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2021.04.18
愛乙女☆DOLL

愛乙女☆DOLLの10年間の歩みを、シングル曲たちをギュッときギュッと並べて…。

4月4日(日)に愛乙女☆DOLLが、東京キネマ倶楽部を舞台に「愛乙女☆DOLL『もっとでっかくDECADOLL‼~らぶどる10年の軌跡~東京公演vol.1』」を行ないました。この日は、10年間歌い続けてきたシングル曲たちをまんべんなく配置しながらも、比較的に活動初期時に歌ってきた曲たちを多く並べていた。さらに、この日は二代目リーダーだった岩崎夢生もゲストで登場。当日の模様を、ここにお伝えします。

らぶどる

 SEが流れ出すと同時に、フロア中へカラフルなペンライントの光が灯りだす。ライブは、優しい声を響かせながら歌う「未来航路」から幕を開けた。イントロ後は、一気にテンションも、明るさや輝きもアップ。舞台上で6人は無邪気な笑顔を向けながら、ライブというHAPPYがたくさん待っている大海原へ漕ぎだした。とてもファンタジックで胸躍らせる幕開けだ。今宵の航海の先には、どんな素敵な出会いと物語が待っているんだろう。

ライブは、時空を行き来するように進む。愛乙女☆DOLLは、時間の波を少し遡るように「Heatup Dreamer」を歌いだした。明るく開放的な楽曲だ。でも同時に、前へ突き進む力強さを覚えるように、彼女たちの心晴れ渡る歌声に触れながら、一緒に気持ちを熱く高ぶらせていた。サビでは、大きく手を振るメンバーのたちの姿に合わせ、フロア中でもカラフルな光の波が大きくうねりだす。終盤に生まれた、メンバーたちの歌声と手拍子を通したやりとりも、にやけた笑顔が浮かぶくらいに胸を熱く奮わせた。

 続く、目映い光を解き放つ「BRAVER」でも、彼女たちは胸に夢や希望を抱きながら、無限に広がる未来への期待を胸に突き進む。信じた強い気持ちを心のエンブレムに、6人は揺るがない意志と、まだみぬ先の自分たちへ期待を馳せるワクワクとした気持ちを胸に歌っていた。その姿が、ますます眩しく輝きだす。その光をつかみたくて、フロア中からたくさんのペンライトの光が6人に向けられていた。

 

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「10周年ライブができるくらい愛乙女☆DOLLには長い歴史があるんですけど」とメンバーが語りたす。この日は、10周年を振り返る企画ライブの始まりの日であり、メンバーの佐倉みきがちょうど活動6周年を迎えた日。まさにグループの、そしてメンバーそれぞれの成長を確認してゆくライブにもなりそうだ。

 

 さらに時代を遡るように届けたのが、「Paradise in the summer」。この曲は、現メンバーでは初披露となる。しかもここからは、サマーソングを集めたブロックへ。乙女心もたくさん詰め込んだ「Paradise in the summer」を今のメンバーで歌う、その姿が新鮮かつ、なかなか似合う表情としても見えていた。キラッと輝く笑顔を見せながら、気持ちのアガる楽曲を胸躍らせ歌う姿が輝いて見える。このままもっともっと夏気分を高めていこうか!!!!!!

次に愛乙女☆DOLLが届けたのが、イケイケなサマーロックンロールチューンの「ラブリー☆メラメラサマータイム」。気持ちのボリュームを一気にフルテンに上げてゆく楽曲の登場に、心が騒ぎだす。正直、椅子に座って見ているのがもどかしい。でも、それくらい気持ちを沸騰してくれたのが嬉しい。やっぱり夏は猛暑のようなメラメラな環境の中ではしゃいでこそ。このブロックの愛乙女☆DOLL、上がった気持ちをキープするどころか、もっともっと限界を超えてアガっちゃえと無邪気に、明るくせまってゆく。

続く「真夏イリュージョン」は、昨年誕生した最新の夏曲。こちらは、秘めた情熱を燃やすラテン系の楽曲。同じサマーソングでも、その時代のグループの色に合わせ多種多彩な夏曲を描いてきたことを、このブロックを通して味わうことが出来た。愛らしい姿もチャーミングで惹かれるが、この歌で見せたような、妖しい大人の魅力で艶やかにせまる姿も見逃したくない。年齢面では似合う雰囲気ながら、何処か背伸びした感覚として見えてくるところが、より強く惹かれる要素だ。

 

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ここで、ゲストの岩崎夢生が登場。ここからは岩崎夢生を加えた7人編成のライブへ。飛びだしたのが、岩崎夢生がメンバー時代の愛乙女☆DOLLがよく歌い躍っていた「Wake up girls!」だ。彼女が今の愛乙女☆DOLLの中に混じっても何の違和感を覚えないどころか、ますますパワーアップした新生愛乙女☆DOLLのように見えてきたのが嬉しい発見だ。それだけ岩崎夢生が、今も現役感を持ってるということだ。もしやこのシリーズ、これからも歴代メンバーが出てきて、今の愛乙女☆DOLLと共演してゆくのだろうか。そんな想像を巡らせたとたん、めっちゃウキウキしてきた。舞台の上で無邪気にはしゃぐ岩崎夢生の姿も、眩しい。

続いて披露したのが、こちらも活動前期時代によく歌っていた「誰よりキミがNo.1」。ラブリーでキュートな、まさにピュアピュアな輝きを持った歌を、気持ちを乙女に、チャーミングな笑顔を浮かべ歌うメンバーたちの姿が、たまらなく胸キュンだ。きっとファンの中には、岩崎夢生の姿を通し、気持ちを当時にタイムスリップさせ楽しんでいた人たちもいたのでは?!

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岩崎夢生がリーダーとしてグループを牽引していた頃の話を、現リーダーの佐野友里子が話しだせば、岩崎夢生がリーダーを担っていた頃、日向春菜はまだ中学生だったことなどを、岩崎夢生自身が懐かしがるように語っていた。しかも4月4日は、岩崎夢生が6年前に卒業した日。いろんな想いを胸に抱きながら、懐かしい日々を振り返るように7人で語っていた。

 

次に披露したのが、岩崎夢生のソロナンバー「i」。この曲は、彼女が6年前に卒業したときにも歌った曲。彼女自身も胸にいろんな気持ちを抱えながら「i」を歌っていた。まさか、岩崎夢生の歌を、しかもソロとして聞けるとは。当時のことを知っているファンたちにとって至福のときだったのでは?!フロアには岩崎夢生のメンバーカラーになるオレンジの光がたくさん揺れていた。人によっては時代をあの頃に戻しながら。最近愛乙女☆DOLLのファンになった方は、愛乙女☆DOLLを支えてきたレジェンドの姿をしっかり瞼に焼き付けていった。終盤には、メンバーたちが寄り添い、彼女を笑顔で見守っていた。

7人の愛乙女☆DOLLとして最後に届けたのが、「セツナツ、ダイバー」。胸をワクワクときめかす楽曲に乗せ7人の歌声のシャワーを浴びていたら、このドキドキを止めたくない気持ちになっていた。7人の愛乙女☆DOLLが見せた華やかな姿。たった一人が加わることでじゃない。魅力を備えた一人が加わることで、グループのカラーがまた異なる輝きと彩りを放ちだす。岩崎夢生を交えたブロックで、愛乙女☆DOLLはその姿を示してくれた。

 

岩崎夢生がいた時代の愛乙女☆DOLLを懐かしがるわけではないが、続く2曲も比較的活動前期の歌。切なさと秘めた情熱を解き放つように、愛乙女☆DOLLは力強く「ビターチョコ・バレンタイン」を歌いだした。今の6人に、背伸びした乙女の心模様を歌う楽曲も似合う表情だ。それだけ彼女たち自身が、少女と女性の狭間で揺れる想いをリアルに伝えてゆく力を備えてるということだ。

続く「Bargain girl」で、彼女たちは妖しい姿で挑発するようにせまりだす。セクシーになりきれないアプローチも可愛らしい。この曲での彼女たちは、終始攻めゆく姿勢でせまっていた。6人の中に潜む妖艶で小悪魔な面も見せていたように、この手の表情もつねに味わっていたい。

 

時代は一気に最近に近づいた。飛びだしたのが「相対性理論」だ。この曲でも6人は、凛々しい表情と歌声を魅力に、見ている人たちへパワフルな姿でせまりだす。舞台を目一杯使ったダイナミックなパフォーマンスも、とても見応えがある。舞台劇を演じるように魅せる姿が、とても迫力を持ってせまってきた。その様へ、いつの間にか視線が釘付けになっていた。

岩崎夢生が、「一緒に歌いたい」とも希望していたのが、岩崎夢生が卒業後に生まれている「夜明け前虹が差す」。この曲でも彼女たちは、舞台劇の一場面を作り出すような姿をステージの上で魅せていた。楽曲自体が心を開放してゆく明るさを持っている理由もあるのか、晴れた感情を抱きながら、ドラマチックな6人のパフォーマンスを、先ほどと同じように誰もが熱い視線で追いかけていた。

すべての闇を解き放ち、眩しい白の世界へ染め上げるように。愛乙女☆DOLLは想いを放つよう、凛々しく力強く「光のシンフォニー」を歌っていた。ここで続いたドラマチックな曲たちを通し、愛乙女☆DOLLの持つ歌とパフォーマンスで見ている人たちの心を彩る感覚を、一人一人の心にドラマを映し出す様を、改めて味わっていた。情熱を沸き立てるミュージカルのようなステージングにも、すごく心が惹かれていた。

 

「今回のライブは、愛乙女☆DOLLのシングル曲とアルバムの表題曲でセトリを組みました」と、ここで、今回のセトリの意味を伝えてくれた。まさに、愛乙女☆DOLLの表の顔をたっぷりと味わえる内容だ。

 

らぶどる

 

ライブも終盤へ。ここからは活動初期の楽曲たちを次々と披露。飛びだしたのが、愛乙女☆DOLLの1stシングル曲「GO!! MY WISH!!」。愛乙女☆DOLLの始まりを告げた曲たちを、活動当初を知らない今のメンバーたちで歌唱。曲自体が色褪せない魅力を放っている。だからこそ、それを歌い繫いでゆくメンバーたちのそのときの色次第で、楽曲も、その時期の新鮮な輝きを放ちだす。それが歌を紡いでゆくこと。その意味を、改めて今の愛乙女☆DOLLのライブを通して感じていた。

時代の波を自由に行き交う航海は、「蒼い空を望むなら」へ。情熱的な楽曲へ、6人は切れ味鋭いパフォーマンスを通し、より凛々しさを描き加えてゆく。熱情した歌声が、胸にダイレクトに飛びこんできた。その歌や姿に胸が熱く騒ぎだす。躍動したその様に、心が熱く奮えだす。

これまでの表情を塗りかえるように、愛乙女☆DOLLが歌ったのが「High Jump!!」。とても明るく、何より、気持ちを天高く解き放つ最高の開放曲だ。サビでは、フロア中の人たちが空高く腕やペンライトを突きあげ、彼女たちと一緒に気持ちの中でジャンプしていた。力強く、満面の笑顔で飛び跳ね歌う6人の姿が、太陽に負けないくらいに眩しい。その姿に気持ちも強く引っ張られるからこそ、観客たちも空高く拳を振り上げ、心の中でハイジャンプしてゆく。たとえ制限はあろうと、心は間違いなく青空の下ではしゃいでいた。心を解き放つ、その歌のパワーが大好きだ。

最後に愛乙女☆DOLLは、長年ライブを熱狂で彩り続けてきた「カレンダーガール」を歌唱。10年間という日々をめくるように歌ってきたこの日のライブを締めくくるのに、この曲はピッタリだ。何時ものように胸をときめかせるだけじゃない。10年間という愛乙女☆DOLLの歴史を航海してきたからこそ、この曲へ、いつも以上にときめきを覚えていた。ほんと、彼女たちを。この場で感じていた熱情を、ギュッとギュッと抱きしめたい気持ちだ。

 

次は、どんな10年間の時空を日めくりする航海を魅せてくれるのか、とても楽しみになってきた。

 

<セットリスト>

「未来航路」
「Heatup Dreamer」
「BRAVER」
「Paradise in the summer」
「ラブリー☆メラメラサマータイム」
「真夏イリュージョン」
「Wake up girls!」
「誰よりキミがNo.1」
「i」 (岩崎ソロ)
「セツナツ、ダイバー」
「ビターチョコ・バレンタイン」
「Bargain girl」
「相対性理論」
「夜明け前虹が差す」
「光のシンフォニー」
「蒼い空を望むなら」
「High Jump!!」
「カレンダーガール」

 

写真:Tam
取材・文:長澤智典

 

<インフォメーション>

2021年5月9日(日)
『もっとでっかくDECADOLL !! 〜らぶどる10年の軌跡〜vol.3 大阪公演』
開場17:00、開演17:30
会場:梅田Zeela(ジーラ)
詳細はこちら
https://lineblog.me/lovelydoll_official/archives/9445332.html

 

2021年4月25日(日)
星凪桃佳バースデーライブ 2021
開場12:00、開演12:30
会場:東京キネマ倶楽部
詳細はこちら
https://lineblog.me/lovelydoll_official/archives/9440465.html

 

2021年6月6日(日)
日向春菜バースデーライブ2021
開場 17:00、開演 17:30
会場:東京キネマ倶楽部
詳細は後日発表
https://lineblog.me/lovelydoll_official/archives/9445388.html

 


 

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