FEATURE

2022.05.24
櫻坂46

櫻坂46・渡邉理佐、7年間の集大成!欅坂曲から櫻坂・最新曲まで、笑顔と涙が溢れるステージ!

櫻坂46 渡邉理佐の卒業コンサートが5月21、22日に国立代々木第一体育館にて行われた。2015年8月に欅坂46 1期生としてグループに加入して以降、現在の櫻坂46に至るまで約7年にわたり最前線で活躍してき彼女。今回卒業コンサートの会場として選ばれたのは、2017年4月に欅坂46がデビュー1周年記念ライブを行ったほか、2020年10月に欅坂46がラストライブを実施した縁のある場所。そんな思い出深い会場で、セットリストに渡邉の意見が反映された、彼女のアイドル人生における集大成的ライブが展開された。

渡邉にとって櫻坂46最後のライブとなった22日公演では、「Overture」が爆音で流れたかと思うと、続いて水の滴る音とともに静寂が訪れる。すると、宮殿のようなステージセットに櫻坂46メンバーが姿を現し、最後にアーチから渡邉が登場。その彼女がセンターを務める「無言の宇宙」から、ライブはゆったりとスタートした。儚さと壮大さを併せ持つこの曲は、彼女のラストステージの幕開けにふさわしいものであり、渡邉のメンバーカラー=青&白のペンライトとともに、早くも特別な空間が作り上げられる。また、曲のエンディングでは欅坂46時代から現在に至るまでの思い出の写真がスクリーンに映し出され、エモーショナルさがさらに増していった。
最初のMCでは、渡邉は卒業を控えた現在の心境について「少しずつ実感が湧いてきたんだけど、さっき裏で待機しているときに昔の映像を観ていたら、懐かしいなと最初からジーンとしてしまいました。今日は最後まで楽しんでいけたらと思います」とコメント。そこから「Nobody's fault」「最終の地下鉄に乗って」と緩急に富んだ楽曲が連発されると、会場の熱量は徐々に高まっていく。「それが愛なのね」では渡邉がアリーナ中央に設置されたタワーで天高くまでリフトされ、会場中のBuddies(=櫻坂46ファン)に笑顔を振り撒き続ける。そして、「流れ弾」で観客のボルテージは最高潮に達し、早くもこの日最初のクライマックスを迎えた。
このクライマックスは、その後も曲ごとに更新され続けることに。2期生によるMCを経て、ステージにひとり現れた渡邉。スクリーンに映し出された欅の木を見つめていると、そっと手を上げて欅坂46の名曲「二人セゾン」に突入する。この意外な選曲に、客席から驚きの声が漏れ始める。現在グループに在籍する1期生9名で披露されたこの曲では、明るくも切ない曲調とともに、心の底から湧き上がるメンバーの笑みが印象に残り、落ちサビでのソロダンスを渡邉が担当するなど、彼女のラストステージにふさわしい演出も用意。また、「僕たちの戦争」では渡邉、上村莉菜、土生瑞穂というユニット“FIVE CARDS”のオリジナルメンバー3人が、トロッコを使って会場を回遊。この演出は「青空が違う」にも引き継がれ、渡邉と菅井友香が客席に向けて笑顔を送り続ける。1期生が再びステージに勢揃いすると、自身の青春時代を振り返るような「制服と太陽」でノスタルジーに浸り、「世界には愛しかない」では一面青く染まった会場に向けてステージからポジティブなメッセージが届けられた。

モデル/女優の新木優子や『そこ曲がったら、櫻坂?』のMCを務める土田晃之&澤部佑と、渡邉と馴染みのある面々からのメッセージ映像に続いて、スクリーンには青い月が映し出される。すると、ステージ上空から釣られたブランコに乗る渡邉が姿を現し、そのまま「ブルームーンキス」に突入。曲中のセリフパートでは、センターの森田ひかるが渡邉に抱きつき「理佐さん大好き!」と仲睦まじい姿をアピールする一幕もあり、再び会場は和やかな空気に包まれていく。また、「偶然の答え」ではセンターの藤吉夏鈴が憂いに満ちた表情で楽曲の世界を表現。続く「なぜ 恋をして来なかったんだろう?」でも、さらに頼もしいパフォーマンスを提示していく。これは彼女に限ったことではなく2期生全員に言えることで、その佇まいや堂に入ったパフォーマンスからは渡邉に安心して卒業してもらおうとする彼女たちの成長と優しさが伝わってきた。
松田里奈を中心としたMCを経て、いよいよ最終ブロックへ突入。最新シングル「五月雨よ」では力強くまっすぐな山 ア天の歌声が、ドラマチックなアレンジとともに会場を優しくも切ない空気で包み込む。その流れで「思ったよりも寂しくない」「Buddies」といったスケールの大きな楽曲が連発され、客席は感動的な空気で充満していった。
いよいよライブ本編最後の曲へ。欅坂46オーディション時から現在までを振り返る映像とともに、「周りの支えがあったからここまで来れた 全ての出会いにありがとう。」「最後の曲は大切な23人で、大切な皆さんへ」とのメッセージがスクリーンに表示されると、ステージに勢揃いしたメンバーが「僕のジレンマ」をパフォーマンス。曲中では渡邉がメンバー1人ひとりと絡む振りも用意され、まさに彼女を笑顔で送り出すような優しさが伝わるも、1期生が渡邉に抱きつくクライマックスでは渡邉がこらえきれずに涙を流す。彼女と同じように多くのメンバーが瞳を潤ませる中、最後はメンバーに見送られる形で、渡邉が登場時のアーチを再びくぐってステージをあとにし、ライブ本編は幕を下ろした。

アンコールでは、白いドレスに身を包んだ渡邉がBuddiesに向けてスピーチを始める。彼女は「卒業発表をしてから今日この日を迎えるまで、メンバーや自分自身が笑顔でいられるようにと約半年くらい過ごしてきましたが、思い出を振り返れば振り返るほど、これまでの活動がキラキラと輝いていたので、離れたくないと思ってしまうぐらいにグループのことが大好きだったんだなと改めて感じました」と口にし、続けて「こんな自慢したくなるようなグループにいられたことが本当に誇りだし、これから私が新しく羽ばたいて他の道へ進んでも、櫻坂46にいたんだぞと胸を張って言える気がします。本当に約7年間、こうして愛おしい時間を皆さんと共有できたことを、心からうれしく思いますし、感謝の気持ちでいっぱいです。これからも櫻坂46と渡邉理佐の応援をよろしくお願いいたします」と感謝の言葉を伝えた。
続いて、ステージに合流した1期生が渡邉にメッセージを送る。上村や齋藤冬優花、尾関梨香、小林由依がそれぞれの思いと感謝を口にすると、その流れで渡邉と菅井がユニット“青空とMARRY”の楽曲をメドレーで披露。2人寄り添って回廊を歩きながら歌うその姿は、この貴重な時間を心底楽しんでいるように映る。メンバーが再び勢揃いすると、「太陽は見上げる人を選ばない」でグループの絆をアピールし、最後は渡邉の「みんなで騒げー!」を合図に「危なっかしい計画」で笑顔を振り撒きながらライブは終焉。会場のBuddiesに向けて挨拶をすると、客席からは「7年間ありがとう」のメッセージが添えられた用紙が掲げられるサプライズが。驚きつつも喜びの笑みを浮かべる彼女は、トロッコに乗ってスタンド席を一周する。そこからステージに戻ると、今度はヒマワリの花を一輪ずつ持ったメンバーの姿が。何も聞かされていなかったこのサプライズに驚きの声を上げるも、そのまま渡邉はメンバー1人ひとりから感謝の言葉とヒマワリの花を受け取り、約3時間におよぶグループ初の卒業コンサートは幕を下ろした。

常にメンバーのことを大切に思い、グループ躍進の功労者として約7年にわたり活動してきた渡邉理佐。この先、渡邉と櫻坂46は互いに別の道を進むことになるが、どちらもさらなる活躍に期待したい。と同時に、櫻坂46としての歩みはこの先も続いていく。菅井が「理佐が残してくれたものを大切にして、より高みを目指していきます」と語ったように、ここからの飛躍にも期待したい。

(文/西廣智一)

ジャケット


2022.05.22 (SUN)
櫻坂46 渡邉理佐 卒業コンサート
at 国立代々木競技場 第一体育館

  Overture
01.無言の宇宙
02.Nobody’s fault
03.最終の地下鉄に乗って
04.それが愛なのね
05.流れ弾
06.二人セゾン
07.僕たちの戦争
08.青空が違う
09.制服と太陽
10.世界には愛しかない
11.ブルームーンキス
12.偶然の答え
13.なぜ 恋をして来なかったんだろう?
14.五月雨よ
15.思ったよりも寂しくない
16.Buddies
17.僕のジレンマ

En1.青空とMARRYメドレー
    割れたスマホ〜波打ち際を走らないか〜ここにない足跡〜青空が違う
En2.太陽は見上げる人を選ばない
En3.危なっかしい計画

■櫻坂46 最新リリース情報
櫻坂46 4thシングル『五月雨よ』
ダウンロード&ストリーミング配信日:2022年3月30日(水)
DL & STはコチラ → https://sakurazaka46.lnk.to/Hd4L44WN
CDパッケージ発売日:2022年4月6日(水)

【Blu-ray付き】 
TYPE-A / CD+BD / SRCL-12130〜12131 / ¥1,900(tax in)
TYPE-B / CD+BD / SRCL-12132〜12133 / ¥1,900(tax in)
TYPE-C / CD+BD / SRCL-12134〜12135 / ¥1,900(tax in)
TYPE-D / CD+BD / SRCL-12136〜12137 / ¥1,900(tax in)

<初回仕様限定盤・封入特典>
応募特典シリアルナンバー封入
メンバー生写真(各TYPE別23種より1枚ランダム封入)

【通常盤】
CD only / SRCL-12138 / ¥1,100(tax in)

【特別仕様盤】(Sony Music Shop限定)
CD only / SRC7-94 / \1,100(tax in)
渡邉 理佐・スペシャルスリーヴケース仕様
特別仕様盤限定・スペシャル抽選応募シリアルナンバー封入

▼特別仕様盤の詳細はコチラ
https://www.sonymusicshop.jp/m/pageShw.php?utm_source=os&utm_medium=owned&utm_campaign=220406_sakurazaka46&cd=220406_sakurazaka46


<櫻坂46『五月雨よ』MUSIC VIDEO>


<櫻坂46『僕のジレンマ』MUSIC VIDEO>


<櫻坂46『車間距離』MUSIC VIDEO>


<櫻坂46『Documentary of Risa Watanabe』予告編>


<櫻坂46『Sakurazaka46 3rd Single BACKS LIVE!! 〜Center Performance Collections〜』ダイジェスト映像>



<収録内容>
●TYPE-A
<DISC1>
1.五月雨よ
2.僕のジレンマ
3.I'm in
4.五月雨よ -OFF VOCAL ver.-
5.僕のジレンマ -OFF VOCAL ver.-
6.I'm in -OFF VOCAL ver.-

<DISC2>
1.五月雨よ -MUSIC VIDEO-
2.Documentary of Risa Watanabe

●TYPE-B
<DISC1>
1.五月雨よ
2.僕のジレンマ
3.断絶
4.五月雨よ -OFF VOCAL ver.-
5.僕のジレンマ -OFF VOCAL ver.-
6.断絶 -OFF VOCAL ver.-

<DISC2>
1.五月雨よ -MUSIC VIDEO-
2.Sakurazaka46 3rd Single BACKS LIVE!! 〜Center Performance Collections〜
オープニングVTR / ソニア / BAN -Day1- / 半信半疑 / なぜ 恋をして来なかったんだろう? / 最終の地下鉄に乗って / 君と僕と洗濯物 / Microscope

●TYPE-C
<DISC1>
1.五月雨よ
2.僕のジレンマ
3.制服の人魚
4.五月雨よ -OFF VOCAL ver.-
5.僕のジレンマ -OFF VOCAL ver.-
6.制服の人魚 -OFF VOCAL ver.-

<DISC2>
1.五月雨よ -MUSIC VIDEO-
2.僕のジレンマ -MUSIC VIDEO-
3.Sakurazaka46 3rd Single BACKS LIVE!! 〜Center Performance Collections〜
BAN / 偶然の答え / 思ったよりも寂しくない / 美しきNervous / Dead end -Day1- / 流れ弾 -Day1-


●TYPE-D
<DISC1>
1.五月雨よ
2.僕のジレンマ
3.車間距離
4.五月雨よ -OFF VOCAL ver.-
5.僕のジレンマ -OFF VOCAL ver.-
6.車間距離 -OFF VOCAL ver.-

<DISC2>
1.五月雨よ -MUSIC VIDEO-
2.車間距離 -MUSIC VIDEO-
3.Sakurazaka46 3rd Single BACKS LIVE!! 〜Center Performance Collections〜
インタビューVTR -Day1- / インタビューVTR -Day2- / 無言の宇宙 / Buddies / Nobody’s fault / Dead end / 流れ弾

●通常盤
1.五月雨よ
2.僕のジレンマ
3.恋が絶滅する日
4.五月雨よ -OFF VOCAL ver.-
5.僕のジレンマ -OFF VOCAL ver.-
6.恋が絶滅する日 -OFF VOCAL ver.-

【櫻坂46・プロフィール】
秋元康総合プロデュース。応募者2万2509名のオーディションを経て、2015年8月に乃木坂46に続く「坂道シリーズ」第2弾グループとなる欅坂46として誕生。
2016年4月6日、1stシングル「サイレントマジョリティー」でデビュー。女性アーティストオリコンランキング初週売上の歴代1位を獲得。同年末にはデビュー8か月にして第67回紅白歌合戦に初出場を果たした。2018年11月には二期生9名が加入。デビューから8作連続でオリコンシングルランキング1位を獲得、4年連続で紅白歌合戦にも出場。
2019年9月には初の東京ドーム公演を2日間にかけて開催。2020年2月に坂道研修生の中から新たに6名が二期生として加入。2020年7月に配信ライブ「KEYAKIZAKA46 Live Online, but with YOU!」を開催し、同公演内で10月のラストライブをもって欅坂46の活動休止と改名を発表。9月に新グループ名が櫻坂46になることが、渋谷駅前の街頭ビジョンでサプライズ発表された。
10月12日・13日の2日間に渡って開催された「欅坂46 THE LAST LIVE」は約57万人の視聴者を魅了し、欅坂46は幕を閉じた。
2020年10月14日より櫻坂46が活動をスタートし、12月9日には1stシングル「Nobody's fault」のリリース。2021年4月14日には2ndシングル「BAN」をリリースし、2作連続オリコンシングルランキング1位を獲得と大きな支持を得ている。7月には日向坂46と富士急コニファーフォレストでの合同の野外ライブ「W-KEYAKI FES.2021」を成功させた。10月には3rdシングル「流れ弾」を発売し、3作連続オリコンシングルランキング1位を獲得、各配信・ストリーミングサービスの1位も席捲した。
秋には櫻坂46として初の全国アリーナツアー、12月には「1st YEAR ANNIVERSARY LIVE」を日本武道館で開催し、全国各地のファンとグループの絆を深めた。そしてその実力・話題性共に評価を受けて2年連続となる第72回紅白歌合戦に出場した。

■櫻坂46 OFFICIAL WEBSITE
https://sakurazaka46.com/

■櫻坂46 OFFICIAL Twitter
@sakurazaka46
 

 

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