FEATURE

2022.12.03
夢みるアドレセンス/鳴海寿莉亜

リーダーになってから新たに出会える方も多くて、本当に嬉しいです。お互いどんどん沼にはまって、抜け出せないくらいになっちゃおうね。 「YUMELIVE.07 鳴海寿莉亜生誕祭2022」ライブレポート

夢みるアドレセンスのリーダー鳴海寿莉亜の誕生日を祝おうと、11月20日・下北沢Shangri-Laを舞台に「鳴海寿莉亜生誕祭2022」が催された。

 鳴海寿莉亜へ生まれてくれてありがとうの感謝の気持ちを込めたパーティーは、この会場をトロピカルな楽園へ塗り上げる『We're All In The Together』に乗せ、幕を開けた。フロア中から起きるクラップを受け、生誕衣装を身につけた鳴海寿莉亜を中心に、メンバーたちが一斉に踊りだした。
  鳴海寿莉亜の「休憩」の合図に、演奏はストップ。ここで、主役の寿莉亜へ向け、メンバーたちが「寿莉亜は夢みるアドレセンスの中で一番小さくて可愛いんですよー」「寿莉亜さんを青森のりんごみたいに真っ赤に染めちゃいましょう」などなど、鳴海寿莉亜へ向けての言葉を届けていた。
  続く『ジッパー』を、鳴海寿莉亜がソロで歌唱。愛らしい表情と歌声を響かせる彼女を、ダンサーになった3人のメンバーたちが盛り上げる。フロアからは、青いペンライトの輝きや手にした青い薔薇が、鳴海寿莉亜へ向けて揺れる場面も生まれていた。

  次に用意したのが、鳴海寿莉亜自身が挑みたかったというコントコーナー。生誕祭で、会場に訪れた人たちを全力で笑わせに走るとは…。しかも、この日の台本を、メンバーの安達玲奈が執筆。選んだ題材が、「鳴海寿莉亜を前にした特典会」。内容面でデフォルメはしていたが、そこに描き出されていたのは、実際に「あるある??」な人間模様。メンバーらは、以下のような配役で登場。

鳴海寿莉亜は、夢みるアドレセンスの鳴海寿莉亜役。
関根奈々葉は、鳴海寿莉亜の特典会を取り仕切るスタッフ役。
柊木まあやは、鳴海寿莉亜のことが大好きすぎる"ガチ恋盲目ヲタク"役。
藤白れもんは、マウントを取りたがる鳴海寿莉亜の最古参ヲタクで、単推しと言いながらも、じつはDDヲタク"役。
安達玲奈は、鳴海寿莉亜が幸せであれば、それで幸せと感じる仏な鳴海寿莉亜ヲタク役。
最上真凪は、青森から上京したばかり。アイドルのことは知らないけど、街頭でもらったビラを通して鳴海寿莉亜好きになった初心者ヲタク役。
櫻野ちひろは、「親友」と口にはするが、どこまで本当に親友なのか怪しいヲタク役。
日比谷聖來は、鳴海寿莉亜の母親役。

  コントでは、最古参ヲタの藤白れもんが、CD盤を1117枚まとめ買いしたから始まり、古参ゆえの「ここまで俺は寿莉亜のことを知ってるんだ」自慢を、特典会に並んでいるファンたちを前にマウントを取り出す。その発言のマウントを取ろうと、昔から親友と語る櫻野ちひろも、友達なのになぜ並ぶ?のツッコミも受けつつ、本当かどうか怪しい友達がゆえの?自慢を返していく。かと思えば、青森県のことも含めて馬鹿にされたことから、最上真凪が青森弁丸出しで、林檎を筆頭に青森県の自慢を始めるなど、すでに鳴海寿莉亜本人が特典会に登場しているにも関わらず、騒ぎ出す。その様を見て、必死に騒ぎを収めようとする関根奈々葉。特典会のときにも、柊木まあやのガチ口上を目の前で聞くなど、ファンたちの濃いアプローチを受け、戸惑う鳴海寿莉亜の姿などを投影。さらにそこへ、鳴海寿莉亜の母親(日比谷聖來)も登場し、特典会がどんどんカオスな状態に変貌してゆく様を8人が見せてくれた。途中、段取りの順番を間違え、やり直す場面も出つつ、最後に「寿莉亜さん、お誕生日おめでとう」の声を届ける綺麗な??エンディングに持っていくなど、リアルにあり得そう??なコントを、8人が楽しく届けてくれた。

  ここからちは、ライブのコーナーへ。披露したのが、「恋にしたときもあったけど 今度は違うんだって ホンモノだって分かるの~ねぇ、本気だよ 振り向いて!」と語る鳴海寿莉亜のセリフも胸をキュンとさせる『純情マリオネット』。この曲を歌ったのが、鳴海寿莉亜と日比谷聖來の2人。数ヶ月2人体制でライブ活動をしていたこともあり、久しぶりに2人の夢みるアドレセンスとしてのライブを見せてくれた。情熱を抱いた歌謡ナンバーを、2人は秘めた想いを解き放つように歌っていた。互いに絡み合うパフォーマンスも目を引けば、舞台を目一杯に使い、2人とは思えない存在感も見せてゆく。純情な恋心を、情熱を迸らせるように歌う鳴海寿莉亜と日比谷聖來。2人の綺麗に重なりあう歌声やパフォーマンス姿が嬉しく心を奮い立てた。青いペンライトを振りながら、フロア中から響く大きなコール。ようやく元へと戻りだした、熱い声援をその身に受けながらパフォーマンスしてゆく環境の中で楽しめることが本当に嬉しい。
 続く『メロンソーダ』は、8人で歌唱。メンバー一人一人が最強のアイドルに気持ちを染めあげ、愛らしく歌いかければ、歌のバトンを受け取ったメンバー一人一人に向け、フロア中から熱いコールが飛んでいた。途中、歌詞をもじって「寿莉亜から好きと言うれたならアイドルだって辞めちゃうかも」や「寿莉亜の前ならキメ顔 すぐに作れるのに」と替え歌にしていく、この日だからこそのサプライズパートも登場。ファンたちも、「間接キスがはずかしくて」の歌に向け「俺もー!」と声を返すなど、メンバーらと熱い声のやりとりを作りあげていた。サビでは、メンバーヒ観客たちが、隣の人の肩に手を乗せて身体を揺らせば、メンバーらと熱い声や振りのやりとりも繰り広げていた。メンバーらが、鳴海寿莉亜に向け「こんなに愛しいのに どうして涙ばっかり出るの? 優しい言葉に振れるたびに 心が張り裂けそうだよ」と歌う仕種も見せるなど、『メロンソーダ』を通し、鳴海寿莉亜へ向けた「おめでとう」の想いや、日頃の鳴海寿莉亜に対しての感謝の気持ちを、みんなが笑顔で届けていった。

 「メッセージタイム」では、一人一人ガ鳴海寿莉亜に向けて手紙を読み出した。ここでは、一人一人の言葉を紹介しよう。

最上真凪:今、メンバーとしてこうやってお祝い出来ること。新体制になってから新メンバーとして一緒にいられること。みんなが笑顔でいられること。全部、寿莉亜さんがリーダーとして私たちを優しく包み込んでくれるからだと思います。いつも本当にありがとうございます。
  デビューしてから、わたしが少しつらい次期があったとき、いっぱい話を聞いてくれて、「真凪なら大丈夫、何があっても側にいるし、わたしが支えるから。だからいっぱい甘えてね」と言ってくれたとき、本当に救われました。今でも、悩んでいることがあると、一番に気づいて、声をかけてくれます。そのたびに、「寿莉亜さんが今度つらいとき、苦しいとき、絶対に支えたいな」って思うんです。まだ、みんなよりも子供だし、拙いわたしに出来ることなんてちっぽけなことかも知れないけど。側にいます。笑顔にします。いっぱい甘えます。わたしだって甘えやかします。
  あと、言いたいことがあります。どんだけ綺麗なんですか?可愛いすぎませんか??いい女過ぎませんか???憧れです。何にでも真っ直ぐに頑張って、みんなのこともちゃんと見てくれる。そんな寿莉亜さんのことをアイドルとして、一人の女性として尊敬しています。これからも、みんなでいっぱい思い出を殖やして、一緒に大きなステージを目指しましょう。

安達玲奈:いつも輝いているけど、誕生日だからもっと輝いている寿莉亜さんへ。寿莉亜さんはアイドル界の中で一番のリーダーです。だって、寿莉亜さんの生誕祭なのに、わたしがずっと作ってみたかったコントを作らせてくれたり、この1日だけでも、メンバー想いのことがいっぱいありました。寿莉亜さんがいなければ、夢みるアドレセンスは続いていなかっただろうし、わたしも、成りたかったアイドルに成れなかったかも知れません。
  夢みるアドレセンスに加入したあと、少しつらいなと思ったときも、寿莉亜さんは優しくお話を聞いてくれました。寿莉亜さんのような優しい方がいなければ、わたしはもう辞めていたかも知れません。なので、本当に感謝しています。寿莉亜さんは存在しているだけで、笑顔になれる存在だと思います。なので、そのリスペクトを込めて、あのようなコントを作りました♡。寿莉亜さんのパフォーマンスは、加入前からも、今も、変わらずリスペクトしています。わたしも恰好よくパフォーマンス出来るように頑張ります♡
  これは、わたしの気のせいかもしれませんが、メンバーの中で、「安達、安達」と一番呼んでくれているのは寿莉亜さんだと思います。安達、嬉ちみの愛です。こたれからもいっぱい、嬉ちみの愛があふれる活動を一緒にしていきたいです。
                                               
関根奈々葉:少し生意気に聞こえるかも知れないですが、寿莉亜さんは人一倍本当に努力をしていて、責任感が強くて、先輩として、一人の女性として、本当にとても尊敬しています。リーダーという誰よりも重圧を感じる中で、どんなときでもグループをまとめようと優しく広い心で、メンバーやファンの方々を、本当に丸っと愛して受け止めてくれる寿莉亜さんがリーダーでいてくれて、わたしはとっても嬉しいです。
  自分のことよりもまわりを優先してくれる人なので、ときにはもっと頼って欲しいな。我慢しなくていいのになと思うときもありますけど。何時か寿莉亜さんにとって、わたしが、わがままを言えるような存在になれたらいいなと思っています。
  寿莉亜さんが夢みるアドレセンスを大事にしてくれるから、わたしを含めて、みんなが大事に思える居場所になっているんだなと思っています。まだまだ未熟なわたしですが、少しでも寿莉亜さんと夢みるアドレセンスの力になれるようにこれからたくさん頑張るので、よろしくお願いします。ご飯に行ったり、昔に約束した映画を観に行ったり、プライベートも、今以上に仲良くしてください。寿莉亜さんにとって、素敵な1年になりますように。大好きです。

柊木まあや:2人体制のときの寿莉亜さんは、とにかくパワフルで、曲によって表情が変わる表現力が魅力的な、顔面つよつよなアイドルさんという印象でした。今でも、もちろんその印象は変わってないですけど。今は、優しく声をかけてくれたり、メンバーの配信を全部観に来てくれる、本当にメンバー思いで、ファンの方のこともたくさん考えている素敵な方だなという印象です。そういうことって、なかなか出来るようで出来ないから、そこが寿莉亜さんの本当に優しくて、強みの一つだなとわたしは思っています。
  わたし、積極的に人と2ショットを撮りに行かないんですけど。寿莉亜さん、写真を撮るときにいつも声をかけてくれて、寿莉亜さんのおかげで、メンバーの中で一番2ショットを撮っているのが寿莉亜さんで、わたしのカメラロールもとても喜んでおります。これからもいっぱいいっぱい撮りたいなって、思い出を増やしていきたいなと思っております。これかららも寿莉亜さんの背中をずっと追いかけていこうと思っています。

藤白れもん:今日は、いつもメンバーのことや,スタッフさんのこと,たくさん考えてくれて、細かいところまで気にかけてくれる寿莉亜さんが、いっちばん幸せになれる日ですね。今日を迎えられて,寿莉亜さんの幸せな顔が見れて嬉しいです。寿莉亜さんと出会って,約半年くらい。その半年でリーダーになって、いろいろな環境が変わったり、個性あふれる7人を統制するのは大変だったこともあると思います。それなのに、寿莉亜さんと聖來さんは、メンバーの前でいつも楽しく、たくさん話をして支えてくれて。こんな先輩と出会えたことが、本当に幸せです。
  先輩だけどじつは同い年で、加入したときも「寿莉亜ちゃんでいいよ」って言ってくれて。わたしも「寿莉亜ちゃん」って呼びたいし、もっと仲良くなりたい、距離を縮めたいと思っていたんですけど。寿莉亜さんは本当に恰好よくて、可愛くて、存在が尊くて無理でした。もう尊敬の思いが強すぎて、「さん」付けして呼びたくなってしまうし、端から「今日も可愛いな」と静かに見るのが好きです。
  とはいえ、何時までも頼りきっていては駄目なので、わたしも早くビッグにならなきゃなと思っています。たまに活動中、ウッとなったときは、寿莉亜さんと聖來さんを見て、しっかりしなきゃと思います。こんなに頼もしくて素敵な先輩がいるんだからしっかりしなきゃって、そんなことを思える存在ってすごいと思います。これからもっと大変なこともいっぱいあるかも知れないけど。また来年、一緒に夏に野外ライブをして、遠征をして、いっぱい思い出を一緒に作って、いっぱい一緒に過ごしたいです。これからもたっくさんよろしくお願いします。

櫻野ちひろ:同い年、いらっしゃいませ。加入前は、美人で可愛くて、ステージパフォーマンスも切れっ切れで、寿莉亜さんがとても遠い存在に感じて、一緒に活動してゆくイメージがなかなか沸いていなかったけど。半年間一緒に過ごしてきた今、メチャメチャ仲良しだなって思ってます。マジで仲良くて、とてもありがたくて、嬉しく思っています。
  同い年だからこそわかりあえることも多くて。一番一緒に過ごしている時間が長いんじゃないかなというくらい、隣に座らせてもらっています。何事も、始めたらやり続ける芯の強い姿。きのこヘアーが似合ってる寿莉亜さんにつけた”きのこ寿莉亜さん”というあだ名を地味に気にいってくれてる可愛い姿。リーダーとして葛藤している姿と、いろいろな寿莉亜さんを知ることが出来て、加入前よりいっそうリスペクトな存在になりました。
  新体制から半年経った今、先輩方に続いて夢みるアドレセンスを加速させていけるような戦力でありたいなと思っています。いろんな夢を、寿莉亜さんを筆頭に、この8人で叶えられるように、これからもついていきます。寿莉亜さん、大大大大大好きです。

日比谷聖來:(最初から泣き声で)寿莉ぺへ。こうして無事に生誕祭を迎えられて、寿莉ぺをお祝いすることができて本当に嬉しいです。普段は照れくさくて、直接伝える機会もなかなか無いので、この場を借りて、今までの感謝の気持ちを伝えます。
  寿莉ぺとはもうすぐ2年の付き合いになります。でも、たくさん話すようになったのは,ここ1年くらいだと思いますが、ホントに毎日が濃かったなと思います。2人体制のとき、楽しい思い出もたくさんあったけど。本当にたくさんの試練や壁があって、正直つらすぎて2人とも苦しくて苦しくて、どうにかなっちゃいそうって思ってた時期もあったよね。でも、それを乗り越えられたのは、いつも側に寿莉ぺがいてくれたからです。ありがとう。新体制になってからも、リーダーとして私たちを引っ張ってくれて、何度も私たちを守ってくれたり、ときには笑わせてくれたり、寿莉ぺにはたくさん支えてもらったし、助けてもらいました。本当に感謝しています。
  そしてもちろん、忘れてはいけないことが、ステージの上の寿莉ペ。最強の煽り、キラキラの笑顔や表情、大きく見えるパフォーマンス。ライブ中も尊敬するところは本当にたくさんあります。いつも大きな背中を見せてくれて本当にありがとう。これからは、わたしがもっと頼れる存在になって、寿莉ぺのことを少しでも支えられるようになりたいです。わたしにとって最強で最高のパートナーです。出会ってくれて本当にありがとう。大好きです。

鳴海寿莉亜:今回の生誕祭は、わたしが自己プロデュースということで、人に動いてもらうのはとても大変なことなんだと、今回の生誕祭を通して感じました。でも、この人なら動いてもらいたいとか、そういう感情が生まれるんだなということも知れました。ここにいる大切なメンバーや、ファンの方々に楽しんでいただきたいという思いで、この形を作りたいなと思って、ここまできました。
  まず、メンバーへ。わたしは引っ張るのが上手じゃないし、多方面でたくさん迷惑をかけていると思います。なのに、わたしをリーダーとして受け入れてくれて本当にありがとう。このメンバーなら頼りたい、そう思える心強い存在になっています。前にわたしが凹んでいたときに、楽屋で知らぬ間にわたしを囲むようにして励ましてくれたこと、側にいてくれたことがずっと心に残っています。一人一人みんな違った魅力を持っているのに、揃えば毎日マネージャーさんに注意されちゃうくらい笑っちゃう。楽屋がアイドル界で一番うるさいんじゃないかというくらいに賑やかです。でも、そんなみんなが大好きだし、いくら一緒にいても飽きません。誰が欠けても意味がないし、いないと寂しい。8人で一つはずっと変わらないからね。
  ファンのみんなへ。今このときも、私たちと時間を共有してくれて本当にありがとうございます。この言葉を何百回も聞いたと思うんですけど。心から、毎回思っています。私たちとみんなが出会うのは、毎回の奇跡が重なり続けてきたから。だから、一人一人に対して、とても感謝と感動を覚えています。自分なんかと思っちゃうことがあるかも知れないけど、1億%あり得ません。絶対そう思わせたくない。会いに来させるのが当たり前じゃなくて、今日も幸せだったって笑顔にさせるのが、わたしたちの役割だと思っています。それは一人一人と向き合わないと出来ないこと。本当にみんなが大事で、大切です。今の夢みるアドレセンスを応援し続けてくれて心から感謝しています。リーダーになってから新たに出会える方も多くて、本当に嬉しいです。お互いどんどん沼にはまって、抜け出せないくらいになっちゃおうね。みんなのリーダーになれて、みんながいるこの時代に生まれてきて、とっても幸せです。お父さんお母さんありがとう。これからもどうかよろしくお願いします。みんなが大好きです。

  今の素直な気持ちと感謝の想いを込め、最後に鳴海寿莉亜は、大切な仲間たちへ向け『涙が出るくらい伝えたい想い』を届けてくれた。自分の存在を認め、支え、応援し、共に歩んでくれる仲間(メンバー/ファン/スタッフ)たちに向け、少し涙声になりながらも、歌を通して今の気持ちを伝えてきた。そんな彼女の歌声に誘われ、メンバーたちもふたたび舞台へ登場。鳴海寿莉亜自身の気持ちに7人が心を重ねあわせ、みんなで「伝えたい想い」を。「誰よりも好きなんだ」という気持ちを、フロア中に響かせていった。   
  「みなさん、本当に幸せな時間をありがとうございました」(鳴海寿莉亜)


  熱狂的な「寿莉亜」コールが響き渡る場内。その声を受け、ふたたびメンバーらが舞台へ。8人は、この会場を夏色に塗り替えるように『くらっちゅサマー』を歌い出した。8人が元気いっぱいに歌い始めたとたん、この会場に眩しくて熱い歌の紫外線が降り注ぎだし、この空間の室温をどんどんアゲだした。彼女たちは、見ている人たちのハートをクラクラしてゆく熱い刺激を注入。フロアからも熱したオーイングが起きていたように、この幸せな時間をもっともっと熱狂という思い出にしようと、メンバーも、観客たちも心に焼きつけていた。「Oi!Oi!」「サーマサマサマ」と声を上げ、猛暑以上にエクストリームな夏恋の色へとみんながハートを染めあげてゆく、その関係が素敵じゃない。メンバーらが「寿莉亜大好きー」と叫びながら、いつしか「くらっしゅサマー』も、寿莉亜へ向けての想いに変えて届けていたところも、ナイスだ。

  本当に素敵な、愛に満ちた鳴海寿莉亜の生誕祭になれたのが嬉しかった。最後に『くらっちゅサマー』を入れたのは、声出しでこの曲を聞きたい想いから寿莉亜自身が選んだそう。いや、この日の選曲すべてを、鳴海寿莉亜自身で、思いを込めて構成していた。 
  最後に、誕生日を迎えた鳴海寿莉亜に向け、ケーキや花束をプレゼント。とても幸せに満ちた生誕祭だった。これも、リーダーの人徳ってやつだね。


PHOTO: ストヤ
TEXT:長澤智典

 

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セットリスト
『We're All In The Together』
『ジッパー』
『overture』
コント+MC
『純情マリオネット』
『メロンソーダ』
メッセージタイム
『涙が出るくらい伝えたい想い』
-ENCORE-
『くらっちゅサマー』


 

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