FEATURE
『MIRAI系アイドルTV主催ライブ』ライブレポート クマリデパート・Luce Twinkle Wink☆・#212・純情のアフィリア編
品川庄司がMCを務めるバラエティ番組『MIRAI系アイドルTV』。同番組が主催した『MIRAI系アイドルTV主催ライブ』が、4月3日にEX THEATER ROPPONGIを舞台におこわなれた。出演したのは、純情のアフィリア、エラバレシ、ピュアリーモンスター、Luce Twinkle Wink☆、Jewel☆Mare、クマリデパート、PinkySpice、PiXMiX、放課後プリンセス、花いろは、マジカル・パンチライン、#2i2、#よーよーよー、リルネード、BANZAI JAPAN、バクステ外神田一丁目、イケてるハーツ、Pretty Ash、Next☆Ricoと計19組。当日の模様を、ここにお伝えしたい。
クマリデパート
クマリデパートのライブは、この空間に春を連れだすように「サクラになっちゃうよ!」からスタート。この日の外は生憎の雨模様。だからこそ、この空間にだけでも美しい桃色の花々を咲かせようと、クマリデパートは「サクラになっちゃうよ!」を歌っていた。彼女たちの温かい歌声が、一人一人の心に暖かな春の風を運んでいた。メンバー一人一人の歌声が、観ている人たちの心の中で開花。とても温かい気持ちを感じながら、このひとときを過ごしていられることが、本当に幸せだ。
ここから、クマリデパートは、フロアの熱をアゲようとダンサブルでアっッパーな「極LOVE浄土」を歌唱。メンバー自身が気持ちのエナジーを高め、華やかに駆けるビートと感情をシンクロしながら、エモい歌声を響かせてゆく。とてもエモーショナルでスタイリッシュな、でも、ファンキーでお洒落ダンサブルな楽曲だ。気持ちが自然とアガり続けるのも納得だ。
楽曲は、一気にわちゃわちゃとはしゃぎだす。メンバーらはカラフルに弾け飛ぶエレクトロでダンサブルなチップチューン「あみだ☆ふぉーちゅん」を歌唱。次々とカラフルに、華やかに転調する楽曲と気持ちを重ねながら、メンバーらは無邪気に戯れていた。舞台の上ではしゃぐ彼女たちを観ていると、一緒にテンションがアガり続けてゆく。何時だって理屈など飛び越えたところで、楽しくなってしまうんだよな、彼女たちのライブは。
最後にクマリデパートは「シャダーイクン」を歌唱。6人はフロア中を楽しい大人のお遊戯の場に塗り替え、みんなと無邪気に踊り、はしゃいでいた。この楽しさ、ずーっと止まらないでいてほしい。このままずっとマジカルなワンダーランドの中、メンバーらと一緒に遊んでいたい!!!!!!
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Luce Twinkle Wink☆
キラキラとした歌の輝きを降り注ぐように、Luce Twinkle Wink☆のライブは「刹那ハレーション」からスタート。胸をキュッと疼かせる歌に気持ちが惹かれる。そのうえで、次第に熱情を増すように歌う彼女たちの姿に触れ、一緒にジワジワと胸熱な気持ちを高めてゆく。心の内に秘めた熱い気持ちが胸へ届くたび、その姿がハレーションを起こすように眩しく見えていた。
ここからは、最後までノンストップでお届け。彼女たちは「Symphony」「"FA"NTASY!」と歌いながら、わちゃわちゃ弾けた姿を見せてきた。メンバーらは愛らしい笑顔を浮かべ舞台の上でわちゃわちゃと戯れながら、弾けた乙女の姿を示してゆく。無邪気にはしゃぐ姿を、視線はずっと熱い眼差しを向けながら追いかけていた。
最後に歌った「Shall we Luce?」でも、彼女たちは心地よくスウィングする楽曲に身を預け、今宵の弾けた華やかなパーティに、さらに胸ドキドキの楽しさを描き加えてくれた。終始、愛らしさを振りまいていたLuce Twinkle Wink☆のメンバーたち。短い時間とはいえ、とてもドリーミーな物語の世界に酔いしれていた気分だった。
#212
スリリングな幕開けだ。#212のライブは、新曲の「SUPER FIRE」からスタート。冒頭から彼女たちは情熱とパワーを携えた楽曲をブースト。メンバーたちは凛々しい声を響かせ、高く右拳を突き上げ、会場やカメラ越しに観ている人たちへ向け、熱情した歌声とパフォーマンスをぶつけてゆく。心地よい緊張感を持ちながらも、躍動するビートが身体を熱く騒がせる楽曲だ。挑むように歌うメンバーたちの姿にも、視線がずっと惹かれていた。
「私たちは等身大の気持ちを歌っています」と語っていたように、彼女たちは飾らなく想いを。むしろ、つねに挑みかかる強い意志を、激しい曲調や歌声に乗せ突きつけてゆく。「SCAR」でもメンバーたちは、身体を大きく折り曲げ、沸き立つ熱情をフロアにいる人たちへぶつけるように歌っていた。途中には、会場中の人たちも巻き込んだヘドバンの光景も登場。渇望するように歌う彼女たちの雄々しい姿は、激烈した音の中、燃えたぎる姿として見えていた。
続く「どうでもいいじゃんか」では、明るく弾む楽曲に合わせ、メンバーたちも笑顔を浮かべ、胸に抱いた熱い想いを解き放つように歌っていた。ちょっとお茶目な仕種やパフォーマンスも加えながら、#212は華やかなパーティーロックを通し、観ている人たちの気持ちも開放し、楽しい空気の中へと巻き込んでいった。
最後に#212は「せめて月のように」を歌い、フロア中の空気をガンガンにアゲていった。メンバーたちも挑むような姿勢で、胸の奥から沸き立つ熱情を解き放つように声を張り上げ、この場にいる人たちの沸きたい気持ちを一つにしていった。なんてエモい歌声やパフォーマンスだろう。そのエナジーが、観ている側の気持ちも嬉しく騒がせていたのは間違いない。
純情のアフィリア
イベントのトリとして登場したのが、純情のアフィリア。ライブは,熱狂を描き続けたイベントライブへ、さらにわちゃわちゃしたときめきの魔法をかけるように「魔法のチョコレート伝説」からスタート。メンバーらは、愛らしい表情を浮かべ、甘くとろけそうな刺激を次々と振りまいてきた。彼女たちのライブに触れていると、ビターな刺激なんて全部消し去り、甘くとろける甘美な楽しさのみに包まれていたくなる。
凛々しい表情でメンバーらが歌いだしたのが、「それだけが、生きる意味なんだ」。アイドルとしての揺るがぬ強い意志と情熱抱いた想いを、彼女たちは「それだけが、生きる意味なんだ」と力強く歌いあげていた。純情のアフィリアのメンバーたちは、この舞台の上で歌い続けることが自分たちの生きる意味なんだと伝えるように、力強く右拳を突き上げ、自分たちの存在を示していた。
続く「Embrace Blade」でも、自分たちがアイドルとして、純情のアフィリアのメンバーとして生きる理由や証を示すように歌い踊っていた。メンバーらが気持ちを一つにして歌ったときの迫力は、嬉しく胸を騒がせる。何より、自分たちの生き様を知らしめるライブ構成になっていたところに、純情のアフィリアはこうやって意志を示しながら進み続けるんだという姿を見せてくれたようで嬉しかった。
最後も、ふたたび観ている人たちへ、胸をキュンとときめかせる魔法をかけるように「Sing a World ~キミがくれた魔法~」を歌っていた。とてもドリーミングな楽曲だ。この歌に触れていると、道なき道を彼女たちと一緒に歩み続けるのも悪くないなと思える。その道が舗装されてるのか、デコボコ道なのか、それはわからない。もしかしたら、ぬかるんだ道かも知れない。どんな状態だろうとも、そこを踏みしめ、一緒に確かな道にしながら歩む人生も悪くないなと思える。そんな冒険心という魔法を、純情のアフィリアは「Sing a World ~キミがくれた魔法~」を通して僕らにかけてくれた。
https://twitter.com/AfiliaSaga
TEXT:長澤智典