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2022.12.23
鈴音ひとみ

感情の揺れをドラマチックに描き出すシンガーらしい、卓越した実力もしっかりと見せた鈴音ひとみのライブ。  「森フェスVol.9!!!」ライブレポート 鈴音ひとみ編

 12月10日(土)に横浜ブロンテで行われた「森フェスVol.9!!!」。この日は、YouTubeチャンネル「iColony」も映像配信で参加。当日のライブの模様をお届けしたい。


鈴音ひとみ

 とても爽やかな。でも、華やかさも匂わせる甘い歌声からライブはスタート。次々と華麗に転調してゆく『DAY×DAY』へ心のチューニングを合わせるように、鈴音ひとみの歌もいろんな声色を見せてゆく。歌詞や曲調の微妙な変化にあわせ、彼女は声の色や感情の揺れも歌声の中へ巧みに投影していく。舞台の上ではずっと笑顔で、本当に楽しそうに歌っている。そのうえで、感情の揺れをドラマチックに描き出すシンガーらしい卓越した実力もしっかりと見せていた。

 続いて歌ったのが、夏フェスでタオルをまわすために作った楽曲の『スキスキ♡SUMMER!』。心地好いボサノバのリズムに乗せて、ねっとり甘い声色で鈴音ひとみはせまってきた。でも、サビ歌へ突入したん、楽曲は一気に炸裂。彼女自身がタオルをまわしながら飛び跳ね歌えば、舞台の上を左へ右へと大移動。ファンたちが鈴音ひとみの動きを真似るのは、もちろん。初見??の人たちも、手にしたタオルをくるくる振りまわし、この空間に生まれた夏景色の中へ飛び込み、彼女と一緒にわちゃわちゃと楽しんでいた。背景のビジョンに海の夏のビーチの景色が映し出されていたように、みんながこの瞬間は、鈴音ひとみと一緒に数分間の夏を感じていた。

  最後に鈴音ひとみは、幻想ファタジック/躍動するダーク&ドラマチックな『sinfonia』を歌唱。アニメのオープニングテーマのような、感情をガンガンに高ぶらせる壮大かつ激しめの楽曲だ。この曲に乗せ鈴音ひとみ自身が魂を熱く奮わせ、力強く腕を振りながら、観客たちを煽るように歌っていた。楽曲が導きだす高揚した気持ちが、彼女の歌声を通すことで増幅してゆく。とてもパワフルでダイナミックなライブ姿も嬉しいインパクトだ。沸きたい。いや、この曲に触れなから、気持ちはずっと沸いていた。フロアから高く突き上がる拳が、それを証明していた。

ライブ


https://twitter.com/artisthitomi
https://suzunehitomi.amebaownd.com/

PHOTO: 姜雪、豊田詩緒里、永瀬一幸
TEXT:長澤智典

iColony 
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