます。でも、ここに至るまでには正直いろいろとありました。今は、立ち上げ時からのメンバーは、わたしと瀬川のどかの2人だけになるのですが、こうやってキミイロプロジェクトを支えてゆくたくさんのメンバーたちと一緒にメジャーからCDをリリース出来るのは、素直に嬉しいです。

瀬川のどか：キミイロプロジェクトも3年間活動を続けてきた中で強くなったと思います。こうやってメジャーリリース出来るのも、同じ志や目標を持つメンバーが増え、グループとしての存在感がどんどん強くなりだしたからだとわたしは感じています。

高槻あくび：わたしも「やったー!!」という気持ちはありながら、メジャーリリースするからと言って、環境が一気にガラッと変わるわけではないように、「ここからがようやくスタートだな」という意識でわたしは受け止めています。

 

 

――せっかく正規メンバーが全員いますから、一期生のみならず、全員にメジャーリリースが決まったときの気持ちを教えてもらおうか。杏あいりさんは、どんな気持ちでした?

杏あいり：わたしもメジャーリリースのお話を聴いたときは素直に嬉しかったです。同時に、キミイロプロジェクトという存在が目に見える形で大きくなっていけたらなとも、今は思っています。

 

――美月ルナさんは、どうですか?

美月ルナ：わたしもメジャーリリース出来るのは嬉しい報告でしたけど、「ここからもっともっと頑張らなきゃ!」という気持ちが強くなったように、想いは、これまで以上に熱くなっています。

 

――一ノ木ゆきさんは、いかがですか?

一ノ木ゆき：わたしも純粋に嬉しかったんですけど。そのぶんもっともっと頑張らなきゃっていうか…。私たちが目指しているのはメジャーリリースだけではなく、もっとその先にもいろいろとあります。そのためにも、メジャーリリースを新たなスタートダッシュにしながら、先の景色に向かってグンッと飛躍できるように頑張りたいです!!

 

――その先の景色がとても気になります。

一ノ木ゆき：チーム全体で目標にしているのが、日本武道館をワンマン公演で埋めることです。個人的には、横浜アリーナにキミイロプロジェクトの単独公演で立つことが目標です。

 

――朝日南まつりさんは、どんな気持ちですか?

朝日南まつり：このメンバー、みんなちゃらんぽらんに見えるかも知れないけど。みんなめちゃくちゃしっかりしている自慢のメンバーたちです。しかも、アイドルというベースはありながら、一人一人がプロとしての自覚をしっかり持って活動をしています。その姿を認められたことも大きかったのか、メジャーリリースというお話をいただいたことで、ようやくアイドルグループとして一つステップアップ出来たなとわたしは感じています。だからこそ、これからは「自他ともに認められるアイドルグループにならなきゃ」とわたしは感じています。

 

――次は、山田小豆さんかな。

山田小豆：わたしも、メジャーリリースは素直に嬉しいことです。正規メンバーも増え、このメンバーで出したCDが、7月21日にはいろんな人たちの手元に届くんだなと想像すると、すごくワクワクしてきます。

 

――姫条りなんさんは、どんな気持ちですか?

姫条りなん：メジャーリリースができるのはとても嬉しいことですけど。わたし自身は、まだ正規メンバーに昇格して間もないように、まだまだ力不足な面があるのも正直な気持ちです。だからこそ、メジャーからリリースするグループのメンバーに相応しい自分に早く成長しなきゃという焦りもあります。キミイロプロジェクトの良いところって、メンバーが多いのに一人一人が強い個性を持っているところなんですね。その中の一人としてわたしも力を発揮していかなきゃと、今、頑張っています!!

 

――りなんさんの個性も気になります。

姫条りなん：わたしはキミイロプロジェクトの中のネタキャラというか、お笑いキャラになっています。メンバーのモノマネ動画をアップすれば、SHOWROOMなどの配信でも積極的に面白いことをやりだしたら、何時しかそのポジションになっていました(笑)。

 

――次は、澄乃凛さんお願いします。

澄乃凛：メジャーリリースが決まったことで身が引き締まる思いと言いますか、わたしは「やったー!!」というよりも、「もっともっと頑張らなきゃ!!」という気持ちが先にきました。わたしも、メジャーリリースの発表をした日に正規メンバーに昇格した一人なんですね。その気持ちがあるからか、先輩方に頼るのではなく、澄乃凛としてしっかりチームの力になる存在にならなきゃと思っています。

 

――凛さんが、チームの中でどんな存在になろうとしているのかも気になります。

澄乃凛：澄乃凛を知ってキミイロプロジェクトのことも知ったという人を、これからはもっともっと増やしていきたいなと思っています。

 

――白熊めぐるさんは、どんな気持ちでいます?

白熊めぐる：わたしも「頑張らなきゃ!!」という気持ちが強いんですけど。それ以上に「やったー!!」という嬉しさのほうが強くって。というのも、わたしの親族は九州に住んでいるんですけど。「わたし、アイドルとして活動をしているんだよ」と言っても、「テレビでも観ないし、CDも売ってないから、本当は何やってるの??」とよく言われてきたんです。でも、今回はメジャーリリースということで、ようやく家族や一族に「わたし、メジャーリリースしたから。CDだって、お店で手に入るでしょ」とでっかい顔で言えるなと、その日を楽しみにしています!!

 

――次は、片平結愛さんかな。

片平結愛：結愛も嬉しい気持ちが強いです。しかも、この12人でメジャーリリースできることがすごく嬉しいんです。わたし、メジャーという言葉を聴くと「有名になれた」ような気になりますし、これまで以上に力がついてるというのを認められたんだなという証のような意識にもなれるように、それをしっかり示していきたいです。

 

――最後は、蒼井花さんですね。

蒼井花：わたしの場合、キミイロプロジェクトのメンバーになってからずっとグループを取り巻く環境が大きくなっていくのを体感してきたせいか、メジャーリリースに関しても、成長し続けていく中の一つとして嬉しく受け止めています。今は、メジャーからのリリースをきっかけに、少しでも多くいろんな人たちの目に留まる機会を増やしたいです。

 

 

高槻あくびの「ダーウィンダーウィン」の聞きどころと、もう一つお勧めナンバーは。

 

 

――キミイロプロジェクトは、7月21日にシングル「ダーウィンダーウィン」を4-TYPE発売しメジャーリリースします。「ダーウィンダーウィン」とC/Wに収録した「サヨナラじゃなくて」はライブでも披露をしています。他にも、ライブではまだ披露していない「キミがもしもモンスターだったとしても」と「AGAINST」を中に収録。ここからは、メンバー全員に「ダーウィンダーウィン」の聞きどころと、個人的にお勧めのC/W曲について語っていただいても良いでしょうか。では、ふたたび高槻あくびさんからお願いします。

高槻あくび：あくびの「ダーウィンダーウィン」に対する印象は、「楽しさ」と「面白さ」を組み込んだ楽曲という印象です。個人的には、「過去を脱ぎ捨てたって忘れるわけじゃない」という一節が好きなんです。キミイロプロジェクトも、ここ至るまでには、メンバーの意識が一つにまとまらず、気持ちを一つにしてゆくまでに時間がかかれば、ライブでも人がいなくてフロアから声が届かなかった経験も重ねてきました。だけど、どんな状況下でも、今も変わってないのが、「何時も前を向いて走り続けている」姿勢。今もまだ振り返るには早い時期だと思ってるけど。それでも、歩んできた過去は大切なものだし、その積み重ねがあるからしっかり前を向けるのもわかっているからこそ、わたしはこの一節が大好きです。

もう1曲、わたしは「サヨナラじゃなくて」を上げます。この歌は、これまでのキミイロプロジェクトにはあまりなかった、切ない気持ちを歌うラブソングです。歌詞には希望も記されていますけど、でも全体的には切なさや胸が苦しい気持ちを表現している歌になります。わたし、「サヨナラじゃなくて」を歌うたびに胸がキュッと鳴るように、めっちゃ感情移入しちゃいます。

あと「AGAINST」は、メンバー一人一人がソロで歌うパートが中心になっています。誰がどの歌詞を歌っているのかもにも注目してもらえたら、「この歌詞、この子にピッタリだね」と思えるところも出てくるように、そこにも注目してください。

 

杏あいりの「ダーウィンダーウィン」の聞きどころと、もう一つお勧めナンバーは。

 

杏あいり：「ダーウィンダーウィン」を初めて聴いたときから、すごくノレる楽曲だと思っていましたし、振り付けをいただいたときも、「この振りはファンの人たちも絶対に喜んでやってくれる」という感触がありました。実際にライブで披露したときにも、みんな振りを真似してくれれば、熱い掛け声を入れてくれたように、ライブですごく盛り上がれる楽曲なのが好きなところです。

もう1曲は、わたしが振り付けを担当した「キミがもしもモンスターだったとしても」になります。この曲の振りで意識したのが、「中高生の女の子がMIX CHANNELやTikTokなどを通して振りを可愛く真似してくれたらいいな」ということ。曲調も振りも可愛いので、ぜひ振りを真似ながら楽しんで聴いて欲しいなと思います。

 

美月ルナの「ダーウィンダーウィン」の聞きどころと、もう一つお勧めナンバーは。

 

美月ルナ：「ダーウィンダーウィン」はキャッチーな歌だから、みんなにも覚えてもらいやすいなと思っています。あと、曲を聴きながら「これ、どんな振りなんだろう」と想像してもらいやすいとも感じているように、何時かライブが再開したときは、「どんな振りか観てみたい」とライブ会場に足を運んでくれたらなと思っています。初見の人でも振りコピしやすいように、そのときはライブで同じ振りをしながら盛り上がりましょう!!

もう1曲は、「サヨナラじゃなくて」」です。この曲をいただいて初めて聴いたとき、涙が零れたくらい胸がギュッと高鳴った歌。ライブで披露したときも、観てくださる人たちに、この歌に込められた儚さや切なさを伝えられるようにとパフォーマンスをしていたくらい、これからもっともっと完成度を高めて、観た人たちの気持ちの鳥肌が立つくらいに仕上げたいです。ただ、わたし自身が、歌いながら感情移入しすぎて、いつも涙目になっちゃってるんですけどね(笑)。

 

一ノ木ゆきの「ダーウィンダーウィン」の聞きどころと、もう一つお勧めナンバーは。

 

一ノ木ゆき：「ダーウィンダーウィン」を初めて聴いたときの衝動は、今もまだ覚えています。この曲の前奏って、まるでピンクレディーさんの「UFO」のような雰囲気なんですね。曲調面でも、歌詞の内容を深く考えず楽しめるように、雰囲気で楽しんでもらいたいんですけど。わたしもそうですが、けっして楽しい一辺倒の歌ではなく、いろいろ考えさせられる歌詞のように、探るほど歌詞へ強く惹かれてしまいます。ぜひ、「つらい経験があるからこそ、楽しい経験が貴重だ」という想いも、「ダーウィンダーウィン」を通して感じて欲しいなとわたしは思っています。

わたしが「ダーウィンダーウィン」の歌詞で好きなのが、「ありきたりファッションで歩く道はなんかクワクワしちゃうの」というところ。とくに「クワクワしちゃうの」の意味が、「ワクワクしちゃう」ということなのか「クラクラしちゃうくらいの気持ちになる」なのか、どの答えが正解かも探ってください。わたしは、ここのフレーズを歌うたびに「わかるな!!」という気持ちになります。

もう1曲が、「サヨナラじゃなくて」です。わたし、キミイロプロジェクトの恋愛ナンバーをレコーディング現場で歌うたびに「感情が重い」と言われてしまうんですけど。「サヨナラじゃなくて」」は、とくにその言葉をよく言われれば、「重いだけじゃなくて、そこにキラキラも欲しい」と言われました。そこは自分なりにいろいろ考えながら歌ったように、歌入れしたときの思い入れがとくに強い楽曲になりました。

歌詞ではJKの純真な気持ちを歌いながらも、わたしはどうしても、その歌詞を大人の恋愛として受け止めてしまうから歌声も重くなってしまうんでしょうね。でも、恋愛の深みって年齢を重ねたから深いわけじゃなく、若くても深い恋愛をしている人はいるじゃないですか。だからこそ、わたしなりの深みと同時にキラキラさも意識しながら歌ったので、そこを聴いてください。

 

朝日南まつりの「ダーウィンダーウィン」の聞きどころと、もう一つお勧めナンバーは。

 

朝日南まつり：何事も第一印象って大事じゃないですか。「ダーウィンダーウィン」って、たとえばコンビニなどのお店のBGMとして流れているときにフッと耳にしたら、サビの「ダーウィンダーウィン」というフレーズが強く印象に残ると思うんです。それくらいサビ歌のインパクトが強烈だから、聴いたとき印象に残って欲しいし、そのフレーズから「ダーウィンダーウィン・歌詞 」と検索し、キミイロプロジェクトを見つけてもらい、グループにも興味を持ってもらいたいです。

もう1曲は、「キミがもしもモンスターだったとしても」です。全体的にめちゃめちゃ可愛い曲で、歌詞に書かれた「好きなとこは2020個だって言えるから」の一節が、わたしは大好きです。この2020個って、2020年にメジャーリリースすることにひっかけているんですけど。わたしもよく「モンスター」と言われるから、「こんなモンスターだけど、愛してね」「わたしの好きなところをみんなも2020個言ってね」という気持ちで歌っています。

 

――でも、好きなところを2020個言うって大変じゃないですか?

朝日南まつり：きっと言えますよ。「肌感が好き」指先が可愛い」など、細かく言えば出てくると思います。わたし、キミイロプロジェクトの好きなところなら2020個は余裕で言えます。言いましょうか??

 

――いや、何時間かかるかわかんないので大丈夫です(笑)。

 

瀬川のどかの「ダーウィンダーウィン」の聞きどころと、もう一つお勧めナンバーは。

 

瀬川のどか：最近のライブで初めて触れたファンの方々から「楽曲がいいよね」と言われる回数が群を抜いて大きいのが、じつは「ダーウィンダーウィン」なんです。一度聴いたらすぐに鼻唄で歌えちゃうくらい歌も振りも覚えやすければ、ライブで「ダーウィンダーウィン」を聴き，「あの歌が気になったんで遊びに来た」と特典会で言われることも多いです。今はライブ活動が難しい時期ですけど、ふたたびライブ活動を再開し、メジャーからCDをリリースして以降は、確実に「ダーウィンダーウィン」がキミイロプロジェクトを代表する楽曲になると言えるくらいの手応えを、すでに感じています。

「ダーウィンダーウィン」は振りにも注目してください。具体的に言うなら、メンバーみんなで船の形を作る振りがあれば、ダーウィンの進化論の姿をメンバー全員がステージ上で横一列になって再現しています。とくにダーウィンの進化論の姿は、「このまま歴史の図鑑に載せてもいいんじゃない?！」というくらいに綺麗です。メンバー一人一人微妙に振りも違っているように、その振りもぜひ観てもらいたいです。

　もう1曲は、「サヨナラじゃなくて」です。「ダーウィンダーウィン」とは間逆な表情を持った楽曲で、感情的にもちょっと切なくて重めなんですけと。曲調も歌詞も、最初は暗い雰囲気で始まりながらも、最後へ向けてどんどん明るさと爽やかさを増してゆくように、そこがキミイロプロジェクトらしくてわたしは好きです。たとえ暗い気持ちのときでも明るい希望を持てるように導いてゆく歌だから、落ち込んだときや失恋したときに聴いてもらい、少しでも気持ちを明るくしてもらえたら嬉しいです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

姫条りなんの「ダーウィンダーウィン」の聞きどころと、もう一つお勧めナンバーは。

　　　　　　　

姫条りなん：「ダーウィンダーウィン」って、良い意味であまりアイドルアイドルしてない曲調なんですね。だけど、パフォーマンス面ではすごく可愛いように、そこがキミイロプロジェクトっぽくてわたしは好きなところです。歌詞も、今のキミイロプロジェクトを表してるというか、「過去を脱ぎ捨てたって忘れるわけじゃない」という歌詞もそうだなと思うし、どんどん成長していくキミイロプロジェクトの姿を歌っているなという印象をわたしは持っています。初めてキミイロプロジェクトを聴いた人たちにも、「これがキミイロプロジェクトらしい歌なんだ」と思ってもらえるくらい、ぜひキミイロプロジェクトの代表曲になって欲しいです。

もう1曲は、「キミがもしもモンスターだったとしても」です。歌詞の内容が、ほんと女の子女の子していて可愛いんです。しかも、自分の心境も重ねながら歌えるように、わたしも「キミからの手紙を読んで覚悟を決めた」と歌うたびに、ファンの方々からいただくお手紙のことと重ねあわせ想いを巡らせることで嬉しくなれば、 感謝の気持ちを思い出して涙が出るくらい嬉しくなります。それくらい「キミがもしもモンスターだったとしても」は、すごく共感を覚える歌です。

 

山田小豆の「ダーウィンダーウィン」の聞きどころと、もう一つお勧めナンバーは。

 

山田小豆：「ダーウィンダーウィン」は前奏の時点ですごくキャッチーで耳に残る楽曲になっています。振りつけも簡単だから、ファンの人たちも真似しやすいし、振りにはメンバーそれぞれの個性も反映されているように、ライブではそこにも注目してください。中には、変な振りの人もいるようですから(それが山田小豆さんらしい)。

もう1曲は、「サヨナラじゃなくて」です。この歌はラブソングですけど。ライブでお披露目をしたときから思っていたのが、「わたしがキミイロプロジェクトのメンバーになってから今までの歩みを重ねて思い出せる歌だな」ということでした。振り付けも感情が込めやすいように、そこにも注目して観てください。

 

澄乃凛の「ダーウィンダーウィン」の聞きどころと、もう一つお勧めナンバーは。

 

澄乃凛：「ダーウィンダーウィン」は耳で聴いても、目で見ても楽しい楽曲になっていると思います。わたし、「ダーウィンダーウィン」のイントロを聴いた時点で「おっ、ここから何が始まるんだ」となったんですよ。そこからは、最初から最後まで一気にワーッと聴いたんですけど。すごいのが、わちゃわちゃとした中に起承転結した物語を作り上げているから、弾けながらもしっかり楽曲として楽しめること。ライブでは、12人それぞれの個性の出たフォーメーションも楽しめるから、そこにも注目してください。

もう1曲は、「キミがもしもモンスターだったとしても」です。最初に曲を聴いたとき、「あっ、可愛い」と思って。その後、よくよく歌詞を読んだら、とても深い内容なんですね。個人的にグサッときたのが、「どんなことをしても批判される世の中だろ 言葉のモンスターたち」という一節。いろんなことに批判される世の中だからこそ、君が大事に思える人を大切にしてあげてというニュアンスの歌詞に、わたしはすごくグッときました。世の中には、100の善意よりも1の批判を気にしてしまう人って多いと思います。それを気にしないで生きていくのは正直難しいけど、君のことを好きな人も、応援してくれる人もたくさんいるんだからという内容でもあるように、可愛い曲の中へ大切なことがたくさん埋め込まれている楽曲だとわたしは受け止めました。おかげで、歌うときはすごく感情移入してしまいます。

 

白熊めぐるの「ダーウィンダーウィン」の聞きどころと、もう一つお勧めナンバーは。

 

白熊めぐる：「ダーウィンダーウィン」にわたしはめちゃくちゃ思い入れがあります。というのも、わたしがキミイロプロジェクトのメンバーになりたいと思ったきっかけを与えてくれた「恋恋恋鯉」という楽曲があるんですけど。その歌の作曲者と「ダーウィンダーウィン」の作曲者が一緒なのと、わたしがキミイロプロジェクトの正規メンバーへ昇格になったときに発表になった楽曲が「ダーウィンダーウィン」だからです。わたしの気分的には、漫画の第一巻ではサブキャラとして出ていたのが、最終巻では主人公のライバルでありながら一緒に敵と戦うみたいな感覚なんです。この歌を聴くたびに、わたし自身が「ここから進化してゆくためにも戦っていくぞ」という気持ちや、やる気が生まれてきます。ぜひ、みなさんも仕事や学校へ行く前にこの歌を聴いて「よし、やるぞ!!」という気持ちになってください。

もう1曲は、「キミがもしもモンスターだったとしても」です。曲を聴いたときも「可愛い!!」という印象でしたが、あいりさんのつけた振りを観たときに「あおーっ!!」っていうくらい可愛くって。女の子なら絶対に「好き!!」ってなる振りつけだから、曲を聴くだけじゃなく振りも絶対に見てください。きっと「おーっ!!」となりますから。

 

片平結愛の「ダーウィンダーウィン」の聞きどころと、もう一つお勧めナンバーは。

 

片平結愛：「ダーウィンダーウィン」を最初に聴いたときは、「えっ、なにこの曲!!」というくらいすごくインパクトが残りました。ダンスも、私たちとファンの人たちみんなで一体になれるように、これから「ダーウィンダーウィン」を知ってくださる人は、ぜひ私たちと一緒に楽しんでください。

もう1曲は、「キミがもしもモンスターだったとしても」です。楽曲を作ってくださった方が、「女子中高生に刺さればいいなという想いを持って作った」と語っていたんですけど。わたし、メンバーの中で唯一の女子高生のように(笑)、すごく心に刺さりました。だから、結愛と同じ年代の子たちにも伝えて、心に刺さってもらいたいし、それでキミイロプロジェクトのことも好きになって欲しいなと思っています。あと、歌詞がとても可愛いんです。わたしと同じ高校生の年代の子たちなら、自分と主人公の気持ちを重ね合わせて聞けると思います。

 

蒼井花の「ダーウィンダーウィン」の聞きどころと、もう一つお勧めナンバーは。

 

蒼井花：「ダーウィンダーウィン」を初めて聴いたとき、それまでのキミイロプロジェクトが歌ってきた楽曲とは雰囲気が違っていたから、「こういう曲調も歌えるんだ」「新しい一歩をキミイロプロジェクトが踏み出した」という印象でした。

個人的に好きな歌の一つが、「サヨナラじゃなくて」。歌詞の内容面でもけっこう重ための恋愛ソング。その気持ちをしっかり表現するためにボイトレに通って練習もすれば、納得いかなくて録り直したくらい強い想いを持って歌入れをしました。楽曲を通しても女の子の切ない気持ちが伝わればと思っているけど。ライブを通すともっと気持ちが伝わると思うから、ライブが再開したときにはそこにも注目してください。

あと、しっとりしてるけど壮大な表情を持った「AGAINST」も、歌うのは正直難しかったけど、こちらもキミイロプロジェクトの新しい表情の一つになったと思います。この歌、サビではみんなで歌うけど、あとはメンバー一人一人が歌を繋いでいくように、メンバー一人一人の歌声の個性を味わえます。

 

自粛の空気が解除になってみんなに会えるようになったとき、キミイロプロジェクトがどのアイドルグループよりもスタートダッシュを切っていきたい。

 

 

――現状、まだまだライブ活動の再開は難しい環境です。今、キミイロプロジェクトとしてはどんな活動をしているのかも教えてください。

澄乃凛：今はSHOWROOMなどの配信を通してファンの人たちとコミュニケーションを取ったり、無観客での配信ライブも行っています。

 

――無観客配信ライブをやってみて、どう?

澄乃凛：お客さんの反響がリアルタイムではわからないぶん、それが勉強になるなと思っていて。キミイロプロジェクトは10月27日にZepp DiverCityでワンマン公演を行うんですけど。大きい会場になると、後ろの人たちの細かい表情までしっかり捉えられるかと言ったら微妙じゃないですか。それでもみんなを絶対に楽しませたいと私たちは思っています。そのときの訓練じゃないけど、どんな環境や状況下でもキミイロプロジェクトのパフォーマンスを最高に届けられる勉強の場にも無観客配信ライブはなっているように、そこでの経験を通してさらにキミイロプロジェクトを進化させながら、Zepp DiverCityでのワンマン公演へ、つかんだ成果を繋げていきたいなと思っています。

高槻あくび：確かにお客さんが目の前にいたほうが反応もわかりやすいし、楽しんでくれているかどうかも伝わりやすいんですけど。でも、無観客ライブをやっていても、私たちにはみんなの声が聞こえてきます。画面の向こうでニコニコしている姿も見えてきます。そういう感覚を持ってライブが出来ているのも、きっと、みんなと気持ちが一つに繋がっているからだと思います。

一ノ木ゆき：最近では、カメラを通してもっともっと私たちの楽しんでいる姿を見てもらったり、その様を一緒に楽しんで欲しいなと思い、わざと遠くにあるカメラの前まで行って歌ったりもしています。メンバーみんなでカメラの争奪戦とかやっても観てくれる人たちは楽しんでくれそうだから、これからはいろんなチャレンジもしていくつもりです。それくらい無観客ライブでも、そこだからこその楽しみ方を模索していれば、つかんでもきているように、もっともっと楽しさを突き詰めていくので楽しみにしていてください。

 

――今はなかなかライブ活動が難しいとはいえ、秋にはZepp DiverCityでのワンマン公演が控えていますからね。それまで、キミイロプロジェクトがどんな進化した姿を見せてくれるのかも楽しみです。

瀬川のどか：今は自粛期間中でみんなと会えない時間が続いていますけど。キミイロプロジェクトはこれまで一度も止まったことがなければ、今も、出来ることを一生懸命にやっています。だからこそ、みなさんへ次に会えるときまでに進化したキミイロプロジェクトを見せようと裏ではいろんな準備や努力も重ねています。今の自粛の空気が解除になってみんなに会えるようになったとき、キミイロプロジェクトがどのアイドルグループよりもスタートダッシュを切っていきたいし、そのために今も頑張っているように、楽しみにしていてください。

高槻あくび：どんな状況へ陥っても、キミイロプロジェクトは絶対に進化も歩みも止めないグループです。それが出来るのも、何時も応援してくれるファンの人たちが、どんな環境にいようと寄り添ってくれているのを感じれているから。みんなも変に不安になることなく、これからも安心してキミイロプロジェクトについてきて欲しいです!!

 

TEXT:長澤智典