FEATURE

2023.04.03
風男塾/Pipping Hot/BOP/dreamBoat

ここは、自分らしくいていい自由な空間。すべてのバイアスを外して、メンバーらと一緒に心を解き放とう。それこそが、「#だんぱら_フェス」なのだから。 風男塾×Pipping Hot×BOP=dreamBoat。『dreamBoat「#だんぱら_フェス7」』ライブレポート

 風男塾×Pipping Hot×BOP=dreamBoat。3グループが一堂に会し、定期的に開催中のイベント「#だんぱら_フェス」。その第7弾となるイベント『dreamBoat「#だんぱら_フェス7」』が、3月26日(日)に神田明神ホールで行われた。この日は、初回の「#だんぱら_フェス」以来の声出しライブ。ここからは、当日の模様を紹介しよう。


LIVE

  「#だんぱら_フェス」らしく、冒頭はdreamBoatのメンバーが全員舞台に登場。歌ったのが、dreamBoatの『Give Me Your ATTENTION!』。16人という大人数が舞台の上で次々と交錯しながら歌う様のなんと華やかだったことか。メンバーみんな笑顔だ。フロア中から響き渡る声援も力に、仲間たちと一緒に、この場で歌い踊ることを夢中で楽しんでいた。そりゃあ、笑顔になる気持ちもわかるよ。もちろん会場に集まった人たちも、無我夢中の笑顔だ。落ちサビで起きた、場内中を巻き込んだクラップ。そこからラストにかけての盛り上がりなど、まさに、「歌い踊れ」の歌詞が似合う景色がそこには広がっていた。眩しい16個の輝きに照らされ、たくさんの笑顔の花が客席中に咲いていた。
   
  「Wow oh 思いのまま ~叫び続けて~一緒に行こう 限界のあの向こうへ」と、ここから一緒に限界の先に現れる景色を見に行こうと、メンバーらは1stシングルの『夢限大セイリング』を歌いだした。この日は、新衣装姿。まだ見ぬ理想郷に繋がる大海原へ漕ぎだそうと、熱狂の舵を取る16人の姿が、とても爽やか。メンバーらが手を振る姿にあわせ、フロアでも同じ動きをしながら、ともに限界の先まで突き進もうと笑顔で約束を交わしてきた。メンバーらの動きがとても切れ味良いのは、一人一人の気持ちがめちゃめちゃハッピーだったからに違いない。思いのままに歌い叫びながら、大海原の向こうへと向かい、16人が歌声のオールを力いっぱい、元気に漕ぎ続けていた。
 


LIVE

 ここからは、各ユニットのコーナーへ。トップを飾ったのが、BOP。最初からこの会場にブチ上がった空気を描きだそうと、4人は『ラヴ・ユアセルフ』を歌唱。重厚な音の上で、4人の気合の籠もったラップとダンスが絡み合う。とてもスリリングな世界を、BOPは一瞬で作りだす。観ている側も身体を揺らしながらも、心地好い緊張感を生み出すパフォーマンスに強く引き寄せられていた。4人の歌声やラップが一つに重なりあったときに生まれるパワーが、腹の奥底までズンッと刺激を与えてゆく。かわいい仕種もときどき見せながら、魂を揺さぶるスリリングな刺激を突き刺す。まさに、BOPらしい姿がそこにはあった。

 BOPにとって声出しOKの「#だんぱら_フェス」は、初体験。でも、海憧乙綺と翔咲心は、「#だんぱら_フェス」は皆勤賞。とくに2人は、久し振りに声を出して騒げる環境を楽しんでいた。

  フロアから黄色い声で「このフォーメーションは!!」の声が飛びだす。続いてBOPは、エレクトロロでクールなEDMナンバーの『Playlist』を歌唱。この曲でも4人は、凛々しい歌声と切れ味鋭いパフォーマンスを組みあわせ、観ている人たちをクールに挑発。麗しく、ときに熱情した声を響かせる姿に、客席中の人たちのハートが射抜かれる。クールな楽曲の上に、4人が妖しくも熱情した声で鮮やかな色の歌を描いていた姿も印象的だった。



LIVE

   舞台を彩るバトンを受け取ったのが、Pipping Hot。5人はこの空間に華やかでドラマチックな物語を描きだそうと『Uncover』を歌唱。曲が進むにつれ気持ちをアゲてゆく楽曲に乗せ、5人も、感情の奥底から沸き立つ強い意志を、広大な空間へ向けて解き放つように声を響かせていた。一人一人の。そして、重なり合った5人の歌声が天空に向かって羽ばたくように感じていたのも、5人が広がる未来を見据え、希望を胸に高らかに歌っていたからか。

 開放的な空気が満ちたこの空間へ、 スリリングかつアグレッシブな刺激を突き刺すように、Pipping Hotは『Limitation=Imitation』を歌唱。一人一人が切れ味鋭い歌声のナイフを客席中にいる一人一人のハートに突き刺し、もっともっと興奮しなよと、熱く囁くように迫りくる。5人に目の前で凛々しい表情で迫られ、冷静でいれるわけがない。メンバーらの、ときに熱く優しい刺激に、ときに力強い声でせまる様に、気持ちが嬉しく奮い立っていた。



LIVE

   最後に、バトンを手にしたのが、風男塾。歌ったのが、『風一揆』。7人の凛々しい歌声にかけあうように、フロア中から「Oi!!」と熱した声が響き渡る。この空間中に熱い叫び声の風が吹き続ける。メンバーたちは雄々しい表情で、この空間に、スリリングながらも熱した風を巻き起こしていた。客席中からも熱情した声が飛びかう。そう、その風が吹くのを誰もが心待ちにしていた。一人一人が、その風に思いを乗せて飛ばしたくて、思いきり声を張り上げていた。

 MCでは,「声だしの「だんぱら_フェス」はヤバい」と語るメンバーたち。

  次に披露した『夢幻のプロキオン』では、客席中から暴発したかのようなすさまじいMIXの声が生まれていた。メンバー一人一人が歌うたびに、観客たちによる一体化したメンバーコールが飛びかう。間奏での口上も含め、客席中の人たちが、ここぞとばかりに声を張り上げ、沸き立つ景色をこの場に作りあげていた。メンバーたちは、スケールの大きな楽曲へと身を投じ、一人一人が勇者となり、この世界に物語を描くように凛々しい姿を見せていた。その様に見惚れてしまうのも、当然だ。


 メンバーがふたたび一同に集結。16人で歌ったのが、風男塾の『キラッとL☆VE』。総勢16名で、ときめき広がるハッピーでアッパーな開放曲を歌唱。いつも以上に楽曲や歌声が煌めけば、いくつもの声が重なりあったラップも、嬉しく胸を騒がせる。16人の声が、ドラマを描きだすシンフォニックな歌となり、気持ちを奮わせ、興奮を呼び起こす。ときにはメンバーどうしで抱き合う姿も見せながら、ラップをまわす場面も刺激的だ。間奏では、互いに「Oi!Oi!」と声をかけあえば、16人と一緒に歌う場面も登場。「だって前世はきっと ロミオとジュリエット」の歌詞を歌う場面では、葉崎アランと翔咲心がロミオとジュリットになって見つめ合いながら歌う。その様を見て、ハートがドキッと高鳴った。終始、キラキラッとした姿を見せてくれたメンバーらが、とても眩しい。
 
  続けて歌ったのが、『男装レボリューション』。この曲では、フロア中の人たちも声を張り上げて歌に参加。メンバーの一人一人が歌声を響かせるたびに、ハートに強烈なパンチを食らったかのような衝撃を感じる。16人の凛々しいアプローチが刺激的だ。フロア中から飛びかう熱いオーイング。16人が絡みあうパフォーマンスを通した凛々しい誘いを受け、ハートもすっかりクラクラだ。


 次に16人が披露したのが、風男塾・Pipping Hot・BOPの曲たちをメドレー化した『だんぱら スペシャルメドレー』。『We’er Survivor」と全員でBOPの『サヴァイバー』を歌い踊りだし、メドレーコーナーがスタート。先にクールな表情を見せながらも、メンバーらはフロア中の人たちを熱く騒がせる。そこへ勢いをつけようと、風男塾の『人生わははっ!」を歌唱。16人の歌う歌詞にかけあうように、フロア中から「俺もー!」の声か飛びかうなど、そこには一体化した熱が生まれていた。
 続くPipping Hot(ael-アエル-)の『Hopper!!!!!』では、熱く胸を騒がせるダンスナンバーに乗せ、客席中の人たちを甘い誘惑で騒がせる。今のグループを形成するうえで、その礎になったグループの曲たちも披露してくれたのが嬉しい。サビ歌では、メンバーらと一緒に拳を突き上げる景色が場内にも広がっていた。楽曲は、熱風を巻き起こすようにBOPの『Neo space』へ。メンバーたちの雄々しい歌声と振り上げる拳が刺激的だ。
  表情を塗り替えるように16人は、心を大空へ解き放つよう爽やかにPipping Hotの『感情リアリズム』を歌っていた。「立ち上がれ何度だって」と歌う力強い16個の声が、気持ちを騒がせる。最後に16人は、風男塾の『Dash&Daaash!!』を、思いきり弾けるように熱唱。舞台の上も、客席中も、どんどん華やぎだす。会場中の人たちが、心を一つに眩しい青春の景色の中で、ともに希望を胸に駆けだす気持ちに染まっていた。まさに、胸アツなライブがそこには広がっていた。 

 「みなさんの熱気が俺たちのパワーになっている」の声が嬉しい。


  ライブも終盤へ。飛びだしたのが、dreamBoatの2ndシングルのC/Wに収録した『一千一秒story』。この曲では,スタイリッシュでアーバンなシティポップムードを16人が描きたす。この曲に触れている間、ずっとメンバーたちと一緒に夜の都会をランデブーしているような感覚を覚えていた。このときばかりは、汗で塗れた表情の輝きも、キラキラと輝く星の煌きに変えながら、メンバーたちとの愛おしいロマンチックな時間を味わっていた。

  最後は、やはりこの曲だ。16人は最新ナンバー『FOOTLOOSE』を熱くぶち噛ます。冒頭のエモーショナルなスキャットもセクシーだ。そこからメンバーたちが、凛々しく声で熱狂のDANGER ZONEへとフロア中の人たちを一瞬で連れ出した。最上にアゲアゲなダンスナンバーに乗せ、理性のストッパーをすべて解き放ち、16人と一緒に足が自由にステップを刻むままに、身体が揺れ動くままに、心が大きく弾むままに、リズムの波の上で踊り明かせ。ここは、自分らしくいていい自由な空間。すべてのバイアスを外して、メンバーらと一緒に心を解き放とう。それこそが、「#だんぱら_フェス」なのだから。


  この楽しさは、間違いなく次の「#だんぱら_フェス」へと続いていくはずだ。次の知らせを、心待ちにしていようか。


TEXT:長澤智典


セットリスト[1部]
『Give Me Your ATTENTION!』dreamBoat
『夢限大セイリング』dreamBoat
『ラヴ・ユアセルフ』BOP
『Playlist』BOP
『Uncover』Pipping Hot
『Limitation=Imitation』Pipping Hot
『風一揆』風男塾
『夢幻のプロキオン』風男塾
『キラッとL☆VE』dreamBoat
『男装レボリューション』dreamBoat
『だんぱら スペシャルメドレー』dreamBoat
『一千一秒story』dreamBoat
『FOOTLOOSE』dreamBoat


 

<インフォメーション>


アー写

【#だんぱら_フェス7 プレイリスト】

[1部] https://dreamboat.lnk.to/playlist0326
[2部] https://dreamboat.lnk.to/playlist0326_02


【リリース情報】

■dreamBoat
2023年3月15日発売
2ndシングル「FOOTLOOSE」

M1.「FOOTLOOSE」
作詞 カミカオル
作曲 MUSOH、Erik Lidbom、PAICH JR.
編曲 Erik Lidbom

M2.「一千一秒story」
作詞 ans.
作曲 片平翔太
編曲 片平翔太


<初回限定盤A&B>

JKT
 
JKT
TECI-928 価格¥1,580(税抜価格 ¥1,436)/CD+DVD
TECI-929 価格¥1,580(税抜価格 ¥1,436)/CD+DVD


<通常盤>
JKT
TECI-930/価格¥1,100(税抜価格 ¥1,000)/シングルCD


◆「FOOTLOOSE」各音楽配信サイト
https://dreamboat.lnk.to/FOOTLOOSE

◆YouTube「FOOTLOOSE」Music Video
https://youtu.be/l_hYO_BlPvY


■風男塾
2023年6月14日発売
32ndシングル「タイトル未定」

TECI-933初回限定盤A/価格¥2,000(税抜 ¥1,818)/シングルCD+DVD
TECI-934初回限定盤B/定価¥1,700(税抜 ¥1,545)/シングルCD+ 8Pフォトブック(予定)
TECI-935通常盤/定価¥1,300(税抜 ¥1,182)/シングルCD+ランダムトレーディングカード8種(予定)

■Pipping Hot
2023年2月15日発売
2ndシングル「Uncover」
作詞:橋口洋平、犬塚ヒカリ
作曲:橋口洋平
編曲:佐久間誠

<初回限定盤A&B>
TECI-925初回限定盤A/価格¥1,870(税抜価格 ¥1,700)/シングルCD+DVD
TECI-926初回限定盤B/価格¥1,870(税抜価格 ¥1,700)/シングルCD+DVD

<通常盤>
TECI-927/価格¥1,300(税抜価格 ¥1,182)/シングルCD

■BOP
2023年2月15日発売
3rdシングル「Resistance」
作詞・作曲・編曲:LIN (MADKID)

<初回限定盤A&B>
TECI-920初回限定盤A/価格¥1,870(税抜価格 ¥1,700)/シングルCD+DVD
TECI-921初回限定盤B/価格¥1,870(税抜価格 ¥1,700)/シングルCD+DVD

<通常盤>
TECI-922/価格¥1,300(税抜価格 ¥1,182)/シングルCD


【公式サイト】
dreamBoatオフィシャルサイト
https://www.dreamboat.site/

風男塾
http://nfs724.com/

Pipping Hot
https://pippinghot-official.site/

BOP
https://www.teichiku.co.jp/artist/bop/

テイチクエンタテインメント
https://www.teichiku.co.jp/artist/dreamboat/

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