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2022.02.10
MiiS

愛らしさを際立たせた姿やいろんな表情を、轟音エモでダンサブルな音楽劇の中へとMiiSは描きだす。だから、その姿に強く惹かれ、病み付きになっていく。 MiiSライブレポート

 音楽事務所サンクレイド アイドル部へ所属するグループたちが集まり、毎月1回行っている無料公演。1月27日(木)に目黒鹿鳴館で行われたのが、新たにグループへ加わっためるみるくのお披露目ライブ。SK Covers・mememolic sympathy・芯辣melt・MiiS・2o Love to Sweet Bullet・君に恋をした。・めるみるくが出演したイベントライブの中から、ここではMiiSのライブの模様をお伝えします。


MiiS

 コンセプトは【アイサレタイ症候群】。5月22日には渋谷CLUB QUATTROでワンマン公演の開催も決定しているMiiS。この日は、3人でのステージに。ライブは轟音を上げながらスタート。冒頭を飾った「i.」を歌いだした瞬間に、轟音とは反比例する彼女たちの愛らしくキャッチーな歌声へ、一瞬にして心が惹かれた。そこに違和感を覚えるどころか、相反する要素の波長が心地好く重なり合っているからこそ、双方の良さを引き立たせあった音楽性へ気持ちが強烈に惹かれていった。 

  続く「Saturn Return Day」でも、彼女たちは激しさと愛らしさを巧みにクロスオーバーしながら、楽曲の世界へ見ている人たちを溺れさせる。胸をくすぐるキャッチーさと哀切さを覚える歌、激しさの中にエモーショナルさを抱いたサウンドを彼女たちは巧みに融合してゆく。でも、一番の魅力は、心躍らせるメロディーと、とても華やいだ彼女たちの歌声だ。それを活かすハードエッジでエモい楽曲たちだからこそ、MiiSの描く世界観へ嬉しく溺れてしまう。

  「GOLDFISH SHIT」「で彼女たちは舞台の前へと立ち、雄々しく拳を振り上げ高らかに歌っていた。触れた人たちの感情をエモーショナルな世界へ連れだす甘く激しい音楽と彼女たちの歌声へ、このままずっと溺れていたい。舞台上のパフォーマンスも華やかだ。3人とも、沸き立つ気持ちを、ダイナミックな動きを通して見せれば、しっかり煽る姿も示していた。

 走り出した楽曲は、さらに勢いを加速してゆく。続く「君はボク、僕はキミ」でも激しい音に触れ、身体を熱く騒がせながらも、やはり彼女たちの胸を躍らせる歌声を、耳や心が追いかけてしまう。激しいのに魅せる魅力を持っているMiiS。3人の息の合ったハーモニーも、ライブに華やかさと心引き寄せる要素を描き出す魅力になっている。

  ライブは止まることなく「8階から飛び降りたって僕は別に」へ、サウンドも激しく華やかだが、そこへ彼女たちがキラキラした輝きという彩りを加えることで、舞台上のメンバーらが、より可憐さを増して見えていた。音・歌・メロディー三位一体となった魅力と輝きをMiiSは放ち続ける。フロアでも、メンバーらの振り上げる拳に合わせ、大きく手を振り続ける人たちも大勢いた。
  
  MiiSは「焔」をブースト。爆走するエモくラウドなダンスロックの上で、彼女たちは、これまで以上に挑発した姿を見せていた。終始エモーショナルな姿で観客たちを熱狂の中へ巻き込みながら、MiiSは見ている人たちをエモい熱風の虜にしてゆく。

 最後にMiiSはメロディアスでキャッチーな「星回りバイアス」を歌いながら、それまでの熱狂の中へ見ている人たちを包み込む温かさを与え、会場中の人たちの心を抱きしめていった。アイドルらしい愛らしさを際立たせた姿や表情を、MiiSは轟音エモでダンサブルな音楽劇の中へと描きだす。だから、その姿に強く惹かれ、病み付きになっていくのに違いない。

TEXT:長澤智典


LIVE


セットリスト
「i.」
「Satura Reture Day」
「GOLDFISH SHIT」
「君はボク、僕はキミ」
「8階から飛び下りたって僕は別に…」
「焔」
「星回りバイアス」


アー写

MiiS
https://twitter.com/miis_idol

サンクレイド・アイドル
https://twitter.com/sunkrad_idol


3/30 1stフルアルバム『LINKING CELL』
リリース

東名阪ワンマンツアー『LINK』

◼️名古屋
4/17(日)今池3Star
◼️大阪
5/1(日)アメリカ村BEYOND
◼️東京
5/22(日)渋谷CLUB QUATTRO
※東京公演は一般入場無料
 

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