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ピュアリーモンスター結成5周年記念ワンマンライブの模様をレポート
4月30日(土)、大手町三井ホールを舞台に、『ピュアリーモンスター5周年記念ワンマンライブ』が昼夜2公演行われた。ここでは、夜公演の模様をお届けしたい。
5年という歳月は、グループにもいろんなドラマを描きだす。ピュアリーモンスターのメンバーとしてリアルに5年間の日々を経験してきたのは、今や、今野優月のみになる。むしろ今のピュアリーモンスターは、メンバー7人中、4人が昨年4月加入のように新鮮な輝きを放っている。
でも、ピュアリーモンスターとして歩んだ5年間の中、グループとして重ねた歴史や、その中で得た輝きは、在籍日数に関係なくメンバー全員に降り注がれている。この日も、メンバー人一人がピュアリーモンスターの5年間の歩みを通して得た想いをしっかり届けていた。当日の模様、さっそくお伝えしよう。
「5周年記念ワンマンライブ、全力で楽しんでいくぞー!!」の声を合図に、記念すべき周年公演を華やかに幕開けるように、ライブは『超純正ピュアリーチューン』からスタート。ワクワクやドキドキなど、心をときめかせるいろんな感情をギュッと濃縮した超明るく弾けるポップチューンの登場に、心が嬉しく騒ぎだす。フロア中の人たちも手やカラフルなペンライトを揺らしながらライブを楽しんでいたが、何より、ステージ上の7人が放つ「思いきり楽しんじゃってるよ」のオーラがハンパなく眩しい。その姿に刺激を受け、観ている側のテンションも上がらないわけがない!!
その弾けた感情や姿へ、清楚な輝きと情熱の炎を加えるように、彼女たちは『瞬感リスグラシュ』を歌っていた。熱情した思いをぶつけるように力強く歌を届ける7人の姿に触れ、気持ちが熱く騒ぎだす。いや、騒ぎだした気持ちをもっともっと熱くさせようと、彼女たちは笑顔で情熱を呼び起こす魔法をかけていた。
次に披露したのが、2ndシングルの表題曲『まだ誰も知らない明日へ』。ファンタジーRPG「エターナルリンケージ〜蒼穹のアムネシア〜」の主題歌という理由もあるのか、ファンタジックでシンフォニックな音楽性を魅力に据えた、とてもドラマチックで華やかな楽曲だ。その中から見える憂いを持った表情やダークな音的要素も、この楽曲に深みを与えている。7人は、美しく可憐な歌声を響かせ、重厚な楽曲へ輝きをまぶしてゆく。彼女たちの歌声が、希望を指し示す光のように感じられたのも嬉しかった。
いきなりメンバーらに「Chu Chu I LOVE YOU Chu Chu」と可愛く恋のアプローチを受け、ハートがドキドキと高鳴りだす。7人は、『Secret Story』を歌いながら、恋する乙女のラブリーな気持ちを眩しい笑顔を浮かべ歌っていた。その甘い告白、ニヤニヤした表情で受け止めたい。その言葉を、ギュッと抱きしめたい気分だ。
続く『らぶティカル☆パレード』でも、キラキラした魔法の国を舞台に、7人は胸の奥に秘めた気持ちを隠し切れず、思いきり笑顔で歌っていた。女の子の恋する心模様を、「大好き」という気持ちを、そのまま歌声やパフォーマンスに投影した華やかな歌声と姿だ。その気持ちに引き寄せられるように、一緒に心が踊りだしていた。
「好き」という気持ちを思いきり解き放つのも恋心なら、胸の内に秘めた思いを少しずつ、そこへ情熱を注ぎながら届けるのも、同じ恋心。彼女たちは、熱情した気持ちを響かせるように彩音のカバー曲『ORANGE』を歌っていた。憂いを見せるその表情も、心惹きつける嬉しい魔力だ。7人の気持ちを一つにしたハーモニーも、強く心を揺さぶった。
先に披露した彩音の『ORANGE』は、活動して間もなく、まだオリジナル曲の数が少ない頃に、よくライブでカバー歌唱していた楽曲の一つ。5周年という一つの節目となるライブだからこそ、ピュアリーモンスターの歩みに欠かせない曲を持ってきたのも、長く見続けているファンたちには嬉しいサプライズだったのでは…。
次は、メンバーごとにユニットを作って歌う「セレクトコーナー」へ。トップを切った安藤鈴菜・勝野里奈・杉田夏海は、『DREAM PLANET』を歌唱。キラキラした爽やかな楽曲は、フレッシュな3人に似合う表情だ。笑顔を浮かべ愛らしい仕種で歌い踊るメンバーたちの姿が、とてもチャーミング。3人がステージから吹き込む爽やかな歌の風が、とても心地よい。
『多次元トラベリング』を歌ったのが、塙有咲と吉咲みゆ。2人が声を合わせ「キセキを君にもあげるよ」と歌いだしたとたん、胸がキュンと鳴った。2人は巧みなコンビネーションプレイを見せながら、観ている人たちの側へ寄り添うように温かい歌声を響かせていた。デュオという形を取ることで、それぞれの歌声の色や魅力を、より濃く感じられたのもファンには嬉しいこと。2人の歌声が綺麗にはまったときの爽やかさも魅力的だった。
このコーナーの最後を飾ったのが、立川怜奈と今野優月による『群青プロローグ』。この曲でも、それぞれの魅力を深く味わえたのはもちろん。胸に手を添えて歌う2人の姿も見えていたように、彼女たち自身が10代の頃のような眩しい思いを胸に秘めながら、未来へ思いを馳せるように歌っていた。
後半のブロックは、わちゃわちゃした元気さとぴゅあぴゅあな愛らしさをギュッと凝縮した『PURE×PURE×PURE』からスタート。ステージから飛び下りてきそうな…といったら大げさか。でも、無邪気な笑顔で、自分たちは楽しんじゃってるよという表情を見せるメンバーたちの姿を観ていると、気持ちが騒がずにいれない。この「楽しい」空気を、もっともっと膨らませたい。
たくさんの思いの輝きを集め、そこへメンバーそれぞれの想いを振りかけたうえで、未来へ向かう今の自分たちの意志を7人は『Juvenile』に詰め込んできた。過去に刻んだいろんな経験を糧に、これからも7人は輝きを求めて歩み続ける。5周年という一つの節目の時期に、今までの自分たちを認め、そのうえで踏み出す勇気を示したこの歌は、とても似合う表情だ。
大切な友達に向けて。いや,今は、ピュアリーモンスターのことを愛してくれる大切なファンたちへ向け、7人は『Forever My Friend』を歌っていた。弱虫だった自分が強くなれたのも、側でみんなが支え続けてくれたから。それをわかっているからこそ、その感謝の気持ちも込めるように、メンバーらは愛らしい歌声で、支えてくれる仲間たちへ向け「君は特別な友達だよ」と歌いながら、一緒に素敵な未来を描きだそうと呼びかけていた。
ここから、さらに熱狂を描きだそうと、ピュアリーモンスターは最新ナンバーの『Wake up to a Brand new day』を歌唱。「行こう 走り出せ 夢は道標」の歌詞のように、7人は、その先に光輝く理想の自分たちの姿に追いつこうと、ステージの上で駆けるようなパフォーマンスも見せながら、天真爛漫な姿で歌い踊っていた。明るく駆けるこの曲に触れていると、同じようにわくわくした気持ちを胸に心が駆け出す。気持ちを笑顔に染め上げてゆくこの歌が、大好きだ。
もっともっとわちゃわちゃした気持ちに心染まっちゃえ、一緒に背中の翼を広げて、輝いた明日へ向かってともに飛び立とう。そんな風に観ている人たちも巻き込みながら、7人は『Over the Future』を歌っていた。ときめいた心のリズムが、どんどん大きく鳴り出す。騒ぎだした気持ち、もっともっと解き放ちたい。
走り出した感情をもっともっと、もっともっと加速させるようにピュアリーモンスターは『Trip Stream!!』を歌唱。限界なんて飛び越え、気持ちが騒ぐまま、7人と一緒にはしゃげばいい。舞台の上、メンバーどうしで無邪気に触れ合いながら歌う姿も眩しいくらいに愛おしい。
最後に歌ったのが、ピュアリーモンスターの始まりを告げた『教えてダーウィン』だ。アニメ「セントールの悩み」のオープニングテーマとして放送。「未来は進化してく」と歌うように、始まったときも、丸5年経った今も、ピュアリーモンスターは進化を止めることはない。そう最後に宣言。7人は無敵の笑顔を浮かべ、観ている人たちに、一緒に進化してゆくための魔法をかけてくれた。
これからピュアリーモンスターが、どんな進化の未来を描き続けてゆくのか、引き続き、ここへ記録していこうか。
TEXT:長澤智典
セットリスト
『Opening SE』
『超純正ピュアリーチューン』
『瞬感リスグラシュ』
自己紹介
『まだ誰も知らない明日へ』
『Secret Story』
『らぶティカル☆パレード』
『ORANGE』
MC
『DREAM PLANET』(安藤鈴菜、勝野里奈、杉田夏海)
『多次元トラベリング』(塙有咲、吉咲みゆ)
『群青プロローグ』(立川怜奈、今野優月)
MC
『PURE×PURE×PURE』
『Juvenile』
『Forever My Friend』
ショートMC
『Wake up to a Brand new day』
『Over the Future』
『Trip Stream!!』
『教えてダーウィン』
★インフォメーション★
純情のアフィリア × ピュアリーモンスター 2マンライブ
【日程】2022年5月15日(日)
【会場】P.A.R.M.S 秋葉原店
住所:東京都千代田区外神田1-1-10 7F
【時間】開場13:00/開演13:30
【出演】純情のアフィリア、ピュアリーモンスター
【チケット】
優先入場チケット:5,600円
前売券:2,600円
当日券:3,500円
※1ドリンク代込
【配信】
視聴チケット:2,000円
※アーカイブは5/18 23:59までご覧いただけます。
[券売情報] 2022.4.24 18:00より整理番号ランダムにて販売開始
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