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プラティエは歌っていた「Kawaiiはきっと世界を救うよ」と。彼女たちを見ていたら、その言葉を信じてみたくなった。 「Galpo! Live Show Vol.11」プラティエ ライブレポート
6月26日(日)、六本木SEL OCTAGONを舞台に「Galpo! Live Show Vol.11」 を「1部/2部公演」として開催。1部に出演したのが、Chase×Chase/日曜日のアプレミディ/no Filter/ROSARIO+CROSS/夢∞NITY。2部に出演したのは、ROSARIO+CROSS/no Filter/emiu/岡本美歌/プラティエ。
この日の模様は、「ニコニコ動画」でも生配信。ニコニコチャンネルの番組「Galpo! Live Show」に月額会員登録した方は、「Galpo! Live Show」で配信したライブ動画。さらに、スピンオフ配信のプログラム映像を見れる内容になっている。
ここでは第2部に出演したプラティエのライブの模様をお届けします。
プラティエ
舞台の上へ姿を現したメンバーたちの姿は、まさに"プラチナのような純白な輝きを放つ" 乙女たちの姿そのままだ。プラティエのライブは、その可愛さをさらに輝かせるように『Kawaii dream!!』からスタート。この曲には、メンバーたちがプラティエとして生きてゆくうえでの想いや夢が詰め込まれている。この歌に触れていると、彼女たちのキャラクターはもちろん。こういう想いを胸にプラティエは輝こうとしているんだという姿が見えてきた。自分たち自身が、舞台の上でキラキラ輝くことを楽しんでいる。彼女たちは歌っていた「Kawaiiはきっと世界を救うよ」と。彼女たちを見ていたら、その言葉を信じてみたくなった。
清楚な乙女たちが強い意志を胸に凛々しく歌う姿が、『孤独の楯』を通して見えてきた。彼女たちは歌を通して、乙女が心に抱える闇な感情を伝えてきた。変わりたいのに変われない。そんなジレンマを覚えながら悶々とした日々を過ごした経験や、孤独へ陥り自分の弱さや愚かさを知りながらも、そこから抜け出す術を見いだせずにもどかしさに心苦しんだことのある人もいるだろう。プラティエが歌う『孤独の楯』は、そんな弱い心に寄り添い、気持ちを肯定してくれる。だから、少しだけ前へ進める気持ちなれる。
続く『New Stage』は、この日がライブ初披露となった歌。力強く華やかに駆ける楽曲の上で、彼女たちはステージの上に描きたいプラティエの物語を伝えてきた。メンバー一人一人が、歌詞に記した想いを自分の気持ちに置き換え、未来へ向かう熱い気持ちをぶつけるように歌い踊っていた。どの楽曲も、そう。プラティエの曲は歌詞に注目していただきたい。そこにはメンバー自身の気持ちを代弁した想いから、世の中の少女たちの心の本音が綴られている。その想いの数々をメンバーたちが真っ直ぐに届けるからこそ、その歌の一つ一つに強く感情移入してゆく。
最後にプラティエは、ふたたび『Kawaii dream!!』を歌唱。可愛いは正義だ。そんな気持ちを、『Kawaii dream!!』を歌う彼女たちの姿を見ながら感じていた。少しでも心がときめき、胸がキュンと鳴ったのなら、素直に落ちてしまえばいい。可愛いに勝る、心をメロメロにしてゆく乙女の武器はないのだから…。
PHOTO:菊島明梨
TEXT:長澤智典