FEATURE

2024.08.16
READY TO KISS

雨が上がったじゃないけど、まさに今、READY TO KISSはそういう時期に来ているんだと思います。 READY TO KISS インタビュー

 「キスで世界を埋め尽くす」をキャッチフレーズに活動中。READY TO KISSが、約3年ぶりとなるシングル『Rainbow Arch』を発売する。限定盤には2月に行った渋谷Spotify O-EASTでのワンマンライブ「牧野広実卒業公演-Last Call for the future-」の模様を収録したLIVE DVDと、タイで撮影した『タイに行きタイ(2024 version)』のMVも収録。同作品の魅力を、メンバーが語ってくれた。


『Rainbow Arch』の歌詞を読んでいると、すごく感情移入しちゃいます。


──何度へこたれようと、雨上がりの空にかかる虹のように、いつかは輝けると歌う『Rainbow Arch』。ゆみかさんやしょうこさんには、READY TO KISSの歩みとも重なる歌として響くんじゃないですか。

もりしょうこ 『Rainbow Arch』の歌詞を読んでいると、すごく感情移入しちゃいます。私がREADY TO KISSへ入ってからの約3年間は、配信リリースはあっても、CDは1枚も出していなければ、フェスに出演しても、大きなステージへ立つチャンスを逃すなど、正直いろんな苦労がありました。でも、今の7人になって新たな希望が見えれば、「一緒に頑張ろうね」と言葉を交わすなど、『Rainbow Arch』の歌詞に書いてある思いを、今の自分たちのテーマ曲のようにも受け止めています。曲調の面でも、『Rainbow Arch』は今までのREADY TO KISSが持っていたのとは異なるキラキラ感を出しています。 

アー写
▲もりしょうこ


木村ゆみか  わたしも、READY TO KISSのメンバーとして活動している中で感じ続けてきた想いと、『Rainbow Arch』に書いてある想いが重なります。わたしが加入前に観ていたREADY TO KISSは、CDを発売してはリリースイベントを行っていたから、わたしもREADY TO KISSに入ったら、同じようにCDを出してリリースイベントが出来るものだと思っていました。でも、加入してからその夢が叶うことがなく、加入3年目にして、ようやくその夢を叶えることができました。

アー写
 ▲木村ゆみか


──ずっとその日を夢見て活動をしてきたわけだ。

木村ゆみか  わたし、アイドル活動はREADY TO KISSが初めてになります。READY TO KISSに入ればCDリリースなどの活動ができると期待していた中、先輩メンバーの卒業が相次ぐなど、なかなか安定したグループ活動ができていませんでした。だから、同期で事務所に入ったSAY-LAのメンバーがCDをリリースし、大きなステージに立つ姿を見て、「いつかは私たちも」とずっと願っていました。そういう日々を過ごしてきたからこそ、余計に「雨が上がったあとには虹が出る」と歌う『Rainbow Arch』の歌詞が、自分の気持ちに重なるんだと思います。まさに雨が上がったじゃないけど、今、READY TO KISSはそういう時期に来ています。

──昔からREADY TO KISSは、メンバーが安定しないまま進んで来ましたからね。

木村ゆみか  そうなんです。わたしがREADY TO KISSに加入したときは、メンバーが8人いましたけど。当時のメンバーで今残っているのは、同期で入ったしょうこさんだけ。あのときにいた6人のメンバーは、みんなREADY TO KISSを卒業しています。じつは、前回リリースしたCDに参加していたメンバーは、今や誰もいません。そういう環境の中、あきらめずにやって来ての今だし、今のメンバーはみんな同じ方向を向いて進んでいるから、活動を続けてきて本当に良かったなと思っています。

──もしかして、2人にとっても『Rainbow Arch』は久しぶりの新曲に??

木村ゆみか  2月に、READY TO KISSとSAY-LAさん共に「GET THE VALENTINE』というバレンタインに向けた楽曲を配信リリースしましたけど。それを抜いたら、READY TO KISSとしては、2年前からライブで歌っている『愛A.S.A.P』と『突撃シャングリラ』以来になります。新曲は本当に久しぶりだから…。

もりしょうこ  とても新鮮です。


今までにないREADY TO KISSを作っていくぞという気持ちです。


──他のメンバーの方々は、『Rainbow Arch』にどんな印象を感じています?

水島さくら   すごくいい曲だと思います。『Rainbow Arch』の振り付けが、とてもかわいいんです。とくに、1.2.3.4.5.6.7」と指を差しながら番号を数えているときの振りがすごくお気に入りです。『Rainbow Arch』は、歌詞も前向きです。わたしは(牧野) 広実キッズだから、卒業をした広実さんにも楽曲を送ったら、「今までのREADY TO KISSにはない感じの曲でいいね」と言ってもらえたから、わたしは今、今までにないREADY TO KISSを作っていくぞという気持ちでいます。

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 ▲水島さくら


瀬戸佳凛   わたし、もともとアイドルが好きで、わたし自身、これまでにREADY TO KISSの楽曲はもちろん、いろんなアイドルソングに元気をもらってきました。だからこそ、今度はわたし自身がアイドルになってみんなに元気を与えたいと思っていた中、『Rainbow Arch』という、聴いた人を元気づけられる楽曲をいただくことができました。すでにリリースイベントやライブでも『Rainbow Arch』を歌っていますけど。ライブを重ねるたびにいろんなコールを入れたり、振り真似をする人たちが増えたりと、ファンの人たちがいろんな盛り上げ方を考えてくださっています。その関係性を、もっともっと広げていきたいし、その一体感を、これからも一緒に作り続けたいです。

アー写
 ▲瀬戸佳凛


白浜さや  初めて曲を聴いたときから、「すっごい素敵な曲だな」と思っていました。そのうえで歌詞を読んだとき、「まだ道の途中」など、まだまだこれからだと気持ちを高めてゆく前向きな言葉がたくさん並んでいて、わたしも気持ちを励まされました。同時に、歌詞を通して、曲を書いた(石谷)光さんの「ここから上に向かってどんどん駆け上がってほしい」という想いを感じれば、この曲が、実際に私たちの背中を押してくれます。だからこそ、ファンの人たちも巻き込んで、みんなで一緒に上がっていきたいです。わたし自身、『Rainbow Arch』を聴くたびに元気づけられます。

アー写
 ▲白浜さや


──やはり、もっともっと上に行きたい気持ちは…。

白浜さや  ありますし、上にいきたい気持ちはどんどん強くなっています。実際に今は、7人で足並みを揃えて頑張っています。今は、『Rainbow Arch』がいろんな人たちに愛される曲になればいいなとも思っています。

七海なの  わたし、アイドル活動自体が初めてなら、CDリリースも人生で初めての経験になります。中に収録した『愛A.S.A.P』や『突撃シャングリラ』は、既存曲を覚える形でしたけど。わたし、『Rainbow Arch』をライブで歌いながら、ライブでのコールの入り方や盛り上げ方が生まれていく過程を初めて味わっています。楽曲がどんどん成長していく。その過程をリアルに感じることで、『Rainbow Arch』への思い入れがどんどん強くなっています。ファンの方々も、盛り上げようといろいろ頑張っていますけど。『Rainbow Arch』をもっともっといい曲にしていくのは自分たち次第だとも思っているからこそ、この曲をどんどん成長させたいです。『Rainbow Arch』はとても前向きな曲だから、思い入れも強いです。

アー写
 ▲七海なの


小松かやの  わたしは、今年4月にREADY TO KISSに加入しました。それ以前は、4年間別のグループで活動をしていましたけど。活動休止になってしまい、卒業。READY TO KISSのメンバーとして新たに加わりました。新しい環境を得て、ここから新しい仲間たちと一緒に頑張っていこうという想いを持って活動していた中、わたしは『Rainbow Arch』と出会いました。この歌詞には、今のわたしの気持ちと重なる思いが多いから、『Rainbow Arch』はめちゃめちゃ気に入ってます。この曲を有名にしていきたいし、『Rainbow Arch』を通してREADY TO KISSのことをともっと知ってもらえるように頑張ります。

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 ▲小松かやの


──以前からREADY TO KISSのことは?

小松かやの  知っていましたし、対バンの経験もありました。当時は、ご挨拶する程度の関係でしたけど。わたし自身は、好きでよくライブを観ていました。だからメンバーになれたことも嬉しかったし、メンバーみんなしゃべりやすいから、すごくいい環境にいれてるなと感じています。


わたしは、アイドルを推している人へ向けた歌として捉えていますし、アイドルが『愛A.S.A.P』を歌うことに意味があるなとも受け止めています。 


──2曲目には、今のメンバーで『愛A.S.A.P』を新録しました。

もりしょうこ 個人的な話になりますけど、『突撃シャングリラ』のときはソロパートをもらえませんでした。『愛A.S.A.P』は、初めてソロパートをもらえた曲でした。わたし自身、『愛A.S.A.P』は思い入れの強い楽曲だからこそ、それを、今のメンバーで改めてレコーディングできたことが嬉しかったです。この楽曲は、卒業した(上原)歩子さんが振り付けをしてくださった曲。先輩の意志を感じ、それを受け継ぎながらパフォーマンスできる楽曲だから、わたしはすごく嬉しく思っています。

水島さくら 『愛A.S.A.P』は、歌詞がすごくかわいいんです。個人的に好きなのが、落ちサビの「今すぐ 大切な、大切な、大切なあなたへ 大好きと、大好きと、大好きと伝えよう」と、Dメロの「人は愚か過ぎて かけがえのないことに失ってから気付くから 後回しにしてちゃダメだね」のところ。わたし自身が愚かすぎるから、その歌詞へ共感しています。

木村ゆみか   よく、「推せるうちに推せ」と言われるように、アイドルって、気づいたらいなくなっちゃうじゃないですか。失ったときに、その存在の大切さに気づいても遅いからこそ、ためらわずに「今すぐ 好き」と伝えてほしい。『愛A.S.A.P』は、後悔する前に好きな人へ想いを告白しようと歌うラブソングですが、わたしは、アイドルを推している人へ向けた歌として捉えていますし、アイドルが『愛A.S.A.P』を歌うことに意味があるなとも受け止めています。

瀬戸佳凛  ライブで、『愛A.S.A.P』のサビを歌う前、わたし「せ~の」と煽りを入れるんですけど。ライブを重ねるごとに、「せ~の」のあとに「A.S.A.P」と言ってくれる人たちや、一緒に「せ~の」と叫ぶ人たちが増えています。それが嬉しくって。『愛A.S.A.P』は、みんなと一緒に大きな声を出して楽しめる、ライブで一体感を作れる楽曲です。

白浜さや  最初に『愛A.S.A.P』の歌詞を読んだとき、「もしもこの地球が滅亡するのなら 最後に何をするだろうか」と書いてあったから、なんかすごいことを歌っている歌詞??と思いました。でも、じつはすごくかわいい曲なんです。個人的に、「大好きと、大好きと、大好きと伝えよう」のパートをいただけたことがすごく嬉しかったです。わたし、格好いい曲をパフォーマンスするのも好きだけど、ザ・アイドルという曲も大好きだから、『愛A.S.A.P』がセットリストに入ると、個人的に沸いてしまいます。

七海なの  個人的に好きなのが、「やって失敗した後悔よりも やらなかった後悔」の歌詞。そこの言葉が、めちゃめちゃ響きます。自分はずっとアイドル活動をしたいと思いながらも、なかなか踏み出せずにいました。だから、その部分を自分の気持ちと重ね合わせてしまうんだと思います。光さんの書く歌詞は、どれもストーリー性があれば、その中へ深いメッセージを込めているから、どの曲も自分の気持ちと重ねあわせて受け止めています。振り付けもかわいいから、そこも気に入ってます。

小松かやの  わたしはマジにダンスが苦手だから、まずは必死にダンスを覚えていたのを思い返します。その後、改めて歌詞をじっくり読んだときに、「マジでいい歌詞」と想いました。どの歌詞も、「そうだよね」と思わせる内容。個人的に好きなのが、わたしがセンターで歌わせていただいているラスサビの「何を躊躇ってるの?」の部分。ライブでそこを歌っているときは、めちゃくちゃ気持ちいいから、わたしはそこをライブの見どころとして推したいです。


「今、こういう気持ちにはなれないな」と思う時期も正直ありました。でも、この7人になった今、ふたたび強い気持ちで突撃してゆく意識になれているから、今はライブでも『突撃シャングリラ』を気持ちよく歌えています。


──『突撃シャングリラ』も、先にライブでは発表されていました。

もりしょうこ  『突撃シャングリラ』は、理想郷に向かってどんどん進んでいこうという、強気で前向きな楽曲です。『突撃シャングリラ』は、ちょうど私が加入したタイミングで出来た楽曲でした。当時は、READY TO KISSに新メンバーとして4人が加入。そのメンバーが、わたしやゆみかさんでした。しかも当時、(上原)歩子さんがふたたびREADY TO KISSに戻ってきたことから、「READY TO KISS、ここから一気に盛り上がっていくんじゃない??」という空気や勢いも生まれていた時期。だからこそ、そのタイミングで『突撃シャングリラ』が生まれたんだと思います。でも、あれから日が経つごとに勢いが落ち着いてきて、わたし的には歌詞に共感出来ないというか、「今、こういう気持ちにはなれないな」と思う時期も正直ありました。でも、この7人になった今、ふたたび強い気持ちで突撃してゆく意識になれているから、今はライブでも『突撃シャングリラ』を気持ちよく歌えています。

木村ゆみか  わたしがREADY TO KISSに入って初めてもらった新曲が、『突撃シャングリラ』でした。わたしはREADY TO KISSが、初めてのアイドル活動だから、人生で初めていただけたオリジナル曲にもなりました。あの頃は右も左もわからない状態で、レコーディングや振り入れも、戸惑いながら必死に向き合っていたのを思い返します。しかも『突撃シャングリラ』は、私たち新メンバーをお披露目したワンマン公演のときに、ライブで初披露した楽曲でした。わたしも、この歌詞に共感できずに歌っていた時期もありました。『Rainbow Arch』もそうだけど、『突撃シャングリラ』も、「これから頑張っていこう」という想いを込めている楽曲だから、今は、前向きな気持ちで歌えています。

水島さくら  『突撃シャングリラ』は、わたしが加入して1ヶ月後くらいからライブでもふたたび歌い始めた曲。それこそ、卒業をした広実さんや、佐々木美帆さんがいたときからずっと歌い続けてきたから、個人的には、ライブでめちゃめちゃ歌ってきたなという印象ですし、歌うたびに前向きな気持ちになれる、大好きな楽曲です。

瀬戸佳凛  『突撃シャングリラ』の歌詞に、「突撃 突撃」とグーパンチをしながら歌う振りがあります。そこは、私たちがもっと上に向かって攻撃していくぞという姿勢を示しての動きなんですけど。わたし自身、その気持ちになって歌っているから、いつも力強くグーパンチをしています。ライブでも、ファンの人たちが盛り上がるほどグーに力が入れば、そのたびに思いきり手を握ってパンチしています。ライブでは、そこにも注目してください。

白浜さや 『突撃シャングリラ』のサビの歌詞がすごく前向きで、READY TO KISSっぽいなと思ったのと、とにかく楽曲が格好いいんですよ。歌詞も前向きな内容だから気持ちが高ぶるし、間奏の演奏も、振り付けも格好いいんです。わたし、格好いいダンスが好きだから、ライブでこの曲を踊っていると、どんどん楽しくなっていきます。

七海なの  『愛A.S.A.P』がかわいい曲なら、『突撃シャングリラ』は前向きで明るくて格好いい曲。自分は、アイドル活動を始めてからまだ半年。その中でも「あー、大変だぁ」と思うこともありますけど。『突撃シャングリラ』をライブで歌うたびに「やってやるぞ!!」というポジティブな気持ちになれます。それくらい上がる気持ちをもらえる楽曲だから、みんなもこの曲を聴いて前向きな気持ちになってほしいです。

小松かやの  みんなも言ってたように、『突撃シャングリラ』はめちゃめちゃ前向きな、本当にいい歌詞なんです。落ちサビの最後で、(理想郷へ向かって)指を差しながら「自分を信じて」と歌う場面があります。そこ、毎回気持ちがめちゃめちゃ入りながら、わたしは指を差しています。 


わたしは「バカじゃねーの」のパートを、心を込めて歌いました。


──『ブラブラブラ』は、『Rainbow Arch』と並ぶ、もう一つの新曲になります。

もりしょうこ  世間の動きなど気にせず、自分を大事にしようと『ブラブラブラ』では歌っています。その視点がアイドルソングとしては珍しいし、新鮮だなというのが、曲を聴いたときの最初の印象でした。『ブラブラブラ』はすごく格好よいロックナンバーだからこそ、「これを私たちが歌いこなせるのか」と心配でしたけど。みんなの歌声が入ったら、しっかりアイドルらしさを出せていました。『ブラブラブラ』は、格好いい曲調の上に、みんなのアイドルらしい声が重なりあった、そのバランスが絶妙な"格好かわいい曲"になりました。

水島さくら  『ブラブラブラ』を初めて聴いたときから、リズムが格好よくて「すごく好きだなぁ」という印象でした。歌詞も好きですけど、わたしは、この曲の格好いい振り付けが気に入っているから、ライブでそこを魅力に伝えながら、ファンのみなさんにも好きになってもらえるように頑張ります。個人的に好きなのが、「バカじゃねーの」とわたしが歌っているパート。普段からわたしがよく口にしているからその言葉が歌詞に使われたのか、わたしが歌うパートに抜擢されたのか…。わたしは「バカじゃねーの」のパートを、心を込めて歌いました。(取材時点ではまだライブ披露前という理由から)ライブでも、毎回心を込めて歌いたいと思います!!

木村ゆみか  わたしも、初めて『ブラブラブラ』のデモ音源を聴いたとき、どんな楽曲になるのか想像がつかなくて、タイトルの意味を調べたり、歌詞の内容はもちろん、振り付けの意味も考えながら、どんどんこの曲の理解を深めていくことをしています。そうやって、一つの作品として完成していくまでの過程をすごく楽しめた楽曲です。『ブラブラブラ』はアイドルソングらしくない魅力もあれば、でも、アイドルらしい面もある歌。READY TO KISS自体が、格好よさも、かわいいも、どっちも魅力にしているグループだから、その両方を1曲の中で味わえると思います。リリースイベントをやってて嬉しいのが、READY TO KISSのことを知らない人だけではなく、普段はアイドルソングを聴かないような人たちも立ち止まって聴いてくれること。『ブラブラブラ』は、そういう人たちにもはまる楽曲だと思いますし、『ブラブラブラ』をきっかけにアイドルに興味を持っていただけたら嬉しいなとも思っています。

──『ブラブラブラ』は、これまでのREADY TO KISSにはなかったタイプの楽曲ですよね。

木村ゆみか  これまでのREADY TO KISSには無かった曲調です。過去にも、かわいいと格好いいが入り交じった曲は表現してきましたけど。また異なるベクトルを持って、格好かわいい表現をしています。『ブラブラブラ』は聴けば聴くほどはまっていく曲だから、この歌もライブで育てながら、みんなの中に浸透させたいです。

瀬戸佳凛 『ブラブラブラ』の歌詞は、今の現代社会のことを上手く皮肉って表現しているなとも感じました。今は、SNSが主流の時代。SNSを通すことで良いこともいっぱいあるけど、悪いことだっていっぱいある。そういう今の現代社会を皮肉ったうえで、自分らしさを大切にしようと歌っているから、今の時代性と重ねあわせて聴いてください。

白浜さや 『ブラブラブラ』は、サウンドも、振り付けもすごく格好いいです。だからこそ、ライブでも格好よく歌えば、格好いいパフォーマンスをしたいなと思っています。この曲の振り付けは、みんなで気持ちを一つにして格好よく踊るほど映えていくから、ライブで格好よく踊って、観ている人たちをびっくりさせたいです。『ブラブラブラ』は、これまでのREADY TO KISSの中には無かった曲調だから、セットリストの中でもいいスパイスになりそうです。個人的には、かわいい曲の後に『ブラブラブラ』を歌ったら、どっちの曲も際立ちそうかなとも思っています。

七海なの  わたしも初めて『ブラブラブラ』を聴いたときは、「えっ、どういう振り付けになるんだろう?」「どういう風にライブで表現していくんだろう??」と想像がつかなかったんですけど。実際に振り入れをしたら、しっくりとはまりました。そもそも楽曲自体が、今までのREADY TO KISSにはない感じだし、ダンスの振り付けも音はめみたいなのが多いから、ライブでいい感じに育てあげたいです。

小松かやの  『ブラブラブラ』は本当に格好いい曲だから、ずっと聴いています。この曲で歌割をたくさんいただけたのが嬉しかったし、振り付けも格好いいから、そこへ注目してください。


このLIVE-DVDは広実さんの想い出の品だから、果報にして、お墓の中まで持っていきたいです。


──限定盤には、2月にSpotify O-EASTで行った「牧野広実卒業公演 -Last Call for the future-」の模様を収録したLIVE DVDがついています。広実キッズとしては、どんな想いでこの映像を観ています?

水島さくら 事前に、チェック用に動画をいただいたのですが、わたし、嘘無しで毎日寝る前にケータイで動画をずーっと観ています。お勧めは、『その先の未来へ』を歌う場面。ここを見るたびに寂しくなるんですけど。同時に、広実さんのぶんまで頑張ろうと観るたびに思います。このLIVE DVDは広実さんの想い出の品だから、果報にして、お墓の中まで持っていきたいです。

もりしょうこ  映像を観ると、あのときの光景がいろいろと甦ります。当日の模様もそうですけど、その日に向けて新メンバーたちはすごく頑張っていました。もちろん、メンバーみんな頑張ったんですけど(笑)。あのときは、広実さんが卒業をする現実を受け止めながらワンマン公演へ向けてのレッスンをしていたし、当日もその気持ちを胸にライブをしていたから、この映像を通して、改めてあのときの気持ちが鮮明に甦ってきました。だからこそ、形に残せたのはすごく嬉しかったです。

木村ゆみか  広実さんには、本当に卒業してほしくなかったし、卒業公演をやったら、広実さんが本当にREADY TO KISSを卒業しちゃうから、ズーッと「卒業ライブをしたくない」気持ちもどこかにありながら、この頃は過ごしていました。でも卒業公演は、わたしの人生の記憶にしっかりと刻まれました、あのときは、気づいたら終わっていたくらい、あっと言う間に時間の過ぎた、本当に楽しい気持ちが勝った公演になりました。そのときの公演を、こうやって何度も見返せるのはすごく嬉しいです。

──どこも見どころだと思いますが、強いて言うなら…。
 
木村ゆみか  中に、難しいダンスのゾーンがあります。その中でもとくに『サイレンとジェラシー』は、振りがめちゃめちゃ難しい曲。わたしがREADY TO KISSに加入したばかりの頃、この曲の振りを覚えるのにすっごい苦労したし、今回、新メンバーたちも頑張ってくれました。だから、そこを観てほしいです。この日の公演は、全曲生バンドで演奏。メンバーみんな、生バンドでのライブは初めての経験。その迫力はもちろん、『サイレンとジェラシーはとくに、生バンドで演奏をするとめちゃめちゃ格好よくて、「生バンドでやったことにすごく意味のある曲だな」と感じました。その迫力も、LIVE DVDを通して感じてもらえたら嬉しいです。


わたし、それまで海外へ行ったことがなかったけど、READY TO KISSに加入が決まった時点で、さっそくパスポートを作りにいきました。


──DVD盤には、『タイに行きタイ(2024 version)』のMVも収録しています。

瀬戸佳凛  わたしと、さや、のあの3人は、READY TO KISSに加入した一週間後に、タイでライブを行うために遠征をしました。そのタイ遠征のときに撮影をしたのが、『タイに行きタイ(2024 version)』になります。あの当時は、まだREADY TO KISSというグループの雰囲気や先輩メンバーさんたちとも馴染みきれてない状態。しかも初めてのMV撮影だったから、正直どうしたら良いのか状態でしたけど。でも、良い作品を残したい気持ちを持っていたから、事前に、以前のメンバーさんで撮った『タイに行きタイ』のMVを見たり、歌詞に詰めた想いも理解をしたうえで撮影に挑みました。正直、慣れてないぶん撮影は大変でしたけど。でも、素の私たちが映っているように、すごく楽しんでいる姿を映し出したMVにもなりました。

白浜さや  MVでは水着の撮影もあったから、楽しみな反面、すごく緊張もしていました。撮影は、朝から夜遅くまで1日かけました。撮影をしているときは、けっこう大変という印象でしたけど。完成した映像を見たら、わたしもそうだし、みんなめちゃめちゃ楽しんでいる姿が映っていたから、改めて楽しい1日だったんだなと感じました。映像にはオフショットもたくさん入っているから、それも観てほしいし、何より、ひろみんさんと一緒にMVを作れたことがすごく嬉しかったです。

七海なの  わたしも、MV撮影は人生で初めての経験になりました。しかも、場所が日本ではなくてタイっていうのもすごいですよね。わたしも、まだメンバーと打ち解けきれてない時期での遠征や撮影だったから心配はありましたけど。完成した映像を見たら、ダンスシーンや水着シーンを中心に、いろんなオフショット映像が入っていれば、素で楽しんでいるみんなの姿が映し出されていたんですね。あのときは本当に楽しんでいたんだなぁというのを、このMVを観て改めて感じました。個人的には、電車に乗ろうとしたら入りきれず、一人置いてかれるシーンが映っていたから、そこの場面がお気に入りです。みんなの表情もかわいくて、好きなMVです。

──READY TO KISSは毎年タイに遠征をしていますし、現地ではワンマン公演もやっていますからね。ゆみかさんやしょうこさんも、タイにはけっこう行ってますよね。

木村ゆみか  今回で、5回目??わたしが、人生で初めて行った海外が、READY TO KISSを通したタイ遠征でした。今年は、広実さん以外はみんな後輩たちでしたけど。それまではずっと、タイに行き慣れた先輩方と一緒だったから、行くたびに、先輩方へタイの魅力をいろいろ教えてもらっていました。中でも広実さんは、一人で海外旅行にも行くアクティブな人。わたし、タイでも広実さんや美帆さんと一緒によくごはんを食べに行ってたなという記憶があったから、広実さんの卒業を前にタイ遠征が出来たことも。そこで、広実さんの卒業を記念してMVを撮れたことも、すごく想い出深いです。

──かやのさんは…。

小松かやの  これからです。わたし、今まで海外へ行ったことがなかったけど、READY TO KISSに加入が決まった時点で、さっそくパスポートを作りにいきました。READY TO KISSはタイを中心にいろいろ海外遠征をしているから、わたし、今から海外公演へ行くのを楽しみにしているし、わたしも早くREADY TO KISSのメンバーとしてワンマン公演をしたいなと思って、すでにワクワクしています!!

TEXT:長澤智典

 

<インフォメーション>


READY TO KISS
NEW SINGLE「Rainbow Arch」
2024年8月27日発売


CD収録曲
M1.Rainbow Arch
M2.愛A.S.A.P
M3 突撃シャングリラ
M4 ブラブラブラ
(M5-8 はM1-4のoff vocal version)


JKT
▲IGET-028 通常盤(CD Only) 1,500円(税込)

JKT
▲IGET-029 限定盤(CD+DVD) 4,500円(税込)


「キスで世界を埋め尽くす」をキャッチフレーズに2013年10月結成したキャッチーでロックテイストな楽曲と華やかな衣装とステージングで魅せる愛称「レディキス」。2024年に新体制となり3年ぶりとなる新体制第一弾シングルを発売!
新曲を含む全4曲と各曲のoff vocal versionを収録予定。
CD Onlyの通常盤とCD+DVDの限定盤の2種を発売。
限定盤のDVDには2024年2月に生バンド編成で行われたSpotify O-EASTでのワンマンライブ「牧野広実卒業公演 -Last Call for the future-」の模様を収録。さらに、この日会場でサプライズで初公開された「タイに行きタイ(2024 version)」のMV(全編タイ撮影)も収録される。


限定盤DVD収録曲
SE
Chu Chu
トップシークレット ~切ない極秘事項~
GET THE VALENTINE
ブルーベリー・ヨーグルト・スムージー
自由な女神
サイレンとジェラシー
永遠に
成増になります
READY TO KISS 
タイに行きタイ
秒シミュレーション
STAR LIGHT 星色のこの気持ち、空に映れ
その先の未来へ
君恋
エメラルド・クリームソーダ
ムテキモード
タイに行きタイ(2024 version) MV

『タイに行きタイ(2024 version)』MV
https://www.youtube.com/watch?v=DJyE9WBgDDQ


アー写

SNS

HP: https://www.ready-to-kiss.jp/
X:  https://x.com/READYTOKISSoffi

メンバーのSNSは、こちらから
https://www.ready-to-kiss.jp/Profile.html

 

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