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2020.12.02
わーすた

わーすた「The World Standard 2020~華麗にいただくにゃー!~」ライブレポート わーすたでいれて幸せだなと思えるのはファンのみんなのおかげです!!

約9か月ぶりとなる、有観客ライブに楽しみが膨らんでいるLINE CUBE SHIBUYA に、わーしっぷが募った。この日の公演がソールドアウト満員御礼になっているのがなによりの期待値の証だ。

 

「OVER TURE」が流れ、客席が立ち上がり5色の光の花が咲く。最新ミニアルバムより「清濁あわせていただくにゃー」からライブはスタートだ。軽快なギターリフに乗せられ、高揚感をあおるメロディに心が弾む。ミニアルバムで着用している新衣装で登場だ。久しぶりに生で聞く5人声の重なりに始まりから胸がくすぐられる。彼女たちに久しぶりに会うのがこんなに待ち遠しかったのかと、客席は身振り手振りで応える。

 

5人はも久しぶりのライブとファンの前では初披露曲だからか、緊張というよりまだまだ手探りな感じがしたが、なんのことはない「うるとらみらくるくるくるふぁいなるアルティメットチョコびーむ」で、いつもの感覚を思い出したかのように、ステージ中を動き回る。ハードなドラムのビートが、さっきまで感じていた緊張感を振りほどくように、どんどん、ファンを前にしてのライブが体になじんでいくようだ。

 

わーすた

「メンバーが今、やりたい曲、届けたい曲を持ってきました!」と坂元葉月の声でライブ再開だ。

わーすたは、主に廣川奈々聖、三品瑠香が歌唱をし、坂元葉月、松田美里、小玉梨々華がダンスを担う。

「遮二無二 生きる!」さわやかなメロディでキュートに「四季ドロップス」でしっとり聞かせてくる。この表現の振り幅がわーすたの実力だろう。コミカルでエンタメ性の強い曲からしっかりと声を届けるものまでこなすことのできるのがこの5人なんだろう。

 

一旦ステージを後にしWELCOME TO DREAM衣装に着替えて登場し「ゆるぷれいる」へ。ステージには、木馬やうさぎが並ぶセットに切り替わり、さながら夢の国だ。ワルツのリズムと5人のハーモニーにメリーゴーランドに乗っているようなメルヘンな気分になる。エレクトロなサウンドにコミカルなセリフ満載の「ゆうめいに、にゃりたい」そしてかわいい女の子の気持ちを綴った「ワンダフル・ワールド」へと、さまざまな展開に遊園地でいろんなキラキラを見せてもらっているような気分になる。

 

わーすた

 

坂元葉月は、すごくステージに対して丁寧だ。真摯に向き合っているのが伝わり、見ていて気持ちがいい。真面目さが、ダンスの動き、表情の作り方から感じる。その一生懸命な姿に目がいってしまう。自分がどんな状況でも、自分の役割をしっかり全うしようとする姿が清々しい。廣川奈々聖は、彼女しか持っていない魅惑のボイスで魅了する。アイドルとはこうだと言いたくなる"しゃくり"が気持ちいい。高い音に混じるハスキーな音が耳の奥をくすぐる。この声の響かせは、彼女にしか出せないし実力がなければなしえない。天真爛漫にステージで振る舞う姿でグループを引っ張る。松田美里は、ステージの芯だろう。当然のようにダンスは素晴らしいが、上手さに加え魅せるダンスだ。身長以上に大きく見えるのがその証拠だ。気持ちがいつもファンに向いているのだろうステージのどこにいても目がいってしまう。小玉梨々華は、ステージ上ではとても表情が素晴らしい。飾らないかわいらしさが彼女の魅力だろう。誰よりもステージを楽しんでいるからこそでてくるその表情と、しなやかに踊るその動きは内面にある柔軟性をも感じる。三品瑠香は、パワフルなボーカルの持ち主。ファルセットも気持ちがいいほど、のびやかな歌声がずっと聞いていたくなる音を奏でてくれる。その歌声は、いつかジャズやR&Bなどを聞きたくなるほどのものだ。感受性がとても強いのだろう、一つずつの所作に感情が乗る。天性の表現者かもしれない。

 

再び衣装替え、サンデー!サンシャイン!衣装で登場して歌うはもちろん「サンデー!サンシャイン!」世界中の各国をイメージするようなワールドワイドな雰囲気の衣装だ。ホーンの響きがお祭り感を煽る楽曲はまさに衣装とマッチしている。「JUMPING SUMMER」そこからぐっと大人な雰囲気へ「TOXICATS」ジャジーなサウンドがわーすたの新境地へ誘う。余所見は禁物よと、妖艶に踊る。またまたキュートからクールまで様々な姿を見せてくれる。

 

続いてのブロックでは、2020年春夏制服衣装だ。紺色のジャンパースカートに白いブラウスが眩しい。この衣装によく似合う「スイカ割り」に。ステージは、スイカ、カップケーキ、骨つき肉のオブジェが登場。それに合わせるように「大志を抱け!カルビアンビシャス!」と食べ物がテーマの曲が続く「べちょべちょパンケーキ?feat.そこの君。a.k.a ヲタ」は坂元、松田、小玉の三人で歌唱。セリフ混じりに同世代女子の演じる。とりあえずタピオカ飲もうかと「タピオカミルクティー」へ繋ぐ、"美味しい?" "おかわり?"いつもの掛け合いに、会場は手拍子や手ぶりで応える。

 

わーすた

 

4度目の衣装替えは、グッと大人っぽくサーモンピンクの衣装で登場。丈の長いスカート姿は珍しい。「Love Unmelt」「暮れないハート」と切ないメロディが続く、5年経った彼女たちだから、染みいるものがある。わーすたのイメージがいい意味で崩れていく。ただのアイドルではない、表現力の優れた5人なんだと、改めて実感する。次に歌う歌は、今、みんなに伝えたいことを歌にしましたと「Never Ending The World」へ。スクリーンに歌詞が映し出される「世界が変わったって何度泣いたって 心の基準は変えないでいて」と、わーすたとしてのスタンダード(基準)とファンへ届けたい思いをつづる。「やっと会えたね」と会場中に手を振る。それに応えるように色とりどりのペンライトが揺れる。本人たちも作詞に参加したこの歌は、今までのわーすたとは違い、順番に一人づつソロで曲をつなぐ、まさに全員で作り上げた思いを届けているようだ。三品は、歌詞込めた思いを涙とともに吐露するように歌っていた。

 

最後の衣装替えは、初披露、2020秋冬制服衣装だ。ベージュベースのブレザー風の衣装に胸のリボンが可愛らしい。

ここで嬉しい発表が

2021年春にNEWシングル発売と2021年3月27日6周年ライブをTOKYO DOME CITY HALLで開催することが発表された!5周年ライブに続き、生バンド構成でのライブだ。5周年ライブは残念ながら無観客ライブとなってしまったので、ファンの前で披露できるのを喜んでいた。

 

ここからはラストスパート「萌ってかエモ」から!いきなり、早くも生バンドで聴きたいロックバンドサウンドで盛り上げる!"ライブエンターテイメントだから"といろんな感情を感じて欲しいと会場を煽る。そして、盛り上がりの約束された「いぬねこ。青春真っ盛り」ファンもクライマックスだと、猫マネポーズの手ぶりで応える。ステージも会場もみんなで笑顔になれる、いい光景だ。「KIRA KIRA ホログラム」そして、最新ミニアルバムに収録されている「ハロー to the world」ラスト前の2曲はファンへ伝えたいメッセージを込めて歌う。久しぶりのファンの目の前でのライブで感じた思いを込めて、まだ先へ叫んでる世界中に届けハロー!まだ飛びたいんだ!と、会場中へ配信画面の向こうへ、そして世界の先に届くかのように、5人はまっすぐ前を向いて歌い上げた。曲中に舞い降りてきた白い羽は、まさに彼女たちが世界へ羽ばたき飛び立つ翼の一部のようだった。

 

「今日、やっとみんなの顔を見ながらライブすることができました。自粛期間中、わーすたでいられている自信をなくしてたけど、やっと(ファンの前で)ライブができて、私はここでしか生きられないんだなと実感しました。みんなの前で歌いたい歌を歌い、それが届いてたらいいな。先のことが決まりましたし、これからもっともっと会える時間が増えたらと思っています。これからもよろしくお願いします。」(三品瑠香)

 

「こうやって会えたことは簡単じゃないし、みんなが会いに来てくれたこと、そしてライブが開催できたこと、嬉しく思っています。本当にありがとう。なかなか約束ができない状況だったけど、少しずつですけど、みんなと会える約束ができていることが嬉しいです。またみんなに会える日を楽しみにしています。ありがとうございました。」(小玉梨々華)

 

「この日をずっと待ってて、会えていない期間にもファンのみんなが元気かな?何しているかな?といっぱい考えてました。ずっと会いたかったので、こうやって拍手とか視線を感じながら、ライブができて本当に幸せです。会えたことでこれからにすごく希望が持てました。

私たちが、わーすたでいれて幸せだなと思えるのはファンのみんなのおかげです。これからもよろしくお願いします。」(松田美里)

 

「今日は来てくれて、配信で見てくれて、会えない期間も好きでいてくれて、わーすたに愛を注いでくれて、好きになってくれて、ありがとうの気持ちでいっぱいです。不安の時もあったんですけど、今日このライブで自分の伝えたいことは伝えられたかなと、思います。これからもみんなにわーすた好きでいてくれるように頑張ります。今日は本当にありがとうございました。」(廣川奈々聖)

 

「今日は、わーすたに時間をくれて本当にありがとうございます。約9か月間会えなくて、オンラインでしか会うことができなくて、でも逆にオンラインを使って、全国の皆さんに会うこともできたし、今、オンラインライブが当たり前になってきているからこそ、生のライブの良さを体感していただいているんじゃないかなと思います。この9ヶ月間は全然無駄な時間じゃなかったと思いますし、これから会えなかった期間取り戻していけるように、いつかまたわーすたが全国に全世界に会いに行けたらなと思っています。これからも私たち、わーすたのことをずっと大好きでいてください。今日は本当にありがとうございました!」(坂元葉月)

 

と最後のあいさつをし、ラストは、みんなの明日もキラキラに輝きますようにと「Just be yourself」、ファンから送られてきた映像が後ろのスクリーンを埋め尽くす。ファンに愛されているわーすたらしい演出だ。6周年ライブに向けて、清々しい感動の中でライブの幕は閉じた。

 


<セットリスト>

00.over ture
01.清濁あわせていただくにゃー
02.うるとらみらくるくるくるふぁいなるアルティメットチョコびーむ
03.プリティー☆チャンネル
04.遮二無二 生きる!
05.四季ドロップス
06.ゆるぷれいる
07.ゆうめいに、にゃりたい
08.ワンダフル・ワールド
09.サンデー!サンシャイン!
10.JUMPING SUMMER
11.TOXICATS
12.スイカ割り
13.大志を抱け!カルビアンビシャス!
14.べちょべちょパンケーキ?feat.そこの君。a.k.a ヲタ
15.タピオカミルクティー
16.Love Unmelt
17.暮れないハート
18.Never Ending The World
19.萌ってかエモ
20.いぬねこ。青春真っ盛り
21.KIRA KIRA ホログラム
22.ハロー to the world
23.Just be yourself

 

取材・文:もりたはぢめ

 

<インフォメーション>

2021年春
NEWシングル発売決定!!

2021年3月27日(土)
わーすた6周年記念ライブ開催決定!!
会場:TOKYO DOME CITY HALL
生バンド演出あり!!

2020年12月28日(月) 
わーしっぷ大感謝祭2020
会場:Zepp TOKYO
-1部-開場14:00 / 開演15:00
-2部-開場18:00 / 開演19:00
全席指定 各4,500円(税込)
チケット情報&詳細
https://wa-suta.world/live/live.php?id=1085907

 

わーすた

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坂元葉月

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松田美里

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小玉梨々華

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三品瑠香

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