FEATURE

2022.08.13
I'mew(あいみゅう)

そこには、輝く未来しか見えない素敵な景色が広がっていた。 I'mew(あいみゅう)2ndワンマン公演レポート!!

 I'mew(あいみゅう)が誕生して1年後となる8月11日、彼女たちはSHIBUYA DIVEを舞台に二度目となるワンマン公演『1周年記念 2ndワンマンライブ「Aim for the Stars」@ SHIBUYA DIVE』を行った。チケットはSold Outを記録。今のI'mew(あいみゅう)の持つ勢いを、数字の面でもしっかりと示した形だ。


 スクリーンに映し出されたのは、これまで積み重ねてきたライブ映像と、各メンバーの紹介映像。その後に流れだしたSEに乗せ、メンバーらが舞台へ。手を高く掲げクラップをする5人。その姿に刺激を受け、フロアからも多くの手を叩く音が鳴り響く。そして…。

  「Showの幕が上がるよ~楽しむだけ」とメンバーらが歌いだした。I'mew(あいみゅう)のライブは、この日の公演への期待を嬉しく煽る『Star Girl』から幕を開けた。彼女たちはBPMの速いビートの上で力強く声を張り上げ、騒ぎたい満員の観客たちの気持ちを、これから始まる物語の中へグイグイと引き入れる。5人のパフォーマンスが、いつも以上にパワフルでダイナミックに感じるのは、メンバー自身が沸き立つ思いに突き動かされているからだ。ほとばしる感情という手で、フロア中にいる人たちの心の背中をグイグイと押す彼女たちのライブパフォーマンスに触れ、気持ちが上がりだす。

  I'mew(あいみゅう)は『Burn up the dance』を通し、「Burn up the dance 盛り上がれ! 最高潮 先の先へ」と観客たちへ呼びかけた。メンバーと、ここにいる人たちの気持ちの行き先を示すような熱い流れが続く。5人は、興奮というレールを目の前に敷き、見ている人たちをダンサブルでアッパーなビートに乗せ、熱狂や輝きが待っている世界へ一気に駆け上がるように連れだした。歌詞の一節ではないが、「感じるまま 気の向くまま 踊って」「最高潮 先の先へ」広がる景色を5人と一緒に見てみたい。メンバーとフロア中の人たちが一斉にジャンプをする一体化した景色も最高だ。

 ちょっとメロウな表情も覗かせるように、I'mew(あいみゅう)は『君の知らない私になるの』を歌いだす。これまでの熱く騒ぐ景色から少し色を塗り替えるように、彼女たちは、さりげなく乙女の胸の内を見せてきた。それまで青春模様を満載に輝きに満ちた姿を見せていた5人が、突然、乙女の心の内を、少し艶めいた歌声や仕種も加えて露にした。ふいに見せた背伸びした大人の心模様は、ドキッとさせるに十分。無意識の美学ならぬ、無意識の媚薬に心落された気分だ。

  1曲ごとに、いろんな乙女の心模様を見せるこの日のI'mew(あいみゅう)。次に5人が掛けた気持ちをとろけさせるおまじないが、『デリシャス プレシャス』。舞台の上で「おいしい うれしい ありがとう! みんな笑顔にさせちゃう おまじない」とはしゃぎながら歌うメンバーたち。一つ一つの笑顔が、見ている人たちのハートをときめかす最高の魔法。今のI'mew(あいみゅう)の等身大な姿をそのまま映し出した楽曲だ。フロア中の人たちも、5人と一緒に心の中で「モグ!モグ!」と歌っていた。お馴染み、セリフのパートでは「何、たべたい?」の問いに「アニバーサリーケーキ」と答えるアドリブでのやり取りも。こういう胸がキュンと鳴るさりげない演出、ほんと「大好きだよ」。


 「今日は特別な時間を楽しんでいきましょう」の言葉も嬉しい。「1年経ってみんな可愛くなった」と語ったのが、吉乃椿。虹乃愛南は「アイドルは楽しいですね」と。愛崎ユウナは「濃すぎて、ここまであっという間」と語れば、楠ゆりは「今日ライブの見どころは、成長を基盤とした表情を見てほしい。大人になったI'mew(あいみゅう) の表情を見てほしい」と語っていた。


 メンバーとファンたちとのクラップを合図にスタート。中澤莉佳子が放つ熱いMIXを合図に、楽曲は『初めてだよこんな気持ちにさせてくれたのは恋。』 へ。初恋をテーマにした、とてもエモく、愛らしい楽曲だ。腰をパンパンと叩きながら歌うメンバーらの動きに合わせ、起きたクラップ。恋心が…いや、「好き」という気持ちが高まるのに合わせ、楽曲もエモさを増してゆく。途中、想いを告白するメンバーらの言葉にドキッとする場面も登場。最後の「さよなら初恋」と歌いおわったとき、投げキッスのような仕種を見せた愛崎ユウナの姿も愛らしい。

  力強くパワフルな、でもクールに攻める楽曲の上で、メンバーたちは輝きを求めるように『Flash Back Flash』を歌っていた。「一瞬だけでも 輝きが欲しいよ」と彼女たちは歌う。その輝きを手にしようと、5人は気持ちを前へ前へと向け、歌っていた。落ちサビで見せた切ない表情。吉乃椿のがなるようなパワフルな歌声を合図に、楽曲はさらに熱情とパワーを増しながら輝きを放っていった。

  美しい花が咲くようなパフォーマンスを見せながら、『月下儚美』へ。5人は振り注ぐ華やかな音の光を浴びながら、大切な君の側でみずからを花咲かせようと歌っていた。ひと言ひと言に強く思いを込めて歌う5人。その熱情した気持ちが、不安定な心に確かな光となって降り注ぎ、大きな花として咲き誇ろうとする5人の姿を目の前に映し出していた。光に包まれた中、落ちサビを歌う姿に胸がキュッとする。輝きを求め、空へ向かって咲く花びらのように手を高く伸ばす5人の姿が眩しく見える。

 これまでの空気を変えるように飛び出したのが、ラーメンリスペクトソングの『恋してスープ』。メンバーたち自身が最高の刺激とうま味をパフォーマンスを通してたっぷりと染み込ませ、わちゃわちゃ騒ぎながら歌っていた。「もっともっと楽しんじゃえ」の歌詞が示すように、メンバー自身が、この曲を歌うことを無邪気に楽しんでいた。歌詞の通り、刺激とうま味をたっぷり染み込ませたライブだ。この楽しさ、おかわりしたい。

 流れだしたのが、最新配信シングル『ハピネス ハピネス』のMV。中には、新衣装姿のメンバーらが映し出されていた。その映像に続き、新衣装に着替えたメンバーたちが登場。歌ったのは、もちろん『ハピネス ハピネス』だ。HOP・ STEP・ JUMPと配信リリースしてきた三部作の最後を飾るに相応しい、超アッパーで明るくて、胸をワクワクさせるラブリーなポップチューンだ。初見で触れても、胸をキュンキュンときめかす楽曲なのが嬉しい。彼女たちの誘いを受け、一緒にジャンプする人たちもたくさんいた。舞台の上の4人も、両足に羽が生えたように軽快にステップを踏みながら、雲の上を跳ねるような姿で歌い躍っていた。無邪気にはしゃぐ彼女たちの姿につられ気持ちもずっとウキウキしっぱなしだったように、アゲアゲの気持ちにずっと染め上げる最高のポップチューンの誕生だ。ただし、愛崎ユウナが体調を崩し、この曲の間だけステージを離れていた。結果、4人での初披露となったわけだが…。

  少し休憩を挟んだことで、無事に愛崎ユウナも復帰し、ライブも後半へ。飛びだしたのが、この空間を刺激的なパーティー空間へ染め上げる『ファンタスティックロマンティック』だ。力強いメンバーたちの歌声が絵筆となり、この場へファンタスティックでマジカルな世界を描きだす。メンバーらのパフォーマンスに合わせ、フロア中から熱いクラップの音が飛び交えば、色とりどりのペンライトの光が大きく揺れ動く光景も生まれていた。メンバーらが「まだまだ楽しもう もっともっともっと」と煽るたびに、気持ちが熱く騒ぎ出す。上がり続けるエモい感情。無限に広がる宇宙(そら)に向かって無限に沸き立つパワーを放つように歌うメンバーたち。その姿に気持ちが引っ張られ、自然と熱くなる。

 先に作りあげた勢いへ甘い刺激を加えるように、楽曲は『I'm with You』へ。サビ歌で「君が君が」と歌う姿に気持ちがグッと引き寄せられる。メンバーらは、胸に抱いた想いを相手へ伝えるように歌っていた。華やかでシンフォニックな音の光を浴びながら、彼女たちは高らかに歌っていた。楽曲の展開に合わせ、歌声にも巧みに表情をつけながら。いや、メンバーたちが歌詞や楽曲の展開に気持ちを寄り添え、揺れ動く心模様に合わせた歌の景色を作りあげていた。

   さぁ、もっともっとファンタジックでハピネスな世界へ一緒に飛び込もうよ。そう誘うように、5人は『りある is ふぁんたじー』を歌いだした。めちゃめちゃ胸弾むときめきを与える、明るく跳ねた楽曲だ。サビでは、飛び跳ね歌うメンバーらに合わせ、フロア中の人たちも飛び跳ねながら、現実を忘れ、ファンタジックでドリーミーな世界へ飛び込み、終わらぬ楽しさを思いきりほおばっていた。この楽しい魔法のエナジーをもっともっと味わい尽くしたい。満面の笑顔を浮かべ飛び跳ね歌う姿を見ていたら、彼女たちの姿こそがファンタジーそのものだと感じていた。

 本編最後に届けたのが、今回のイベントのタイトルにも冠した『Aim for the Stars』だ。空へ向かって力強く腕を突き上げ歌う5人に合わせ、フロア中でも数多くの腕やペンライトの輝きが突き上がる。ハッピーでファンタジックな音に乗せ、まだ見ぬ素敵な未来へ向かってみんなで駆けだしていた。歌詞の一節のように、I'mew(あいみゅう)と僕らも、まだまだ「はじまったばかり  これから」の関係だ。だからこそ、5人がまだ見ぬ光の先に広がる景色に向かってジャンプする姿に合わせ一緒に飛び跳ねながら、未来の景色に向かってともに進み続けたい。


 アンコールは、HOP・STEP・JUMPと続いた楽曲の流れの中、STEP曲として配信リリースした『この声届け!』からスタート。メンバーたちは抑えられないドキドキした気持ちを歌声に乗せ、見ている人たちの心に次々と降り注ぐ。弾むビートに身を預け、5人は「走り出そう 君と手を繋いで」「手を伸ばせ その先の未来へ」と力強く歌っていた。一緒にこの時間を重ね続けようという思いを、一番届けたい一人一人の君へ向け響かせていた。いつまでも、この素敵な楽しい時間を重ね続けていたい。


  ここで、メンバーが、この日の感想を述べてくれた。

 「1周年ということで、感慨深いなと思います。わたしはずっとこの先もアイドルを続けていくつもりなので、ここを通過点にしていきます。この1年間何事もなく無事にアイドルを続けてこれたのは、みなさんや、メンバー、運営さんなど、この森羅万象のおかげです。この世の中のすべてに感謝しています」(吉乃椿) 

  「I'mew(あいみゅう)が1周年を迎えることができて、たくさんのファンの方と一緒にライブという形で1周年記念をお祝いできて、本当に幸せだなって思います。今日のためにこんなにたくさんの方が、私たちのライブを観たいって集まってくださることが、本当に凄いことだなとわたしは思っています。こんなにも私たちに会いに来てくれて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。1年間、たくさんの夢を叶えることができました。1年間続けられたのは、いつも応援してくださるファンのみなさん、いつも支えてくださる運営さん、スタッフさん、そしてメンバー。みんなのおかげです。この5人で大きなナステージに立つために、これからも大きくなれるように頑張っていきます」(虹乃愛南)

  「1年って、あっという間かも知れないんですけど。思い返してみたら、嬉しいこと、楽しいこと、悔しいこと、いろんなことを経験して、それで人間的にも強くなった気がします。それは、みんなが支えてくれたおかげです。これからも支えてもらうこともあるけど、2年目はもっともっと、わたしから引っ張っていけるアイドルになれるように頑張りたいと思います。2年目もついてきてください」(楠ゆり)

  「わたし、本当にライブが楽しくて、みんなが支えてくれるおかげで、こうやって1年間アイドルとして、I'mew(あいみゅう)として活動できました。わたしって才能がたくさんあって、アイドルより向いてる仕事って絶対にあると思うんですよ。まぁまぁまぁまぁ、みんな頷くのやめて(笑)。でもほんとに、みんながいて、こうやってライブができるのが楽しくて。アイドル活動は、自分で選んだ道。わたしが本当にやりたいと心から思って出来ているのは、みんなとか、運営さんとか、この環境のおかげです。これから先も、2年目も、いい景色をみんなに見せたいです。自分がここにいたいと思わせてもらえる恩返しが出来るように、もっともっと頑張っていきますので、2年目もどうぞよろしくお願いいたします」(中澤莉佳子)

  「I'mew(あいみゅう)のために、ここへ集まってくれたみなさんありがとうございます。わたしは、I'mew(あいみゅう)に入って、アイドルになって、1年が経ちました。1年で、すごくいろんな景色を見せてもらって、とっても嬉しい気持ちです。まだまだI'mew(あいみゅう)として、アイドルとしてみんなの前に立っていくので、これからも見守っててください」(愛崎ユウナ)


  ライブもクライマックスへ。アンコールでは、HOP・STEP・JUMPシリーズの第三弾曲となる『ハピネス ハピネス』をふたたび披露。先程は、愛崎ユウナの体調不良により4人での披露だったが、今回は、5人スタイルだ。同じ楽曲でも、一つ枠が空いたパフォーマンスよりも、5人が一つになった姿のほうが、華やかさは段違い。5人は「弾けてHop Step Jump!」と声を張り上げるように歌いながら、舞台の上でわちゃわちゃはしゃいでいた。超カラフルでアッパーな可愛いポップチューンの上で、彼女たち自身がハピネスな乙女神になり、幸せをたくさん降り注いでくれた。最後に、みんなで「Hey!」と歌い騒ぐやりとりも最高だ。

  高まった気持ちをさらに膨らませるように、I'mew(あいみゅう)は最後にHOPナンバーとして配信リリースした『Aim for the Stars』をふたたび歌唱。「Aim for the stars 真っ直ぐに伸びた 光はとても眩しすぎて」と歌う彼女たち。でも、フロアから見える5人の姿も、歌詞に負けないくらい眩しかった。メンバー自身が、この舞台の上で輝くことを楽しんでいた。ほんと「Aim for the sky まだまだ行くさ はじまったばかり これからさ」の歌詞通りだ。「せーの」の声を合図に、メンバーとファンたちが一斉にジャンプ。その後も、ずっと飛び跳ね続ける楽しい景色が、この空間に広がっていた。


 I'mew(あいみゅう)は、2023年2月12日に3rdワンマン公演を渋谷WWW Xで開催する。その前となる10月に、新曲の配信リリースも決定した。こちらも楽しみにしていたい。


LIVE


PHOTO:板場俊
TEXT:長澤智典


セットリスト
『Star Girl』
『Burn up the dance』
『君の知らない私になるの』
『デリシャス プレシャス』
『初めてだよこんな気持ちにさせてくれたのは恋。』
『Flash Back Flash』
『月下儚美』
『恋してスープ』
『ハピネス ハピネス』
『"ファンタスティックロマンティック"』
『I'm with You』
『りある is ふぁんたじー』
『Aim for the Stars』
-ENCORE-
『この声届け!』
『ハピネス ハピネス』
『Aim for the Stars』
 

<インフォメーション>


アー写


『ハピネス ハピネス』MV

https://youtu.be/Mp1WBmw6oRk

・2023/2/12(日)I’mew(あいみゅう)の3rdワンマンLIVEが渋谷WWWXで開催決定!
過去最大規模のワンマン会場であり彼女たちにとって大きな挑戦になる。

・今回の2ndワンマンLIVEで新曲を発表したばかりのI’mew(あいみゅう)10月に新曲を発表!& 配信リリース!

I’mew(あいみゅう)
【メンバー】

吉乃椿
Twitter https://twitter.com/tsubaki_imew

虹乃愛南
Twitter https://twitter.com/aina_imew

楠ゆり
Twitter https://twitter.com/yuri_imew

中澤莉佳子
Twitter https://twitter.com/rikako_imew

愛崎ユウナ
Twitter https://twitter.com/yuna_imew


<配信リリース情報>

2nd Digital Single「この声届け! 」
http://ssm.lnk.to/KT_I

1st Digital Single「Aim for the Stars」
https://ssm.lnk.to/AftS

2nd EP「Fantastic Romantic e.p.」
https://ssm.lnk.to/FR_ep

1st EP「I’m with You e.p.」
https://ssm.lnk.to/IwY


【公式ホームページ】
https://imew.tokyo

【公式Twitter】
https://twitter.com/imew_official

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