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2022.01.02
アイテムはてるてるのみ3

てっぺんを取るのは” てるてる”だ。 アイテムはてるてるのみ 3、豊洲PITワンマン公演が決定!! アイテムはてるてるのみ3 メンバーの地元巡礼!!全国ツアー2021〜東京編~を、ここにレポート!!

 メンバーたちの出身地を巡る全国ツアー「アイテムはてるてるのみ3 メンバーの地元巡礼!!全国ツアー2021」。同ツアーのファイナル公演であり、東京編となるライブが、12月30日(木)に大手町三井ホールで行なわれた。
 司会の人の案内や煽りを受け、アイテムはてるてるのみ3のライブは満員の観客たちの拍手を合図に始まりを告げた。

 暗くなった場内に流れた、今年1年を振り返った「NEWS」放送。突然、舞台上に嵐が巻き起こり、危険を知らせる赤いサイレンの光が点滅。「緊急事態速報/緊急NEWS」によると、日本中に前代未聞の嵐が襲いかかっているそう。荒れ狂う嵐吹きすさぶ舞台へ、幾人もの傘を差した人影が現れた。その傘は、風に煽られ揺れていた。でも、「日本で一ヶ所だけ晴れ間が現れた」という速報が入ってきた。そこが、大阪は梅田。そこから、埼玉県の浦和市、新潟、千葉、横浜と、次々晴れ間差す場所が現れた。その場所は…。そう、アイテムはてるてるのみ3のメンバーの出身地。ライブという太陽にも負けないパワーで、彼女たちは全国ツアーを通し各地に晴れた景色を作りあげてきた。そのパワーを最大限に発揮し、東京は大手町に吹き荒れるの嵐を消し去ろうと、10人は凛々しい姿で舞台へ姿を現した…。

  アイテムはてるてるのみ3らしい幕開けだ。嵐を吹き飛ばし、ここから新しいドラマを描き出すように。悪天候(憂鬱)な感情を一気に吹き飛ばし、フロア中の人たちの心を晴れ渡る空間へ連れ出すよう、ライブは、「新米てるてる参上」からスタート。彼女たちが掛けたマジカルな歌の魔法に触れていたら、自然と身体が空へ向かって跳ねていた。笑顔導く呪文のような歌に耳を傾けていると、顔の筋肉がやたらと緩みだす。アイテムはてるてるのみ3は、冒頭から晴れ渡るHAPPYな空間を、大手町三井ホールの中へ作りだしていった。

   さぁ、ここから一気にテンションというギアをMAXまで入れようか。アイテムはてるてるのみ3は「へっぽこ教頭ロックンロール」を歌いながら、一緒にこの人生を楽しもうよと熱い誘いをかけてきた。メンバーらがワッショイ大きく振り上げる手の動きに合わせ、フロアでも同じ振りをしながらはしゃぐ人たちが大勢登場。速くもこの会場には、祭り上がった人たちの熱気が渦巻いていた。

 「もう我慢できない!」と歌うメンバーの声に、胸がキュンとした。10人のメンバーたちが、舞台の上でガールズトークを繰り広げるようにわちゃわちゃとはしゃぎだす。明るく弾けたその様は、嬉しい衝撃だ。彼女たちは「衝撃的カンパイのニュース」を歌いながら、熱狂と可愛いという最強のアイテムで、この空間をカラフルに彩っていた。その楽しさに触れながら、冷静でいることなんて無理。もう我慢できない!!

 この日は2周年を祝うワンマン公演。2年で、この壮観な景色を作りあげたところに、アイテムはてるてるのみ3の勢いを感じずにいれない。

  その音楽は、いろんな明るい音の色を奏でる雨粒が、舞台の上で次々弾け飛ぶようにも聞こえていた。華やかな音色が踊る「雨空アイテム」に気持ちのリズムを合わせ、メンバーたちが軽やかにステップを踏みながら、無邪気な歌声を会場中に飛ばしてゆく。メンバーみんなで思いを一つに歌う声に触れていると、気持ちがどんどん晴れ渡る。いや、気持ちはとっくに晴れていた。ますますピーカンな気分に近づいていた。

  情熱的な赤系の色が炸裂。会場中の人たちのハートへ熱情を注ぐように、メンバーらは「電光石火のwwwふぁいや〜」を歌いながら、騒ぐ気持ちに拍車をかけていった。早口言葉のように次々と歌を繰り出すメンバーらの、超テンション高いメラメラな姿に圧倒される。身体は騒ぎながらも、舞台の上で歌い躍る彼女たちの姿を視線はしっかりと追いかけていた。メラメラ高ぶる感情、メンバーらと一緒にもっと熱情させようか。

   スキップしたくなるような軽快なリズムに乗って幕を開けた楽曲は、歌が始まるのを合図にキラキラしたパワーを一気に上げだした。A/Bメロは親しみやすく愛らしさを覚えるのに、サビ歌へ入ったとたんにテンポもテンションも一気にアップ。一緒に歌を口ずさみながらも熱情した景色の中へ溺れたくなる。「迷子のBuzz宣言」、めちゃくちゃ気持ちを笑顔で騒がせる楽曲だ。

  「起死回生 逆転の鐘を鳴らせ」、バーストした超カラフルでハイパーな音楽に乗せ,彼女たちは「逆襲パレード」を力強く歌いだした。パワフルなメンバーたちの歌声や振り上げる拳に合わせ、フロア中で数多くの拳やペンライトを握った手が突き上がる。熱く沸き立つ気持ちと、彼女たちの高揚した歌声、派手でカラフルに弾け飛ぶ楽曲が一つに重なりあったとたん、そこにはパレードという言葉に相応しい光景が広がっていた。高く掲げた10人の手を旗印に、一緒に熱狂を巻き起こしながら行進だ!!

 MCでは、「新潟の公演が急遽4公演になったけど、やりきった」などツアーを通しての感想を語っていた。次に披露したのが、この日が初披露となる新曲の「ドラマチックハクチュウム」。

  可愛らしさと愛らしさをたっぷり詰め込んだ、アイテムはてるてるのみ3らしい楽曲だ。キラキラした音のシャワーを浴びながらわちゃわちゃ歌い躍るメンバーらの姿が、とてもチャーミング。サビ歌ではメンバーと観客たちが同じ振りをしながら一体化した景色を作りあげていたように、初見で触れてもすぐ、一緒にわちゃわちゃした楽しさへ仲間入りしていけるのが嬉しい。白昼夢という言葉のよう「ドラマチックハクチュウム」に触れている間、僕らは夢の世界へ落ちてくような心地好さを覚えていた。

  メンバーたちが手を繋ぎ、フロアの中で輪を作りながら躍る場面も印象的だ。彼女たちはBPMの超速い爆裂チップチューン「サクラバケーション」に飛び乗り、超アゲな感情を魅力に歌っていた。アイテムはてるてるのみ3と言えば、BPM速くアッパーな楽曲が中心。その中でも猛烈にカラフルな音の牙を剥いてゆく歌に触れていると、気持ちが熱く沸き立つのは当たり前。彼女たちの歌やパフォーマンスに刺激を受けたら限界など忘れて騒ぎたくなるし、騒いでしまう。細かいことなんかどーでもいい。ただただ、気持ち騒ぐまま、彼女たちと一緒にはしゃぎ倒せばそれでいい。

  「い・く・ぞっ!!」の声をスタートダッシュに、メンバーらは凛々しい歌声を響かせ、満員の観客たちを熱く煽りだす。10人はパワフルでスピーディーな「DASH!!!」に乗せ、感情のギアをオラオラなモードにシフト。沸き立つ思いを突きつけるように歌っていた。10人の前のめりな歌声が、見ている人たちの理性をどんどん消し去ってゆく。一緒に全力で走りながら、いろんな困難を乗り越え、感動の景色をともに作り上げようじゃないか。駆けだした先にある扉を超えたら、そこにはきっと理想とする景色が待っているはずだから…。

  アイテムはてるてるのみ3は、南半球から夏という景色をそのまんま引き寄せてきた。10人は乙女色に心を染め、愛しい人への思いを膨らませるように歌っていた。夏を舞台にした恋は、人の気持ちを大胆にするという。だけど舞台上に描き始めた「夏色ココナッツI Love youで」という夏の恋物語には、大胆にはなりきれない、ちょっと照れ屋な女の子ばかりがキャスティングされていた。でも、恋に恋するように妄想する心が膨らむたび、彼女たち自身が熱い太陽のように心を燃やし、好きという気持ちを真っ直ぐにぶつけだしていた。     
            
  ふたたび「NEWS」が流れだす。すっかり吹き飛んだはずの嵐が、ふたたび襲いかかってきた。傘を手にした女の子たちが、必死に風をしのいでゆく。でも、強風に煽られみんなバラバラに。たとえバラバラになろうとも、夢見た理想の姿を一緒に求めあえる仲間たちと心を繋ぎあわせれば、嵐さえ吹き飛ばし、虹のかかった景色を引き寄せられる。その様は、まさにアイテムはてるてるのみ3の2年間の歩みと同じだ。

  ロマンチックな音色が、胸をキュンと鳴らした。彼女たちが歌いだしたのが、「UWABEだけのKIZUNA?」。彼女たちが歩んできた2年間の歩みと、メンバーやファンたちとの関係性を10人はこの歌に重ね、これからも一緒に夢をつかむまで進み続けようと誓い合っていた。落ちサビでフロア中に生まれたケチャする景色も壮観だ。彼女たちの思いへ共感したからこそ生まれたエールが、10人の絆をさらに深く結びあってゆく。

  アイテムはてるてるのみ3の2年間の歩みの中には、出会いや別れなどいろんな出来事があった。一つ一つの出来事が、メンバーたちの絆を強くすれば、アイテムはてるてるのみ3という存在自体も輝かせてきた。ときには、「ジューンブライド」のような、互いの道へと歩む別れ描く景色だってあった。そんなアイテムはてるてるのみ3が歴史の中へ刻み続けてきた景色を巡るように、歌が進んでゆく。彼女たちの歴史を見てきた人たちは、このブロックで流れる歌に触れながら、いろんなドラマを瞬間瞬間の中で思い返しながら、10人に熱い思いを捧げていたに違いない。

  ここまで歩いてきた道はけっして間違いじゃない。だから今、ここにはずっと見続けていたい最高の景色が広がっている。それぞれ歩みの歴史は違うけど、今、この10人で描いた物語が輝いているからこそ、この景色を作りあげている。「十色の奇跡」を歌う彼女たちは、これからどんな奇跡のような素敵な景色を描いてゆくのだろうか。僕らにどんな現実を吹き飛ばす楽しさを見せてゆくのだろう。だから、これからもアイテムはてるてるのみ3の描く軌跡を見続けていたい。

  最後にアイテムはてるてるのみ3は「いやになっちゃうわ」を歌いながら、自分たちの歩みや世の中を「こんな世界なら生きる甲斐あり」「出る杭打たれることもあり」とチクリと皮肉りながらも、一緒に素敵な未来を作り続けようと熱い誘いをかけてきた。満員の観客たちも、彼女たちの2年間という歩みを胸に刻みながら、これからも物語の続きをドラマチックに彩り続けようと約束を交わしあっていた。


 アンコールで彼女たちは、「ドラマチックなこの出会いに 雨が降っても虹が見えますように」と、新曲の「ドラマチックハクチュウム」をふたたび歌いだした。サビでメンバーたちと同じ振りを真似ながらわちゃわちゃはしゃぐ様が、早くも定着し始めたよう。この歌、これからもアイテムはてるてるのみ3のライブで、一緒に夢中になれる景色を作り出す楽曲になりそうだ。ぜひ,メンバーらと同じ振りをしながら、そのときごとのフロアに素敵な楽しい景色を描きだしてくれ。

 最後にアイテムはてるてるのみ3は、どんな嵐だって吹き飛ばし、君の心を晴れ渡らせるからと約束を交わすように「ハレルトイイネッ!!」を歌っていた。この歌を耳にするたび、心がキラキラと晴れだし、前しか向かない心になれる。だからフロア中の人たちも白いペンライトの光を灯し、この空間を輝きに満ちた世界に染め上げていたのだろう。晴れ渡るこの景色、次はどこにこの楽しさを描いてくれるのか。それが…。


 最後に、アイテムはてるてるのみ3の最新情報をお伝えしたい。アイテムはてるてるのみ3は,「てるてるがてっぺんを取る」を旗印に、7月9日(土)に豊洲PITでワンマン公演を行うことを発表した。さらに、2022年4月~6月では、東名阪ツアーを行えば、毎週金曜サブスク大量解禁【12曲】、6か月連続で新曲の発表と、新た強い動きを次々と示してくれた。
  2022年、アイテムはてるてるのみ3はかなり攻めた姿を見せてゆく。この動き、引き続き追いかけたい。


TEXT:長澤智典


LIVE

LIVE


セットリスト

「新米てるてる参上」
「へっぽこ教頭ロックンロール」
「衝撃的カンパイのニュース」
「雨空アイテム」
「電光石火のwwwふぁいや〜」
「迷子のBuzz宣言」
「逆襲パレード」
「ドラマチックハクチュウム」
「サクラバケーション」
「DASH!!!」
「夏色ココナッツI Love youで」
「UWABEだけのKIZUNA?」
「ジューンブライド」
「十色の奇跡」
「いやになっちゃうわ」

-ENCORE-
「ドラマチックハクチュウム」
「ハレルトイイネッ!!」


★インフォメーション★

2022年7月9日(土)
“FreeK史上過去最大規模”ワンマン
【#テッペンはてるてるのみ!】

~Road to 豊洲PIT~
①毎週金曜 #サブスク 大量解禁【12曲】
②6ヶ月連続 #新曲 発表【MVも?】
③#東名阪ツアー【4~6月】



\2022/7/9(土)/
アイテムはてるてるのみ3
#超超超ワンマンLIVE in 豊洲PIT
「テッペンはてるてるのみ!」

 

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