FEATURE

2020.06.05

dela「1曲ごとに主人公の気持ちになって、その情景を想像しながら16個の物語を楽しんでください」。delaのベス盤「DELAX2〜dela best〜」をメンバーが分析!!

dela集合

 

名古屋を拠点に、国内はもちろん、毎年海外でも公演を行うように世界十数ヶ国を舞台に活動中のdela。彼女たちが、7月上旬に2枚目となるベストアルバム「DELAX2〜dela best〜」をリリースする(配信として発売中)。

本作には、2015年に発売したシングル「ためらいRetweet」以降の楽曲を中心に、デビュー曲「MAWARE」の新録バージョンを収録するなど、ファンには嬉しい曲たちを全部で16曲、CD収録分数ギリギリまで詰め込んでいる。

このたび、本作に収録した曲にまつわる思い出話を、一期生の沢井里奈・綾瀬麗奈・早見紗英と二期生の近藤真琴にオンラインインタヴューという形で答えていただいた。

 

メンバー

 

 

「DELAX2〜dela best〜」は、約4年半のdelaの歩みを詰め込んだ作品。

 

 

 

――7月上旬にdelaとして2枚目となるベスト盤「DELAX2〜dela best〜」が発売になります。

沢井里奈 :ものすごく嬉しいです。最初のベストアルバム「DELAX〜dela best〜」のときにも、「この歌も入れたいけど入りきれない」という想いがあれば、delaには本当に素敵な曲がたくさんあるから、その素敵な曲たちをこうやって再びまとめあげて出せるんだと思えたらとても嬉しいです。

 

――アルバムには、2015年12月以降に発売した楽曲を収録。ここに至る約4年半の歩みを詰め込んだ作品と捉えても良いのでしょうか?

沢井里奈 :そうなりました。この中には、本当にいろんな想いが詰め込まれています。

早見紗英:本当に待ちに待ったアルバムのように、リリースできることがめちゃめちゃ嬉しいです。「DELAX〜dela best〜」を出したのが2016年4月だから、あれからもう4年以上も経ったのかと思ったら、月日が流れるのってすごく早いですよね。その間にも、ファンたちの間から「またベスト盤を出して欲しい」という声をいただいていたから、こうやって2枚目のベスト盤を出すことが出来てとても嬉しいです!!

近藤真琴:最近delaを知ったファンの方や、ここでdelaを知ってくださった人たちにも、一気にたくさんdelaの楽曲を知ってもらえることになるからね。

綾瀬麗奈:そうだね。みなさんの応援のおかげで、こんなにもたくさんの曲たちを歌ってきたことにも感謝しています。

 

 

メンバーが語る思い出の2曲、その理由…。

 

 

 

――みなさん、収録したどの曲にも思い入れはあると思いますが、あえて個人的に思い入れの強い楽曲を2曲上げ、その思い出を語っていただいても良いですか?まずは麗奈さんからお願いします。

綾瀬麗奈:「DELAX2〜dela best〜」にはわたしの好きな楽曲ばかりが入っていれば、ライブでよく歌っている曲たちを中心に収録したように、この1枚を聴くことでdelaのライブを楽しめるのは間違いないです。

個人的に思い入れの強い楽曲を上げるなら、セクシーな香りも振りまく大人曲の「薔薇薔薇’n Girl」ですね。この曲は、歌詞・曲調・ダンスの3つが一体化したときにとても魅力を放つ、delaの意外な一面を発揮した歌として気に入ってます。この曲を歌った当初から、「何時ものdelaとは異なるなぁ」という良い意味での違いを覚えれば、その違いを新たなdelaの武器に出来たのも嬉しかったことでした。ファンの人たちにも、意外な一面を見せながらも支持してもらえたように、それもdelaを成長させてくれた要因になったと思います。

もう1曲は、「MAWARE -Special Heart Pride-(2020)」ですね。今回、delaとして活動を始めた頃から歌ってきた「MAWARE」を、「MAWARE -Special Heart Pride-(2020)」という形で新録もしました。当時のわたしはまだ高校生で、勢いに任せて歌っていましたけど。成長と共にいろんな経験を重ねてきた理由もあるのか、改めて「MAWARE」を歌ったときに歌詞の捉え方が深くなれば、より想いを汲み取って歌えたように、そこの違いもわたしの中では嬉しい発見でした。最近は、「MAWARE」をライブで披露する機会も少なかったせいや、新たなアレンジの理由もあるのか、久しぶりに歌ったら息切れしたように(笑)、意外と激しい曲なんだなとも改めて実感しました。

 

――次は、真琴さんにお願いしようか。

近藤真琴:「わたしは「DADADA」が大好きです。理由は、これまでのdelaにはない速いテンポの曲であり、ライブでもファンの方と一体化し、すごく盛り上がれるのが一つ。そしてもう一つの理由が、歌っていると、わたし自身の背中も押してくれるからです。歌詞に記された「悲しくて悔しいとき 全部自分次第でしょ」という歌詞を歌うたびに心にグサッと来ると言いますか、いつも「頑張ろう」という気持ちにしてくれます。今でもライブで「DADADA」を歌うと背中を押されるのはもちろん、ファンの方とものすごい一体感を作れるから大好きです。ただ、ダンスも激しいから、この曲を歌い踊り終わるとクタクタになります(笑)。

もう1曲上げるなら、「バレないようにキスをして」です。この曲も、わたしには衝撃的でした。delaの中ではいわゆる王道曲ですけど、男女の恋愛を描いた歌詞の内容がすごく大人なんです。この曲を初めて歌ったときのわたしは、まだ高校1年生。あの頃は、「えっ、バレないようにキスをしてってどういうこと?」状態(笑)。歌詞は、年齢を重ねるごと少しずつ理解を深めれば、今では、歌に出てくる女の子の気持ちを想像すると感情移入するあまり胸が苦しくなります。delaの歌って、年齢を重ねるごとに深みが増してゆくのも特徴だと思います。

 

――紗英さんの思い入れ強い楽曲を、教えてください。

早見紗英:わたし、「delaの中で一番好きな曲は何?」と聴かれるたびに「「ためらいRetweet」です」と答えるように、この歌が大好きです。「ためらいRetweet」を歌いながら恋する女の子の葛藤する切ない想いや、好きという気持ちがあふれだしちゃう様を想像するたびに、わたしは彼女の心模様に感情移入してしまいます。ファンの人たちにも、「「ためらいRetweet」を歌っているときはとても感情移入した表情をしてるよね」と言われるように、ライブで歌っているときのわたしの表情にも注目してください。

もう1曲上げるなら、「SAKAE GO ROUND」ですね。この歌を発表した当時、わたしはdelaの活動を休止して中国に留学していました。その中国で「SAKAE GO ROUND」のMVを観たんですけど。撮影中、delaのメンバーたちが栄市のいろんな施設や店員さんたちを巻き込み楽しく弾けている姿を見せていたように、あれは嬉しい衝撃でした。正直、「わたしも、あの中に参加していたかった」という気持ちでしたからね。

 

――最期は、里奈さんになります。

沢井里奈 :わたしが一番好きな曲は、「DADADA」になります。この曲を歌うたびに、歌っている私たち自身が勇気をもらえます。とくに、この曲をリリースした2019年時期のわたしは、「delaが今、アイドルシーンの中でどんな位置にいるのか」など、先に進んでいくうえで心に悩みや葛藤も覚えていました。その時期に「DADADA」を歌ったことで「あきらめずに頑張れば、絶対に良い未来は待っている」という気持ちを改めて教えてもらえました。この歌はきっと、聴いた人の背中も押してゆく楽曲だと思います。

それと、delaとして初めて形にした「MAWARE」を、近藤薫プロデューサーに新しくアレンジし直していただき、雰囲気をガラッと変えた「MAWARE -Special Heart Pride-(2020)」として歌えたのも嬉しかったです。当時の音源は入手が難しいですし、現在のメンバーの歌声で新録できたことで、とても進化した…何より、今のdelaらしいバージョンとして形に出来たのがすごく嬉しいんです。まさに、今のdelaを伝えられる楽曲だと思います。

 

 

元気が欲しいときには「DADADA」を聴きたくなるし、小腹が空いたときには、つい「すき家のうた」を口ずさんじゃうからね(笑)

 

 

 

――収録した曲たちの中心は、ここ数年delaがCD盤や配信として発売してきた楽曲になります。delaファンからも、配信ナンバーのCD化を望む声はいろいろありました?

沢井里奈 :ありました。「Halloween Go Round」や「DADADA」は配信リリースのみという理由から、以前から「CDにして欲しい」という声も多くいただいてきました。その想いにようやくお応えできる形になりました。他にも、今や入手困難な「MAWARE」を、現在のメンバーで新録できたのもとても嬉しかったです。

綾瀬麗奈:今はケータイで音源を管理していける時代ですけど、delaの歩みを"盤(モノ)"としてずっと手元に残しておけるのはとても大事だし、意味のあることだとわたしも思います。じつはわたし、「Halloween Go Round」のジャケット撮影日に別のお仕事が入っていて、撮影に参加できず写ってないんですね。今、そんなことも思い出しました(笑)。

「DELAX2〜dela best〜」には「夏体験物語」や「クリスマスはあなた色」など、春夏秋冬それぞれの季節を舞台にした楽曲も入っているように、delaの歴史と同時に、私たちと一緒に過ごす季節感も味わってもらえたらなと思います。

早見紗英:四季の移り変わりを、delaの歌を通して感じれるのも魅力だよね。個人的には、早見優さんの「急いで!初恋」のようにカバー曲を歌えたことも嬉しかったことでした。他にも、栄の町を舞台にした「SAKAE GO ROUND」や「すき家」さんとのコラボ曲「すき家のうた」に「三州瓦」さんとタッグを組んだ「一富士、二鷹、三州瓦」など、delaの魅力であるいろんな企業さんとのコラボレートソングも収録しているように、いろんな面からdelaの魅力を知っていただける作品になったと感じています。

近藤真琴:よく友達からも、「すき家でdelaの歌を聴いたよー」「ポスター貼ってあったね」と言う声を耳にするのは本当に嬉しいこと。海外のすき家さんでも楽曲が流れていたように、海外の方々に名前が浸透しているのもすごく嬉しいです。ただ、わたし、「すき家のうた」を歌っていた時期は、一度delaを卒業し、社会人として働いていた時期なんですね。delaに復帰したのも、スポットライトを浴びながら活動してこそ自分の生きがいを感じるからなんですけど。それもあって、よく「delaのポスターを見つけたから真琴を探したけど、写ってないよね」と言われることもあります(笑)。  

「DELAX2〜dela best〜」には、気持ちに寄り添ういろんな歌が入っているように、わたしもそのときの気持ちに合わせて聴いているんですね。だから、これから「DELAX2〜dela best〜」に触れる方にも、そのときの気持ちに合わせて、いろんな歌に耳を傾けてください。

綾瀬麗奈:そのときの気持ちに合わせてって、すごくわかる。元気が欲しいときには「DADADA」を聴きたくなるし、小腹が空いたときには、つい「すき家のうた」を口ずさんじゃうからね(笑)

 

 

「DELAX2〜dela best〜」は、delaの持つ感情の喜怒哀楽など、いろんな気持ちを感じてもらえる作品になっています。

 

 

 

――「DELAX2〜dela best〜」を出すことで、改めてdelaの歩みや幅広い表情を持った曲たちを味わえたのも嬉しかったことでした。

沢井里奈 :delaとして、ちょうど活動9年目に突入した時期のリリースになります。10周年に向けての集大成作品という意味も含め、駆け上がろうとしている今の時期に歩みをまとめあげられたのは、私たちとしても良かったなと思っています。

 

――そうか、来年は活動10年目に突入。2022年に訪れる10周年に向けての年も始まるわけだ。

沢井里奈 :そうなんです。今の世の中の状況もあり中止にはなってしまいましたが、本当なら「DELAX2〜dela best〜」を手に、通算20回目となる単独公演をZepp Nagoyaで行う予定でした。そこを一つの節目にし、そこから10年目へ向けての新たな準備に入ろうと思っていたんですけど…。でも、状況が落ち着いたらZepp Nagoyaでのワンマンライブには挑戦します!!

 

――完成したベスト盤「DELAX2〜dela best〜」、改めてひと言ずつ想いをいただけますか?

沢井里奈 :全16曲収録したように、とてもボリュームたっぷりな作品になりました。中には四季を感じれる歌など、delaのいろんな表情を詰め込んだように、この1枚を聴くことで今のdelaのことは伝わると思います。

綾瀬麗奈:この「DELAX2〜dela best〜」というアルバム、delaを好きな方にとって本当に大切な1枚になると思います。今回初めてdelaを知った方には、delaの持つ感情の喜怒哀楽など、いろんな気持ちを感じてもらえる作品になっています。ちょっと切ない気持ちになったり、ほっこり温かい思いを感じたり、いろんな感情に寄り添う曲を、この中から見つけてください。

早見紗英:「DELAX2〜dela best〜」は、本当にdelaらしいアルバムになりました。今はライブ活動が難しい時期ですけど、ベスト盤に収録したのは、今のdelaのライブの中心になっている曲たちばかり。このアルバムを聴きながら元気を受け止めつつ、ライブも楽しみにしていてください。

近藤真琴:16曲という大ボリュームのように、delaの楽曲の魅力をギューッと詰め込んだ作品になりました。とくに初めてdelaに触れる方には、「delaってこんなにも良い歌かたくさんあるんだ」と感じてもらえたらすごく嬉しいです。ぜひ、1曲ごとに主人公の気持ちになって、その情景を想像しながら16個の物語を楽しんでください。

 

 

今は、オンラインを通して元気をいただいています。

 

 

 

――今回、5-TYPEのジャケットも作りましたよね。

沢井里奈 :TYPE-Aがメンバー全員による最新衣装姿なら、TYPE-Bは一期生のみで撮影した大人の女性のセクシーさを見せたジャケットになっています。

近藤真琴:二~三期生メンバーが集まったTYPE-Cと中高生を中心にした六~七期生が集まったTYPE-Eでは、同じ白系の衣装姿でもぜんぜん雰囲気が異なります。TYPE-Cには比較的女性らしさが出ていれば、TYPE-Eでは天使のように可愛い子たちが集まったジャケットになっているのも特徴です。

沢井里奈 :dela内ユニットとして誕生した、全員中学生の"ぴよdela"ちゃんらが写ってるTYPE-Dジャケットも、ピンクでメルヘンな世界観を作り上げているように、その姿も可愛いからね。

 

――最期に、delaの近況も教えてください。

沢井里奈 :今は、ふたたびライブ活動を再開したときにみんなをあっと言わせられるように水面下でレベルアップし続けています。他にも、メンバーそれぞれオンラインを通してSHOROOM配信を行えば、紗英がYouTubeチャンネルを開設、真琴はTikTokを頑張っているなど、メンバー個々にも、今出来ることにいろいろ挑戦しています。今は直接触れ合うことが難しいから、どうしてもSNSを中心にしたオンラインでの活動がメインにはなっていますけど。それでも、コミュニケーションをしていけることでファンの方々も、わたしたちも元気をいただいています。これまで通りの日常が戻るまでは、少しでもオンライン上で交遊を続けながら、止まることなくdelaを動かし続けますので、そちらでも遊びに来てください。

 

TEXT:長澤智典

 

 

<インフォメーション>

「DELAX2〜dela best〜」配信リリース先
https://linkco.re/zaSQ0Nbf


名古屋アイドルdela 待望のベスト盤 第二弾7月上旬リリース決定! ジャケット違いの全5形態!
2020.5.31 先行で配信スタート!
2020.7月上旬全国CD発売

【DELAX2】
<収録曲>
1.ためらいRetweet
2.夏体験物語
3.バレないようにキスをして
4.赤いカーディガン
5.SAKAE GO ROUND
6.夏空のチャペル
7.Halloween Go Round
8.薔薇薔薇’n Girl
9.一富士、二鷹、三州瓦
10.すき家のうた
11.ほどけないときめき
12.急いで!初恋
13.MAWARE -Special Heart Pride-(2020)
14.dela LEGEND
15.DADADA
16.クリスマスはあなた色

 

品番 MIUZ-2003 (Type-A)

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品番 MIUZ-2004 (Type-B)

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品番 MIUZ-2005 (Type-C)

dela_C

 

品番 MIUZ-2006 (Type-D)

dela_D

 

品番 MIUZ-2007 (Type-E)

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定価:3000円(税別) 

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